桜咲く

現場から伝いたい事

2026.04.14

当社作業所の桜が今年も満開。

桜の敷居を最近はほとんど見なくなりました。

 

かつては敷居といえば桜でした。

 

のこぎりを下手に使うと刃が折れるほど硬く、したがって耐久性を必要とする敷居には最適な性質をもつのみでなく、木肌がほんのり桜色の美しい素材で、とても好きな材でした。

 

ヒノキ、ヒバ、杉、松、栗、けやき、さわら、桐、etc

 

それぞれの樹種の特性に応じて、これらの木は様々に姿を変えて人の暮らしの中に息づいています。

 

柱、梁、土台等の建築用材のほか、家具、風呂桶、たんす、食器などなど木の工芸品の豊かさは、私たちの国の大事な財産であり、木の文化です。

「敷居には桜」という一つの選択が、人々の暮らしから消えていくのは、とても残念な事です。

 

伝統構法を通して、この美しい木の文化を少しでも次世代に繫げていければと思います。