TVアニメ『DIGIMON BEATBREAK』咲夜レーナ役・黒沢ともよ × プリスティモン役・田村睦心の対談インタビューを公開!

東映アニメーション株式会社のプレスリリース

東映アニメーション株式会社(本社:東京都中野区、代表取締役社長:高木勝裕)は、2年ぶりの新作となるTV アニメ「DIGIMON BEATBREAK(デジモンビートブレイク)」において、咲夜レーナ役・黒沢ともよ × プリスティモン役・田村睦心の対談インタビューを公開いたします。

よくキレていて怖いけど、レーナはすごく優しい子


――まずはオーディションの時のお話から聞かせてください。おふたりが演じているキャラクターに最初どんな印象を持ちましたか?

 

田村

プリスティモンって、見た目がすごくかわいいじゃないですか。だから、もう少しマスコットっぽい喋り方なのかなと思っていたんです。でも実際は全然そうではなくて、結構お姉さんっぽいというか、女性らしさがあるキャラクターでした。ウルヴァモンになった後も、かなりお姉さんなんです。見た目は獣感が強いので、勝手にもう少しデフォルメされたかわいらしさを想像していたんですけど、レーナの対になる存在というか、レーナの心を映しているようなキャラクターなので、女性らしい感じで演じてほしいと言っていただいた記憶があります。

黒沢

最初のアプローチは違ったんですか?

 

田村

最初はもう少し声を潰した感じでやっていました。あまりかわいい役をやることが多くないので、プリスティモンは自分の中でも結構珍しい役です。ゲストでいらっしゃる先輩方にも、後日別の現場で「全然違う感じでやってるんだね。びっくりしたわ」と言われることがあって。私も毎週、「今日プリスティモンの声、出るかな」と少しドキドキしながら現場に来ています(笑)。

 

黒沢

持ち役の中でもハイキーですか?

 

田村

ゲームだと高めの声で喋ることはあるんです。でもゲームは自分の間で喋れるじゃないですか。アニメーションは尺もかけ合いも決まっているので、急に調整しながら入るわけにもいかない。「今ちょっとガサついたけど大丈夫かな」と思いながらやっています。

 

――黒沢さんはいかがでしたか?

 

黒沢

私は、デジモンのオーディション自体に呼んでいただくのが初めてでした。デジモンという作品と自分が接点を持つ未来をあまり想像していなかったので、「すごい、どんな感じなんだろう!」と楽しみにオーディションに行きました。ただ、オーディション会場からすでに、プロデューサーの櫻田(博之)さんのワールドがすごくて。

 

田村

確かにね(笑)。

 

黒沢

 アフレコブースで先輩方が愛を込めて“サクラダモン”(櫻田博之)って呼んでらっしゃるんですけど、その言い方をお借りするならば、「“サクラダモン”(櫻田博之)のミラーワールドに迷い込んだ」といった感じがあって(笑)。私は知り合いがいなかったので、下を向いて台本を眺めるふりをしながら、ぼーっとしていたんです。そうしたら、櫻田さんがふらっとやって来て、目の前の椅子に座って、「食べた?」って(笑)。

 

田村

オーディションの時からそうだったんだ(笑)。

 

黒沢

そうなんです。ブースの奥のテーブルにお菓子が置いてあって。“サクラダモン”って、技のひとつに「おいしいものを繰り出す」があるんです。初めましてだったので、「食べた?」に対して、あたふたしてしまって。マネージャーさんなのか、制作の方なのかもわからなかったので…!そうしたら別の役者さんが「いやいや、オーディションで食べられないですよ~」と言ってくださって、そこからあったかい会話が始まって。その時点で、ものすごいファミリー感だったんです。「食べた?」に答えを迷うくらいの距離感なのは私だけなんだと思って、驚きました。

 

田村

そんなオーディションあるんだね(笑)。

 

黒沢

オーディションでは監督から「レーナは怒りに支配されているキャラクターなので、怒りを強く出してほしい」と言われたんですけど、その時の私は“サクラダモン”のことで頭がいっぱいで、とにかく自分の中で一番大きい声を出しました。もしかしたら、「みんな仲いいじゃん」という僻みみたいなものが、e-パルスとして出ていたのかも(笑)。今思うと面白すぎるし、笑い話なんですけどね!スタジオを出た時はマネージャーさんに「たぶん難しいと思います」と伝えたほどだったんですけど、後日「候補に残っているらしい」と聞いて。レーナのように怒りがこれほどクイックに出てくる役はあまり演じてこなかったので、自分にとっても挑戦になると思い気合が入りました。

 

――演じていく中で見えてきた、レーナとプリスティモンの魅力についても聞かせてください。

 

黒沢

じんわり出てきたレーナの一面で言うと、お金が大好きなところですね。

田村

初期からお金は好きだったよね。金の亡者みたいな瞬間は結構あった(笑)。

 

黒沢

最初の頃は、真摯に困窮しているから、真摯に頑張っていこうとしている子なのかなと思っていたんです。でもだんだん、瞳にドルマークが輝くような、お金にまつわるコミカルな描写が増えてきて。そこでのプリスティモンのお姉さんらしい振る舞いや、レーナとのやり取りも含めて、新しい魅力だなと思いました。

 

田村

お金に関しては、プリスティモンも「よっしゃ、やるわよ」みたいに一緒になっているところがあって、コンビ感がありますよね。でも、レーナが言い過ぎたり、ちょっと行き過ぎたりした時には、たしなめる瞬間もある。そういうところはお姉さんっぽいです。プリスティモンは、お姉さんっぽさがありながら、このかわいい外見をものすごく生かしているんです。アフレコの時は、まだ絵がそこまで完成していないことも多いので気づきにくいんですけど、放送を見ると、頭にぺたっと乗っていたり、細かい動きが本当にかわいいんですよ。かと思えば、ウルヴァモンになった時にはレーナをすかさず守ったりする。かわいさとかっこよさが共存しすぎていて、すごいです。

 

黒沢

私は、紅茶の湯気を愛でているところが好きです。

田村

いい香りを浴びているんだよね。

 

黒沢

あれがめちゃくちゃかわいい(笑)。

 

田村

あと、人間たちが変になってしまう第27話も印象に残っていて。この回はレーナも狂っているんですけど、でも優しいんですよね。プリスティモンのためにいろいろ買ってくれたりするんですけど、正気に戻った後も、プリスティモンがすごく気に入っていた紅茶のセットはそのまま残しておいてくれる。「優しいところあるじゃん」と思いました。グラニットが倒れて雪山に行った時もそうです。ものすごく寒そうな状況なのに、倒れているグラニットに自分の赤いパーカーを着せてあげるんですよ。レーナはよくキレていて、怒っていて怖いところもあるんですけど、すごく優しい子なんだなと思いました。

黒沢

3話ぐらいまでは、「この子はずっと怒るのかな」と思っていたんですけど、最近は感情も豊かになってきました。おかげで進化もしていただき、ありがたいです。 

第35話で描かれる完全体への進化 プリスティモンとレーナの“合わせ鏡”のような関係


 ――進化のお話も出ましたが、第35話ではついに完全体が登場します。これまでもシリーズに関わってきた田村さんが、改めてデジモンを演じて感じたことはありますか?

 

田村

寄り添う感じがすごくあります。人間の役でも当然誰かに寄り添うんですけど、人間は心が揺れたり、いろいろ迷ったりするじゃないですか。でもデジモンは、ワンちゃんに近いのかなと思うんです。一心にパートナーを思っている感じがあって、ブレない。第35話でもそれをより強く感じました。人間に対する思いが、とても純粋だからこそ強いんだと思います。

 

黒沢

出来事に向かっているというより、パートナーを見ている感じの方が強いですか?

 

田村

そうかもしれないです。何か出来事が起きたとしても、結局はパートナーとどう乗り越えていくか、という感じに近い。だからある意味、迷いがないんですよね。プリスティモンやウルヴァモンだからこそかもしれないですけど、信じる気持ちの強さがあるなと思いました。

 

――本作は人間の思考や感情から生まれるe-パルス、そしてサポタマからデジモンが生まれるという設定もあります。従来のパートナー関係よりも、一心同体や合わせ鏡の感覚が強いのかもしれませんね。

 

田村

本当にそうかもしれないです。相棒でもあり、兄弟のようでもあるんですけど、それ以上に合わせ鏡というか。「あなたは私で、私はあなた」みたいな感じがあるのかもしれません。

 

黒沢

視聴者としてデジモンを見ていた時は、子どもたちの未知の力にデジモンたちが感化されて進化していく姿に心を動かされていたんです。でもレーナを演じていると、プリスティモンがお母さんのような存在に感じます。甘えてしまっているんですよね。絶対にいなくならない存在というか。まだ、プリスティモンがいなくなることが物語のフックになったことはないじゃないですか。プリスティモンを失いそうになる瞬間に出会ったら、また変わるんだろうなと思います。でもそれは、「絶対にいてくれる」という安心感でもある。レーナは、嫌われないと思っている気がします。

 

田村

というか、そんなことを考えたこともなさそう(笑)。

 

黒沢

そうですよね(笑)。私はすごく新鮮でした。浅いデジモン歴ではありますけど、こういう形のパートナーもあるんだなって。

 

田村

オーディションの時に監督から、プリスティモンはお姉さんポジションというか、そういう感じだと言っていただいた気がします。レーナがなりたい像というか、大人になりたい気持ちの先にある存在なのかもしれません。だから、お母さんっぽい感じもあるんでしょうね。

黒沢

レーナは「もう少し男の子っぽくできますか」と言われていました。感情を大きく爆発させるというより、思春期特有の神経が敏感になっている感じ、少し尖った雰囲気を意識してほしいというディレクションを受けました。トモロウとの違いも難しい役だなぁと感じます。

 

攻撃性の奥にあるレーナの防衛本能 グローイングドーンという居場所への思い


 ――レーナは昔から自分の居場所がなくて、今ようやくグローイングドーンという居場所を見つけた。だからこそ、家族のような場所を誰よりも大切にしているのかなと感じます。

 

黒沢

考えていそうですよね。「どうしたらここを続けていけるのか」を誰よりも考えているんだろうなと思います。キョウも考えてくれているように見えるんですけど、意外とこそこそ際どいことをしていたりするので。

 

田村

あの人、隠し事するからね(笑)。

 

黒沢

そうそう。そういう意味では、馬鹿真面目にグループのことを考えているのはレーナなのかなと思います。

田村

トモロウへの当たりも、最初はめちゃくちゃきつかったですもんね。基本的にみんなにそれなりにきつめに行く子ですけど、最初のトモロウに対しては「そんなに言う?」ってくらい攻撃的で。やっぱり、今あるグローイングドーンの家族の形を、わけのわからない新入りに壊されたくないという思いがあったんだろうなと。防衛本能なのかなという感じがします。

 

黒沢

攻撃性はやっぱり高いですよね。台本を自分のフィルターで読むと、そこまで相手に強く当てないで言ってしまいそうな言葉も、レーナの場合はあえて「そんなに?」というくらい大きい声を出したり、身体を使って喋ったりする。防衛が全部前に出ている子なのかなと感じます。

 

田村

穏やかになる日は来るんですかね……。

 

黒沢

私は、やっぱりプリスティモンがいなくなる可能性があるとわかったら変わると思うんですよねぇ。

 

田村

ちょっと待って! 急にリストラするのやめてもらっていい?(笑)

 

黒沢

ほら、トモロウがゲッコーモンを失うかもしれないとなって、ひとつ頑張ったじゃないですか。あれと同じ目に遭わないと、自分を改めないんじゃないかなって。

 

田村

いや、でももうだいぶ改心していると思うよ。トモロウって彼も彼で反抗期真っ盛りみたいなところがあるじゃないですか。そういう彼を受け入れられている時点で、レーナも結構大人になった気がします。グラニットに対してもそうだし、ムースモンに対しても優しい言葉をかけていたりしましたし。もともとはそういう子なんだと思います。

 

 “ハートブレイク”な物語を支える、ハートウォーミングなアフレコ現場


 ――アフレコ現場の雰囲気はいかがですか?

 

田村

ファンの方からは“ハートブレイク”と言われる『DIGIMON BEATBREAK』ですけど、現場はすごく楽しいです!

 

黒沢

ハートウォーミングですよね。

 

田村

入野さんが冗談っぽいことを言われることもあって、キロプモンに対していろいろ言っている印象も強いですけど、たぶん大好きなんだろうなって。「パラライズエコー」もすぐものまねしていたりして、小学生男子みたいな感じがあります(笑)。

 

黒沢

私、最年少なので本当にこんなことを言うのは違うと思うんですけど、現場の雰囲気が若くて。「大学のサークルみたい!」と思う時があります。

 

田村

ともよちゃんが一番大人な感じがしているよ(笑)。でも、本当に学校みたいですね。先輩とか後輩の子が来ても、みんな関係なく楽しく喋っています。スタッフさんたちが出てきて喋ってくれるのも大きいのかもしれないです。スタッフさんだから、キャストさんだからという垣根があまりない感じがあって、喋りやすい現場ですね。

 

――最後に、第35話の注目ポイントと、放送を楽しみにしている方へのメッセージをお願いします。

 

黒沢

進化という大きな出来事が起きるからには、そこには必ずフックがあると思って台本を読んでいたんです。でも、私が感じていたフックと、監督が捉えていたフックが少し違っていて。「なるほど、レーナはそんなに素直な子なんだ」と、そこで改めて気づかされました。これまで演じてきた中で、レーナのことをわかっていたつもりの部分もあったんです。でも第35話では、ここに来てまだ見えていなかった彼女の素直さが描かれている。どのセリフが彼女の心を動かしたのか、演出も含めて「なるほど」と思ってもらえたら嬉しいです。もともとオーディションの時にいただいた資料に「AIとの共存を目指す」という言葉があって、その結末を知りたいという気持ちでこの作品に入りました。ここからどんな答えにたどり着くのか、残りの物語で何が描かれていくのか、私自身もすごく楽しみにしています。ぜひ今後の展開も見届けていただけたらと思います。

 

田村

今までもレーナがメインの回はあったと思うんですけど、プリスティモンとレーナの心のやり取り、「私はこう思っていたんだ」「私はこうだよ」という会話は、意外とあまりなかった気がするんです。どちらかというと、同じ方向を向いて一緒に頑張ろうという場面が多かった。でも第35話では、改めてプリスティモンの気持ちをレーナに伝えますし、レーナの優しさや焦り、本心のようなものを、ともよちゃんが熱演していて、本当にめちゃくちゃよかったんです。今までのレーナは、強い部分や優しい部分は出ていましたけど、弱い部分や心の内はあまり見えていなかった気がします。そこをぜひ見ていただきたいです。

 

▼咲夜レーナ役・黒沢ともよ × プリスティモン役・田村睦心 対談インタビュー

https://www.toei-anim.co.jp/tv/digimon_beatbreak/special/interview/06/#interview06

TVアニメDIGIMON BEATBREAK(デジモンビートブレイク)について

 ▼INTRODUCTION

人間の思考や感情から生まれる「e-パルス」は、AIサポートデバイス「サポタマ」のエネルギー源として活用されていた。目覚ましい発展を遂げるその陰で、恐るべき怪物が現れる。e-パルスを喰らい、進化する生命体「デジモン」である。

天馬トモロウは、サポタマから誕生したゲッコーモンとの出会いをきっかけに、非日常へと巻き込まれていく。

賞金稼ぎを生業とするチーム「グローイングドーン」の沢城キョウたちとの共同生活を送るなかで、トモロウは決意を新たにする。

人間とデジモンが描く新しい未来とは──

▼CAST

天馬トモロウ/入野自由

ゲッコーモン/潘めぐみ

咲夜レーナ/黒沢ともよ

プリスティモン/田村睦心

久遠寺マコト/関根有咲

キロプモン/久野美咲

沢城キョウ/阿座上洋平

ムラサメモン/濱野大輝

▼放送情報
フジテレビ他にて10月5日より毎週日曜朝9時から放送中

▼「DIGIMON BEATBREAK」公式サイト

https://www.toei-anim.co.jp/tv/digimon_beatbreak/


▼「DIGIMON BEATBREAK」公式X

@digimon_tv(https://x.com/digimon_tv

 

【著作権表記】

©本郷あきよし・フジテレビ・東映アニメーション

※画像素材を掲載・使用される際は、必ず著作権表記をお願いいたします。

 

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