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25回連続で契約を断られた私が学んだ、仕事との向き合い方

「どうやったら仕事が増えるだろう?」と最近、友人や知り合いから相談を受けることが多くなった。特に、対人支援職やフリーランスの人たちから。
もちろん、知っている情報があれば紹介するし、人をつなぐこともある。でも、その人にぴったりの仕事がすぐに見つかるケースは多くない。結局、「うまくいくといいね」「応援してるよ」としか言えない場面も多い。

そんなとき、私は自分の体験談をひとつ話すようにしている。

それが、2020年の夏に経験した「25回連続で継続コーチングを断られた話」だ。
当時、登録していたコーチング・プラットフォームが体験セッションのキャンペーンをして、2ヶ月で多くの方が申し込んでくれた。
「コーチングってどんなもの?」と情報に敏感な人が興味を持ちはじめていた頃だ。

私は「いいセッションさえできれば、契約は自然と決まる」と信じていた。だから毎回、全力でコーチングに臨んだ。
……が、断られる。断られる。断られる。

当時、コーチ業界から「プロ」として認められるPCCという資格をすでに持っていたにもかかわらず、断られ続けた。

体験セッションが4〜5回くらい続いた時点で、すでに心はぐったり。
10回を超えたあたりからは、「ああ、きっと今日も断られるんだろうな」と思いながらセッションに入るようになった。
25回目を終えたとき、数字としての重さにちょっと笑えてきた。もはや伝説だ、と思った。

そして迎えた26回目のセッション。

セッションの最後、少し間があって、相手がこう言った。
「……続けてお願いできますか?」
一瞬、何を言われたのか分からなかった。
その瞬間、なぜか涙が出そうになった。
「え? 本当ですか?!」と聞き返す私に、にこっと笑ってうなずいたあの顔、今でも忘れない。

その方のことは今でも覚えているし、ずっと感謝している。

振り返れば、当時来てくれていた人の多くは、そもそも契約を前提にはしていなかったのだと思う。「体験してみたい」「ちょっと興味がある」という段階だったのだ。

私の想いが「コーチングを広めるために、知ってもらえるきっかけになると良いな」とか、「自分の練習のために場数を増やしたい」だったら、お互いの目的が合致していただろう。

なのに私は、「契約されなかった=私の価値がない」と短絡的に結びつけて、深く落ち込んでいた。

いまなら、あの頃の自分に「気にしすぎなくて大丈夫だよ」と伝えたい。
5年経った今、こうしてネタとして話せるようになった。

悩んでいる時は視野が狭くなって、状況を客観的に把握できないし、自分が悪いと思いがちだ。
数年経って、やっと「ひょっとして、こういうことが起きていたのか」と自分以外の要素に目が向くようになる。

もし、この記事を読んでくれている人の中に、「全然うまくいかない」と落ち込んで、自分を責めている人がいたら、少しでも心が軽くなったらうれしいな。

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