エンジニアのCodex評価GPT-5.5時代のリアル
GPT-5.5本当に良いの??
どうも、わいへいです!
GPT-5.5、もう触りましたか?
先週リリースされてから1週間ちょい。本業のWeb系開発でも、個人のゲーム開発でもCodexを使い倒している人間として、現場の体感がだいぶ変わったので今日はそのリアルをお話しします。
GPT-5.5って実際どうなの? と気になっている方の参考になれば幸いです!
GPT-5.5、何が来たのか
今のCodexは、ターミナルのCodex CLI、ブラウザのCodex Web、IDEプラグイン、Codexのデスクトップアプリと複数の形態があるのですが、その裏のモデルが一段アップデートされて、挙動が「だいぶ賢くなったな」っていう体感があります。
そして地味に大きいのが、速度を落とさずに頭が良くなったこと。
同じタスクをこなすのに必要なトークン数が減っている感覚。
5.4のHighで5〜6分かかっていた処理が、5.5のMediumで2分半くらいで終わったりします。速くなって、しかも賢くなった。
大企業の現場で起きてること
象徴的なのが、NVIDIAが社内エンジニアにかなり大規模にCodexを使わせてる、という話。
https://blogs.nvidia.co.jp/blog/openai-codex-gpt-5-5-ai-agents/
社員のエピソードとして「数日かかっていたデバッグが数時間に」「数週間の実験が一晩で進む」みたいなものが出てきています。
もうAIエージェントの話は、個人開発者の体感だけの話ではなくなってきたんですよね。
トップレベルの組織で、組織の生産性として効くフェーズに入ってきていて、「うちの規模じゃまだ早いかな」って言ってる組織は、そこそこのスピードで置いていかれそうな気配がしています。
僕は今VLCNP物語というゲームを作っていて、Unity / C#で開発しています。
先週はボス戦のアクションを実装していたのですが、ほとんど自分でコードを書いていません。
「丸投げ」っていうより、仕様駆動でCodexに委譲している、という感覚に近いです。
フローはこんな感じ。
GitHubのIssueに仕様を書く
CodexにそのIssueのURLを渡して「これやって」と依頼する
Planモードで質問させて、意図を合わせる
実装はCodexに任せて、自分は別のこと(ドット絵描いたり)をやる
例えば「ボスが鬼火を発射するアクション。詠唱モーションのあと、ボスの体から徐々に広がる。プレイヤーは数秒の回避猶予を持てる」みたいな仕様を書いて、
Planモード(Shift+Tabで起動)で投げると、曖昧な部分を向こうから質問してくれるんですよね。
GPT-5.5になってから、このPlanモードでの質問の文がかなり分かりやすくなったのも明確な進化ポイントです。
5.4時代は「この選択肢どういう意味?」となることがちょいちょいあったのが、5.5ではほぼなくなりました。
強み
GPT-5.5×Codexの強みを整理すると、こんな感じ。
仕様の詰めが対話で進む:Planモードで投げると、曖昧な部分を絶妙な粒度で質問してくれる。既存仕様の理解度が半端ない
ワークフローを守る:X投稿の自動化エージェントみたいに「手順をきっちり守ってほしい仕事」はCodexに振っています。Claudeはたまに「こっちのほうがいいですよ」と手順を変えにくることがあるのですが、Codexは指示通りにやってくれる
壁打ちはClaude、実行はCodexと使い分けるのが今のところベストな感触です。
弱点
もちろん万能ではなくて、弱点もあります。
設計が雑だと壊しに来る:責務分離の基本構造が入っている前提だと爆速。構造がぐちゃっとしていると関係ないところまでいじって壊す可能性があります。設計知識ありで投げるのと、バイブスで投げるのとでは雲泥の差。エンジニアの設計力はまだ全然必要です
文章生成は下手:コードはうまいのに自然な日本語はからきし。X投稿やメルマガを書かせると硬くなるので、文章生成だけはClaudeに振っています
Fast modeの罠:気づいたらFast modeがONになっていて、クレジット消費が爆速になっていた事件がありました。「5.5になったから消費早いんかな」と疑ったら、実はFast modeのせいだった。アップデートのタイミングで挙動が変わっている可能性があるので、設定を一度確認することをおすすめします。下記から確認できます
で、エンジニアの仕事はどう変わるのか
GPT-5.5以後、Codexは「指示通りに仕事を完了させる力」が一段抜けたエージェントになりました。
決まった仕様を確実に実装してくれる、優秀な部下みたいな存在ですね。
そうなると、エンジニア側の仕事は
設計の土台を用意する
仕様を言語化する
レビューと方向修正、テストケースをチェックする
あたりに移ってきています。
コードを書くこと自体が、もう仕事の中心じゃないんですよね。
NVIDIAみたいな大企業の大量のエンジニアと、僕みたいなインディーのひとり開発者、両極で同じことが起きているのが面白いところです。
今日からの3アクション
ここまで聞いて「なるほどな〜」で終わると何も変わらないので、今日やってほしい3つのアクションを置いておきます。
GitHub IssueやJiraチケットなどなんでもいいので仕様を書く習慣をつける:ざっくりでいいので、「この機能、こう動かしたい」を文章にする練習
Codexに1タスクだけ丸ごと委譲してみる:↑のドキュメントを提示し、Planモードで質問させて、実装まで持っていってもらう。コードを書きたい衝動はいったん我慢
自分の作業を「指示」に言語化する練習をする:普段なんとなく手で動かしてる作業やエージェントに五月雨で雑に依頼しているものを、エージェントに渡せる粒度で書き直す。これだけでAIエージェントを使った仕事が段違いに速くなります
「コードを書く時代」から「仕様で人とAIを動かす時代」へ、自分の手で乗り換えていきましょう。
まとめ
ということで、GPT-5.5でCodexが「優秀な部下」になってきて、エンジニアの仕事の中心が「コードを書くこと」から「仕様と設計を整えること」にハッキリ移ってきたぞ、という話でした!
ジュニアレベルの実装作業はガンガン置き換わりそうな気配があるので、設計力・仕様化スキル・PM的な動き方を、今のうちから磨いておくと強いと思います。
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ではまた! わいへいでした〜!




