D&Dソロジャーナルリプレイ小説 「去りゆく季節の名残を追って」の記事をまとめたマガジンです。
前回のあらすじドワーフの船大工ダカンソーから、金貨を盗んだペテン師の捜索を依頼された見習い占術師、ミルッカ・サルナトゥ。識別呪文と持ち前の推理力で賊の根城を突き止めた。 舞台は変わって沼地に佇む廃屋敷。おまけに狂った魔術師の持ち家といういわくつき。おともは怒れるドワーフと、厄介事好きの吟遊詩人。 はたして、はたして……。 魔術師の家手荒い歓迎 中天をとうに過ぎ、西に傾いた太陽が沼地を照らす。西日に当てられて、あちこちに蚊柱が立っているのが見える。ガマやショウブといった
前回のあらすじ父を探す旅に出ることになった見習い占術師、ミルッカ・サルナトゥは、占いの忠告に従い、まずは地元の村で旅の仲間を探すことにした。 ところが、立ち寄った酒場「錆びついた斧」亭で賭博師のイカサマを目撃。黙っていられない性質が災いし、思わず告発してしまった。 煙幕を張り逃走する賭博師、怒り狂うドワーフ、なぜか楽しげな吟遊詩人……。 厄介事の匂いがする。 ミルッカの手記 その2 朦々と立ち込めた煙が晴れると、案の定ペテン師の姿が消えていて、あとには古びた小瓶が一つ転が
前回のあらすじ見習い占術師ミルッカ・サルナトゥは、19歳の誕生日に占術の師である母、シャーヤ・サルナトゥから自身の出自を告げられる。 エルフである父について、体を流れるエラドリンの血について、そして幼少のころから備わっていた魔術的才能の由来について。 「家を出て、父を探し、魔法を制御する術を学べ」 師として与える最後の試練として課された母の言いつけに従い、若き占術師の旅が幕を開ける。 ミルッカの手記 その1スィランディル節、一の月二十二日 ミルッカ・サルナトゥこれを記す。
ごきげんよう。 不定期更新D&Dソロジャーナル 「去りゆく季節の名残を追って」 今回はその第0回。 キャラクター紹介やレギュレーション説明、ゲームに必要な舞台設定などをしていきたいと思います。 それではよろしくどうぞ。 キャラクター紹介ミルッカ・サルナトゥ ハーフエルフの占術師です。 詳しい設定やステータスはこちらの記事にまとめてあります。 プロローグ(※内容はキャラクター紹介ページの「過去の経歴と旅立ちのきっかけ」と同一です!) 物心ついた頃から、ミルッカにとって
ファンタジー世界創作に関するノウハウや知見をまとめた実録記事集です。
前回のおさらい前回の記事はこちら。 前回の記事では、暦作りに取り掛かるまでの経緯、臨時で使っていた仮の暦「冒険暦」を経て、新しい暦の方針を打ち立てるところまでをまとめました。 その方針とは ①数字が無闇に大きくならないシステム ②魔術世界としてのドーンを表現した背景 の2点です。 今回はこの2点を軸に、具体を詰めていこうと思います。 紀年法の類型はじめに我々が考えたのが、数字が肥大化してしまうことへの対処法です。 これに関してはシステム自体を変える必要があるという結論
前書きごきげんよう。 皆様いかがお過ごしですか。 こちらのnoteで連載している「去りゆく季節の名残を追って」も、最近すっかり更新が滞ってしまい、すっかり面目ございません。 というのもこれには訳がございまして、ここ最近はミルッカの冒険の舞台にもなっているファンタジー世界の創造に注力しておりました。 「ドーン世界」 我々がそう呼んでいるファンタジー世界は、ミルッカの冒険だけでなく、私どものプレイグループが普段遊んでいるD&Dセッションでも活用しているオリジナルのシェアワー
前書きごきげんよう。 皆さん、ファンタジー地図はお好きですか? ファンタジー小説の表紙裏なんかに描いてあるその世界の地図。 指輪物語やゲド戦記、エルマーとりゅう…… 例をあげればいくらでもありますけれども あれ、いいですよね。 私も昔からあの手の地図が大好きでして、どれくらい好きかと言うと自分でも描いてみるくらいなのですが 先日Twitterに自己流の地図の描き方を投稿したところ、予想外に反響をいただきました。 折角なので、その内容をまとめてこちらにも残しておこうと思