人間関係でくり返してしまうパターンの解消法
●夫婦でいつも決まったパターンの喧嘩をしてしまう
●恋愛において同じようなパターンを繰り返してしまう
●子どもに対していつも感情的になって叱りすぎてしまう
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そんなふうに
人間関係でなんらかのパターンをくり返している人は多いと思います。
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今回は、その「パターンが生じるメカニズム」と
「パターンを変える方法」をお話しします。
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本題に入る前に、
僕のSubstackについてのインフォメーションを
お伝えしておきますね。
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今回のこの投稿は「記事」ですので、
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一方「notes」というのはショートメッセージで、
メールでは届かないので、
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僕の場合、
「記事」の投稿は週1くらいのペースですが、
「notes」の方は、ほぼ毎日、
日々の心の栄養源になるショートメッセージを
投稿しています。
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たとえば、
【あきらめる力が弱いとどうなるか?】
【人の心の薬になるのは、なぜAIではなく人間なのか?】
【どん底状態で絶望していた人を立ち直らせたものは何か?】
など、
人間理解を深めるメッセージを
ほぼ毎日、notesで投稿しています。
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知ると知らないとでは大違い!
そんな極上の情報を含んだ話を投稿していますので、
日々の心の栄養源として、
よかったら活用してくださいね。
https://substack.com/@ynoguchi
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では、本題に入りましょう。
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●人と会うと無理に明るい自分を演じて疲れてしまう
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●好きな相手と付き合っても、
最後はおたがいを傷つけ合うようになって、
毎回あと味の悪い別れかたをしてしまう
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●のびのびとした子育てが理想なのに、
実際は子どもに対して口出しし過ぎてしまう
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こんなふうに、人それぞれ
「人生でくり返している人間関係のパターン」
があると思います。
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これらのパターンの根源には何があるのでしょうか?
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人から怒りをぶつけられがちな
Aさんという男性のケースを見てみましょう。
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職場でミスをしたとき、
他の社員に対しては注意で済むのに、
上司はAさんのミスに対しては
怒りをぶつけることがしょっちゅうです。
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Aさんは仕事も真面目にやっているし、
特段ミスが多いわけじゃないのですが、
なぜか怒りをぶつけられやすいキャラクターなのです。
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思いかえしてみれば、
子どものころもクラスメイトから責められたり、
友達から怒りをぶつけられたりすることがよくあったAさん。
彼はなぜ
「人から怒りをぶつけられる」というパターンを
くり返しているんでしょうか?
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僕たちが人間関係において
同じパターンをくり返してしまうのは、
心の中に「人間関係のひな型」があるからです。
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これを心理学では「内的対象関係」と呼びますが、
「心の中にある人間関係のテンプレート」と言ってもいいでしょう。
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この「ひな形(テンプレート)」を、
僕たちは現実生活の中で再現しているんです。
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上記のAさんは子どものころ、
お父さんがとても怖い存在でした。
彼のお父さんは、怒り出すと
どなったり物を投げたりする人でした。
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Aさんの心の中には、
「怒ると怖いお父さん」と「ビビる自分」という
2つのイメージがあります。
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この2つがセットになっているわけですが、
これが彼の「ひな型」です。
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そしてAさんは、
心の中にある「怒ると怖いお父さん」のイメージを、
上司に投影しています。
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この投影という現象は、
プロジェクターをイメージしてもらうと
わかりやすいと思います。
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プロジェクターって、
機械の中にある情報を、
外側のスクリーンに映し出しますよね。
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同じようにAさんは、
自分の心の中にある「怒ると怖い人」というイメージを、
上司というスクリーンに映し出して見ているんです。
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「怒ると怖い人」のイメージを投影すると、
上司が「怒ると怖い父親」のように見えてきます。
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すると、ひな型の中にセットで持っている「ビビる自分」に、
Aさんは同一化しちゃうわけです。
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こうしてAさんは「ビビる自分」になって、
上司に対してやたらと気を遣いながら接する
ということになります。
上司の機嫌を取ったり、媚を売ったりするわけです。
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これが続いた結果、上司は
Aさんに不機嫌をぶつけるようになり、
「怒ると怖い父親」のようになっていったのです。
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この上司のように、
あるイメージを投影されつづけていると、
そのイメージ通りの役を演じてしまうようになることを
心理学では「投影同一化」と言います。
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このような投影同一化のプロセスを経て、
Aさんの心の中の
「怒ると怖いお父さん」と「ビビる自分」というひな型が、
現実においては、
「怒ると怖い上司」と「ビビる自分」という形で再現されたわけです。
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一方、投影同一化がポジティブにはたらくケースもあります。
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ある会社の課長は、とても気難しくて部下から怖がられています。
「短気でとっつきにくい人だ」とみんなから思われているのですが、
なぜかその課長とうまくやっているBくんという社員がいます。
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Bくんは子どものころ、父親がとても信頼できる人でした。
そんな彼の中には
「話せばわかってくれる信頼できる父親」と「信頼する自分」という
「ひな型」があります。
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Bくんは、課長に対してもフランクな接し方をしました。
「あっ、課長いまイラっとしたでしょ。僕にぶつけないでくださいよ~ 笑」
「ちょっと相談があるんですけど、仕事終わったら飲みに行きませんか?」
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Bくんがそんなふうに接していたら、
やがて課長はBくんに対しては笑顔をよく見せるようになり、
Bくんに意見を聞くことも増えました。
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Bくんは、「話せばわかる人」というイメージを課長に投影しました。
そして、それを投影され続けた課長は、
Bくんにとって「話せばわかる・信頼できる人」になっていったわけです。
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まさに、投影同一化が起きたのです。
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投影と投影同一化によって、
心の中のひな型が現実の人間関係に再現される仕組みを
理解していただけたでしょうか。
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ここで有名な寓話を一つ紹介しますね。
ある町の入口にひとりの老人が座っていた。
その目の光は、深い叡智を宿しているようだった。
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よその町から若者がやってきてその老人に聞いた。
「この町はどんな町ですか」
老人は聞きかえした。
「キミはどんな町から来たのかね」
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若者は言った。
「僕がいた町は腹黒くてタチの悪い人間が多かったです」
老人は言った。
「この町も同じようなものだよ」
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若者は疑いの目で老人をみると町に入っていった。
そしてしばらく住んで、
老人が言ったとおりの町であることを知った。
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ある日、別の若者がやってきて老人に聞いた。
「この町はどんな町ですか」
老人は聞きかえした。
「キミはどんな町から来たのかね」
・
若者は言った。
「僕がいた町は親切であたたかい人が多かったです」
老人は言った。
「この町も同じようなものだよ」
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若者は老人に感謝の言葉を伝えると町に入っていった。
そしてしばらく住んで、
老人が言ったとおりの町であることを知った。
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以上、有名な寓話なので
聞いたことがある人も多いと思います。
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この寓話の老人は、
「この町はどんな町か」と聞かれて、
まず「キミはどんな町にいたのか」と若者に聞き返しました。
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若者が前にいた町で、
どんなイメージをまわりの人に投影し、
どんな人に囲まれていたのかをまず聞いたわけですね。
そして、「この町でも同じことが起きるよ」と言っています。
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住む町は変わっても、
若者の心の中の「ひな型」が変わっていなければ、
また同じ人間関係が再現される。
そのことを老人は見抜いていたのです。
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さて、では僕たちは、どのようにして
自分のパターンを変えていくといいのでしょうか?
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どのようにすれば
くり返したくないパターンに終止符を打ち、
新しいパターンを創り出せるのでしょうか?
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ここで大事なポイントは、
今ある「ひな型」を変えようとするのではなく、
新たな「ひな型」を育んでいくことです。
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新たな「ひな型」が育まれると、
古い「ひな型」は自然と薄れ、弱まっていきます。
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新しく育んでいく「ひな型」としては、
「私を受け入れてくれる人」と「自然体で接する自分」
の組み合わせはとてもいいと思います。
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この「ひな型」を育む方法として、
オススメの方法を3つ挙げておきますね。
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(1) 受容力の高い心理カウンセラーから
継続的にカウンセリングを受ける
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(2) 心理学にもとづいた良質な情報に触れ続けながら
自己受容やセルフコンパッションの練習を重ねる
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(3)身近な人との間で、
おたがいをほどほどに受け入れ合える関係を育んでいく
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(3)の「身近な人と受け入れ合える関係を育む」のは、
それなりに時間がかかりますが、
これは一生の財産になりますね。
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一方的に自分が受け入れてもらう関係ではなく、
たがいに持ちつ持たれつの、
対等な関係を目指すことがポイントです。
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というわけで今回は、
人間関係でくり返してしまうパターンの解消法を
お伝えしました。
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ご参考になったとしたら嬉しいです。
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Substackでは、
自己肯定感が高まり、
人間理解が深まり、
人間関係を楽しめるようになる話を
今後も投稿していこうと思います。
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ショートメッセージのnotesは
ほぼ毎日投稿していますので、
覗いてみてくださいね。
日々の心の栄養源になると思います。



今うまくいかない関わり方も
実は自分を守るのに必要だった反応だったのかもしれない
そこに気づけると視点が変わるかもしれませんね
「ひな型」という説明がとてもわかりやすかったです。
人間関係の問題は、相手だけの話でも、自分だけの話でもなく、いつの間にか始まっている“いつもの配置”の話でもあるのですね。
古い型を責めるより、新しい型を育てる。そこに救いがありました。