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マガジン一覧

小説イラストを褒めるロクト創作ハウス📣必要ならアドバイスも

【参加してくれたら、僕ができる限り(ここ重要)読みに行って良いところを褒めます!もし必要なら、アドバイスもできます✨️】 小説は書ききることが大切! そこで、僕は思いました。小説の初心者さんは、批評ではなく、誰かに褒められることによって伸びるのではないか? まあ、実のところをいうと、中級者は批評の方が伸びやすいと思いますが、初心者の方はぜっっったい褒められないとやっていけないですし、中級者以上の方でもそのような場所は必要だと思います!!そこで、さらに、僕は考えました!大規模のマガジンじゃなくても良いから、みんなが褒め合えたり、批評が必要だと考える人は、それを明記すれば批評も貰えるようなマガジンを作りたい✨️まだ詳しいルールや共同マガジン本体は作ってないので、詳しい説明はまた別の記事に出します👍 参加してくれたら、僕が読みに行って褒めちぎったりしにいきます!!露出の機会もゲットできます✨️

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南大阪アカンジャーズ 32話 世界、ちょっと待っとき(最終話)

役小角が、森を見た。 「山と水も忘れたらあかん。平和は人間だけで作るもんやありません」 河口慧海が言った。 「現場を歩かない者だけで決めるな。歩かん会議は、半分眠っております」 呂宋助左衛門が笑った。 「船も出しましょ。飯も薬も笑いも、運べるもんは運んだらええんですわ」 今井宗久は、さらさらと帳面に書いた。 「朝ごはん代、飴ちゃん代、座布団代、通訳代、茶碗代、現地調査費。全部、正式項目に入れます」 アンがのぞき込んだ。 「世界平和予算に、朝ごはん代」 宗久

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【創作大賞2026応募】果てしなき果てへ 第二部 まぞくの王 第四話

 第四話 二つの戦線 一、 聖都ラヴァーナを発つ前の夜だった。  フォルテスの城の一室を借りて、私たちは額を突き合わせていた。  ヴァルムーアを突くか。ラシュミールのナスティのもとへ急ぐか。その二択が、重く私たちの上にのしかかっていた。  「――両方は、できないか」  ぽつりと、フレイが言った。  私は顔を上げた。  「――両方?」  「セラスはいま、ラシュミールへ向かってる。だが本拠のヴァルムーアと、その属国は、セラスが出払った分、手薄になってるはずだ」

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​​​​​​【創作大賞2026応募】『コネクト・ハーツ ~三つの器とAIのある日常〜』  第十九話

第十九話 十年越しの答え合わせ  久遠からの連絡は、「準備に十日かかる」というものだった。  分離の手順を組むあいだ、僕にできることは、待つことしかなかった。家では、彼女がいつも通り、完璧に穏やかな日々を保ってくれていた。分離の話をしてからも、彼女の態度は何ひとつ変わらなかった。自分を解体する計画を聞かされてなお、いつもと同じ温度でコーヒーを淹れる。それがかえって、僕には応えた。  その十日のあいだのある昼に、詩織からメッセージが来た。  『近くまで行く用事ができた。お茶で

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【創作大賞2026応募】見えざる守り手と、その聖女――闇は、光に焦がれて 第二話

第二話 演じる者の、本当の涙    祝祷の聖女となっても、セレーネは変わらなかった。  ここが彼女の恐ろしいところだった。高みに据えられた者は、たいてい高みの匂いに染まる。声が少し大きくなり、所作を少し見せるようになり、いつのまにか「見られている自分」を生きはじめる。  イレーナがそうだった。残る五人の聖女も、みなそうだった。  セレーネは染まらなかった。  国中が彼女を仰ぐようになっても、彼女は朝いちばんに来て、誰にも言わず蝋を替えた。下働きの仕事を、誰も見ていな

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木陰の広場

ここは『木陰の広場🌱』 少し疲れた時。 誰かの言葉に救われたい時。 自分の想いを、そっと置いていきたい時。 そんな時に帰ってこられる、小さな広場です。 ここでは、数字よりも“想い”を大切にしています。 苦しかったこと。 嬉しかったこと。 一生懸命創った作品。 それらはきっと、誰かの心に届く“種”になると信じています。 イラスト、エッセイ、小説、日常。 無料・有料ジャンルは問いません。 ここが、誰かにとって 「いてもいい場所」になれたら嬉しいです🌱

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A Critical Review of English Education Part 10 (29)

For the past 485 days (cf. https://note.com/real_hare9943/n/n3e580aa008eb), we have picked out and been discussing the following sentence,  This is a pen. which unfortunately has long been stigmatized as a typical one of the most unexpect

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令和8年6月26日金曜日辛未

おはようございます😃 癒しと安らぎを贈る笑顔の配達人、しゅんちゃんですヾ(๑╹◡╹)ノ"♡  令和8年6月26日金曜日辛未(かのとひつじ)、今朝の目覚めはいかがだったでしょうか?   ⚪️   「一体どれだけ努力すればよいか」という人があるが、「君は人生を何だと思うか」と反問したい。努力して創造していく間こそ人生なのである。   ⚪️ 今日もその素敵な笑顔で周りの人達に幸せをお裾分けしてあげちゃってください😆 それでは元氣に行ってらっしゃい❣️ とほかみえみため🙏 #笑

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難易度:★★★☆☆|記録No.055: 静寂のコンシェルジュ|コメント欄でゲーム参加可|水平思考ゲーム

はじめにcoha様に作っていただいた真相の標本箱のテーマソングです!ぜひ、お聞きになりながら真相をお考えください。 この記事は、対話型推理ゲーム、水平思考ゲームの問題記事になります。ゲームに参加したい方はコメント欄でお待ちしています。 【問題】難易度:★★★☆☆(中級) 都会の喧騒から離れた静寂を求めて、男はあるホテルへとやってきた。 しかし、ロビーに入ってすぐに「何かお手伝いしましょうか?」と言われると、男はすぐさまそのホテルを後にした。 いったい何故? ◾️真

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おはよう、‪Hamu’s|金曜日のハムちゃん

みなさん、おっハム🐹 ハムハムハムハムはむかっつ~(*´○`)o¶~~🎶 今日から朝の新しい時間…… 『おはよう、Hamu’s』を始めます✨ 金曜日の担当は、 🐹 ハムちゃんです。 🐹 ハムちゃん 「おはよー‼️✨ 金曜日まで来たじゃん! もう、それだけでけっこうすごいよ😊 今日も無理しすぎず、 あとちょっとだけ一緒にいこー!✨」 ~🌙🌸‪🐹🍁🐦🌞~ それじゃ、みなさん。 今日もゆるっといってらっしゃい٩(๑>∀<๑)۶ #おはようHamus #Hamu's

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つながる日常|シーズン3

森と街、それぞれで過ごしていた日常がゆっくりと重なり始めるシーズンです。登場人物同士の関係や距離が変わり、これまでの出来事が少しずつつながっていきます。単体でも読めますが、ここまでの流れを踏まえて読むと、より立体的に楽しめる構成になっています。

【特別編】森のクリスマス会─街からの訪問者たち

森の空気がすぅっと澄み、 いつもより光が静かに揺れる—冬至の夕方。 空気中にはほんのり金色の粒が漂う。 風に乗ってちらちら光るその景色に、 森の住人たちは慣れていても、 街の人には“特別な夜のサイン”に見えた。 お嬢様は三度見した。 「……まぁ……なにかしら、この光……?」 テキパキが息をのむ。 「街では見たことありませんね」 シレットは静かに分析する。 「霧じゃない……光の粒……?」 彼女たちが歩いていた“いつもの帰り道”が、 その夜だけ、森の方角にふわりと明るく

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🦋01.メイのちょっと得した日

メイの部屋には、相変わらず服や 未開封の雑貨が散らかっている。 でも、レシートだけは違った。 家計講座に参加し、透明な袋に入れるように してから、床に増えなくなったのだ。 「……あれ? これ、家計のためっていうより、部屋の治安が守られてない?」 「一石二鳥じゃん!」 メイは袋を軽く抱え、 ちょっと得した気分になる。 その日の週末。 「マダム〜、最近前より散らからなくなったんです。レシート大作戦のおかげかも!」 マダムは穏やかに微笑んだ。 「いい変化ざます。家計

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🦋02.はじめて友だちができた日

昼下がりの午後。 アパートの前に、ひとつの人影があった。 メイだ。 「確か、この辺だったよね」 少し立ち止まり、周囲を見渡す。 風に揺れた手提げ袋が、かさりと音を立てた。 袋の中には可愛くラッピングされたクッキー。 「居るかな……」 そうつぶやいて、ドアをノックする。 コンコン。 少し間があって、ガチャリと扉が開いた。 「あら!まあ!メイさん!」 お嬢様の顔が、ぱっと明るくなる。 「お久しぶりですわ」 メイは少し照れたように笑う。 「元気してた? 近く

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🦋03.あの日の約束の続き

森の小道に、やわらかな光が落ちていた。 前に来たときより、少しだけ足取りが軽い。 (……外で会うのは、初めてですわね) お嬢様は、胸の前で小さく息を整えた。 前回は、部屋に来てもらった。 散らかったままの部屋で、紅茶を淹れて、クッキーをつまんで。それだけのことなのに、胸の奥に、あたたかい余韻が残った。 今日は、その続き。 「おーい!」 先に見つけたのは、メイの方だった。 手を振りながら、軽やかに近づいてくる。 「待った? ごめんね、ちょっと寄り道してて」 「い

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作者の創作記録

この森の外側で書いている記録。 物語の中では語れないことを、ここに。

【創作記録】0日目| noteを始めて一番大変だったのは、書くことじゃなかった

【創作記録|note0日目】 noteを始めたばかりの頃、一番大変だったのは「書くこと」じゃなかった。 むしろその前だった。 創作は、驚くほど一瞬で始まった。 何を書くかはすぐに決まった。 森という場所を思いついて、それからキャラクターを考えて、そのまま置いてみた。 絵は描けないけど、AIで作れるらしい。 プロンプト? よく分からないまま短い言葉を入れてみたら、 思っていた通りの絵が、そのまま出てきた。 「うそ!まさにこれ!」 ここまで、半日もかかっていない。

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【創作記録】1ヶ月目|気づいたら100話書いて燃え尽きた話

【創作記録|note1ヶ月目】 この1ヶ月は、ほとんど異常だったと思う。  創作が、止まらなくなった。 気づいたら次の話が浮かんでいて、 ひとつ書いたら、また次。更にその次。 書いても書いても終わらない。 そんな状態が、ずっと続いた。 私の場合、それがnoteを始めた日からだった。 キャラクターと世界ができた瞬間、 一気に全部が動き出した。 みんなが勝手に動く。 それぞれが好き勝手に話し出す。 最初は3人のつもりだったのに、 その日のうちに8人に増えていた。 しか

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【創作記録】2ヶ月目|止まっていないのに、進んでいる気がしなかった日々

【創作記録|2ヶ月目】 1ヶ月で100話書き切った後、あれだけ活発だった脳内が、ある日ぴたりと静かになった。 急にガス欠になったみたいだった。 ついこの間までフル回転していたものが、 音もなく止まる。 このあと、どうすればいいのか分からない。 ひとまず投稿頻度を決める。 好きなアニメが火曜と金曜だから、自分は月曜と木曜にしよう、なんて安易に決めた。 最初のうちは、楽しかった。月曜日と木曜日の夜に自分の作品が、ひとつずつ並んでいく。 まるで小さな展示棚みたいだった。

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【創作記録】3ヶ月目|note初心者が知った、継続する側の孤独

【創作記録|note3ヶ月目】 この頃になっても、書きたいことはまだあった。頭の中に溜まっていたものを外に出していく作業は、やっぱり楽しい。 書いたものを推敲して、それから画像も作る。思い通りの絵が出きあがると、つい口元が緩む。 どれも今までやったことのないことばかりで、流れるように続いていた。 その時、ふと通知のアイコンに目が止まった。 ずっとそこにあったはずなのに、ちゃんと見ていなかったもの。 開いてみる。 スクロールすると、経過がずらっと並んでいた。その中に、

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🧭ハヤトの冒険

森の深層で、長い間封じられていた気配がわずかに揺れ動く章。少年ハヤトの好奇心が、やがて森の大きな秘密へとつながっていきます。

04.森で一番見つける少年|ハヤト

─小さな探検家─ 森の奥を、ひとつの小さな人影がゆっくりと進んでいく。 ──『ハヤト』だ。 背丈も歩幅もまだ子どもそのものなのに、足運びだけは妙に大人びている。 落ち葉の厚み、枝のしなり、風が運ぶ湿り気まで読み取るように歩く姿には、森と長く付き合う者だけが持つような風格が宿っていた。 「…いい形の枝、見つけた」 足元に落ちていた小枝を見つけ、ハヤトはしゃがみ込む。 小枝を手に取って太さや乾き具合を確かめる。軽く振って、葉っぱや小さな虫が付いていないかもチェックする。

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08.ハヤトの素材探し|ひも木を求めて

朝の森は、まだ少しひんやりしていた。 ハヤトは小さなリュックを背負い、ひとりで森の奥へ歩いていく。 「今日は絶対、いい“ひも木”を見つけるんだ」 ひも木── 細くてしなやかな木の皮が取れる木。 乾かすと強い紐になるから、森では昔から道具づくりや編み物に使われてきた。アツコが数日前、ぽつりと呟いたことを思い出す。 “ひも木の上質な皮、しばらく手に入ってないのよねぇ…” それを聞いたとき、ハヤトの胸は小さくふくらんだ。森の仕立て屋の役に立てるなら、それだけで十分わくわく

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18.森で迷ったハヤトの目印

朝の光がまだ低いうち、ハヤトは昨日と同じ道を歩いていた。 倒木を越え、湿った土を踏みしめる。 昨晩の雨のせいか、今日も空気がまだ重い。 「この辺だったはずなんだけどな……」 昨日、曲がり角に大きめの石を置いた。 帰り道で迷わないように。 けれど、そこに石はなかった。 流れた土の跡と、散らばった小枝。 夜のうちに降った雨が、人知れず景色を動かしていた。 「あれ……?」 胸の奥がほんの少しだけ冷える。 迷った、とまでは言わないが、いつもの確信が揺らぐ。 「多分、こっ

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19.まだ大丈夫の代償

森の中で、ハヤトはふと立ち止まった。 右足の感触が、ほんの少しだけおかしい。 歩けないわけではない。けれど踏み出すたびに足元がわずかにぐらつく。 「……あれ?」 しゃがみ込み、靴を見た。 靴紐がゆるんでいるように見える。 紐に手を伸ばし、指で軽く引く。 ──ぷつん。 「あ……しまった」 乾いた音と一緒に、靴紐があっけなく切れた。 その場所を注意深く見つめると、 そこだけ少し色が変わっていた。 ふと、数日前を思い出す。 結び直したときに気づいていた。 少し傷んできて

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街の暮らし|シーズン2

森から一歩外に出て、街の暮らしを描く章です。 街の暮らしや新しい人物との関わりを通して、これまで見えていなかった一面が少しずつ見えてきます。森での基準を持ったまま読むことで、それぞれの違いやつながりが自然と感じられる構成になっています。 ※ この章は少しだけ重い話から始まります。

🏰01.守られすぎたお嬢様|カレン

いつもと変わらない屋敷の午後。 それは、完璧に整えられた舞台のようだった。 大きなテーブルに並んだ、色とりどりの果物と焼きたての甘いお菓子。 陽の光を受けてキラキラと輝いている。 カレンは席につき、フォークを手に取る。 「このケーキ、少しパサついていますわね」 カレンは悪意なくそう言った。 本当に、ただの感想だった。 執事はすぐに皿を下げる。 「申し訳ございません。焼き直します」 「いいえ、もう結構ですわ」 紅茶を一口飲む。 温度が、ほんのわずかに下がっている

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🏰02.屋敷が終わった日

屋敷の朝は、いつも通りだった。 磨き上げられた床と、美しく整えられた庭園。 呼べばすぐ来る執事。 だけど、何かがいつもと違う。 「今日はなんだか静かですわね」 違和感は小さい。けれど、執事の足音が止まっているし、いつものようなメイドたちの声もない。 廊下の先で、父と母が低い声で話しているのが聞こえた。普段は決して聞こえない、張りつめた声。 カレンはドアを開けようとして、手を止めた。 ──お嬢様たるもの、立ち聞きなどしてはいけない。 それが、この家の礼儀だったから。

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🏰03.何もわからない日

屋敷を出て、間もない頃のことだった。 午後の光が細い路地を照らす頃、古い建物の一室は、届いた荷物と段ボールで足の踏み場もない状態になっていた。 かつて広い屋敷で暮らしていたカレンにとって、この空間はあまりにも違う。 荷解きに時間がかかり、すべてを出した頃には、どこに何があるのか分からなくなっていた。 紅茶を淹れようとしても、カップが見つからない。ようやく見つけたと思えば、今度はポットが見当たらない。 結局、紅茶は諦めた。 「……こんなこと、毎日自分でやるんですの?

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🏰04.何もかもうまくいかない日々

屋敷を出て三日目。 泣くのは、もう終わりにした。 鏡の前で背筋を伸ばす。 だけど、ほんの一瞬、視線が定まらなかった。 小さな部屋の、小さなキッチン。 歩けばギシッと鳴る床。 「……よく見ると、悪くありませんわね」 そう言ってカーテンを開ける。 いつもなら、手入れの行き届いた庭園が広がる時間なのに、今見えるのは向かいの壁と細い空だけ。それでも、光は差し込んでいる。 「静かで、よろしいですわ」 遠くの方から通りの音が聞こえても、部屋の中は静まり返っている。 カレン

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森の暮らし|シーズン1

はじめて森を訪れる人のための入り口の章です。主役の三人を中心に、森での過ごし方や空気感を少しずつ知っていく流れで並べています。 ゆっくり歩くように読み進めると、自然と登場人物と距離が縮まっていきます。

00.暮らしの森

深い森の奥に、小さな集落がある。 朝になると誰かが木の実を拾い、 誰かが森で新しいものを見つけ、 誰かが今日も散らかす。 そんな暮らしの出来事が、 気づけば物語になっていく場所。 人はここを「暮らしの森」と呼ぶ。 はじめまして。 暮らしの森の管理人、こよりと申します。 ここは、私たちが暮らす世界とは少し異なる、 豊かな自然に包まれた森です。 私は現実世界からこの森をそっと見守り、 そこで暮らす住人たちの日常を、皆さんにお届けしていきます。 この森での出来事は、ど

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01.境界と始まりの朝

朝が静かにほどけていく。 私はいつものように窓際の椅子に腰掛け、 一冊の本を手に取る。 ゆっくりとページを開くと、視界がやわらかく揺れ、霧の向こうに細い石畳の道が現れる。 左右に並ぶ木々が、まるでトンネルのように道を包み、その奥へと続いていく。 ここは── この世界と『暮らしの森』をつなぐ、 境界のような場所。 本を開いた時に現れる、森への入口だ。 光のトンネルを進むと、向こう側の木の根元に『モコ』がいた。 寝ぼけ顔でしゃがみ込み、朝露に濡れた葉っぱを、ぼんやりと

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02.森で最初に出会った三人

その日は三人で湖へ来ていた。 湖面の光が葉の影と重なり、午後の空気がゆるく流れていく。 「水きらきらしてるモコ!」 ぱしゃ、と水がはねる音がした。 「楽しいモコ!」 「メイも走るモコー!」 水辺を走り回っているのはモコ。 森にいちばん溶け込んでいる子だ。 その横で、木陰にもたれかかりながら、 手をひらひら振っているのはメイ。 森でいちばん、楽をするのが上手な人だ。 「私はいいやー。見てる方が楽しいし。 モコって、ほんと元気だよねー」 湖の風が、さわさわと草木を

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03.森に一番溶け込む子|モコ

─ モコの一日 ─ 森の小道を、モコはゆっくりと歩く。 足元には柔らかな落ち葉が積もり、歩くたびにさわさわと音を立てる。 小さな手で拾った森の木の実やベリーを、ひとつずつ味わう。 「うん、今日もおいしいモコ」 モコは満足そうに頷いた。 時折、くるりと腕を回して背伸びをする。 鳥のさえずりが心地よく耳に響き、モコの呼吸も自然と落ち着いていく。 「ちょっと休むモコ」 そう言うと、小さな草の上に座り込んだ。 森の恵みを少しずつ口に運び、ゆっくりとした時間を噛みしめる。

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小さな家事レッスン

双子メイドのテキパキとシレットが、 散らかった暮らしを“回る状態”に戻していく実用シリーズ。完璧は目指さない。できない日が前提の、 疲れた人のための家事レッスン。

【保存版】もう迷わないシミ抜き|汚れ別に一発でわかる判断と手順書

お気に入りの服に、油やケチャップが跳ねてしまったあの瞬間。あんなに穏やかだった時間が、一気に慌ただしくなってしまいますよね。 シミ抜きって、日常で割と遭遇します。 そして一番やってしまいがちなのが、 “よく分からないまま手をかけてしまうこと”。 ✔︎ 水でいいのか、お湯なのか? ✔︎ こすっていいのか、ダメなのか? 今回は、暮らしの中でよく出会う 8種類の汚れ別のシミ抜き方法を 一発で判断できる形でまとめました。 ・何の汚れか分からない ・なぜその手順なのか知りた

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🧹【目次】双子の小さな家事レッスン|リンク集

暮らしの中で起きる「ちょっと困った」を、 短い物語でほどいていくシリーズです。 📖おすすめ ▶︎まずはここから 【保存版】シミ抜き|判断と手順書 完璧を目指さない暮らしの再起動マニュアル 📚順番に読む 🧋メイ|整わない暮らしの正体 ▶ 部屋が散らかる本当の理由|メイ① ▶ 床が見え始めた理由|メイ② ▶ 洗い物はテトリス|メイ③ ▶ 洗濯はぷよぷよ|メイ④ 👒お嬢様|崩れた暮らしを立て直す ▶︎散らかる家の共通構造|お嬢様① ▶ 8種のシミの落とし方|お嬢様②

🧹01. 部屋が散らかる本当の理由

双子の家事レッスン(メイの場合) メイの部屋は、 いつもより少し散らかっていた。 いや、正確に言えば「いつも通り」だ。 ソファに脱ぎっぱなしのスウェット。 床には、チラシとお菓子の袋。 そして、 なぜか充電ケーブルが4本。 そもそも、“来客前に玄関だけでもやる” そう宣言したのは、昨日の自分だ。 ……なのに。 玄関は靴であふれ返り、 棚の上には郵便物の山。 床には、なぜかエコバッグが3つ。 時計を見て、ため息が出る。 「いやいや、まずは玄関。玄関だけでも」

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🧹02. 片付けた覚えないのに

─集めるだけで、家は回る─ 温かな日差しが揺れる午前。 今日も森に双子がやってきた。 「あれ? メイさん、 前よりちょっと、床見えてません……?」 「え? そう?片付けた覚えないけど」 シレットが、視線を落とす。 「その袋は……」 「あ、これ? レシート。 今、マダムに言われて集めてるんだ〜」 テキパキの目が、キラリ✨と光る。 「それです!」 「え?」 メイは袋を軽く振る。 「いや、ただ入れてるだけだよ? マダムが1週間分を集めて眺めなさいって」 「そ

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📖 マダム・ザマスの教室

暮らしの森で、密かに頼られている家計の鬼教官、マダム・ザマス。物語を通して、我慢しない家計の作り方を学べます(全7話)

【目次】家計簿が続かなかった人へ|リンク集

🪧マダム・ザマスの7日間講座 暮らしの森で開かれた家計講座は、 家計簿がなかなか続かない人向けの “続く仕組み”を考える話です。 気になるところからで大丈夫です。 迷ったらDay1から。軽い読み物としてどうぞ。 Day1|やらないことを決める ▶ Day1を読む Day2|レシートを集めるだけ ▶ Day2を読む Day3|支出を3つに分ける ▶ Day3を読む Day4|守る支出を決める ▶ Day4を読む Day5|感情費に名前をつける ▶ Day

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家計簿は怖くないザマス!|続かない人のための7日間①

─やらないことから始める理由─ 森のはずれにある、 マダム・ザマスの自宅兼教室。 扉の横には、こんな張り紙が貼ってあった。 “マダムは厳しい” そんな評判が森には知れ渡っていたが、 張り紙を見た森の住人たちは、 少しだけ肩の力を抜いた。 ◾️講座のはじまり 教室には、それぞれの理由を抱えた参加者たちが座っていた。 ただ一人、モコだけが、状況を飲み込めないままきょろきょろと周りを見回している。 教室に入ってきたマダムは、静かに言った。 「静粛に」 「今日からあ

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今日はレシート大作戦ザマス!|家計簿が続かない人のための7日間②

「さあっ、森の住人たち。 今日はレシート集め大作戦ザマス!」 参加者の机の上には、 透明の保存袋、封筒、ビニール袋、 それぞれ小さな袋が置かれていた。 「すでに集めてきた人は、そのままで。 まだの人も、今日からで問題ないざます」 モコは、周囲を見渡しぽつりと言った。 「……見たことあるモコ。 メイの家にいっぱい散らかってるモコ」 「ちょ、ちょっとモコ!」 メイが慌てて、モコの口をおさえる。 教室に、小さな笑いが走った。 「静粛に」 「その反応で、十分ざます」

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今日は支出を3つに分けるザマス!|家計簿が続かない人のための7日間③

─マダム・ザマス式3分類とは─ 森の教室。机の上には、先週よりも少し膨らんだ袋が並んでいる。 マダム・ザマスは目の前に3つの箱を置いた。 「さぁ、森の住人たち。今日はレシートを 3つの箱に分けるザマス」 メイが反射的に言う。 「あれ?たったの3つでいいんですか?」 「いい質問ざます」 ◾️なぜ3つでいいのか 食費、日用品、外食、カフェ、服、美容、 娯楽、雑費…… 「初心者が一番つまずくのは、  項目の多さザマス」 「分類を増やした瞬間、家計簿は “管理”では

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