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マガジン一覧

長期投資は「知の総合格闘技」~奥野一成、白熱講義録~

NVICのCIO奥野一成が、高校生や大学生向けに行った講義内容を書き起こしでお届けします。 投資とは?価値とは?売らなくていい会社とは? 若者たちに生き方の新たな視点を持ってもらおうと、熱く語った内容をご覧ください。

奥野一成、母校に帰る2024~洛南中学でのキャリア教育講演会「自分自身のオーナーになろう!」~パート4

キャリアについて最後のまとめに入りますね。私のキャリアの話です。 理想的なキャリアとはなにか? 多分、僕も皆さんと一緒です。親の言うとおり、いい高校に入って、いい大学、京都大学法学部に入って、いい会社、日本長期信用銀行に入りました。当時の日本長期信用銀行は文系大学生の人気トップ3の1社でした。今ならマッキンゼーとかの外資系コンサルなのかもしれないですけど、当時は銀行が人気でした。 皆さんのお父さん、お母さんに聞くと「ああ、あのつぶれた銀行ね」と言われるかもしれません。

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奥野一成、母校に帰る2024~洛南中学でのキャリア教育講演会「自分自身のオーナーになろう!」~パート3

「利己」と「利他」株主、オーナーになったら儲かるのはよくわかった、なぜ儲かるのかもなんとなくわかった。このスライドでいくと真ん中の企業、ナイキの例でいうと、マラソンランナーの課題を解決しているから企業は儲けることができるということでしたよね。 企業が儲かればオーナーも儲かる、これは数学的、物理学的に揺るがないことです。 オーナーが儲かるとはどういうことか。顧客、たとえばアスリートですよね、もっと広げると社会なんですよね。要するに社会が豊かになっているんです。オーナーが儲

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奥野一成、母校に帰る2024~洛南中学でのキャリア教育講演会「自分自身のオーナーになろう!」~パート2

投資とは何か?投資についてお父さんやお母さんに聞くと「ギャンブルだからやめておきなさい」とか、おじいちゃん、おばあちゃんに聞くと「危ないから近づかないように」と言われるかもしれません。 皆さん、株式投資をギャンブルだと思っているんですね。画面を見て上がったとか下がったとか。最近では仮想通貨ですかね。 本屋に行くと、「簡単に儲けられる」とか、「xxxで簡単に2億円」という短絡的な本がズラッと並んでいます。これらは基本的にギャンブルです。 あれでお金持ちになることは絶対

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奥野一成、母校に帰る2024~洛南中学でのキャリア教育講演会「自分自身のオーナーになろう!」~パート1

皆さん、ご無沙汰しております。NVIC note編集チームです。 気づけばまたも1年以上、更新ができておりませんでした…。 さて、ここ最近、銀行や証券会社を始めとする金融機関による金融教育がこれまでになく盛り上がっております。 その背景には、2022年度から「学習指導要領」が改訂され、高校での金融教育が必修化されたこと、2024年1月から新NISA制度が開始したことにより投資の大衆化がより一層進んでいることがあるのではないでしょうか。 NVICでは、高校生向けの金融教育

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貯金20万円のアラサー女子が一念発起!ゼロから始める投資思考 ⑧一流投資家が見逃さない「営業利益が出続ける企業」の意外な特徴

 「投資は知の総合格闘技です。投資で成功するには、ビジネスで必要な知識を総合的に高めていくしかありません」  これは、『ビジネスエリートになるための教養としての投資』(ダイヤモンド社)という本の、冒頭の一節です。NVICのファンドマネージャー・CIOの奥野一成さんが書かれた言葉でした。  投資の勉強をはじめたばかりの頃、私はこの言葉の意図をうまく理解できていなかったように思います。いや、なんとなく言わんとすることはわかるのですが、実感としていまいちピンと来ない、という感じでし

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貯金20万円のアラサー女子が一念発起!ゼロから始める投資思考 ⑦オリエンタルランドと東宝に学ぶ「価値」の本質

「価値」とは、一体何か。  さて、あらためて考えるととても難しい問題です。あなたは、「価値」をどう定義しますか? もしも子どもに質問されたとしたら、どう説明するでしょうか。「価格」との違いは? 「100円の価格」と「100円の価値」という言葉にどんな違いがあるのかと、はっきり言語化できるでしょうか。  さて、今回のメンバーズカンファレンスでは、一見簡単なようできちんと説明するのが難しい、「価値」の本質について深掘りして考えてみたいと思います。「価値」とは一体何なのか、「価格

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貯金20万円のアラサー女子が一念発起!ゼロから始める投資思考 ⑥「日清」よりも「マルちゃん」に投資するべき理由

こんにちは。 東京では緊急事態宣言も解除され、街も賑やかになってきているように思います。 これまで我慢してきた分、発散したい方も多いと思いますが、くれぐれもコロナにはお気を付けください。 また、一気に寒くなりましたので、風邪など引かぬように気を付けてください。 さぁ、今回は9月のカンファレンスのレポートを川代紗生さんにレポートを書いていただきました。 日本にいると、東洋水産よりも日清の方が強いと思われる方も多いかもしれませんが、NVICでは米国の即席麺市場の動向も確認し、東

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貯金20万円のアラサー女子が一念発起!ゼロから始める投資思考 ⑤一流の投資家はここを見る!「成長するビジネスモデルの見つけ方」

こんにちは。NVIC note編集部です。 東京の緊急事態宣言も解除される見込みですね。もう宣言が発令されることなく、早く正常な世の中に戻ってほしいものです。 さて、今回も川代さんにカンファレンスに参加してもらい、レポートを綴っていただきました。 NVICが投資している企業は、『レーザーアンドレーザーブレードモデル』、いわゆるリカーリングビジネスを展開し、顧客を囲い込んでいる企業が多いです。今回、その一例として、「ユナイテッドテクノロジーズ」を取り上げ、カンファレンスでご説

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「おおぶね」船内アナウンス

「おおぶね」のクルーから、乗船いただいている皆様へのメッセージをお伝えしていきます。

「おおぶね」シリーズ受益者の皆様へ ~受益者様専用サイト開設のお知らせ~

 NVICが運用・助言を行う投資信託「おおぶね」シリーズを保有いただきありがとうございます。  「おおぶねオーナーズ・マニュアル」でも謳っている通り、私たちは「おおぶね」シリーズを通じて、皆様に投資先企業たちの「オーナー」として、その企業価値創造のプロセスを長期に渡って楽しんでいただきたいと考えています。  したがって、投資先企業や私たちの投資判断について、その「オーナー」である皆様にご説明することは、私たちの当然の責務です。これまで、ファンドの月次レポートを通じて、企業の

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「おおぶね年次総会」の開催時期変更について

皆さん、こんにちは。NVIC note編集チームです。 本日は、「おおぶね年次総会」についてのお知らせです。 NVICは、例年この時期に「おおぶね」の受益者様をお招きし年次総会を開催してきました。検討を重ねた結果、今回は新型コロナウイルス感染の状況を踏まえ、来年春の開催としたいと思います。 「おおぶね年次総会」は、NVICが運用・助言を行うファンドの受益者様に、ファンドに対する手触り感を持っていただくためのイベントとして、年に1回開催しています。ファンド、投資先企業に対す

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もしもピアノが弾けたなら~「おおぶね」の中、覗いてみませんか?~

世界中がステイホーム状態にあった4月上旬、「おおぶね」の船長である奥野は、自宅PCから流れるピアノの旋律に耳を傾けていました。 ジャズ・ピアニストの小曽根真氏が自身のFacebookページを使って、自宅のリビングからピアノ演奏をライブ配信する、『Welcome to Our Living Room』。 普段はあまり音楽を聴くことのない奥野ですが、チャットで寄せられる視聴者からのリクエストに、軽妙な即興演奏で応える小曽根氏の姿、その音色に、連夜酔いしれたそうです。 と同時

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おおぶねオーナーズマニュアル

NVICが運用助言を行う投資信託、「おおぶね」シリーズは、この4月から「おおぶねグローバル」「おおぶねJAPAN」を加え、フルラインナップとなりました。 これを機に改めて、CIOの奥野が、NVICの投資哲学、「おおぶね」シリーズに込めた想いを「オーナーズマニュアル」としてまとめました。 Berkshire Hathawayのウォーレン・バフェット氏による「An Owner's Manual」、Amazonのジェフ・ベゾス氏による所謂「Day 1」レポートのように、「おおぶ

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長期投資の学び場【NVICイベントレポート】

CIO奥野が登壇したセミナーやNVICで開催したイベントの内容をお届けします。皆様が投資について考えていただくきっかけになれば幸いです。

積立王子と考える長期投資~セゾン投信中野会長とNVIC奥野特別対談~その3

皆さん、こんにちは。NVIC note編集チームです。 今回は、セゾン投信中野会長との対談記事、第三弾です。 ファンドの運用者としての受益者や販売員への思い、そして長期投資家として走り続けてきた10年超の時間を振り返った気持ちを率直に語っています。 本シリーズラストです。お楽しみください。 全員が同じ船に乗る長期投資司会者:次のテーマに行きたいと思います。 セゾン投資さんの2ファンド、NVICの「おおぶね」シリーズ。それぞれをお客様に勧めるにあたって、大切にしてもらいた

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積立王子と考える長期投資~セゾン投信中野会長とNVIC奥野特別対談~その2

皆さん、こんにちは。NVIC note編集チームです。 本日は前回に続き、セゾン投信中野会長とNVIC奥野の対談の模様をお届けします。 昨今何かと話題の「ESG投資」、そして投資信託を通じた資産形成を考えるにあたって避けては通れない「手数料」について、長期投資家2人が熱い持論を展開しています。 長期投資とESG司会者:社会の変化が意識される中で、巷では「ESG投資」が話題になっています。「JAバンクでもESGにフォーカスしたファンドを扱わないの?」という声もいただくのです

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積立王子と考える長期投資~セゾン投信中野会長とNVIC奥野特別対談~その1

皆さん、こんにちは。NVIC note編集チームです。 今回は8月に開催されたセゾン投信中野会長とNVIC奥野のパネルディスカッションの模様をお届けします。 セゾン投信さんが展開される2つのファンド、「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」と「セゾン資産形成の達人ファンド」、そしてNVICが運用・助言を行う「おおぶね」シリーズは、ともにJAバンクが取り扱う「セレクト・ファンド」として選択されています。 今回の対談は、JAバンク神奈川さんにて開催された投資信託研修会

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【イベントレポート】『人生を豊かにする「長期投資」講座』をSHElikesで開催しました。

皆さん、こんにちは。NVIC note編集チームです。 6月にSHElikesにて『人生を豊かにする「長期投資」講座』を開催いたしました。 SHElikes(シーライクス)とは… 全国から累計2万人が受講する女性限定キャリアスクール「SHElikes(シーライクス)」。Webデザインやライティング・Webマーケティングなど、クリエイティブやビジネススキルを場所や時間の制限なく学べるコミュニティ。 今回は、シーライクス運営元のSHE様から、「ビジネススキルだけでなく、会員

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NVICアナリストのつぶやき

NVICのアナリストたちが、日々の業務や日常生活の中で得たちょっとした疑問や気づきを基に、投資を身近に感じていただけるようなコラムを綴ります。

NVICアナリストのつぶやき第14回 「菌と文化」

皆さん、こんにちは。NVIC note編集チームです。 NVICでは、アナリストたちが忙しい夏を過ごしています。 毎年6~7回の海外出張で海外企業との対話を行なってきた彼らも、今年は出張に行けず、電話会議やzoomを駆使した「バーチャル出張」を展開しています。 足と頭を使って世界中の企業を調査することを信条にしてきたチームですので、当初はリモートでの面談に戸惑いもあったようです。背に腹は代えられない状況で始めた「バーチャル出張」ですが、とくに既往の投資先との面談は、過去か

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NVICアナリストのつぶやき第13回 「アップル・トゥ・アップルとパウンド・フォー・パウンド」

皆さん、こんにちは。NVIC note編集チームです。 今回は、チームきっての体育会系アナリスト友野による、「働き方改革」シリーズ第三弾です。 過去の記事と合わせて、お楽しみください。 働き方改革についてその3  ~アップル・トゥ・アップルとパウンド・フォー・パウンドという概念~ 必死で準備して臨んだ社内の企業分析共有ミーティングでのひとコマ。 「それってアップル・トゥ・アップルじゃないよね。」 一言言い放たれて、アッ!と気付き、返す言葉もなく、ただ俯きグッと奥歯

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NVICアナリストのつぶやき第12回 「価値の在り処~大食漢の気づき~」

皆さん、こんにちは。NVIC note編集チームです。 本日はNVICイチのグルメ(?)アナリスト、小松によるコラムをお送りします。 価値の在り処~大食漢の気づき~ 突然の告白になるが、私は食べることが大好きだ。 「出没!アド街ック天国」、「寺門ジモンの取材拒否の店」などのテレビ番組に出てくるお店をチェックしては、時間をみつけて食べに行く、これが私にとっての至福の時間です。 そして、訪問した店を自分の中で勝手格付することがささやかな楽しみでもあります。将来的には高評

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NVICアナリストのつぶやき第11回 「国見という存在」

皆さん、こんにちは。NVIC note編集チームです。 今回のアナリストコラムは、チームきっての体育会系アナリスト友野が考える「強い組織の作り方」についてです。 前回のコラムの緩さとのコントラストもお楽しみいただきつつ、実はそこに通底する「上司いじり」を可能とする弊社のフラットな文化を感じてください。 国見という存在偶然なのか、あるいは必然的に巡り合ったのか、弊社の投資チーム12名のうち6名がサッカー経験者です。 その中でも傑出した経歴を持つAさんは、強豪ひしめく福岡で

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コルク佐渡島氏が考える「価値」

NVICが京都大学経済学部において、開設している寄附講義「企業価値創造と評価」。2019年度6月に行われた、株式会社コルク代表取締役の佐渡島庸平氏による「コルクの企業精神と役割」と題した講義の様子に、講義を聴いたNVIC奥野からの佐渡島さんへの手紙、そして佐渡島さんからの返信を加えた特別編集版をマガジンにまとめお伝えします。

8 本

将来性は「3つの軸」から捉える。長期的な視野の養い方について、奥野一成さんに聞く。

編集者という仕事の一番、面白いところは、一流の人に会えるところだ。『インベスターZ』というお金についての漫画の編集をする中で、一流の投資家に取材してきた。 中国で活躍するある投資家が、「日本で一番すごい人は奥野さんです。ぜひ会ってください!」と紹介をしてくれた。 そして、奥野さんと会って、僕もすっかり魅了された。奥野さんがやっていることは、シンプルだった。価値があることをしているけど、世間からは気づかれていない企業を見つけて、その会社の株を長期的に保有し、応援する。 奥

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¥500

『佐渡島庸平という人』 【京都大学寄附講義を終えて NVIC奥野一成】

佐渡島さんとの出会いは比較的新しい。 講義録でもある通り、ある運用友達からの紹介で「面白い人がいる」と聞いて会ったのは今年の初めだった。 表参道のカフェでお互いに小一時間話しただけだが、「この人は僕と同じ種類のことをやっている」と直感した。 佐渡島さんが対象にするのは漫画家・作家であり、そのコンテンツを取り扱う。 僕は運用者であり、もっぱら興味の対象は企業価値とその株価である。 一見全く異なることをしているように見える。 本当にそうだろうか? 佐渡島さんは「その漫画家

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『京大生vs佐渡島庸平』 【株式会社コルク代表取締役 佐渡島庸平氏 京都大学寄附講義から】

変化を感じる、自分を知る、挑戦するためには体感するしかない 質問① TikTokというアプリ中国出身のものです。去年くらいからでしたか、短い動画が制作できるアプリが日本市場に入ってきているようです。TikTokというアプリですが、それが注目を集めていると聞いています。そこの動きについてお聞きしたいのです。 【佐渡島氏】 TikTokを観ている人、いますか? わずかですがいらっしゃいますね。僕が知っている世間の20代の流行と、この講義に出席している人たちの流行にかなり差が

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『自分の好きな分人が活躍する社会 Vtuberという体験』 【株式会社コルク代表取締役 佐渡島庸平氏 京都大学寄附講義から】

自分の好きな分人が活躍する社会 今日ここにいる皆さんが、必ずしも自分の人生に満足しているかどうかはわかりません。しかし、これまで話したように家族、友達、職場、アルバイト先で、必ず皆さんの分人が構成されているはずです。 でも、どの分人にも自分で好きになれる分人がいない。 そのときにVR (Virtual Realityバーチャルリアリティ、仮想現実。コンピュータで作られた三次元空間を、視覚をはじめとする感覚をとおして疑似体験できる技術、以下VR)空間で新しい分人を持つと、全然

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