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マガジン一覧

29 本

45歳になりました。

NOSIGNER代表の太刀川英輔です。 去る1月25日、45歳になりました。 そろそろ人生の折り返しです、と言おうとしたのですが、どうやら違うようです。 昨年、WDO(世界デザイン機構)の理事に再選された世界デザイン会議ロンドン2025で、92歳のレジェンドたちに出会いました。ジェーン・グドールさんの最後の講演。そしてノーマン・フォスターさんの姿。お二人とも、まだ走り続けていた。その背中に深く感銘を受けました。 92歳まで現役で走るなら、折り返しまであと1年。46歳ま

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コーチングの源流、CTI。

NOSIGNER代表の太刀川英輔です。 その日本での歩みを支えてきたCTI JAPANに続いて、運営会社であるWAKEUP社のブランディングを担当しました。 このプロジェクトは、僕にとって単なる仕事ではありませんでした。 コーチングとリーダーシップという概念を深く理解する旅であり、僕自身と僕の関わる組織が成長するための、かけがえのない時間になりました。 CTI JAPANとWAKE UP、両方のブランディングとウェブデザインを手がける中で、それぞれに異なるアプローチを心がけ

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ミネルバ大学が進化思考を学びに来た理由──最先端教育が向かう先とは

NOSIGNER代表の太刀川英輔です。 世界の教育の最先端は、生物学の中に「創造性の未来」を見出しているのかもしれません。 3年連続「世界で最もイノベーティブな大学」に選ばれたミネルバ大学が、進化思考を学びにNOSIGNERへ来てくれました。 キャンパスを持たず、世界7都市を移動しながら学ぶ彼らが、いま日本に滞在しています。 11月6日、NOSIGNERを訪れたのは「意思決定科学」を専攻する大学院生たち約20名。 現役の政治家から企業リーダーまで、国籍も背景も多様な彼

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Eテレで放送されました! | 気候変動を学べる環境アニメ「Future Kid TAKARA」のデザインに込めた想い

NOSIGNER代表の太刀川英輔です。 気候変動を子どもたちに伝える環境アニメ「Future Kid TAKARA」がEテレで放送されました!📺🌍 NHKの環境アニメーション「Future Kid TAKARA」のロゴデザインやフォント、胸のシンボルマークや三角形グリッドのデザインルールづくりをNOSIGNERがお手伝いさせていただきました。 炭素構造にヒントを得た三角形をモチーフにしたデザインパターンや、主人公TAKARAくんの胸に輝くシンボルマーク。 気候変動という重

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INSIDE NOSIGNER

NOSIGNERのスタッフが持ち回りで、日々の業務のことや現在取り組んでいるプロジェクト、今ハマっていることなどさまざまなトピックをお届けします。

12 本

【STAFF NOTE】Designing with Intention

I came to Japan wanting to challenge myself, to step into a completely different culture and environment, and to grow both as a person and as a designer. That search for something unfamiliar and purposeful led me to NOSIGNER. I was drawn t

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【STAFF NOTE】A Journey of Creativity

HK → YOK Back in Hong Kong, I kicked off my design journey with grad school friends, sketching through late nights and digging through books for sparks of inspiration. Tachikawa-san’s Design and Innovation was a guiding light, shaping my p

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【STAFF NOTE】未来を考えるデザイン体験

私がNOSIGNERをインターン先として選んだきっかけは、未来の環境・社会・人々の生活を何よりも第一に考えると掲げているデザイン事務所であり、その上、デザインが素直にかっこいいからでした。 実際にそのような会社でインターンを経験して、学んだことがいくつかあります。 一つ目は、透明性のあるグループでの関わりやすさ。 毎朝、全スタッフが何時に何の作業をするかの把握と、個人的な作業に関する時間配分とワークフローを分かりやすく説明してくれたおかげで、作業ストレスを一人で抱えずに働く

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【STAFF NOTE】私が見た防災訓練

カタカタとキーボードが鳴り響く事務所。 ふと時計を見ると12時58分。「そろそろお昼かな」と硬くなった肩をストレッチしながら、 喉が渇いたと思い、机の上のコップに手を伸ばそうとした時、水面がかすかに振動しているのが目に入った。  あれ、まだコップには触れていない。 違和感…。  その瞬間、あの細くて鋭い不協和音が事務所に鳴り響いた。 地震速報だ。揺れは来ない。被害もない。ただ、音だけで何かが脳の奥に刺さる。瞬時に分泌されたアドレナリンによってかき乱された心拍数を落ち着

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81 本

『進化思考』をめぐる批評 三年の沈黙を経て−著者 太刀川英輔

はじめに2021年に刊行された『進化思考』(初版)は、山本七平賞を受賞するなど多くの評価をいただきました。一方で、それから一年ほど経った後、一部のネット上で激しい批判が展開されました。その中心となったのが、伊藤潤氏、林亮太(かめふじ)氏、松井実氏の3名の博士でした。これらの初版への批判は後に、『進化思考批判集』として2023年12月に出版されています。一方の私も同月、『進化思考[増補改訂版]』を刊行しました。 私はこの3年間、本批判の件について沈黙を続けてきました。 3年

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『進化思考批判集』批判 ver.1.2.0

2025/12/26 更新:大幅な修正 (ver.1.2.0)。詳しい修正内容は以下の通り。更新履歴は本稿最下部にあります。 以前の修正一覧 ↓ ⭐スマホだと引用部の改行が見づらいのでPCやタブレットでお読みになることをおすすめします⭐     初めに  本稿は『進化思考批判集: デザインと進化学の観点から』[1]  (見やすさと分かりやすさの観点から、本稿ではこれ以降『進化思考批判集』と省略して表記する) に関して批判を行うものである。まず初めになぜこの文書を書こう

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「進化思考」の進化の軌跡 (2025/11更新)

2021年4月に初版が発行された「進化思考」は、多くの出会いやご縁、読者や関係者の皆様からの応援やご意見によって成長を続けています。さまざまな反響を巻き起こしてきた進化思考の“進化”の軌跡をまとめました。 <はじめに>進化思考とは? 進化思考は、「変異」と「選択」を繰り返す生物進化の構造を、人間の創造性に応用する新しい思考法です。 提唱者である太刀川英輔が、誰もが創造的になれる自然の法則を見出すために長年かけて探求を続けた結果、進化論をアナロジーとし、発明やデザイン、イノ

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インドネシア語版『進化思考』の発売と新たな仲間たち

NOSIGNER代表 太刀川英輔です。 インドネシア語版の進化思考が、ついに発売されました! そしてこの国で気候変動に立ち向かう、心強い仲間たちができました。 奇跡のような出会いが続いたインドネシアの2年間 僕が初めて足を踏み入れてから2年間のインドネシアは奇跡的な出会いばかりで、あんまり整理できていません。 大袈裟に聞こえるかもしれませんが、本当にそんな偶然ある?という不思議なことばかりでした。 インドネシアは、これからリーダーになることが宿命づけられている国。

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WHY & HOW by NOSIGNER

「WHY & HOW」では、いまデザインが挑むべき社会課題(=WHY)を毎回一つ取り上げ、その背景を掘り下げるとともに、NOSIGNERが関わっているプロジェクト(=HOW)についてご紹介します。

15 本

デザインの「価値」と「コツ」を、社会課題やデザイン領域ごとにデータと実例で伝えるWebサイトを公開しました ーNOSIGNER Webサイトリニューアル

2025年8月19日、NOSIGNERは法人設立から12周年を迎えました。 その節目に合わせ、自社のWebサイトを全面リニューアルしました。 新しいWebサイトは、単なるポートフォリオや実績紹介のためのものではありません。 「デザインの社会的価値(=ソーシャルインパクト)」と「良いデザインを実現するためのコツ(=プラクティス)」をわかりやすく伝えるWebサイトになっています。 WHY :デザインのソーシャルインパクトとプラクティスを伝えるには?社会課題と向き合う現場で、デ

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アパレル産業は持続可能になれるか? | WHY & HOW by NOSIGNER Vol.14

「WHY & HOW by NOSIGNER」は、デザインファーム・NOSIGNER(ノザイナー)がお届けするソーシャルデザインマガジンです。いまデザインが挑むべき社会課題(=WHY)を毎回一つ取り上げ、その背景を掘り下げるとともに、NOSIGNERが関わっているプロジェクト(=HOW)についてご紹介します。 WHY #14:アパレル産業の持続可能性さまざまな課題を抱えるアパレル産業 春の訪れとともに新年度が始まるこの時期は、衣替えや新生活の準備をしながら、衣服を通じて気

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現代のオフィスは、本当に創造的な空間なのか? | WHY & HOW by NOSIGNER Vol.13

「WHY & HOW by NOSIGNER」は、デザインファーム・NOSIGNER(ノザイナー)がお届けするソーシャルデザインマガジンです。いまデザインが挑むべき社会課題(=WHY)を毎回一つ取り上げ、その背景を掘り下げるとともに、NOSIGNERが関わっているプロジェクト(=HOW)についてご紹介します。 WHY #13:オフィスの創造性向上創造性が発揮できない現代のワーカー 年の初めは仕事や生活の新たな目標を掲げるとともに、職場環境や日々の働き方に改めて向き合う時期

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地域の神社が担ってきた役割とは? | WHY & HOW by NOSIGNER Vol.12

「WHY & HOW by NOSIGNER」は、デザインファーム・NOSIGNER(ノザイナー)がお届けするソーシャルデザインマガジンです。いまデザインが挑むべき社会課題(=WHY)を毎回一つ取り上げ、その背景を掘り下げるとともに、NOSIGNERが関わっているプロジェクト(=HOW)についてご紹介します。 WHY #12:失われゆく地域の信仰地域の信仰を支えてきた神社 今年も残り数週間となりましたが、2024年は皆さんにとってどんな一年になったでしょうか。年の節目は、

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NOSIGNER NEWS

アワード受賞、出版、メディア掲載、イベント登壇などNOSIGNERに関する最新情報や、代表の太刀川英輔による近況報告、スタッフの持ち回り企画などをお届けします。

14 本

太刀川英輔がラスベガスのカンファレンスに登壇&ダブル受賞 | NOSIGNER NEWS Mar. 2025

アワード受賞、出版、メディア掲載、イベント登壇などデザインファーム・NOSIGNER(ノザイナー)に関する最新情報をお知らせします。 NOSIGNER NEWS太刀川英輔がラスベガスのカンファレンスに登壇&ダブル受賞 ラスベガスで行われた「 Education 2.0 Conference」にて、太刀川英輔がキーノートスピーチを行い、教育イノベーションの分野で「Excellence in Education Awards」を受賞しました。また、 同時開催されたフォーラム「

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「カプセル都市計画 パシフィコ横浜」セットBOXがリリース | NOSIGNER NEWS Jan. 2025

アワード受賞、出版、メディア掲載、イベント登壇などデザインファーム・NOSIGNER(ノザイナー)に関する最新情報をお知らせします。 NOSIGNER NEWS「カプセル都市計画 パシフィコ横浜」セットBOXがリリース NOSIGNERがデザインを手がけた「カプセル都市計画 パシフィコ横浜」のセットBOXが2月5日より販売開始されます。1/2500スケールで精巧に再現されたパシフィコ横浜のカプセルトイ全6種がパッケージされた特別仕様のセットBOXは、ヨコハマ グランド イ

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『進化思考』インドネシア版 出版記念展示が開催 | NOSIGNER NEWS Dec. 2024

アワード受賞、出版、メディア掲載、イベント登壇などデザインファーム・NOSIGNER(ノザイナー)に関する最新情報をお知らせします。 NOSIGNER NEWS『進化思考』インドネシア版 出版記念展示が開催 NOSIGNER代表・太刀川英輔による著書 『進化思考』インドネシア版の刊行を記念し、11月22日から28日まで バンドン工科大学で展覧会が開催されました。現地の設営の様子や太刀川のインタビューなどをまとめた映像も公開されていますのでぜひご覧ください。 横浜市再利用

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太刀川英輔がDFA Designer of the Year に選出 | NOSIGNER NEWS Nov. 2024

アワード受賞、出版、メディア掲載、イベント登壇などデザインファーム・NOSIGNER(ノザイナー)に関する最新情報をお知らせします。 NOSIGNER NEWS太刀川英輔がDFA Designer of the Year に選出 アジアに貢献するデザインを称えるために、2003年に香港デザインセンターによって設立されたDFA Awardsにおいて、太刀川英輔が「DFA Designer of the Year」を受賞しました。「DFA Designer of the Ye

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デザインと革新

NOSIGNER代表の太刀川英輔が2015年に出版した「デザインと革新」の内容がこちらに全て置いてあります。すぐ読めるものなので気軽に読んでみて下さい。

素直に失敗し素直に聞く

大学生の頃に、突然、僕の人生を変えるような大きな気づきを得た日がありました。部屋でゴロゴロと天井を見ながら、失敗について考えていた時のことです。 僕はその時、失敗を怖がっていました。知らないと恥ずかしい、何でもできないといけないと思っていて、誰かに失敗を指摘されたり、無知を悟られるのが怖いと思っていました。つまり当時の僕は、虚勢を張っていたのです。

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¥100

運は縁によって鍛える

「運が良い人」「運が悪い人」なんて、すでに運命が決まってるみたいにいいますが、運だって自分次第で向上できるものなのです。ここで運を向上する方法について、なるべく論理的に説明してみます。 「運」と似た「縁起」という言葉がありますね。この言葉のとおり、縁が起こるところに運は回ってきます。運を鍛えるコツは、社会との「縁=良い関係性」を強めること。この縁を強めるには、いくつかのコツがあります。 1つめは多様性を持つこと。多様な技術を身につけ、様々な友人を持ち、人生に多様性を持つと

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いい答えを出すより いい問いを生み出すこと

日本の教育では、幼稚園から社会に出るまでずっと必ず答えのある問題を問われ続けます。「1+1=2」のように明らかな答えが用意されていて、それさえ知っていれば誰でも簡単に教えられるように、教育のシステムが構築されているのです。そして与えられた問いに「上手に答えられる子=頭がいい子」として認定されます。さて、本当にそうなのでしょうか。 「1+1=2」のように答えのある問いは、過去に誰かが発見して証明したから存在しています。だからどんなに与えられた問いの答えを上手に出す練習をしても

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原点には強い答えがある

初めてイスをつくったのは、一体誰なのでしょうね。おそらく最初のイスは、人によってつくられたのではなく、大きな岩や木片に座った人が持ち帰ったところから始まったのではないのでしょうか。その日から現在まで、良いイスをつくるために無数のデザインがつくられてきました。背もたれがあるもの、アームレストがあるもの、スタッキングできるもの、ラウンジチェア、ソファ…そうやってイスは、まるで生物の進化図のように多くの種類に枝分かれをしてきました。 イスだけでなく、服も、家も、あらゆるものは歴史

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