モーションはキュート、アクションと物語はハード ウサギ耳ずきんの姫が活躍するボスラッシュアクション『ルビナイト』【BitSummit PUNCH】
集中からの弱点攻撃の大ダメージが爽快
以下の画像を見てほしい。
なめらかでキュートな動作。うさぎの耳みたいな赤ずきんをかぶった少女は『ルビナイト』というゲームの主人公だ。名は「ルビー」という。自身の国を取り戻す旅に出たお姫様でもある。
『ルビナイト』は「キュートだけれどもハード」なゲームだ。本作は見下ろし視点で進行するボスラッシュ型のアクションゲームで、ソウルライクのように結構簡単に敵に倒されてしまう。体験版は以前から配信されていたが、配信日が決定し、BitSummit PUNCHへも出展したのでこれを機にあらためて紹介する。
ユニークなのは、戦闘中に敵を観察するアクション「集中」の存在だ。本作の敵は純血結晶という弱点を持っているのだが、主人公のルビーだけが持つ赤い目は、その結晶を看破することができる。
システムとしては集中して敵を注視し続けることで弱点を発見し、刺突攻撃を繰り出せるようになるというシンプルなものだ。武器はナイフと相手の大きさを考えると極めて小さいながらも、一撃で大きなダメージを与えることができ、この弱点攻撃がメインのダメージ源となる。
集中には次のような特性がある。
- 集中を続けるとゲージが溜まり、溜め段階に応じて弱点を突いた際の攻撃力が上昇する(最大3段階)
- 集中している間は移動ができない
- 弱点を突くためには敵に接近する必要がある
- 敵との距離が近いほど、ゲージの溜まる速度が上昇する
- 敵の攻撃をジャスト回避で避けると、ゲージが1段階分溜まる
- 溜めたゲージは攻撃を受けるとリセットされるほか、時間経過で徐々に減っていく
- 一度弱点を突く攻撃をしてしまうとゲージはリセットされる
弱点攻撃は、いわば溜め攻撃にあたる。しかしながら、集中する際の視界が狭まる演出や弱点を突く際の敵をロックして行う攻撃演出、ジャスト回避でリターンを付与することなどで、独自のプレイ感覚に仕上げている。
「敵の攻撃を引きつけるほど、リターンが増大する」というなじみ深いシステムながら、『ルビナイト』では敵との距離をとってもいいこと、弱点攻撃自体はカウンターのようにタイミングを合わせた操作をしなくてもよいことなどから、より柔軟性の高いシステムになっていると言えるだろう。弱点を突かずに通常攻撃でもダメージを与えられるので、最後の一押しを連続攻撃で済ませるようなことも可能だ。
体験版では、突進や投石を駆使するパワータイプのThe Beast、多彩な剣技とつかみ技で戦うThe Guardianの2体のボスが登場する。攻略の要は「基本的な攻撃とは回避タイミングが異なる、時間差攻撃にちゃんと対応できるか」となっている。
また、「通常攻撃を敵に当てると回復ポーションを補充」や「弱点を突いた際に、短時間の行動不能時間を敵に付与」といったような特殊な効果を得られる護符という装備もある。対峙するボスの特性と、自分のプレイスタイルに合った戦い方を探していく楽しみにも期待できそうだ。なお、体験版ではクリア後にタイムアタックに挑むことができ、体験版で入手できる護符を自由につけかえて戦うことも可能となっている。体験版には登場しないが、スキルの要素もあり、アクションも徐々に拡充していくようだ。
開発のCup Dog Gamesが過去に受けたインタビューによれば、本作はコアメカニクスとして同じ見下ろし型のボスラッシュアクションゲームである『Titan Souls』の影響を受けているそうだ。そこに『SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE』(レビュー)や『DARK SOULS III』の戦闘システムを融合させる方向で回避の重要度が上がっていったのだという。
体験版は最序盤ということもあってものすごく難しいゲームというわけではないが、敵の攻撃を数発受ければ倒されてしまう程度には痛いし、回復ポーションの数は限られるしで攻略のおもしろさはしっかりとある。ポーションを飲んだり、巨体の敵の首を華奢な身体でなんとかはねたりとモーションも引き込まれるものがあり、製品版への期待も高まる。
物語はと言えば、チュートリアルが終わったら影のような存在から首根っこを掴まれて殺害予告をされてしまうし、体験版の範囲ですら命の恩人である仲間が、いとも簡単に殺されてしまう(実際はすぐ復活できるようだが)。戦闘に限らず物語もハードな道のりが待ち構えているようだ。
『ルビナイト』は、2026年7月23日にPC向けに配信予定だ。
