① 避難生活で一番つらいのは「下着を替えられないこと」
地震や台風などの災害時、真っ先に思い浮かぶのは「食料」「水」「電気」。
けれど、実際に避難所で過ごすと気づくのは――「下着を替えられないこと」がこんなにもストレスになるんだという現実です。
避難所では、プライバシーが限られ、洗濯もままならない。
生理中や汗ばむ季節には、下着が替えられないことで不快感が増し、衛生面にも悪影響が出ます。
そして、ただの不快感で済まないのが怖いところ。かゆみ・かぶれ・感染症のリスクまで高まります。
防災士として現場を見てきた中でも、「下着をもっと持ってくればよかった」「洗う場所がなかった」という声を何度も聞きました。
だからこそ、防災リュックの中に使い捨ての下着を数セット入れておくこと**が、とても大切なんです。
② 使い捨てブラ&ショーツとは?
“使い捨て下着”と聞くと、旅行やアウトドアのイメージを持つ人も多いかもしれません。
でも、防災用にこそ最適。
一度使ったらそのまま捨てられるので、洗濯の手間がなく、常に清潔を保てます。
▶ 主なタイプはこの3つ
1️⃣ 紙タイプ:軽くて通気性抜群。乾きやすく肌トラブルが少ない。
2️⃣ 不織布タイプ:肌触りが柔らかく、伸縮性がある。避難生活でも動きやすい。
3️⃣ 布タイプ(使い捨て兼用):薄手のコットン素材で数回使用可能。日常や旅行にも使いやすい。
ブラジャーはカップ付きのものもあり、ノンワイヤー・ストレッチ素材のタイプが人気。
ショーツは個包装になっていて、手を汚さずに着替えられるよう工夫されている製品が増えています。
特に「軽い・小さい・衛生的」という3拍子が揃っている点が、防災用としても理想的。
1人あたり3~5枚セットでリュックに入れておくと安心です。

③ 防災士いくみが感じた「使い捨て下着」の必要性
避難所を訪れると、多くの女性が共通して抱える悩みがあります。
それは「洗濯ができない」「替えがない」「乾かない」。
下着は直接肌に触れるため、汚れや湿気を放置すると、体調不良につながります。
実際に、夏場の避難では汗疹(あせも)や皮膚炎、冬場には冷え・かゆみなどのトラブルが多発します。
そんな時、「使い捨ての下着を持っていた女性」はとても落ち着いていたのを覚えています。
私も実際に使ってみました。
想像以上に軽く、圧迫感がなく、手のひらサイズでリュックに余裕で入る。
そして一度使えばポイッと捨てられるので、汚れを気にする必要もない。
この“気軽さ”が、避難生活では本当に大きな支えになります。
衛生を保つこと=メンタルを守ること。
だから、女性にはぜひ備えてほしいアイテムなんです。

④ 失敗しない選び方&上手な備え方
せっかく備えるなら、自分に合ったものを選びたいですよね。
防災用の使い捨て下着を選ぶ時にチェックしておきたいポイントをまとめました。
✅ 1. 通気性と肌触り
通気性が悪いと蒸れてしまい、かゆみや不快感の原因に。
綿・不織布・紙素材など、自分の肌に合うものを事前に試しておくのがおすすめ。
✅ 2. サイズと伸縮性
避難生活では着替えも限られるため、ゆったりめのサイズを選ぶと楽。
伸縮性があるタイプなら体型にフィットして安心です。
✅ 3. 個包装タイプが便利
避難所や車中泊ではプライバシーが少ないため、1枚ずつ個包装になっているタイプが清潔。
人前でもサッと取り出しやすく、衛生的に扱えます。
✅ 4. 長期保管ができるものを選ぶ
パッケージに「未開封で〇年保存」と記載がある製品を選ぶと、防災リュックにそのまま入れておけます。
✅ 5. ブラとショーツをセットで
避難時は“上下セット”で替えるのが基本。
清潔感と快適さの両方を保つため、ブラとショーツを同時に入れておくのがポイントです。

⑤ こんな時に役立つ!実際の活用シーン
▶ 避難所生活
プライバシーの少ない避難所では、洗濯・干すスペースがないことがほとんど。
使い捨てなら着替えた後はそのまま捨てられ、臭い・菌・湿気を持ち込まない。
▶ 車中泊避難
災害時、車で過ごす人も多いですが、狭い空間での着替えは意外と大変。
個包装タイプなら、ハンドタオルで体を覆いながら着替えることもできます。
▶ 通常の旅行や温泉・出張にも
旅行先で洗濯ができない時にも便利。
特に長期出張・アウトドア・キャンプなど、持ち運び重視のシーンでも活躍します。
“防災用”として備えておけば、“旅の予備”としてもすぐ使える。
このように「防災グッズ=日常使いもできる」アイテムとして考えると、無駄がありません。

⑥ 保管方法と注意点
使い捨て下着も、保管状態が悪いと劣化することがあります。
以下のポイントを守って長く安心して使えるようにしましょう。
- 直射日光・高温多湿を避ける
- 袋を開封したらすぐ使う(乾燥しやすいため)
- 複数人分をまとめず、1人ずつ小分けして保管
- 下着ポーチやジップ袋にまとめて防災リュックへ
- 半年に一度は点検し、サイズ・枚数・状態を確認
また、紙・不織布タイプは摩擦で破れやすいため、装着時にはゆっくりと広げるのがコツです。

⑦ まとめ:「替えられる安心」が心を守る防災になる
災害時に最も必要なのは、「安心して眠れる」「清潔を保てる」こと。
そのための第一歩が、下着の備えです。
使い捨てブラ・ショーツは、
・軽い
・小さい
・衛生的
・すぐ使える
という防災の理想形。
避難所ではもちろん、家の中での断水や停電時にも役立ちます。
「水がない日でも、清潔を保てる」――
その感覚が、心の余裕につながるのです。
備えることは、我慢することではなく、“快適を選ぶこと”。
清潔を守る準備をしておくことで、どんな状況でも「自分を大切にできる防災」ができます。
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