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ブルーモ証券:「貯蓄から投資へ」の壁に挑む。スマホ1つでプロレベルの資産運用の実現を目指すスタートアップ【Startup Spotlight 2025】

現在、国内最大級の独立系VC「グローバル・ブレイン(GB)」公式noteでは「Startup Spotlight 2025」と題し、投資先スタートアップを紹介する連載企画を行っています。2025年に大きく活躍された結果、『週刊東洋経済 2025年10/11・10/18合併号「すごいベンチャー100 2025年最新版」』に選出された投資先企業15社をご紹介します。

紹介企業一覧(アルファベット・50音順)
ATOMica / Creator’s X / Free Standard / HAKKI GROUP / HQ / MOSH / New Innovations / OptQC / Sun Metalon / Symbiobe / あすいく / エクスペリサス / トリファ / ブルーモ証券 / ライノフラックス

事業内容はもちろん、GBの担当キャピタリストが「なぜ投資を決めたのか」という裏側にも迫ります。また、VCの視点から見た企業の魅力・成長ポテンシャル、そして採用情報まで詳しくお届けします。

第7回は、個人投資家を対象に、米国株・ETF(Exchange Traded Fund:上場投資信託)の資産運用サービスを提供するブルーモ証券株式会社です。

(画像提供:ブルーモ証券株式会社)

テクノロジーで実現する「世界水準の資産運用」

挑戦する課題:「貯蓄から投資へ」を阻む大きな壁

ブルーモ証券が解決しようとしているのは、長年にわたり日本経済の課題とされてきた「貯蓄から投資へ」が進まないという現状と、それによって引き起こされる家計資産の実質的な目減りという問題です。

日本の家計金融資産の50%近くは、依然として現預金の形で眠っています。しかし、インフレ率が預金金利を上回る現代において、現金をただ保有し続けることは、資産価値が相対的に減少していくことと同義です。かつてのように「貯金していれば安心」という時代が過ぎ去った現代においては、投資を通じた資産形成が国民に求められていると言えます。

それにもかかわらず、多くの人々にとって「投資」は依然としてハードルの高い行為です。情報の非対称性、複雑な手続き、あるいは「何を買えばいいかわからない」という心理的な障壁が、資産形成への第一歩を阻んでいます。

この巨大な課題に真正面から挑んでいるのが、ブルーモ証券です。同社は、経済・金融システムはすべての人々のために機能すべきという強い信念のもと、事業を展開しています。

提供価値:スマホ1つでプロレベルの資産運用を実現

ブルーモ証券が提供するのは、誰でも簡単に米国株やETFへの投資ができ、自分だけのポートフォリオを作成・運用できる資産運用アプリです。

同サービスの最大の価値は、テクノロジーの力を活用し、これまで一部の富裕層や機関投資家に限られていた高度な運用手法を一般の個人投資家にも開放した点にあります。

ユーザーは、直感的で優れたUI/UXを通じて、米国市場の成長を享受できる金融商品へ容易にアクセスすることが可能です。単に株を売買するだけでなく、複数の銘柄を組み合わせた「ポートフォリオ」としての投資を前提に設計されている点が、既存のネット証券とは一線を画しています。

2025年11月からは、ユーザーのリスク許容度に合わせてブルーモ証券が自動で資産を運用する新サービス「ブルーモコア」の提供も開始。自分で銘柄を選ぶのが難しい投資初心者から、こだわりのポートフォリオを組みたい経験者まで、各世代が自身にとって最適な資産運用をストレスなく行える環境を実現しました。

(画像提供:ブルーモ証券株式会社)

投資の決め手は「深い業界理解」と「卓越した技術力」

GBの担当キャピタリストである都 虎吉および新井 辰徳は、ブルーモ証券への投資を決めた理由として「金融規制への深い理解があり、卓越したテクノロジーを融合させて解決できる稀有なチーム」であったことを挙げています。

(画像左から)グローバル・ブレイン General Partner 都 虎吉、同社Director 新井 辰徳

2人が将来性を感じた点は主に3つです。

「第一に、市場の大きさです。日本の家計資産の過半が現預金であり、これらの資産はすべてブルーモ証券の市場となりえます。この巨大な領域に挑む社会的意義の大きさは計り知れません。

第二にチームの質です。代表取締役社長の中村 仁氏は財務省出身でありながらマッキンゼー・アンド・カンパニーでのコンサル経験も有するという、金融規制とビジネスの両輪に精通したバックグラウンドを持っています。彼を中心に、金融とITの各領域からトップタレントが集結していることは非常に魅力的でした。

最後に挙げられるのは、プロダクトの完成度と技術力です。既存のネット証券では実現できていなかったポートフォリオ投資の仕組みや、ユーザー体験を根本から変える高い技術力は他社にはない強みと言えます」

ブルーモ証券 代表取締役社長 中村 仁(画像提供:ブルーモ証券株式会社)

また、競合優位性についても以下のように述べています。

「ブルーモ証券の『実行スピード』と『技術的優位性』は圧倒的です。参入障壁の高い第一種金融商品取引業のライセンスを取得し、そこからわずか1年で高品質なプロダクトをローンチしました。直近では、自動運用サービス『ブルーモコア』の提供も開始するなど、驚異的な速度でマイルストーンを達成しています。これは、規制対応とアジャイルな開発を両立できる強力な組織の賜物であり、同社が常に最先端の機能を競合に先駆けて提供し続けられることを示しています」

なお、GBはブルーモ証券に対して、資金提供のみならず事業成長に直結する以下のような支援を実行してきました。

  • 組織基盤・採用支援:専任の採用担当者が不在だった創業初期において、GBの採用支援チームが採用体制の構築や運用を支援。現在の強力なチーム組成に貢献。

  • 知財支援:GBの知財支援チームが他社への特許異議申立てなどの対応をバックアップ。スタートアップ単独ではリソース不足になりがちな専門領域を補完し、経営陣が事業成長に集中できる環境を整えた。

これらのサポートを追い風としながら、ブルーモ証券は資産運用領域のリーディングカンパニーとして確実な成長を遂げています。

日本の投資文化そのものをアップデートする

ブルーモ証券が目指すのは、「日本の個人投資家が誰でも『世界基準の資産運用』を当たり前に行える未来」です。

米国をはじめとする海外の先進的な市場では、資産運用サービスは日々進化を遂げており、AIや最新テクノロジーに基づいた便利で効率的な投資手法が普及しています。ブルーモ証券は、テクノロジー企業としての強みを最大限に活かし、こうした世界最先端の資産運用サービスをいち早く日本の個人投資家に届けることを目指しています。

家庭に眠る莫大な預金を成長資金へと還流し、日本経済全体に大きなインパクトを与えること。そして、日本の個人投資家が世界水準の金融サービスを当たり前に享受できる社会を創り出し、日本の投資文化そのものをアップデートすること。これこそが、ブルーモ証券が描く壮大な未来図です。

世界水準の未来を創る仲間を募集中

現在ブルーモ証券ではさらなる事業拡大に向けて、全方位での採用を強化中です。中でも、特に以下の3つの職種での採用に力を入れています。

同社いわく、社内カルチャーとしては、多様なバックグラウンドを持つメンバーがお互いの専門性を尊重しながら協働する環境であるとのこと。同社のプロダクトには、証券会社として安全にお金を預かるための完成度の高さと、テクノロジー企業としての革新性の両方が求められます。こうした顧客にとって最善のプロダクトを、妥協なく提供することに強いこだわりを持つメンバーが集っているのが特徴です。

「将来不安」や「資産形成」という社会全体の課題に取り組み、社会に大きなインパクトを与えられる環境がブルーモ証券にはあります。

「誰もが安心して資産を育てられる社会をつくる」をミッションに掲げ、日本の金融の未来を創るブルーモ証券に、ぜひご期待ください。

次回は金属リサイクル領域で注目を集める、あの企業が登場します!

(編集:GB Brand Communication Team)

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