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マガジン一覧

技術屋社長のひとりごと

「ものづくりのベストパートナー」 瀬戸社長の熱い思い、会社、個人について語られております。

会議でリーダーは発言を控える ーJFEテクノリサーチの社長室からー

こんにちは。JFEテクノリサーチで社長をしております、瀬戸 一洋です。 前回のnoteで『集団浅慮』の話が出たので、今回は関連して会議の進め方に関しても少しお話ししようかと思います。 何かを議論し、決めなければいけない会議(経営会議など)では議論の冒頭に私が意見を述べることは控えるようにしています。会議参加者の思考にバイアスがかかるからです。 経営会議では、経営企画部からの議題提示に続いて私が「論点と背景」(意見ではありません)を説明し、まずは各役員から意見を募ります。意

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『集団浅慮』から組織のあり方を考えると、やはり「リスペクト」に回帰する ーJFEテクノリサーチの社長室からー

こんにちは。JFEテクノリサーチで社長をしております、瀬戸 一洋です。 最近、古賀史健氏の著書『集団浅慮』を読み、この本に書かれていることは私がここ数年考えてたどりついた考え方とほぼ一致していると感じました。 一昨年末以降のフジテレビの問題は皆さんご存じと思いますが『集団浅慮』では、古賀氏が昨年出された第三者委員会の調査報告書の要点をわかりやすく説明してくれています。 要点を絞り込んで書くなら「日本企業の終身雇用で守られてきたのは圧倒的に男性であり(女性は元々少ない上に

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ハラスメントは自覚のない人がしがちである ーJFEテクノリサーチの社長室からー

こんにちは。JFEテクノリサーチで社長をしております、瀬戸 一洋です。 先日ご紹介した古賀史健氏の著書『集団浅慮』を読んで、常日頃考えていたパワハラの大きな問題のひとつ「パワハラをしている人に自覚がない場合が多い」について改めて考えてみました。この場を借りて少し詳しくお話しようと思います。 なぜそうなるのでしょうか。パワハラをする人は多くの場合「仕事のできる人」です。成功体験が豊富なので「こうすればうまくいく」、「仕事はこのように進めるべきである」と確固たる信念を持ってい

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2025年下旬のクラシックと月面 ーJFEテクノリサーチの社長室からー

皆さんこんにちは。JFEテクノリサーチで社長をしております、瀬戸 一洋です。12月の社長室だよりも3記事目ですが、どうぞお付き合いください。 今回の1枚:月面10月から11月にかけて「レモン彗星」や「スワン彗星」が明るくなり、絶好の撮影チャンスでしたが、関東は異常ともいえる悪天候続きで、週末しか撮影に行けない(30代までは車に機材を積んで山に出かけ、そのまま出社したりしたものの、今は充分な睡眠なしには身体が持ちません)身としては黙ってネット情報を眺めるしかありませんでした。

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技術部門

~当社を支える屋台骨~ 技術部門の情報や技術情報を届けさせて頂きます。

学会を変えた小さな継続 マグネシウム合金推しが技術者としてできること

1.技術者としての仕事と、変わらない「推し」 こんにちは! JFEテクノリサーチの技術サービスの一つである、金属材料の表面や腐食に関する調査や試験、評価を担当している小原です。 対象となる金属材料は、親会社であるJFEスチールの主製品である鉄鋼材料はもちろん、銅やチタン、アルミニウム、マグネシウムと多岐にわたります。 前職では軽金属、特にマグネシウム合金に携わる業界にて技術開発を行っていました。仕事をするうちにマグネシウム合金が大好きになり、現在は技術開発に直接は携わっ

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農学部で貝を研究していた大学院生に、なぜ鉄鋼系の会社に入ったか聞いてみた

岡山大学で、ヒザラガイが磁鉄鉱を形成する仕組みを世界で初めて明らかにした研究に携わっていた岡田航輝さんは、2025年4月にJFEテクノリサーチに新卒入社した社員の一人です。 大学院で貝の研究をしてきた岡田さんは、なぜ受託分析の会社であるJFEテクノリサーチへの入社を決めたのでしょうか。ユニークなキャリアステップを探ってみました。 ーーJFEテクノリサーチへの入社を考えた理由はなんですか。 学生時代に、ヒザラガイが持つタンパク質がどのような機能を有しているかを調べて

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歯科インプラントの製品開発を支援する!JFEテクノリサーチの疲労試験とは

歯科インプラントの「安全」を守る舞台裏 「先生、インプラントって本当に長持ちするんですか?」 歯科医院で患者さんがよく口にするこの質問。実は、その答えを支えているのが、私たちJFEテクノリサーチの“歯科インプラントの圧縮曲げ疲労試験”という技術です。 メーカー・輸入業者の皆さまにとっても、信頼性評価に基づく裏付けは製品開発と市場導入の要となります。 1.インプラントはなぜ壊れる?歯科インプラントは、毎日何千回も噛む力を受けています。金属でできているとはいえ、長い年月の間

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海岸でよく見かける貝のめちゃくちゃ硬い歯を研究したらアメリカの雑誌に載ってしまった元大学院生の話

先日、岡山大学が「酸化鉄を作るタンパク質を真核生物で初めて発見」というプレスリリースを発表しました。真核生物が酸化鉄の一種である磁鉄鉱を形成する仕組みを、世界で初めて明らかにしたのだそうです。この研究はアメリカの科学雑誌『サイエンス』にも掲載されました。 研究に携わっていたのは、2025年3月に同大学の大学院を修了し翌月JFEテクノリサーチに入社した新入社員の岡田航輝さん。アメリカの雑誌からも注目を集めた研究を一体どのように進めたのか、せっかくなので話を聞いてみました。

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人事部、採用・育成PJ

人事部や採用、育成PJの活動や思いをご紹介しています。

学会を変えた小さな継続 マグネシウム合金推しが技術者としてできること

1.技術者としての仕事と、変わらない「推し」 こんにちは! JFEテクノリサーチの技術サービスの一つである、金属材料の表面や腐食に関する調査や試験、評価を担当している小原です。 対象となる金属材料は、親会社であるJFEスチールの主製品である鉄鋼材料はもちろん、銅やチタン、アルミニウム、マグネシウムと多岐にわたります。 前職では軽金属、特にマグネシウム合金に携わる業界にて技術開発を行っていました。仕事をするうちにマグネシウム合金が大好きになり、現在は技術開発に直接は携わっ

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評価と表彰気づきを得る -JFEテクノリサーチの社長室からー

皆さんこんにちは。JFEテクノリサーチで社長をしております、瀬戸 一洋です。今回も、12月の社長室だよりから一部を抜粋してお届けします。 日本チタン協会での表彰日本チタン協会から当社が「賛助会員功労賞」をいただけるということで、表彰式に出席してきました。 これはビジネスコンサルティングDivision/調査研究部をはじめとする方々の長年にわたる協会への貢献が認められたもので、推薦していただいた企業の皆さまをはじめ関係各位に心より感謝を申し上げたいと思います。 表彰式後の

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海岸でよく見かける貝のめちゃくちゃ硬い歯を研究したらアメリカの雑誌に載ってしまった元大学院生の話

先日、岡山大学が「酸化鉄を作るタンパク質を真核生物で初めて発見」というプレスリリースを発表しました。真核生物が酸化鉄の一種である磁鉄鉱を形成する仕組みを、世界で初めて明らかにしたのだそうです。この研究はアメリカの科学雑誌『サイエンス』にも掲載されました。 研究に携わっていたのは、2025年3月に同大学の大学院を修了し翌月JFEテクノリサーチに入社した新入社員の岡田航輝さん。アメリカの雑誌からも注目を集めた研究を一体どのように進めたのか、せっかくなので話を聞いてみました。

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失敗だけが人生だ!失敗の共有が生み出す「心理的安全性」――失敗Conferenceの思い出

 こんにちは。私はJFEテクノリサーチの計測システム技術センターで技術開発を行っています。日夜パソコンとにらめっこしながら頭を捻っていますが、今回はそれとは全く関係のない話をしたいと思います。ぜひ肩の力を抜いてお読みください。 失敗Conference……って何だ? 去る2024年の10月、当社にて「失敗Conference」なる企画が開催されました。これは社員の「失敗談」を持ち寄って共有することで、過ちを恐れず学び成長し続ける文化を醸成しようという趣旨の発表会で、失敗談の

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佐藤フェローの電子顕微鏡談話

佐藤フェローは物理解析の専門家です。様々な経験や思いをご紹介させて頂きます。

“倍率”を信じてはいけない? ‐電子顕微鏡倍率の混乱‐

こんにちは皆さん。JFEテクノリサーチフェロー(物理解析分野)の佐藤 馨です。 今回は、電子顕微鏡観察時の「倍率」について、今起こっている問題を紹介します。私たちは時には100万倍や1000万倍まで拡大してさまざまな材料を観察していますが、そもそも倍率って何でしょう? 気になる「電子顕微鏡」写真 テレビのニュースなどで「電子顕微鏡の写真」が出てくると職業柄じぃーと観てしまいます。「なーんだ電子顕微鏡の写真じゃないよ」ということもあります。 気になるのが大きさを示すスケー

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X線分析/反射電子複合検出器Unityを用いたBEX imaging が拓く新領域

以下は、私のnoteの記事 【今年は国際量子科学技術年】-電子が波の性質をもつことで実現した電子顕微鏡は進化を続けています-からの引用です。    「現在私たちは、「定量性、代表性、迅速性」の高い分析・解析技術の強化に挑戦中です。例えば当社ホームページにあるリーフレットの「粒子表面コーティングの高感度EDX分析」をご覧ください。 https://www.jfe-tec.co.jp/download/pdf/3E2J-370-00.pdf 反射電子検出器と特性X線検出器を

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JFE テクノリサーチの 若き「電顕屋」たちがみる未来

 電子顕微鏡を駆使して極微の世界を探る「電顕屋」。今回はJFEテクノリサーチで活躍する若手技術者である丸山玄太さん、工藤理恵さん、小宅雄真さんに、仕事への思いや未来への夢について語ってもらいました。進行役はフェローの佐藤 馨です。  丸山さん、工藤さん、小宅さん、今日は対談に参加頂きありがとうございます。 そもそも「電顕屋」って聞いたことがありますか? 丸山:知っていました。大学に腕の良い技術職員の方がいて、電子顕微鏡の手ほどきを受けました。 工藤:「電顕屋」聞いたこと

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「電顕屋」がいた時代、そして次の100年 - Another story - ~観察科学が照らす未来~

こんにちは皆さん。JFEテクノリサーチフェロー(物理解析分野)の佐藤 馨と申します。 憧れだった「電顕屋」  「電顕屋」という言葉をご存じでしょうか? 私が大学生だった頃、周囲には電子顕微鏡を神業のように操る「電顕屋」さんたちがいて、彼らは憧れの存在でした。 電子顕微鏡の登場から、もうすぐ100年。かつては高度なスキルを持つ実験者が不可欠だったこの装置も、技術の進化によって、誰でも美しい画像やデータを得られるようになりました。「電顕屋」という言葉は、今や過去のものになりつ

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電池技術インサイト(JFE-TEC)

電池試作・評価・材料解析・安全性試験をワンストップで提供! JFEテクノリサーチが、現場で培った知見をもとに最新トレンドから基礎解説まで幅広く発信します。研究者・技術者の皆さまにとって有益な“確かな情報”をお届けします.

電池試作・評価・解析をワンストップで!ものづくりのベストパートナーを目指して

はじめに 電気自動車(EV)、再生可能エネルギー、モバイル機器など、私たちの生活を支える電池技術は、今や社会インフラの一部です。 しかし、電池の性能や安全性は、材料の選択・構造設計・製造条件によって大きく変わります。わずかな条件の違いが寿命や信頼性に影響するため、試作から評価、解析までを一貫して行える体制が求められています。 私たちJFEテクノリサーチは、2009年にリチウムイオン二次電池(LIB)の試作事業を開始し、2019年には全固体電池の試作にも着手しました。これ

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電池と水素で未来を切り拓く!第66回電池討論会(2025)  ーJFEテクノリサーチの挑戦ー

第66回電池討論会(2025)にブース出展及び講演発表参加! EVや再生可能エネルギーの普及に欠かせない『電池』と『水素』。これらを安全・安心に使うためには、見えない部分で支える技術が必要です。JFEテクノリサーチは、その“縁の下の力持ち”として、評価・解析技術で次世代エネルギーの進化を後押ししています。 先日開催された『第66回電池討論会』では、リチウムイオン電池や全固体電池、水素関連技術に関する9件の講演を行い、展示ブースでは水電解セルの実機や電池評価技術を紹介しまし

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酸化物系全固体電池の実用化を加速するJFEテクノリサーチの挑戦

2025年9月、JFEテクノリサーチ株式会社は、次世代電池として注目される酸化物系全固体電池の試作・評価サービスを開始しました。 このサービスは、材料試作から電池組み立て、性能評価までを一気通貫でサポートするもの。安全性に優れた酸化物系固体電解質の可能性を最大限に引き出すことを目指しています。 なぜ酸化物系全固体電池なのか?従来のリチウムイオン二次電池は、有機電解質を使用しており、発煙・発火リスクが課題でした。 一方、全固体電池は電解質や電極がすべて固体で構成されるため、液

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X線分析/反射電子複合検出器Unityを用いたBEX imaging が拓く新領域

以下は、私のnoteの記事 【今年は国際量子科学技術年】-電子が波の性質をもつことで実現した電子顕微鏡は進化を続けています-からの引用です。    「現在私たちは、「定量性、代表性、迅速性」の高い分析・解析技術の強化に挑戦中です。例えば当社ホームページにあるリーフレットの「粒子表面コーティングの高感度EDX分析」をご覧ください。 https://www.jfe-tec.co.jp/download/pdf/3E2J-370-00.pdf 反射電子検出器と特性X線検出器を

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