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マガジン一覧

記事

日々の気づきなど

はじまりの朝

食べたかったモーニングがない。 この事実だけで店を引き返しそうになるが、今日は違う。閉店する喫茶店に来ているからだ。 扉の前には提供されるモーニングの名前と、営業日のカレンダーが貼り出されていた。カレンダーはカウントダウン式にバツが付けられており、残すところ一日となった。 扉を開けると店内は賑わっていた。ほぼ満席の状態で、ひとりのホールスタッフが駆け回っている。今日で閉店ということもあり、カメラマンが店内の様子を撮影していた。 奥のテーブルに案内され、注文するメニュー

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靴裏の真相

犬のフンが真横にあったとき、人はどのような反応を示すだろうか。厳密に言うと乾いた犬のフンが数日前から私の車の横に鎮座しているのだ。今日は生憎の雨ということもあり、湿った犬のフンだった。妙なのは久しく野良犬を見ていないことだ。だとすると野良猫の可能性が非常に高い。野良猫ならアパートの周辺で頻繁に集会を開いているため、おそらく犬のフンではないと容易に推測ができる。ではなぜ私は猫のフンではなく犬のフンだと思い込んだのか。おそらく頭のどこかで野グソ=犬のフンという先入観があったのだ。

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「疲れる」は案外いいことなのかもしれない。

人生の帰路に立たされている。自分の夢か、人の親か。 私は何事も卒なくこなせる器用なタイプではないので、選ぶべき道を二年前からずっと決めかねている。 でも、そろそろタイムリミットだ。 この頃、頭痛に悩まされていた。原因はとある採用試験の勉強だった。手応えはまるでなかった。落ちたら潔く夢を諦め、夫との将来をきちんと考えると約束した。夫は子どもがほしいのである。 夢を諦めるといっても、好きなこと(文章、コピー、絵など)を辞めるつもりはない。ただ、自分が輝きたかった場所で生きる

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1リットルのインスタントラーメン。

500ml必要な水を、1000ml注いでしまった。鍋でインスタントラーメンを作ろうとした矢先だった。 どんぶりに入ったスープはダム決壊のごとくあふれ、みるみるうちに流し台を汚していった。 「キャベツ入れすぎたんかな」 『馬鹿やな、コンロちゃんは』 話の本質をうまく見抜けない私に、夫の捨てゼリフが頭のなかで反芻する。失礼極まりない。 しかし今回の話は、馬鹿やな、とかで済む話ではない。 丹精込めて茹でたインスタントラーメン(野菜入り)が、目の前で台無しになろうとしてい

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コンテスト作品

コンテストに応募した作品をまとめています

初心者が宝石研磨に挑戦してみた

きれいな宝石がほしい。高いから買えない。それでもほしい。そんな葛藤を繰り返しては、宝石へのあこがれを募らせている。百貨店にある宝飾店は横目でみることしかできないが、イオンにあるストーンマーケットには気軽に入れる。私は大人になっていた。学校の帰り道に落ちていたBB弾を拾いむじゃきに喜んでいた自分にはもう戻れないのだ。 そこで、お金をかけずに宝石を手に入れる方法を考えてみた。宝石になる前の原石を磨けば、求めていた宝石に近づけるかもしれない。 原石を探しに海や川へ訪れたが、そう

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夢見るニートじゃいられない。

はたらくってなんだろう。 コンテストのお題を見たときに、わたしには書く資格がないと思っていた。 わたしは無職だ。はたらいていない。 はたらくと言うと、どうしても金銭が発生する。わたしは、はたらく=収入が得られる、という認識をしている。おそらく間違ってはいないはずだ。 数年前に会社を辞めた。夢があったからだ。やっと自分のやりたいことができると、当時はすごく浮かれていた。だが、それは職を失うことと同じ意味だった。 職を失う、つまり収入がなくなると、精神面への不安が出てくる。

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青く輝く汽車に乗って、幸せをみつける旅に出よう

定番の夏休みの宿題といえば、読書感想文を思い浮かべる人も多いだろう。恥ずかしながら、私はこの歳まで読書感想文を書いたことがない。 そもそも、本を読むと眠くなってしまう。わたしは文字の羅列を追うことが苦手な、典型的な活字嫌いだった。そのうえ感想文まで書くとなると、もはや地獄だ。私の小学校は「自由研究」か「読書感想文」のどちらかを課題を選んで提出するため、夏休みに読書感想文を書く、というイベント自体が発生しない。 では、なぜ今回の「キナリ読書フェス」で読書感想文を書いてみたい

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寧静な海にただよう、海月になりたい。 #旅する日本語

「言っとくけど、なんにもないよ」 たしかに、この町には百貨店や飲食店だけでなく、ふらっと遊べるレジャー施設も存在しない。 夫の地元は、高知県の市街地から3時間ほど離れた場所にある。自宅から移動すると14時間ほどかかるため、帰省は長旅であり、命懸けだった。 この町は星がきれいで空気もおいしい。問題なのは近所のスーパーまで40分、最寄り駅は車で1時間かかることだ。 気づけば海にいて、ふたり仲良く砂浜を歩いていた。話しながら歩くと時間の感覚が早い。夕日が沈んだタイミングで、

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企画作品

参加させていただいた記事をまとめています

【企画参加】noteという街、住人にどう向き合っているか。

こんにちは。きたかぜコンロです。 note、たまに書きにきては消し、下書き送りにするの繰り返しで、なかなか陽向に当たらない文章がフォルダの中にたくさん眠っています。朝だよ起きろ〜。 何事もそうなんですが、一度手をだすと満足する飽き性なので継続が難しいんですよね。仕事みたいに強制されれば惰性で続けられるんですが、好き勝手にしていいよと言われると、さわりだけかいつまんで後は放置……というのが多くて。継続って、むずかしい。(ええ風に) 前置きはこのへんで。 今回はFXトレーダー

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わたしの初恋の人へ

新卒で入った会社の配属先にいた先輩に恋をしていた。初恋だった。 わたしは高校デビューならぬ、社会人デビューだった。そして途方もないデブだった。学生の頃は化粧やおしゃれに関心がなく、漫画やアニメ、二次創作に夢中だった。現在も大して変わらないが、少し痩せて、化粧を覚え、なんとか人前に出ても生きていける容姿になった。しかし当時は、世間でいうところの「オタク喪女」だった。かつて憧れていたキラキラ女子やカリスマギャルが、今では同じ土俵で好きな作品についてスキを発信し、散々使い古された

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夜空に輝く一等星 #リライト金曜トワイライト

自分の可能性を信じること。俺は彼女を見ていて、そう思わない日がなかった。同時に、”いつの日か添い遂げるであろう”未来をスコープすることさえ容易だった。そう、すべては、彼女がいたから。 「聞いて。企画が通ったの!」 人の裂け目にならぶ屋台をかいくぐりながら、彼女は興奮気味にそう言った。 赤く色づいた頬は、まるでふんわり焼きあがったマシュマロのように丸く膨らんでいた。そんな表情豊かな彼女の姿を見てほっこりしたのも束の間、俺のテンションがみるみるうちに死んでしまった。さすがにこ

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イラスト

落書きなど

人生で3番目くらいに焦った話

(男性→夫/女性→わたし) 夢でよかったね!!事の発端はこのnoteです。 (#手紙部という企画で書かせていただきました) 日付の通り、こちらの記事は昨日書いたものです。出来立てほやほや。そしてタイトルにもあるように「初恋の人」に向けて書いたものだったので、影響されやすいわたしは罪悪感を覚えたに違いありません。夢であろうとも、顔も知らないどこぞの美女に夫をうっかり奪われそうになったとか笑えないし自業自得か?正夢にでもなったらどうしようかとめちゃめちゃ焦りましたが、よかった

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アイコンの背景白バージョン。 絵柄、ずーっと迷走中です。 色は気に入ってます…

アイコンの背景白バージョン。 絵柄、ずーっと迷走中です。 色は気に入ってます🎨

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ひとりごと

頭のなか

音声入力アプリを入れてみました。精度が高くてびっくりしてます。さて、いろいろ…

音声入力アプリを入れてみました。精度が高くてびっくりしてます。さて、いろいろ終わったので寝ようとしたんですが、夫がオンライン麻雀をやると言うので寝るかどうか迷っています。寝ちゃお。

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相槌を「はい」ではなく、 「ええ」と返せる人に気品を感じる。 仕事が絶えない…

相槌を「はい」ではなく、 「ええ」と返せる人に気品を感じる。 仕事が絶えない、人望の厚い義父。 成功者の裏側を垣間見た瞬間だった。

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昨年は結婚、ライター活動、夫婦でW無職という激動の一年でしたが、幸せいっぱい…

昨年は結婚、ライター活動、夫婦でW無職という激動の一年でしたが、幸せいっぱいな日々を過ごせました。ウソでもないしホントでもないのがミソ。 というわけで、欲を散りばめた年賀状をnoteに残します。ファイト!2021年が皆さんにとって素敵な年になりますように。いい年にしましょう。

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最近のわたし、だめだ。 ハリウッドザコシショウの 物真似をすることでしか、 …

最近のわたし、だめだ。 ハリウッドザコシショウの 物真似をすることでしか、 精神を保てなくなっている。 外に出てないのが原因だろうか。 人前では絶対できないけれど、 家族の前では変顔、変な踊り、 あらゆる「変なこと」を披露してしまう。 内弁慶の辛いところだ。

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