大石蔵人之助の雲をつかむような話

株式会社サーバーワークス 代表取締役社長 大石良

新年のご挨拶

新年あけましておめでとうございます。

2025年は、当社にとっては波乱の一年となりました。年始早々にこれまで経験したことのない大きな解約から始まり(お客様企業同士の合併によるもののため、当社にとっては不可抗力ではありましたが・・)、親会社子会社揃っての大型赤字案件の発生、それに伴うのれんの減損、これを受けて上場後初の下方修正、さらに個人的に膝の故障という、冷静に振り返ると天中殺ばりのネガティブなニュースがこれでもかと降り注ぐ一年となりました。

逆に言えばそれだけ学びの多かった年ともいえます。赤字プロジェクトの撲滅についてはグループを挙げて取り組んでおりますし、今後企業成長の是非を決定づけるであろうM&Aについても、もっともっと真剣に、組織としてノウハウを貯めていくというモードに切り替えることができ、「躓きを学びに変えよう」という想いがより一層強くなった年でもありました。

そんな中でも、生成AIの進展は留まることを知らず日々私たちの知的好奇心をくすぐり続けてくれましたし、生成AIの成長に伴って私たちに「AI×クラウド」の文脈でご相談いただく機会も一昨年とは比較にならないほど激増しています。足下はお陰様で好調で、当社の失策によるものの他は「AIの登場によってクラウドの利用がますます進んでいる」という状況です。

先日ブログで「生成AIで社長のコピーは作らない」という想いについて綴りましたが、これが正しいか正しくないかはともかく、生成AIをどの領域に使っていくのか、また使わないのかが試される状況になりつつあると感じています。どの領域でも可能性があるからこそ、本当に中長期の成長に資する領域を見極めて使っていくというのは困難ではありますが、一方でこれは未来予想の類ではなく哲学の話しなのではないかとも思っています。昨年の経営会議では「将来私たちはChief Philosophy Officerを置くことになるだろう」という話しもしたところです。
私たちも社内で様々なチャレンジを積み重ねていますし、こうした経験を一般化し、バリューに変えて、より多くの皆さまに届けて参ります。

 

2026年が皆さまにとって良い年になりますよう、お祈り申し上げます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

生成AI戦略もとい哲学 「社長のコピーだけは作るな」

こんにちは、大石です。

今年の生成AIに対する盛り上がりは凄かったですね。12月初旬に開催されたre:inventもまさに「生成AI一色」といった雰囲気で「DynamoDBやLambdaで喜んでた人たちはどこに行ったんだ?」と疑いたくなるほど生成AI一色といった雰囲気でした。技術レポートはたくさん転がっていますが、ビジネスパーソン視点でのまとめはこちらのWebinarで話していますので、ご興味のある方はぜひご覧下さい。

 

昨今は事業のあらゆる局面で生成AIを活用し競争優位を確立させようと動いていらっしゃる会社が大半だと思いますが、ご多分に漏れず当社も聖域なく生成AIを活用していこうというフェーズです。

定番では一般的な調べ物やアイディア出しの類です。例えば当社に「サステナビリティ委員会」という名前のタスクフォースがあったのですが、昨今サスティナビリティという言葉に若干の逆風を感じるところがあり「何か良い名前はないか」とチームの中で議論し、下のようにChatGPTに聞いてみたのです。

「サスティナビリティ委員会という名前を糸井重里がネーミングしたらどうなるか?」

その結果「これは本当に糸井先生が作ったんじゃないか?」というクオリティの秀逸なアイディアが複数あがり、結果「やさしさデザイン室」という名前に改称することに決めました(「人にも環境にもやさしい、そんな会社をデザインしましょう」だそうです😅。すごすぎ)。

 

また変わったところでは、エンジニアの技術トレーニングへの活用例というものもあります。

当社では、中途入社のエンジニア向に3ヶ月のバーチャルプロジェクトに参加してもらう、というカリキュラムがあります。これは、これまで当社が経験してきたプロジェクトを一般化し、追体験してみて、AWSの設計から構築に係る流れを(かなり現場に近い状況で)体験してもらうというものです。この取り組みは非常に効果が高くトレーニーの評判もよかったのですが、一方でトレーナーの負荷が高く、トレーナーの人的リソース不足がボトルネックにもなっていました。
そこでこのバーチャルプロジェクトにおけるトレーナーを生成AIで代替しようと言う取り組みを今年から始めたのですが、これが非常にうまく機能しているのです。
(実際のコミュニケーションは、BacklogというSaaSを使ってチケットを介して行っています)

昨年までは「どうやって生成AIに学習させるか?」という会話をしていましたが、今は「どうやって生成AIに学習させてもらうか?」という会話に180度変わっており、技術的な変化の早さを感じざるをえません。

 

他にも数えたらキリがないほど、生成AIは当社のオペレーションに組み込まれていますが、一方で「戦略とは何をしないかを決めること」と言う言葉がある通り、生成AIを適用することで将来組織に害をなすであろう領域については、戦略(というか哲学)をもって「やらない」と決めていることもあります。

その中の最たるものが「社長の分身を作らない」というものです。

昨今生成AIを使って社長や社内のお偉いさんの分身を作り、役員会に陪席させたり、議論の際に壁打ち相手になってもらうといった使い方をしていると言う例を見受けますが、私はこれを「組織にとって極めて有害な使い方だ」と判断し、当社では絶対にこのような生成AIの使い方をしない、と断言をしています。その心は、

 

  1. 頼りグセがつく
    生成AIで社長のコピーができると「気軽に聞きやすい」という話しを聞きます。ですが、それは「社長にお伺いを立てる」という行為が常態化するということでもあります。経営者か従業員かは関係なく、目の前の仕事について自分で考え、仮説を立て、実行し、自分で責任を取るという気概がプロには絶対に必要です(実際に取るかどうかは別の話)。
    もし私が社長AIに資料のダメ出しをされたらそのAIにこう言いますね。
    「そんなに言うんだったら自分で作って下さいよ」
  2. 視点の違いが失われる
    そもそも、役職の違いは役割の違いです。私が社内で絶対に言わないと決めていることの一つに「経営者目線を持て」というものがあります。そんなことはムリに決まっています。そもそも社長はスカイツリーの上に立って「おい!あっちにお宝があるぞ!」というのが仕事です。道ばたに落ちている1,000円札は見えないのです。
    でも仕事をしていれば、足下の1,000円がとてつもなく重要なことがありますし、それがあるから会社が成り立つ側面もあるわけです。全員がスカイツリーに上って「ほんとだ!あっちにお宝がありますね。へー」では困るわけです。視点の違いを生成AIがスポイルしてしまっては、多様な意見や多角的なモノの見方が失われてしまいます。
  3. 状況の変化に対応できない
    とてつもなく優秀な経営者でも、時代が変われば通用しません。最近でもトップダウンで業績を伸ばしてきた企業が、実は不正会計の温床になっているのではないか?と強く疑われるケースも出てきています。本田宗一郎さんの伝記とかを読めば分かりますが、現代で同じ事をやっても絶対に通用しません。
    サイバーエージェントの藤田社長が52歳という若さでトップ交代という判断をされましたが、人と組織に関する造詣が極めて深い同社ならでは、と驚嘆しました。同社では若いトップ、若い人材が活躍し変化に対応し続けられる環境だということが担保されたわけです。
    生成AIは原則として「過去の学習データに基づいて統計的に回答する」類のもので、未来を創ってくれるわけではありません。状況の変化に対応するのはどこまでいっても人間の仕事です。

 

そもそも私にはテクノロジーを使って自分の知性を後世に残そうなどと言う発想が全く理解できません。自分の知性が博物館にでも展示され賞賛を浴びるほど卓越したものだと自分で評価しているのでしょうか?もしそのような評価を自ら下しているのであれば恐ろしいほどの知的傲慢と言わざるを得ませんし、仮に周りがそのようにお膳立てをしたのだとしたら、短期的な忖度とご機嫌取りを優先し長期の害をよしとするスタッフを登用した責任を自問すべきです。

クリスマスにこんなことを言うのもアレですが、私たちは、老いて、死ぬことが定められており、それが宿命付けられているからこそ、決められた期限の中で最大限パフォーマンスを発揮しようと努力する、というのが私の信念です。

手塚治虫の「火の鳥」の中で、ある人物が生物を殺した罪に問われるシーンがあるのですが、この罰とは、永遠の命を与えられることでした。これは凄まじい罰で、時間が無限にあることほど恐ろしいものはないと思い知らされます。

社員にも社長にも任期と老いという時間的制約がある。だからみんながんばれるし、社長や役職者が代わることで人も育っていくわけです。

 

生成AIは様々なことができますが、だからこそ「何に使って、何に使わないのか」という高度な判断が求められ、その中には技術だけではない、哲学的な思索を要するものも多くでてきそうだと感じています。

私たちは、老害の残滓を振りまくような用途ではなく、人が学び、育ち、活躍していく場を創るためにAIを活用していきたい。技術だけでなく芸術や哲学といった幅広い知識の習得を通じて、生成AIという道具を「人の未来のために」使っていきたいと考えています。

 

私たちの考えがサンタさんを通じて少しでもみなさまのご自宅に届けば幸いです。
よいクリスマス&お正月を!

2025年 年頭挨拶

新年あけましておめでとうございます。

2024年中も皆様のお陰を持ちまして順調に成長を続けることができました。これもひとえに、日頃より当社をご愛顧くださっているお客様、パートナーのみなさま、素晴らしいサービスを提供してくれているAWSの皆さま、そして成長を支えてくれている社員と、そのご家族・パートナーの皆さまのお陰と深く感謝致しております。この場をお借りして厚く御礼申し上げます。

順調に成長できている大きな理由の1つに「採用が順調に進捗している」ことが挙げられます。当社は出社もリモートワークのどちらも強制しない、いわゆる「ハイブリッド」に近い勤務形態ですが、リモートワークをはじめた2012年から一貫して

  • リモートワークは福利厚生などではない。あくまで仕事の生産性を高める一手段であること
  • リモートワークか出社かは原則として自分で選択できるが、それは「成果が発揮できること」「顧客視点に立った判断であること」が必要

と繰り返し伝えてきました。リモートワークに幻想を持たず、物理的に話したり会ったりすることも大切にする。一方でリモートワークによって「みんなが同じ時間に同じ場所に集まる」ことによる非効率の回避もきちんと狙っていくというスタンスです。

こうした考え方に賛同してくださるエンジニアは多く、今期も予定通りのエンジニア採用が実現できる見込みです。

下手に迎合して「当社はフルリモートです」という謳い文句で採用すれば、そのポリシーが変更になったときに大きな失望を生みますし、逆に「コミュニケーションのために絶対出社です」とすると「本当にITの会社ですか?」と組織のIQを疑われることになってしまいかねません。

2024年中は「出社回帰」の流れがあったようですが、当社の採用にとっては間違いなくこうした流れがプラスに働きました。
昨今の状況下でも当社のエンジニア採用がうまくいっているのは、こうした「当社のスタンスを、良いところも悪いところも含めて事前に全て伝えて、その上で共感してくれた方に参画してもらう」という姿勢によるものと自負しております(こちらの採用サイトにも詳しく載せています)。

私たちがクラウドにコミットしている理由は、それが「ITインフラにおける時間と場所の制約を解き放つから」というものでしたが、生成AIはこれに加えて「頭数の制約」も解放してくれる可能性を秘めています。

「出社かリモートか」の様な不毛な論争は早めに終結させて、もっと多くの企業の方々にクラウド×生成AIのパワーを届けることで、皆さまがより制約の少ない環境で大きな成果を達成できるよう、引き続きご支援を続けて参りたいと思います。

2025年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

Waymoでウェイウェイしてきた話

こんにちは、大石です。

アドベントカレンダー2024もいよいよトリということで、今年一番の衝撃体験だった自動運転タクシー Waymo に乗ってきたお話しをみなさんと共有したいと思います!

Waymoって何?

Googleのグループ企業であるWaymo社が提供している自動運転タクシー。2023年8月からサンフランシスコで、2024年からはロサンゼルスなどで実際に商用サービスを提供しています。

そもそもなんでWaymoに乗ったの?

元々の目的はAWSがラスベガスで行っているカンファレンス re:Invent に行くためだったのですが、日本からラスベガスは直行便がないのでサンフランシスコなどに寄ることになります。これに合わせて、現地にお住まいの方(米DOCOMO Innovationの秋永CEO)にお願いして実際に乗ってきました。秋永さん、ありがとうございます!

アプリはUberまんま

WaymoとUberと協力関係にあるとのことで、モバイルアプリの使い勝手や地図などはUberとほぼ同じでした。

料金について秋永さんに聞いたところ、Uberと同じダイナミック・プライシングのため一概には言えないものの、両者でそれほど変わらないとのこと。一部では「Waymoの方が割高」といった声もあるそうですが、Uberの場合一般的にドライバーさんにチップを払うところWaymoにはチップがないということもあり、そこまでの差はない様です。

キターー!

来ましたWaymo!金曜日の20時頃という時間帯でしたが、呼んでからは10分弱。

2024年10月の新聞報道ではサンフランシスコ市内を走っているWaymoは約300台とのこと。それなりの数を走っているのでそこまで待たずに乗車。アプリで「解錠」すると乗り込めます。

ちなみに運転席には乗れません!車内に内向きカメラがついていて運転席に座ると移動を促されるとのこと。シートベルトも必須で、そもそもベルトをしないと発進してくれません。安全ですね。

いきなり行き止まりなんですけど・・

最初動き出した方向がいきなり行き止まりだったんですが、駐車場の空きスペースを使って切り返してから一般道に。えっ・・?なにこれすごいんですけど・・・

一般道に出てからはスムーズそのもの。事前の予想では「自動運転カーというくらいだから安全に寄せているんだろう」という思い込みがあったのですが、思った以上に「人間らしい」運転。車線変更の時はウインカーを出して少し車体を寄せて、後続車に「本当に入るぞ」とアピールをして思ったよりも強引に車線を変更していました。

別な場所では赤信号で完全に停止している最中に後ろからクラクションを鳴らされたことがあったんですが、その時はわずかに前進して「少し前に出てくれ」という後ろの車からのメッセージを正確に理解していたようでした。人間かな?

交差点・・・早い!!

Waymoが「人間の運転と一番違う」と感じたのが交差点でのスピード。一般的に人間は交差点に進入すると進行方向を注視したり、巻き込みを恐れたりして減速するのでゆっくりになりますが、自動運転カーでは四方八方にカメラやセンサー(LiDAR)が付けられていて常に状況を把握できているので、安全だと判断すればスィっといってしまいあまり減速もしないイメージ。最初は違和感がありましたが、慣れてしまうと「むしろ安全かも・・」と感じるレベルでした。

鳩にプレッシャー

秋永さんのお話しでは、Waymoが公道を走りはじめたばかりのころは、鳩が前にいるだけで動かなくなってしまうということがあったとのこと。ところが学習を続けるうちに、少しプレッシャーをかけて鳩をどかすということを覚えたらしく、それにより鳥が前を塞いでいてもスムーズに運転できるようになったそうです。こういうことも学習するんですね〜

原則として交通規制を守ることを重視しているけど、他の車がスピード制限を超えて全体が流れているときは「自分だけが遅いとかえって危ない」と判断して多少スピード制限を超えて走行することもあるとのこと。この辺りの判断も人間っぽい動きになっているようです。

安全だった・・・

20分くらいのライドでしたが、怖い・危ないと感じたことは一度もありませんでした!むしろ人間と異なりセンサーが死角を排除しているので途中からは「安全」とすら感じました。米国でもまだ一部の都市圏に限定した試験期間中とのことですが、実際にこうした報道からも分かる通り、統計的にも人間のドライバーより事故も少ないそうです。

しかもWaymoは自動運転技術のライセンス提供も行っており、2025年には日本交通、GOと共同で東京都内でテスト走行を開始すると発表されました。これは東京でも乗れる日がくることが楽しみです!

感想

秋永さんのお話では「Waymoの前身は2009年設立で、かれこれ15年にも渡って本気で自動運転に取り組んできている。技術として生成AI世代のテクノロジーは使われておりそれがブレイクスルーを産んでいるが、決してAIを使って何かやろうという順番ではない」とのこと。

確かに生成AIなどの技術を目の前にした私たちは、どうしても「これを使って何かやろう」と考えてしまいがちですが、Waymoはそうではないということですね。
目的と手段が逆転することのないよう、Waymoに乗ってウェイウェイするだけでなく(言いたかっただけ)冷静に技術との向き合い方を考えるよい機会になりました。

最後に

当社ではre:Inventにお出かけのお客様とご一緒に、このようなツアーを組んでおります。「来年こそre:Inventに!」という方はぜひ予算を確保して頂きまして、来年のre:Inventにご一緒しましょう!

 

どうぞよいお年を!

新年のご挨拶(と反省)

新年あけましておめでとうございます。

こちらのブログもすっかり「年頭挨拶だけ更新する」という悪習が定着してしまい各方面から「社長ブログはどうなっているのか」というお叱りを頂戴しております。
特に2023年はコロナの影響もだいぶ軽減され会食の席も増えたことから、久方ぶりにお目にかかる方も増えたのですが、そうした方々から「社長ブログを更新してくれていれば大石さんの近況が分かるのに、(コロナで疎遠になっていたこともあり)ブログがないと本当に近況が分からない」というお声をいただいたことがだいぶ心に響きました。

どうしても社長ブログには「それなりのいいことを書こう」と思って準備する一方で筆(キーボード)が遠のいてしまいがちですが、近況を書き残しておくだけでも情報としてお役に立てることがあるなら吝かではありませんので、2024年は定期的に近況のご報告をするようにして参りたいと思います。

事業のご報告は上場以降「決算説明会」の方に場を譲っておりますが、皆様のお陰を持ちまして順調に進捗しております。これもひとえに、日頃より当社をご愛顧くださっているお客様、パートナーのみなさま、素晴らしいサービスを提供してくれているAWS、Googleの皆さま、そして成長を支えてくれている社員と、そのご家族・パートナーの皆さまのお陰と深く感謝致しております。この場をお借りして厚く御礼申し上げます。

2023年は生成AI元年とも言える年でしたが、当社もご多分に漏れず全グループ社員が利用できるように制度をつくり、いくつかのパイロットプロジェクトを走らせるだけでなく、実際のお客様が安全に生成AIを利用できるような環境づくりのプロジェクトにも参画させていただきました。私も実際に手を動かして試しておりますが、率直に言うと「意外と難しい」という感想です。ChatGPTが出たての「何でもできそうだ」という万能感は一段落し、どのエンジンをどのように使い、かつ企業固有のデータをどのようにRAGで読み込ませるのかという組み合わせの問題が予想より複雑で一筋縄ではいきませんでした。

社内では「当社はこれからCIerからAIerになっていく」という話をしていますが、まさにAIもインテグレーターが必要な複雑系の世界に突入していきそうです。こうした状況でも、クラウドを用いてお客様の課題に真正面から取り組み「クラウドで、世界を、もっと、はたらきやすく」というビジョン目指して社員一同力を合わせて参ります。

今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

2023年 年頭挨拶

新年あけましておめでとうございます。

昨年も引き続き新型コロナウイルス感染症に世界中の人々が苦しめられるだけでなく、ロシアによるウクライナ侵攻、急激な円安と経済、安全保障、健康と多くのテーマを一度に考えなくてはならない一年になりました。

こうした中、当社としては、昨年初めての企業買収を経験し、これまで当社になかった能力を買収で獲得するというチャレンジに踏み切りました。今後もこうした活動を通じてより成長スピードを加速させて行きたいと考えております。

また昨年は大幅な円安に振れたことから「お客様にとって海外クラウドが割高に感じられるのでは無いか?成長の阻害要因になるのではないか?」という懸念の声もありましたが、昨年から用意していたカスタマーサクセス部(ご契約済みのお客様に対してアフターフォローを専門に行うチーム)がAWS利用料の多いお客様にコスト削減コンサルティングサービスを提供するなど、タイムリーなサービス提供によってむしろご利用が増え、また「こうしたサービスがあるから当社と契約する」という新しいお客様もお迎えすることができるという好循環を築くことができました。

厳しい環境下においても順調に事業を進めることができたのも、日頃より当社をご愛顧くださっているお客様、パートナーのみなさま、素晴らしいサービスを提供してくれているAWSの皆さま、そして成長を支えてくれている社員と、そのご家族・パートナーの皆さまのお陰と深く感謝致しております。この場をお借りして厚く御礼申し上げます。

 

2022年にはAWSの年次カンファレンス re:Invent も通常通りのフォーマットで開催され、私も3年ぶりにラスベガスに行って参りました。米国では殆どの人がマスクなしで通常の生活に戻していることに驚く一方、街中は3年前と異なりホームレスの人が目に見えて増え、ダウンタウンでもオフィスの空きが目立ち加熱した経済を急激に冷やしている状況であることが実感できる、(良くも悪くも)米国のダイナミズムを肌で感じる出張となりました。

かく言う私も昨年9月にはコロナに罹患してしまいまして、39度台の発熱で1週間寝込むという悪夢を経験しましたので「いますぐノーマスクに戻そう」などというつもりは毛頭無いのですが、実際に米国で(日本人を含めて)ほぼ全員がノーマスクの環境で打ち合わせや飲み会をやったりすると「やはりマスクなしでの会話は表情を含めたたくさんの情報が伝わって良いな」と再確認する機会にもなりました。

当社も出社率は10%程度という状況が続いていますが、これから何年かかけてハイブリッドワークの体制を作っていく前提に立つと「社員に強制することなく、社員自身が会社に来たくなる、face-to-faceのコミュニケーションを取りたくなるような機会をどう作っていくのか」が大きなテーマになるものと理解しています。
こうしたチャレンジについても、私たちの挑戦を皆さまにお伝えして行きたいと考えています。

皆さまにおかれましても健康にはご留意いただくとともに、よい一年になるようお祈り申し上げております。

今年も一年、どうぞよろしくお願いいたします!

2022年 年頭挨拶

新年あけましておめでとうございます。

昨年は、2020年に引き続き新型コロナウイルス感染症に世界中の人々が苦しめられる一年となりましたが、一方で新型ワクチンの登場など「技術が人々の生活を大きく変える可能性を秘めている」ことが明らかになった一年ともいえます。

当社の事業はお陰様をもちまして、2020年に慎重だったIT投資が一気に復調し、堅調に推移することができました。これも、日頃より当社をご愛顧くださっているお客様、パートナーのみなさま、素晴らしいサービスを提供してくれているAWSの皆さま、そして成長を支えてくれている社員と、そのご家族・パートナーの皆さまのお陰と深く感謝致しております。この場をお借りして厚く御礼申し上げます。

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2022年も、これまで同様に「DX」がIT業界における大きなテーマになることは間違いありません。お客様との物理的な接触が今後も限られる中で、お客様とどう繋がっていくのか、また満足度をどうやって高めていくのかは容易な事ではありませんが、みなさまがこうしたチャレンジに当たって何か参考になることがあればと思いまして、↑の動画では米国ユナイテッド航空社のAWSを用いたDX事例についてご紹介させて頂きました。

昨年は新卒・中途を含め50名を超える採用を進めて参りましたが、まだまだ皆さまからの「クラウドを使ったDX推進をサポートしてほしい」というご要望に完全には応えられる体制には至っていないと猛省しております。今年は、採用+社内でのトレーニングを通じて、皆さまのリクエストに100%お応えできるよう体制の強化を進めて参ります。

 

皆さまにおかれましてもご健康にはご留意いただくとともに、よい一年になるようお祈り申し上げております。

今年も一年、どうぞよろしくお願いいたします!