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マガジン一覧

BUNGEI-BU シリーズ

架空の能戸高校の文芸同好会物語

BUNGEI-BU|#シロクマ文芸部

「文芸部長に、俺はなる!!」 「そのセリフ、漫画の読み過ぎだよ。それに、今はまだ同好会だし」 能戸高校の文芸同好会は、現在会員が三人。しかも一人はほとんど幽霊会員だ。部に昇格するには、次の生徒総会までに最低あと二人は増やさないといけない。 「勧誘のチラシ作りだ!」 「なんでお前の夢に協力しないといけないんだ?同好会のままでもいいじゃないか」 「いや、仲間は多ければ多い方が楽しいぞ!たくさん作品が読めるし、創造意欲も湧くだろう?」 「それはそうだけど…ていうか、今の

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TSUNDOKU-BU|#シロクマ文芸部

「読む時間?ないよ。積読部だからね」 能戸高校に進学し、とても気になった積読部に体験入部してみた。 ここの高校にはユニークな部活がたくさんある。筋肉体操部…これは、絶対に「筋肉は嘘つかない!」とか言うテレビ番組の真似だろう。僕に筋肉は必要ないからな。本を持ったりページをめくる程度で十分だから。バーゲンチラシ研究会…?なんだろう?気にはなるけどチラシを読んで何かを研究するのか?でも文学的香りは感じないな。 そう。僕は読書が大好きなのだ。読書部とか文芸部みたいなのがあれば、

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BUNGEI-BU2|#シロクマ文芸部

「走らない橋の柱っていう話はどうだい?」 「だったら、笑わない藁の童の方が面白いんじゃね?」 「そうだな。笑わない藁の童の話しでも書くか…」 能戸高校文芸同好会の自称会長と自称部長の会話だ。相変わらずアイデアばかり浮かんでは消え…の活動が続いている。読書は好きだし、読んだ本の世界観について語り合うのも好きなのだが、自分が物語を作ろうとすると…うまくいかない。 「なぁ、はまらない浜の魬っていう言葉も浮かんだんだけど」 「なんとなくハマチの哀愁漂う世界が感じられるね。そっちも

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ある日の放課後|#シロクマ文芸部

珈琲と抹茶とどっちにするって、当然珈琲でしょ。それもカタカナ書きのインスタントみたいなコーヒーじゃなくて、こだわりが詰まった感の漂う漢字書きの珈琲一択で。だって私たちは究極の味の求道者なんだから。 ミルクは入れるかって、最初から入れるのは無しでしょ。まずは珈琲自身の色、香り、味を楽しんでから、ミルクなり砂糖なりを各自で好きにしたらいいと思うわ。 さあ、究極の珈琲とみんなが持ち寄ったお土産を一緒に味わいましょう! あら、今日はケーキが多い。モンブランがあるわ。ちょうど栗の

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博士と助手シリーズ

植物学者木下とその助手井上の日々日常を描いたショートショート集

【SS】自己紹介草|#毎週ショートショートnote

「これは新種に違いない!見たまえ、この草を。」 「これは… マメ科ネムノキ亜科のオジギソウではないんですか?」 植物博士の木下と助手の井上は、散歩がてらのフィールドワーク中に見つけた植物に注目した。 「一見、オジギソウにみえる。しかし、さっき触れた時の動きが… ほら、見てみろ!」 木下博士がその草に触れると、オジギソウのように触れた部分から葉が閉じていき、茎も垂れ下がるのだが、お辞儀の後に茎の根元にある白い萼みたいなモノがひょっこりと飛び出してきた。それは、名刺を差し

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【SS】自己紹介草②|#毎週ショートショートnote

「おい!井上。この草を見たまえ!」 植物博士の木下は、助手の井上を呼びつけた。最近、よくある在来種を新種と間違えた悔しさから、今まで以上に観察欲に熱が入るようになった。 「これは… アブラナ科ナズナ属のナズナ、ぺんぺん草ではないのですか?」 「今度こそ新発見だ!」 見ると、ぺんぺん草のぺんぺんと呼ばれる由来の三角形の部分が、なんと五本指のようになっている。 「本当だ!この草だけですか?」 「いや、この辺りのは全部、五本指みたいになっている。なんだか両手を挙げて歓迎

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【SS】朝の逆転②|#毎週ショートショートnote

「夜なのに、朝顔が咲いているぞ。井上!」 植物学者の木下と助手の井上は新種発見のフィールドワークを続けている。 「博士、ヒルガオ科サツマイモ属のヨルガオではないのですか?」 井上の言葉に博士は、 「いや、ヨルガオとアサガオは似ているが、葉の形状が違う。ヨルガオなら卵状心臓型だが、この花の葉はアサガオと同じ広三尖形をしている。花の色もヨルガオなら白だが、この花は紫色だ。どう見ても、アサガオだ。今の時刻は夜の8時過ぎなのに…」 「確かに見た目はアサガオです。不思議ですね

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【SS】2人用AI②|#毎週ショートショートnote

「最近、2人用AIというのがあるそうだな。井上。」 「博士。意外と情報通ですね。夫婦のような身近な関係の2人のデータを元に、より良い関係を構築すると謳う『アレックサ』のことでしょう?やってみますか。」 「名前もクサが付いてて我々向きだな。」 植物博士の木下と助手の井上は、各々の個人情報や知識等を入力し起動させた。 「アレックサ、この植物は新種だと思うかい?」 博士は、道端の雑草をかざした。 「。。。」 「反応が無いな。この花はどうだ?」 「。。。」 「博士、

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二人の景色

小鳥遊くんと涼風さんが見ている景色を中心に描いた物語

初夏を聴く会|#シロクマ文芸部

大学の購買片隅に貼られていたポスター。どこかに集まって、初夏を感じるイベントのようだ。僕はちょっと面白そうだと思い、ポスターのQRコードを読み込む。レポート提出日と重なっていたけれど、特に予定はない。参加費は無料だし、つまらなそうだったら退席すれば良いだろうし…  レポートはさっさと書いて提出した。いや、さっさとは書けていない。「初夏を聴く会って… 初夏じゃない季節の時は、何をするんだろう?」と、悶々としながら書いていた。イベントに参加する前から、終わってしまった後のことを

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冬を聴く会|#シロクマ文芸部

十二月になった。まだ本格的な冬は感じられないけれど、そんな時だからこそ『冬を聴く』にはピッタリなのかもしれない。 大学に入り、購買の片隅で見かけたポスターで知った『初夏を聴く会』に参加してから、僕はこの季節を感じるイベントに参加するのが楽しみになった。初夏の次は夏、夏は校内を離れ海辺で花火大会を鑑賞した。夜風に吹かれながら砂浜を歩く足音や打ち寄せる波の音、花火の音や歓声に耳を傾け、潮の匂いや風に混じる微かな火薬の匂い…そして隣を歩く浴衣姿の主催者、涼風さんのシャンプーか何か

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二人だけの聴く会|#シロクマ文芸部

雪化粧のキャンパスは、どこか異世界のように見える。歩き慣れた道も、知らない場所へ続いているような不思議な気がする。まぁ、大学1年の僕が初めて見る風景だから、こんな気持ちになるのだろう。 いつものパーカーの上にPコートを羽織り登校したが、雪は止んでいても寒く手袋もしてくれば良かったと後悔。手をこすり合わせながらレポート作成のため久しぶりに大学の図書館へ向かうと、受付で偶然『初夏を聴く会』等を主催する涼風さんに出会った。最近だと12月の『冬を聴く会』の時に会って以来だ。『クリス

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卒業式|#シロクマ文芸部

桜色の二尺袖の着物に紫の袴を着た涼風さんは、とてもきれいだった。 *** 今日は大学の卒業式だ。涼風さんは院に進むから、まだ卒業はしないけれど、学士課程修了の区切りとして出席している。僕は… なんとなく気になり、式典が行われる体育館へこっそりと覗きに来てしまった。 涼風さんは理学部の化学科だったかな。応用化学科というのもあるし、工学部にも環境化学科とかいうのがある。どれなんだろう…なんで、ちゃんと知っておかなかったのかな。学部学科毎に席が決まっているのは知っていたのに、

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連想ゲーム的な雑記

連想ゲーム的に思ったことを書き連ねた記事のまとめ

連想ゲーム的な雑記

3月に入り、暖かい日もあれば今日は寒かったりしたり。 3月、弥生… そういえば『弥生つめたい風』っていう歌があったよね。歌ってたのは誰だっけ? NSP(エヌエスピー)だったかな。で、NSP って本当は New Sadistic Pink の略なんだけど、めっちゃフォーク系だったな。まぁ、元々はロックでデビューしていたようだけど。NSP が出演してた番組は『コッキーポップ』!学生時代はラジオの深夜放送にどっぷりハマっていて、私はニッポン放送が好きだったから『あおい君と佐藤クン

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連想ゲーム的な雑記2

イチゴの季節もそろそろ終わり。朝食で食べたら少し硬くて酸っぱかった。 練乳あったら付けたいけど、練乳なんて無いし。そもそも練乳を普段常備してる家ってあるのかな?イチゴの季節やかき氷の季節に一時的に買ったりはしてるかもしれないけど、我が家は買っていない!練乳常備していると聞けば、イチゴ狩りよね。 イチゴ狩りの時に練乳入ったカップもらって、でもイチゴはそのまま何も付けずに食べて、練乳は最後にデザート的に舐めて終わる…って、お行儀悪かったかも。イチゴ狩りって最近行ってないなぁ…

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連想ゲーム的な雑記3

『はたらく細胞』を全巻(6巻)揃えた!しばらく読書?に励み、キャラ画も書けるよう修行したいと思う。ていうか、一度白血球さんを描いて児童に見せたら「凄い!ちょうだい、この絵!」と言われた。 昔からキャラ画を描くのは好きで、職場で児童たちに「(呪術廻戦の)五条悟描いて!」とか「(鬼滅の刃の)煉獄さん描いて!」とか言われ、なんとなくリクエストには答えられるようにしている。子供たちは「上手〜!ありがとう。」と喜んでくれているが、もっと上手に描けたなら…と心底思う。 キャラ画を描き

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連想ゲーム的な雑記4

冷やし中華始めました〜!今年初の冷やし中華。久しぶりに錦糸卵作ったら、ちょっと焦がしたし、途中きしめんみたいな太さに切れていたりして「ん?」と旦那に言われたりして… (^_^;)  暑い日は冷たいもの食べたいわよね。冷やし中華とか素麺とか。でも、素麺の気分ではなかったかな…  今日はちょっと甘酸っぱさで、シャキッとしたい感じだったから。トマト、キュウリ、茗荷、ハムそして錦糸卵になり損ねたものを載せて、美味しくいただきました。 我が家は素麺の時、かき揚げをつける。玉ねぎ、に

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【漫画感想】

ネットだったり書籍だったり… とにかく漫画の感想です。アニメではありません。

数学ゴールデン5|#漫画感想文

表紙は、音速の貴公子:芹沢英二(ロイヤル高校)でした!ちょっぴり、ダイスケ先輩かも…と思ったけれど。 その昔「大学に進学したら四色定理を解いてみたい」な〜んて夢を見ていた私。数学が得意だったわけではなく、ただ単純に問題を解く時のワクワク感が好きだった。数学の教員免許も取ったけれど、そちらの方面には進めず、今は小学校の放課後児童たちの見守り活動をしている。 振り返ると、あの若くてまだ柔軟な思考とやらができていた頃に、興味のあるものに精一杯打ち込める環境にいられたことは、幸運

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数学ゴールデン4|#マンガ感想文(昨日のお題出しそびれ)

自分のマガジンに『漫画感想』というのがある。その中でも推して書いているのが『数学ゴールデン』(作:藏丸竜彦)だ。夏休みが終わる頃に最新刊が出て… 今は4巻まで絶賛発売中! 数学ゴールデン… 数学はわかるけれど、ゴールデンってなんだろう?金色?黄金?黄金のように価値のある?… あぁ、数学が最高!と言いたいのかな。そんな不思議だけど熱い感じもするタイトルのマンガは、内容も熱い!数学オリンピック(←本当にあるのだよ)を目指す高校生たちの物語だ。 ただ勉強ができる、のではなくて、

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【漫画感想】 これ面白い!「え?大丈夫なの?」と思ったけど、原作者からもお墨…

【漫画感想】 これ面白い!「え?大丈夫なの?」と思ったけど、原作者からもお墨付きだから大丈夫。ここまでパロディにできるって、ある意味スゴイ…

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【漫画感想】いつかも書いたけれど『森林王者モリキング』を全巻揃えました!やっ…

【漫画感想】いつかも書いたけれど『森林王者モリキング』を全巻揃えました!やっぱりいいです、この漫画。普通に純粋に面白い。で、コミック化特典の『その後』的な物語とか… 私は漫画の脇役にハマる方ですが、これはメインキャラのモリキングが最高!

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気になるジョン

通勤途中に見かけるワンコ。とっても可愛い! ジョンの幸せを祈っての雑記。

気になるジョン

通勤途中で見かけるワンちゃん、ジョン。最近外に出てこない。ジョンは多分柴犬。で、15才前後だ。いつも玄関先の門柱に繋がれて、車道との境に座っている。ジョンの脇には、給水用の年季の入ったプラスチック製のたらい。そしてたまに太い縄でできた骨の形の遊具もあるが、私はその遊具で遊ぶジョンを見たことはない。 ジョンはとてもおとなしいワンちゃんだ。ご主人がエサをくれる時に興奮して飛び跳ね少し吠えるが、通行人に対してや小さい子がそばに寄って頭を撫でたりしてもジッとして動かず吠えない。「ジ

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気になるジョン−その後

暖かな午後の日差しを浴びるジョンの姿を久々に見た。元気そうでなにより。 ジョンの脇には、新しい水色の幼児用洗面器(底にクマのイラスト有り)が置かれて、きれいな水がなみなみと注がれてあった。以前のたらいは、新鮮な水だったとしても良い印象はなかったので改善されて良かった。 「ジョン!」と呼びかけたら『どちら様でしたっけ?』な顔をして、尻尾を振ってくれなかった。ちょっと凹む。 また、仲良くしてね。

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気になるジョン-その後2

またジョンが見られなくなった。しかも門の柵にはこんな掲示が…   いつもジョンをかわいがってくださる   方々へ       ジョンは今、体調を崩しています。   餌はやらず、頭をなでるだけに   してください。お願いいたします。 あぁ、なんていうこと!自称愛犬家の勝手な餌付けで、身体を壊していたのね… 我が家に10年前いた外犬愛犬アイシーも、あんぱん食べさせられてお腹壊したことあるし、ご近所の愛犬も毎日通りすがりのおじさんにパンの耳などを餌付けされていて体調を崩したの

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気になるジョン-それから

時々また姿を見せてくれるようになったジョン。以前は忠犬ハチ公の銅像みたいに前足2本立てて凛々しかったが、あの看板(注意書きポスター)掲示後は、コタツに丸まる猫のような姿で、門の前の陽だまりで寝ている。給水用のタライも水色から黄色に変わり、更に一回り小さくなった。 門の隣は駐車場で、時々野菜の路地販売が行われていた。販売者はジョンの飼い主ではなかったようだが、場所を貸しているからには知り合いなのだろう。でもジョンが体調を崩してからは見かけない。代わりに小さなベンチが置かれ、た

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迷作の森 壱

2000字位までの作品収納庫 ショートショート中心

【SS】騙せ林檎パン|#毎週ショートショートnote(裏お題)

僕は林檎パン。この町で一番美味しいと言われているパン屋さんの期間限定新作だ。名産地から選りすぐった林檎を使い、ちょっとオシャレに薔薇みたいな形にもなっている。最高だろう? 隣に並ぶのは、メロンなんか入っていないのに、お店で一番人気のメロンパンだ。 「やあ、新顔だね。林檎パン?期間限定なのか。まあ頑張ろうぜ。俺に勝てるかな、ふふふ」 くそっ、負けないぞ! メロンパンはコストも安く、飛ぶように売れている。僕の方は、値段を見て辞めてしまうお客さんが多いかな。 『もし、アイ

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【SS】噛ませ犬ごはん|#毎週ショートショートnote

「ねぇ、先生。噛ませ犬ごはんって、何?」 おひさま幼稚園で、いつも忍者の修行をしているケンちゃんが、質問してきた。 「聞いたことないわ。卵かけご飯の聞き間違いじゃない?」 「違う!噛ませ犬ごはん、って言っていた。パパが」 「お父さんが?どんな時に言っていたの?」 「新聞読んだ後、ママに『今週は噛ませ犬ごはんだ』って。どんなものを食べさせられるのか怖くって…」 ケンちゃんは、泣きそうになっていた。でも、その話しを聞いて、先生はピンと来た! 「ケンちゃんのおうちの新

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【エッセイ…なのかな】ハンドクリームと宮澤賢治

 一月は寒い日が続いている。今も日本上空には、強い寒気団が停滞しているようだし、日本海側は豪雪で命の危険もある。私が住んでいる辺りは、雪の心配はほとんどないけれど、珍しく水道管の凍結とかあったようだ。「今朝、顔を洗おうとしたら、お湯が出ないの!」一昨日、職場でスタッフと顔を合わせたら、そんな挨拶があった。しばらくしたら出るようになったそうだが、それくらい今年の寒さは厳しい気がする。  出勤して職場で最初にすることは、机や棚などの雑巾がけだ。小学校の廊下にある水場は、当然お湯

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【SS】ねぇ、知ってる?|#ストーリーの種

シュークリームはもともと、礼儀作法にうるさいフランスの貴族が、客人を試すために考案した菓子だという。 ーー えっ、シュークリームって、食べ方とかに何か作法があるの? あるんだよ。ナイフとフォークが一緒に出てきたら、君ならどうする? ーー 使わないから横によける。 おやおや、そのままかぶりつくのかい?フランスの貴族の前ではやめた方がいいと思うよ。まぁ、君は可愛いから何をしても許されるとは思うけれどね。 ーー ふふふ。可愛いは正義よ!でも、あなたから「可愛い」なんていう

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お年頃SEシリーズ

約40年前の出張した時の思い出話を綴ります

【エッセイ】お年頃SEの出張エピソード(修行編)まだ出張する前の話

約40年前の若い頃の思い出をつづる、ただそれだけのお話。特に配属直後の頃は「あの頃の私って…」と我ながら呆れることばかり。でも、よく頑張ったと褒めてやりたい気もする。 霞ヶ関編  盛岡編  鹿児島編  新潟編   広島編 新卒で某メーカーに入社し、約2ヶ月集団で社内教育を受けた後、配属されたのは水管理システムを担当するソフトウェア課だった。建設省(今の国土交通省)や農水省が主な顧客。世間知らずの私なんかが配属されて良いのだろうか…と思う間もなく、「あなたの教育係はNさんだ

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【エッセイ】お年頃SEの出張エピソード(霞ヶ関編)またの名を"初めての出張"

約40年前の若い頃の思い出をつづる、ただそれだけのお話。この、初めての出張の頃は本当に穴があったら入りたいことを、いろいろやらかしていたな…と思う。 修行編  盛岡編  鹿児島編  新潟編   広島編 自分の失敗エピソードで、2回ほど書いたネタだが改めてその記事を貼ろう。 最初の方の記事を参考にしていただきたいが、とにかくやらかしてしまった。天然にも程があるだろう…と、お叱りを受けても何も言い返せない状況だった。「ほら、あの子が例の自動ドアの女子だよ」と、伝説の笑い話ネ

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【エッセイ】お年頃SEの出張エピソード(仙台編)

約40年前の若い頃の思い出をつづる、ただそれだけのお話。「あの頃の私って…」と懐かしみつつ、若気の至りの数々を猛省しながらも一笑に付したい。 修行編  霞ヶ関編  盛岡編  鹿児島編   新潟編  広島編 「あなたはプログラム組んだことある?」 新しく班長になった人から、そう聞かれた。私はソフトウェア課に所属していたけれど、たまたまOJT(On the Job Training)の時にハード絡みのシステム設計をしたものだから、その後の仕事もずっとそのような設計ばかりで、

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【エッセイ】お年頃SEの出張エピソード(広島編)

約40年前の若い頃の思い出をつづる、ただそれだけのお話。突っ込み所が満載で「あの頃の私って…」と、呆れ返りながらも若気の至りということで、笑い飛ばしたい。 修行編  霞ヶ関編  盛岡編  鹿児島編   新潟編  仙台編 班長から「ちょっと頼まれてくれない?」と急遽増員メンバーに加わった。広島市内を流れる一級河川の管理システムを担当することになった私。 広島市は三角州地帯で、市内を流れる川もたくさんあり、流域面積も広い。この河川の治水は、市民生活や産業を守るためにも大切な

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応募してみました

コンテスト応募作品中心。 ・『私の王国』「お花とエッセイ」で入賞 ・『車のいろは空のいろ 白いぼうし/思い出の本』「読書の秋2021 読書感想文ピックアップ」に掲載 ・『北風とお月さま』「冬ピリカグランプリ」で入賞 ・『星とハンス』「夏ピリカグランプリ」で入賞

計算|#140字小説

「あー、なんで分数の割り算する時、ひっくり返して掛け算するんだろう?意味わかんねー」教わった気はするけれど、正直理屈ではなく手順として身につけた感じだ。「でも、約分していつの間にか分母とか簡単な数字になった時、マジ最高の気分になるし」そんな訳で分数の計算は、意外と楽しいし好きだ。 140字小説コンテスト『月々の星々』の『二月の星々』に応募したものです。(1作目) 今月のテーマは『分』の文字です。 計算問題は好きではないけれど、分数は好きです。 #140字小説 #月々の

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お手伝い|#140字小説

部室の奥、窓の左側の席が先輩の定位置。そこで先輩はいつも、ペープサート人形のメンテナンスをしている。「また手伝ってくれる?」その一言が聞きたくて、私は先輩の前に座る。「今日は何をすれば良いですか?」「色がはげた所の塗り直し」「了解」人形に色を塗りながら、私の心も先輩色に染まる。 140字小説コンテストの「月々の星々」の「一月の星々」に応募したものです。(3作目) 今月のテーマは「定」の文字です。 学生時代の思い出(片想い)を書いてみました。 #140字小説 #月々の星

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花とカキフライ|#140字小説

今日は旦那の定年退職送別会。夕飯はいらないと言うので、私はうどんを食べた。海老天も載せて、ちょっとだけ豪華に。やがて、花束等たくさん抱えた旦那が帰宅。「早く水を!」と渡されたのは、プリザーブドフラワー。水をやらなくても大丈夫だと伝え、「勤続お疲れ様、カキフライ食べる?」頷く旦那。 140字小説コンテスト「月々の星々」の「一月の星々」に応募したものです。(2作目) 今月のテーマは「定」の文字です。 もう何年か前の話になりますが、旦那が定年退職の日の思い出話です。切り花の花

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思いがけない花束|#私だけかもしれないレア体験

 人生半世紀以上生きてきて、花束というものをいただいた経験は何度かある。結婚式や誕生日とか、何かの記念にいただいた。今回は、そんな花束の一番初めての思い出を語りたいと思う。 ・・・・・  あれは、私が大学3年生の頃…  大学の建学祭でのこと。私は部活は文化系サークルで、文化部連合会(略して文連)に所属していた。文連は記念講演会を開催し、(誰だか忘れたけど)著名人を招き、文連に所属する約40サークルへ『さくら』の動員要請をした。動員しなくても会場は満員になったのだが、私は動

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迷作の森 弐

2000字を超える、私にしては長めの記事 エッセイとか創作短編とか

届け損ねていた「ありがとう」

多分ずっと、届け損ねていた言葉「ありがとう」。 いや、一応ちゃんとすぐにコメント欄で、お礼と感想の言葉は記した。でも… 記事にはしなかったかな。きっとこういうことって、失礼なことなのではないかと思い、だいぶ時が流れてしまったけれど、 感謝の気持ちを綴りたいと思う。 ・・・・・ 自分の書いた作品を朗読していただく機会が何度かあった。作曲していただいたこともあった。 まず、作曲から。 PJさん朗読よりも先(2022年4月)で、しかも自分から売り込み?に出た形だった。PJ

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【映画感想って言うほどのものじゃないけど】ロング・ウェイ・ノース

年末年始は旦那の実家に帰省するので、旦那はいろいろ録画予約をしていた。(私はしていない) で、帰宅してから気持ちばかりのお節やスナック菓子等を食べ、録画されていた『スポーツ王』とか『孤独のグルメ』とかそういうのをダラダラ見て、余暇を楽しんでいた。 「これはなんだ?」 それは、いつもの時間だと旦那の大好きな囲碁が録画されていたはずなのだが、新春ということで時間が変更となり、代わりに外国のアニメが始まった。『ロング・ウェイ・ノース』北極探検っぽい内容だ。何やら賞も取ったものら

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【エッセイ?】フォーク神様とビッグ法|#毎週ショートショートnote(祝一執念)

【めっちゃ長い前書き】読み飛ばしてよし!               ↓ 昨年の2021年は私にとって怒涛の一年だった。年の初めに父が亡くなり、その時母は(交通事故で)入院中だったから、葬式の手続きやらなにやらを私がした。弟もいるが遠地なので、葬式後の各種手続きや母の面倒とかは私がしていた。仕事(放課後児童支援業務で主任)もしていたから、しばらく毎日がてんてこ舞いだった。気持ちの吐け口…そんなものを求めてnoteに投稿を始めた。 初めは日記みたいな感じで、亡くなった父との

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折り紙の行方|箱の中の続編(約5800字)

10月くらいから、ポツポツと書いていました。 やっと書き終えたけれど、まだ推敲が足りない気もするけれど…UPします。 こちらの続編…というか、男子目線の話し。 僕はサッカーが大好きだ。将来はサッカー選手になれたら嬉しい。でも、僕より上手い奴は他所にたくさんいるから、まずは自分のチームで「アキトがいるから勝利間違いなし!」と頼りにされるくらいにならないと。 サッカーの練習はいくらでも頑張れるけれど、宿題は苦手だ。特に算数の計算問題なんて最悪。しかたがなくやっているけれど、

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