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経理財務部(管理本部)インタビュー|経理財務の視点で支えるM&Aと組織再編の舞台裏

こんにちは、インパクトホールディングス(以下、IHD)人材開発部です。

「インパクトホールディングス コーポレート部門インタビュー」シリーズでは、グループを支えるコーポレート部門の仕事や想いをお届けしています。

前回はDX推進本部・林さんにお話を伺いました。

今回は管理本部の中でも経理財務部にフォーカスして、その業務や取り組みをご紹介します。
管理本部は経理財務部と法務コンプライアンス部で構成されており、今回は本部長の佐藤さんに経理財務やM&A・組織再編の業務について伺いました。
※次回は法務コンプライアンス部長のインタビューもお届けする予定です。


プロフィール

佐藤 英宣(さとう ひでのり)
インパクトホールディングス 執行役員/管理本部 本部長
2017年入社。経理財務・法務・M&A・組織再編を中心に、グループ全体の財務戦略を担う。バックオフィスとして安定した管理部門の運営やコスト削減に加え、M&Aを通じた企業価値向上にも取り組む。
趣味は筋トレ、格闘技。


経理財務は「企業活動の血液」を循環させる仕事

――まず、管理本部の役割や佐藤さんご自身の業務について教えてください。

佐藤本部長(以下、佐藤さん) 
管理本部は経理財務部と法務コンプライアンス部からなります。私は本部長としてこの2部署の業務判断を行いながら、グループのM&Aや組織再編にも携わっています。

――具体的にはどんな仕事がありますか?

佐藤さん 経理財務部は、企業活動で発生するお金の流れを管理し、納税義務を果たすことが基本です。
キャッシュマネジメント(企業のお金の流れを管理し、無駄なく資金を回すこと)や売掛金・買掛金の管理も行い、資金が滞りなく循環するようにしています。
会社の体で例えるなら「血液」のような役割です。お金をうまく回すことで、企業価値向上や事業拡大の基盤をつくっています。


M&Aや組織再編でグループを加速

――数字の管理だけでなく、M&Aや組織再編もご担当されているんですよね。

佐藤さん はい。既存事業を守りながら、新規事業の立ち上げやM&Aでグループを拡大するのも私たちの仕事です。M&Aでは、買収候補のビジネスデューデリジェンス(企業価値やリスクを詳細に調査すること)や企業価値の算定、交渉戦略まで幅広く関わります。

――想像以上に多岐にわたるんですね!

佐藤さん 案件は情報が入ってからクロージングまで平均3か月、最短2か月で進めることもあります。
株式譲渡や事業譲渡など手法の選定も含め、グループ全体のシナジーを意識しています。子会社の吸収分割や吸収合併など、効率化やキャッシュ創出を狙った再編も行います。
変化が多く見えるかもしれませんが、すべて明確な狙いを持ち、スピーディーに進めています。

経理財務の視点からシナジーを生む取り組みを重視しています

企業価値向上と資金循環の“実感”が原動力

――業務の中で「楽しい!」と思う瞬間はありますか?

佐藤さん M&A案件で、自分たちの分析やシナジー検討が実際に企業価値向上につながったときです。独占交渉権を得て専門家チームと調査を進め、子会社の社長と価格交渉を行う。複雑ですが、その分やりがいがあります。

――経理財務としてのやりがいは?

佐藤さん キャッシュマネジメントや売掛金・買掛金の管理を通して資金が効率的に回り、会社の基盤が安定していると感じられる瞬間です。数字が順調に循環すると、「やってよかった」と実感できます。


柔軟な働き方でグループ会社をサポート

――グループ会社との関わりで、工夫していることは?

佐藤さん 経理担当者は基本的に赤坂オフィスに集まりますが、各社オフィスで業務を行う場合もあります。
会社の特性や担当者の働き方に合わせて柔軟に対応しています。遠隔でも定例会議を行い、情報共有を徹底しています。
MBOローン(経営陣による自社買収資金のためのローン)やLBOローン(借入金を使った企業買収資金のためのローン)など、経営に直結する業務もあるので、正確で迅速な情報共有が不可欠です。

――チームの雰囲気はどうでしょうか?

佐藤さん 財務チームは4名体制でキャッシュマネジメントを担当し、経理は各社担当者が複数社を兼務することもあります。赤坂オフィスで集まることでチーム間のコミュニケーションが活発になり、意思決定もスムーズです。
一方、各社オフィス勤務では現場に近い立場で経営判断やサポートができる利点があります。メンバーの希望や会社の状況に応じて柔軟に働き方を調整しているのが特徴です。

柔軟な業務体制と情報共有の大切さを伝えています

トライ&エラーで学び、経理財務の幅を広げる

――今後、経理財務部として取り組みたいことは?

佐藤さん 財務はCMS(Cash Management System=グループ全体の資金を一括管理するシステム)で全体を管理していますが、経理は担当会社の経営課題に提案できる人材を育てていきたいです。
また、納税の内製化や節税を通じてキャッシュ創出につなげたいですね。新しい手法に挑戦し、トライ&エラーで学ぶことで、グループ全体に新しい価値を生み出せると考えています。

――仕事をする上で大切にしていることや向き合い方などを教えてください。

佐藤さん 
意思決定では、論理と情理を使い分けることを大切にしています。どんなに正しくても、相手の立場や感情を無視してはうまくいきません。前職で民事再生案件に関わった際に痛感しました。
プロジェクトでは多くの内部・外部メンバーとやり取りしますが、論理だけでなく、相手の立場に立って考えることが一番重要だと思っています。


回収も挑戦も、会社の未来をつくるカギ

――最後に、グループ社員へメッセージをお願いします。

佐藤さん 
管理本部は、営業担当や各社の活動を支える役割を担っています。業績が厳しい状況でも、資金繰りの改善や未入金のフォローなどを通じて会社の基盤を支えています。
ですから、皆さんにはぜひ回収面でもご協力いただきたいですね。

また、変化が激しい中でも、新しい手法を試すことで会社に新しい価値を生み出せるのは、部署だけの話ではありません。
皆さんも挑戦を楽しみながら、会社全体の成長に貢献してほしいと思います。

会社の未来をつくる取り組みにかける思いを語ってくださっています

編集後記

佐藤さんが強調していたのは「変化をチャンスに変える」という姿勢。
祖業を守りながらも、新規事業やM&A、組織再編をスピーディーかつ確実に進める。その動きの裏側で、経理財務は血液のように資金を循環させ、会社の基盤を静かに支えています。普段はなかなか表に出ることはありませんが、管理本部が果たしている役割の大きさをあらためて実感しました。

お話を伺う中で、会社が安心して挑戦を続けられるのは、こうした目に見えない仕事の積み重ねがあるからこそだと感じます。
佐藤さん、貴重なお話をありがとうございました。


📯用語集

  • M&A(Mergers & Acquisitions):会社を買ったり売ったりして事業を拡大・再編すること

  • 株式譲渡:会社の株を他社に売ること

  • 事業譲渡:事業の一部を他社に売ること

  • 組織再編:会社や子会社の構造を整理・統合すること

  • 吸収合併:会社が他社を吸収して合併すること

  • 吸収分割:会社の一部を他社に分割して吸収してもらうこと

  • ビジネスデューデリジェンス:企業価値やリスクを詳細に調査すること

  • キャッシュマネジメント:企業のお金の流れを管理し、無駄なく資金を回すこと

  • CMS(Cash Management System):グループ全体の資金を一括管理するシステム

  • MBOローン:経営陣による自社買収資金のためのローン

  • LBOローン:借入金を使った企業買収資金のためのローン

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