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マガジン一覧

ゆるふわな政治や経済

政治も経済も素人だけど、考えてることをゆるふわに書いていきます。そんなに長くないエッセイのようなものです。

27 本

防衛特別所得税と復興特別所得税と「財務省の陰謀」の話

(値段つけてますが、全文無料で読めます。投げ銭は歓迎) 財務省が発表した令和8年度税制改正大綱に「防衛力強化に係る財源確保のための税制措置」いわゆる防衛特別所得税を令和9年1月に開始することが書かれました。防衛特別所得税は岸田政権のときに防衛費増額のための「財源」として、タバコ税増税と法人税増税と合わせて方針が決められたものです。ただし、岸田政権は「増税メガネ」批判を受けて、開始時期の決定を先送りしていました。令和9年開始の方針は、自公与党時代に維新との三党協議で概ね決まり

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この選挙で国立大学運営費交付金は増える・・・はずだよ、公約によれば

(値段つけてますが、全文無料で読めます。投げ銭は歓迎) 前にも書いたんですが、高市内閣が初めて予算を作った昨年(今年度)の補正予算で、初めて国立大学の運営費交付金が421億円増えました。 これは、額面以上に画期的なことです。なにしろ、これまで文科省がどれほど運営費交付金増額を要求しても、財務省が頑として拒んできたからです。そこに風穴を開けたという事実が何より大きい。これから、運営費交付金が増えることを期待できます。実際、来年度当初予算でも運営費交付金が188億円増額されて

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減税に財源の話をしてはいけないの逆襲

(値段ついてますが、全文無料で読めます。投げ銭は歓迎) 以前、減税の財源なんて話をしちゃだめだって記事を書きました。あの時は主にガソリン減税の問題でしたが、ガソリン減税は実現したんで、今回は消費税減税を含む一般的な話をします。 減税の目的は経済の活性化です。消費税なら消費を増やして経済活動を活発にする。ところが、消費税を減税した分をどこかで増税したのでは、全体としては経済を活性化させません。もちろん、何を増税するかで、どの分野が活性化してどの分野が沈滞するかは変わりますけ

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統一教会と日本の政治と信教の自由

(値段つけてますが、無料で全文読めます。投げ銭は歓迎) 統一教会と政治家の関係がまた問題になっているので、少しおさらいしておきます。 日本は宗教国家ではなく、行政が特定の宗教を優遇したり便宜をはかったりすることは許されていません。それが政教分離の原則です。宗教団体が政治活動をすることは禁じられていません。だから、宗教団体が政党を作ることもできます。創価学会が作った公明党も幸福の科学が作った幸福実現党もオウム真理教が作った真理党も、それだけなら違法でもなんでもない。 当然

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大学っぽい力学入門

大学一年生で学ぶ程度の力学を解説する連載です。 単なるノートではなく、教科書として使えるレベルの本格的なものにします。 力学の教科書って世の中に掃いて捨てるほどありますが、定評ある教科書は限られていて、たいていは箸にも棒にもかからないんですよ。定評あるものでも、読んでみると共通に感じる不満はあるから、そういう点を少しでも解消できるなら、新たに書く価値があるはずです。この連載では、これまで大阪大学で講義してきた経験をもとに、論理的にすっきりさせつつ、特に学生が引っかかりそうなところを中心に式の意味や導出を丁寧に書いていきます。書籍にするとなると長さの都合で省いてしまうような、でもできれば知っておいてほしいこともnoteなら書けるので、いろいろ書くと思います。独自性が高くて、そこらの教科書よりは相当いいものになるはずです。 各記事はそれぞれ有料ですが、無料の記事も時々あります。

13 本

大学っぽい力学入門 (12)いよいよポテンシャルと力学的エネルギー保存則

ほんとは前回で力学的エネルギーの話を書いちゃうつもりだったのですが、意外に計算が多くて、仕事と運動エネルギーで終わってしまいました。今回はその続きとして、ポテンシャルを導入して、力学的エネルギー保存則を説明します。 力学的エネルギー保存則の重要性はどれほど強調しても強調しすぎることはありません。世の中のさまざまな現象が力学的エネルギー保存則によって決まっていて、あるいは制約を受けています。「力学的」とわざわざつけるのは、さらに熱もエネルギーとみなせば熱まで含めた一般的なエネ

7
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大学っぽい力学入門 (11)運動エネルギーと仕事の話

ここまでしばらくいろんな運動方程式を解いてきました。題材はまだいくらでもあるんですが、教科書でよく見る典型的な問題はだいたい網羅したかなと思います。ケプラー問題(惑星の運動)をやってないじゃんと思うかもしれませんが、それはあとでやります。 力学の一般論に戻って、今回と次回はエネルギーの話です。エネルギーという言葉はお馴染みで、「エネルギー問題」なんていう言葉がニュースによく出てきます。その場合に考えてるエネルギーは熱力学的なエネルギーで、それを議論するには力学的エネルギーの

8
¥200

大学っぽい力学入門 (10)強制振動の二階線形非同次ODEも頑張って解く

ちょっと時間が空いてしまいました。前回に続いて運動方程式を解きます。今回も計算が多いけど、運動方程式を次々とやみくもに解いてみるのは今回が最後で、次回は力学的エネルギー保存則に移るので、頑張ってついてきてください。 これまで2回続けて振動を考えました。振動現象はいろいろなところに顔を出す重要な現象です。今回は振動するものを外から揺することを考えます。そのためには定数係数二階線形非同次ODEというのを解かなくちゃなりません。前回と似てますが、前回は同次で今回は非同次。ひとつだ

8
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大学っぽい力学入門 (9)減衰振動を表す二階線形同次ODEを頑張って解く

運動方程式を解く練習も兼ねて、今回と次回は粘性抵抗中の振動に関係する問題を考えます。今回は外力がなくて振動がどんどん減衰する場合です。 問題設定は単純ですが、いろいろなところに顔を出すという意味で重要なのと、もうひとつ、運動方程式がひとつのパラメーターを含んでいて、その値によって運動が質的に変わる例としても重要です。 今回はそのために、定数係数二階線形同次ODEというタイプの微分方程式の一般論から始めます。これは電気回路の問題などにも出てくる重要な微分方程式です。丁寧にや

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統計物理のためのモンテカルロ法入門

モンテカルロ・シミュレーションの原理から拡張アンサンブルまでのチュートリアルです。今んとこ、サンプルコードはありませんが、気が向いたら作るかも

統計力学のためのモンテカルロ法: 超入門的な解説 (1)原理

統計力学で使えるモンテカルロ法についてもいつかちゃんとまとめなくちゃならないなと思っているのですが、これは研究室に配属された学生(四年とM1)に配るために作った簡単なチュートリアルです。練習問題もついてる。統計力学とかイジングモデルは知ってる前提です。実は英語版もあります。 これでも役に立つと思うので、3回くらいに分けて公開します。原理から始めて、拡張アンサンブル(交換法とマルチカノニカル法)まで。短いですが、内容は本格的なもので、ネットで見つかるたいていの解説よりきちんと

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¥150

統計力学のためのモンテカルロ法: 超入門的な解説 (2)緩和とか測定とか

前回の続きです。今回は物理量の測定について。緩和の話は重要だけど、あまりに入門的な解説には書いてないと思います。 物理量の測定 定常状態に達して以降は与えられた温度でのカノニカル分布に従って微視的状態が出現する。エネルギーのように各微視的状態ごとに計算できる物理量については、その単純平均が熱平衡値を与える。正しくは時間無限大の極限で熱平衡値に一致する。つまり、物理量$${A}$$の$${t}$$ステップでの値を$${A(t)}$$と書くと $$ \lim_{T\right

7
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統計力学のためのモンテカルロ法: 超入門的な解説 (3)拡張アンサンブルとレアイベントサンプリング

超入門と言いつつ、マニアックな拡張アンサンブルの話をします。これは、モンテカルロ法で熱平衡状態のカノニカル・アンサンブル以外のアンサンブルも作れることを利用する方法で、さまざまな応用が期待できます。ここでは概念だけ説明します。でも、マルチカノニカル法の初期緩和の話なんかは、ほかのどこにも書いてないんじゃないかと思うよ。 いちおう全3回の連載はこれで終わりですが、もしかしたら実例を作ったり、もっと書き足したりするかもしれません。 拡張アンサンブルヒストグラムreweight

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物理学のいろいろ

物理学のTipsとかややこしいことの説明とか、脈絡なくまとめます

12 本

交通渋滞の物理: 渋滞発生は相転移だという話

はじめにGWとかお盆とか年末年始とかにはどこかしらのテレビ局が交通渋滞について放送するものです。今年は僕がyoutubeに出してる動画を東北放送が見つけたようで、東北放送から声がかかり、その後系列の毎日放送とテレビ朝日と名古屋テレビにも出ました。こういうのは西成さんが出ることが多いんですけどね。僕は西成さんよりも原理主義的な説明をするかな。どっちにしても、交通工学とはちょっと違う視点からの解説が求められてるのだろうと思います。 この記事と補完的な解説動画も公開しています。

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¥100

統計力学のためのモンテカルロ法: 超入門的な解説 (3)拡張アンサンブルとレアイベントサンプリング

超入門と言いつつ、マニアックな拡張アンサンブルの話をします。これは、モンテカルロ法で熱平衡状態のカノニカル・アンサンブル以外のアンサンブルも作れることを利用する方法で、さまざまな応用が期待できます。ここでは概念だけ説明します。でも、マルチカノニカル法の初期緩和の話なんかは、ほかのどこにも書いてないんじゃないかと思うよ。 いちおう全3回の連載はこれで終わりですが、もしかしたら実例を作ったり、もっと書き足したりするかもしれません。 拡張アンサンブルヒストグラムreweight

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統計力学のためのモンテカルロ法: 超入門的な解説 (2)緩和とか測定とか

前回の続きです。今回は物理量の測定について。緩和の話は重要だけど、あまりに入門的な解説には書いてないと思います。 物理量の測定 定常状態に達して以降は与えられた温度でのカノニカル分布に従って微視的状態が出現する。エネルギーのように各微視的状態ごとに計算できる物理量については、その単純平均が熱平衡値を与える。正しくは時間無限大の極限で熱平衡値に一致する。つまり、物理量$${A}$$の$${t}$$ステップでの値を$${A(t)}$$と書くと $$ \lim_{T\right

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統計力学のためのモンテカルロ法: 超入門的な解説 (1)原理

統計力学で使えるモンテカルロ法についてもいつかちゃんとまとめなくちゃならないなと思っているのですが、これは研究室に配属された学生(四年とM1)に配るために作った簡単なチュートリアルです。練習問題もついてる。統計力学とかイジングモデルは知ってる前提です。実は英語版もあります。 これでも役に立つと思うので、3回くらいに分けて公開します。原理から始めて、拡張アンサンブル(交換法とマルチカノニカル法)まで。短いですが、内容は本格的なもので、ネットで見つかるたいていの解説よりきちんと

13
¥150
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ニセ科学とか科学リテラシーとか

ニセ科学問題ってのを長くやってきたから、文章がいろいろ転がってるんじゃないかと思って、マガジンにしてみます。どこかに発表した記事とか配布資料とか書いたっきりほったらかしてた記事とかが多いですが、新作もときどきあります。 各記事に値段をつけておきますが、全文が無料範囲にあるものが多いはず。たまにそうじゃないのもあります。

13 本

23種類のがんに反応するスクリーニング検査はかなり困る

(値段つけてますが、全文無料で読めます。でも、手間はかかってるから、投げ銭してくれると喜びます) 線虫(c. elegans)ががん患者の尿に含まれる揮発性物質に反応する性質を利用したと称するがん検査が時々話題になります。株式会社HIROTSUバイオサイエンスが提供するN-NOSEという検査です。 HIROTSUバイオサイエンスは2016年に広津崇亮さんが作ったバイオ・ベンチャー企業です。ウェブサイトの事業内容は「線虫および線虫嗅覚センサーを利用したがん検査装置の研究・開

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¥150

疑似科学の現在

(値段つけてますが、全文無料で読めます。気に入ったら投げ銭してください) これは岩波『科学』2006年9月号の『特集=疑似科学の真相/深層をよむ――なぜ信じてしまうのか』に寄稿したものです。執筆者のラインナップは以下のようになっています。 疑似科学の現在 菊池誠 疑似科学を信じる心のシステム 菊池聡 トンデモ科学の功罪 植木不等式 信じることと考えること 池内了 アトピービジネスの実態 竹原和彦 「知的計画」もしくは「創造論」を学校で教える米国事情 江木慎吾

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ニセ科学入門(2006年物理学会シンポジウム)

(値段つけてますが、全文無料で読めます。投げ銭は歓迎) 2006年に日本物理学会の年次大会で『「ニセ科学」とどう向き合っていくか』といういうシンポジウムをやりました。田崎晴明さんが言い出しっぺで、田崎さんと天羽優子さんと池内了さんと僕が話しました。結構話題になったので、ご存知の方も多いかもしれません。この記事はそのシンポジウムの報告ということで物理教育学会の学会誌『物理教育』に掲載されたものです(54巻(2006)3号220-224ページ)。JSTAGEに公開されてるから、

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高圧線と白血病についての奇妙な噂のこと

(値段つけてますが、全文無料で読めます。気に入ったら投げ銭してください) コンピューターのドライブを漁っていたら、2009年に書いた文章が出てきました。それをnoteに掲載してから、さらに自分のブログの関連記事を読んで、これはむしろちゃんとまとめ直すべきだなと思い直したので、全面的に改稿しました。 高圧線の近くで発癌リスクが高まるという話は根強くあり、それに関連する噂話のことです。この話は現在も闇の中です。いや、もちろん九分九厘何かの間違いなんです。でも、噂の出どころは知

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21 本

マイクロノベル241-252

241. 「PはNPに等しいことを証明します」そう前置きして、若い研究者は講演を始めた。口調は穏やかだが、穏やかならざる話だ。集まった研究者たちが固唾を飲んで見守る中、証明は淡々と進められた。「Q.E.D.」その言葉が終わるか終わらないかのうちに、世界中のコンピューターが停止した。 242. ほんの些細な違いなのだ。歩行者用の信号が点滅し始めたときに立ち止まったとか、ほんの少しだけもたついて電車を一本逃すとか、その程度の違いが運命を分ける。この世界で僕は君に出会った。電車を

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マイクロノベル229-240

229. 暗号通貨の採掘に膨大な計算資源が使われているのを知っているだろうか。その計算の殆ど全ては無駄なものだ。僕たちはその無駄になった計算を安く買い集めている。計算としてはなんの役にも立たないが、それを低エントロピー源として熱機関を動かせる。僕たちはその出力を売るのだ。 230. 世の中に予言者が増えすぎてしまって、誰も予言に耳を貸さなくなった。そこで僕は予言を聞く商売を始めた。道端で店を広げているとひとりまたひとりと予言者がやってくる。そして、僕に料金を払って、取ってお

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マイクロノベル217-228

217. 仕事帰りに近所の公園に寄ってみた。もう夕暮れだというのに、ブランコに小さな女の子が座っている。泣いているようだ。「どうしたの」と声をかけても、首を振るばかりで答えない。途方に暮れていると、突然一陣の風が吹いた。こどもはぱっと顔を輝かせ、手を振りながら風に乗って空に消えていった。 218. 夢の中で君に会う。それはいつも同じ海辺の小さな町で、今日の僕たちは浜が見える喫茶店でコーヒーを飲んでいる。僕が何かを言い、君は楽しそうに笑う。夢の中の君はいつも笑っている。いつか

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マイクロノベル205-216

205. 友人も家族も捨ててひとりで生きるために、地図で見つけたこの町にきた。素泊まりの小さな旅館に部屋を取り、明日は仕事を探しにいく。日払いの仕事がいい。酒を飲み、日記を書く。いつかこの日記も途切れ、やがて誰かに発見される。僕が生きた記録は誰かの心にささやかな何かを残す。 206. 地球が太陽の周りを回っていると主張する「地動派」はあまりに危険な思想の故にその多くが逮捕されたが、残党は今も地下活動を続けている。地動派の貼り紙が町なかに現れると、警察が急いで回収する。しかし

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ディファレント・エンジン(SF評論集)

菊池がこれまでSFマガジンなどに発表したSF評論や解説をまとめます

差異こそはすべて(All you need is difference)

(200円つけておきますが、全文無料で読めます。気に入ったら、投げ銭してください) SFマガジン2009年1月号『ニューロマンサー』刊行25周年記念 ウィリアム・ギブスン特集収録。 記念すべき時の記念すべき特集に声を掛けていただいて、相当に力を入れて書いた評論。たぶん僕の最高傑作だし、僕にしか書けない「作品」だと思います。ぜひお読みください **** 差異こそはすべて(All you need is difference)『ディファレンス・エンジン』を褒め称えよ。この

89
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PKD82 80年代のP.K.ディック

(100円つけておきますが、全文無料で読めます。気に入ったら、投げ銭してください) SFマガジン2014年10月号、特集「いまこそ、PKD。」収録  P.K.ディック没後30年とちょっとといういささか半端な年にSFマガジンがディック特集を組んで、僕にも声がかかりました。お題は80年代のディックについて。といっても、ディックは82年に亡くなってますから、ディック自身の80年代はわずかしかないのですけどね。久しぶりのSFマガジンでしたが、ディックについて書かせてもらえたのはう

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ダールグレン

この短い文章の作成日付は2012年3月になっている。たしか大学生協が出した何かに書いた。紙上ビブリオバトルとか、そんなたぐいの企画だったんじゃないかな。よく覚えていない。「ダールグレン」がついに翻訳出版されてから、それほど時間が経ってない頃だったはずだ。ペーパーバックも訳書も書棚のどこかにはある。 「ダールグレン」については、まだ未訳の頃に古沢嘉通さん編集のファンジンに1ページのレビューを書いた。そのファンジンはSF大会でファンジン大賞の何かを受賞した。古沢さんの代理で何か

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意識の密室と別れる50の方法

(150円つけておきますが、全文無料で読めます。気に入ったら、投げ銭してください) 瀬名秀明『デカルトの密室』講義 「SFが読みたい! 2006年版」収録 瀬名さんとは彼が「パラサイトイブ」でデビューした当時に、ネットで相当にやりあったことがある。まだ掲示板創成期でブログは存在しなかった。僕の掲示板はセキュリティもへったくれもなく、シェルスクリプトで実装したものだった。牧歌的な時代だったけれども、瀬名さんとは激しい論争をした。 問題は「パラサイトイブ」がミトコンドリアを

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