育休中の「ちょっと不安」を話せる場所。生成AI活用セミナー&パパ・ママ交流会を初開催

コーポレート
LINEヤフーの生成AI活用セミナー&パパ・ママ交流会に参加した育休中の社員とその子どもたちの集合写真。背後には「LINEヤフー 生成AI活用セミナー&パパ・ママ交流会」と書かれたパネルが掲示されている。多くの参加者が赤ちゃんを抱っこしたり膝に乗せたりしている。

育休中は、子育てに向き合う大切な時間。でも...その一方で、社会とのつながりが少し薄れてしまったように感じたり、「復職後、業務についていけるだろうか」「育児と仕事をちゃんと両立できるだろうか」と不安に思ったりする人も少なくないのではないでしょうか。

LINEヤフーでは5月、育休・産休中の社員を対象に、生成AI活用セミナー&パパ・ママ交流会を開催しました。
生成AIの活用が急速に進み、働き方も大きく変化する中、「復職後、業務についていけるだろうか」と不安を感じる社員の声も少なくありません。
当日は、社内で進むAI活用事例の紹介に加え、同じ立場の社員同士が交流できる時間も設けられました。本記事では、その様子をレポートします。

※掲載している写真は、参加者に事前に了承を得たうえで撮影・掲載しています

育休中に感じやすい「復職への不安」

生成AIの活用が急速に進み、企業や働き方が大きく変化する今。
LINEヤフーでも、日常的に生成AIを活用しながら働くことが当たり前になりつつあります。
一方で、育休・産休中の社員からは、「復職後、業務についていけるだろうか」「育児と仕事をちゃんと両立できるだろうか」といった不安の声も寄せられていました。
そんな不安に少しでも寄り添う場として開催されたのが、今回の「生成AI活用セミナー&パパママ交流会」です。

人事総務CBUの谷口

人事総務CBUの谷口「赤坂オフィスにこれだけ多くのお子さんが来社されたのは、今日が初めてです。やっぱり、お子さんがこれだけいると場が明るくなりますね」

イベント冒頭では、人事総務CBUの谷口が登壇。
「ここ1年で生成AIの進化はものすごいスピードで進んでいます。実際、働き方がどう変わっているのか、気になっている方も多いのではないでしょうか」

「今日のセミナーを通じて、社内でどんなことが起きているのか、AIを活用して働くとはどういうことなのかを、少しでも知って持ち帰っていただけたら」
そんな思いから、今回のイベントを企画したと説明しました。

また、「AIは、復職後のみなさんを強力にサポートしてくれる相棒になると思う」とも。 「少しでも、復職後が楽しみかも、と思って帰っていただけたらうれしい」と、参加者へメッセージを送りました。

セミナー会場の前方に設置された大型モニターに「AI前提に変化するLINEヤフーの働き方 今、社内で起きている変化とは」と表示されている様子。窓から自然光が差し込む室内の一角に、白いマットが敷かれ、その上に木製の知育玩具やカラフルなビーズ付きループトイが置かれている様子。

会場となった東京・赤坂オフィス内のイベントスペース「FIELD 20」にはプレイスペースやおむつ替えスペースも

最初は少し緊張した様子だった子どもたちも、次第に周囲をキョロキョロ見回したり、歩き出したり...。

ベビーカーに横たわる赤ちゃん写真。淡い色のベビーカーの中で、黒髪の赤ちゃんがカメラのほうを見つめている。椅子に座った赤ちゃんが、ベビーカーに取り付けられた赤い鳥型のおもちゃに手を伸ばしている様子。

ああ、かわいい。

黒いノースリーブの服を着た女性が立っており、その前にいる幼い子どもが口を大きく開けて驚いたような表情を見せている様子。女性に抱っこされた赤ちゃんのバストショットである。赤ちゃんは柔らかい素材の淡い色の服を着ており、少し立った髪が印象的。

撮影をしながら、思わず何度も「かわいい...」と声が漏れてしまうほど。
会場は終始、やわらかな空気に包まれていました。

「会社って今こんな感じなんだ」を少し知るAIセミナー

「みなさん、こんにちは。赤ちゃん、こんにちは」

そんな一言から始まったのは、AI Strategy & Enablementユニット ユニットリードの香川によるセミナー。
香川自身も、もうすぐ3歳になる子どもを育てながら働いています。
「育児も仕事も、今まで以上に効率が求められる。だからこそ、AIをうまく活用しながら、人にしかできない仕事に集中できる環境をつくっていきたい」と話しました。

セッションでは、議事録要約や企画書作成など、社内での生成AI活用事例を紹介。

「主要なAI取り組みの全体像」と大きく書かれたスライド画像。左側には青い帯に白文字で「社外」と書かれており、その下にグラデーションカラーのキャラクターアイコンと「Agent i」という文字が配置されている。右側には緑の帯に白文字で「社内」と書かれている。その下には「新たなミッション・バリュー」と記され、「ミッション WOW Our Users!」と大きく表示されている。さらに「バリュー」として「スピード10倍」「破壊と創造」「No.1への執念」と書かれた3つのボックスが横並びで配置されている

香川は「AIが作業を引き受けることで、考える、人と向き合う、といった、人にしかできない仕事へより集中できるようになっている」と話しました。

また、AIを「強力にサポートしてくれる相棒のような存在」と表現。
「変化のスピードは速い。だからこそ、仕事じゃなくてもいいので、まずは日常の中で無理のない範囲でAIに触れてみてほしいです」そんなメッセージも印象的でした。

AI Strategy & Enablementユニットの香

AI Strategy & Enablementユニットの香川

「Before AI」と「With AI」を対比して示したスライド画像である。左側の「Before AI」には「自分で論点や課題を定義し、To doを整理」と書かれ、「論点特定に時間をかけていた」と記載されている。中央には「AI起点」と書かれた青い矢印があり、その下に「自分で手を動かす前に」として「構造化」「壁打ち」「叩き台作る」「PDCA」と箇条書きで示されている。右側の「With AI」には「自分でレビュー 最終化」と書かれ、「AIにReviewさせることもあるが自分で確認」「結局は Critical Thinking」と記載されている。

香川は、企画職からエンジニアまで、さまざまな職種におけるAI活用事例を紹介。
参加者たちは、「会社は今こんなふうに変わっているんだ」という空気を感じながら、熱心に耳を傾けていました。

女性が赤ちゃんを抱っこしながら、前方を真剣な表情で見つめている様子

また、日常生活の中で生成AIを活用している事例も共有されました。育児の中でもAIを「頼れるパートナー」として活用している社員もいるそうです。

子育て中社員のAI活用アイデア
・保育園や学校のプリント管理(※個人情報に配慮しながら)
・お出かけスポット探し
・赤ちゃん向けの楽曲づくり
・知育ゲームづくり

香川は、「仕事と育児を、自分一人だけでやろうとすると無理が来る」とも話します。

「周囲の人やサービス、そしてAIも含めて、頼れるものには頼ることが大切。そして、まずは育児でも趣味でもいいので、AIに触れてみてください。AIの限界も含めて、触ってみることが一番のキャッチアップになります」と参加者へメッセージを送り締めくくりました。

育休中の社員が赤ちゃんとともにセミナーに参加している会場全体の様子である。白を基調とした明るい室内に複数のテーブルと椅子が並び、多くの参加者が着席して前方を見つめている。

「頑張りすぎない」がキーワード パパママ交流会で交わされたリアルな声

後半の交流会では、育休中ならではの悩みや不安について、参加者同士で自由に会話する時間も設けられました。

会場では、「頑張りすぎないこと」についての話題も多く上がっていました。
「完璧を目指すと苦しくなる」
「まずは続けられることが大事」
「便利家電や宅配サービス、AIなど、頼れるものには全部頼る!」
そんなリアルなコメントで盛り上がるテーブルも。

女性が赤ちゃんを抱っこしながら笑顔で話を聞いている様子、緑色のシャツを着た男性が椅子に座り、笑顔で会話している様子

また、「AI使ってる?」という話題では、生成AIを正解を出す存在ではなく、「子育ての悩みを一緒に整理してくれる相手」として使っているという声も印象的でした。

生成AIが育児そのものを代わってくれるわけではありません。
それでも、「少し考えることを減らす」「気持ちを整理する」「誰かに相談する代わりになる」――そんなふうに、日々の負担を少し軽くする存在として活用している社員もいました。

「LINEヤフー 子育て」と書かれた紹介パネルと、スマートフォンの画面表示を並べた展示の様子である。パネルには子育てをテーマにしたアプリ画面の例が複数掲載されており、右側にはスタンドに立てかけられたスマートフォンに同様の画面が表示されている

会場では、現在開発中のAIエージェント「Agent i」の「子育て」機能の体験コーナーも実施。育児や家事のやるべきことや悩みの整理をサポートする機能が紹介されました。
参加者は、離乳食の進め方やオムツ選びの提案、近隣のお出かけスポット検索など、日常の子育てに直結するAI機能を体験。
開発担当者は、「今回いただいたフィードバックを活かして、より良いものにしていきたい」と話していました。

: 女性に抱っこされた赤ちゃんが、スマートフォンをじっと見つめている写真

赤ちゃんも興味津々の様子。「ほうほう......」と今にも話し出しそうです。

先輩パパママ社員に聞いた、「頑張りすぎない」ための工夫

今回の座談会に向けて、事前に先輩パパママ社員からアドバイスが寄せられました。
その一部をご紹介します。

仕事と育児・子育ての両立のために心がけていることは?

  • 保育園からの呼び出しに備えて、午前中になるべくタスクを完了させる
  • 完璧を目指さない、頑張りすぎない。「100点」より「続けられること」
  • 考えることを減らす(特に単純作業系は脳のリソースからできるだけ排除する)
  • 時短できる便利家電には迷わず頼る(食洗機、自動調理器、お掃除ロボット、乾燥機など)

AIをどうやって使ってる?

  • 献立の相談、買い物リストを自動化
  • 保育園や小学校からもらうプリントを管理
  • 持っていくものリストの作成やスケジュール化
  • 困ったり感情的になったりしそうなときは、子ども・家族に伝える前に壁打ち
  • 子どもの体調について相談(対応方法や登園目安など)
  • LINE返信を考えてもらう
  • ネットにない「ちょうどいい答え」を一緒に整理してもらう

復職前にやってよかったことは?

  • 仲の良い同僚に連絡
  • 筋力・体力回復
  • 仕事・家事への向き合い方について「どこまでできればOKか」確認しておく
  • 便利家電や宅配サービス、食事のレパートリーなど育児・家事で焦らないための準備
女性が赤ちゃんを支えながら、やさしい表情で見つめている様子

イベントの最後には、社内コミュニティ「子育て部」の紹介も行われました。
子育て部では、オンラインランチ会で育児について気軽に話したり、親子で参加できるイベントを開催したりと、仕事と育児を両立する社員同士がつながれる活動を行っています。
これまでには、クリスマス会や水族館・動物園へのお出かけイベント、室内遊戯施設での交流会なども実施してきたそうです。

子育て部、部長の星

部長の星。「子育て部は、パパもママも気軽に参加できるコミュニティです。仕事と育児の両立に奮闘する仲間と、悩みも楽しさも共有できる場所になればと思っています」

「不安をなくす」ではなく、「不安を話せる」場へ

今回のイベントは、「復職の第一歩」。
不安をゼロにすることは難しくても、「ひとりじゃない」と感じられること。その小さな安心感が、次の一歩につながっていくのかもしれません。

また、復職後も研修プログラムなどを通じてAIについて学べる環境があることも共有され、「今すべてを理解しなければいけないわけではない」と、安心した様子の参加者もいました。
もちろん、育休中の過ごし方に「正解」があるわけではありません。
育児に専念する時間もあれば、少しだけ会社の変化に触れてみる時間があってもいい。今回のイベントは、そんな選択肢のひとつとして実施されていたように感じました。

そして、交流会で繰り返し聞こえてきたのは、「頑張りすぎない」「ひとりで抱え込まない」という言葉でした。
不安を話せる場所があること。頼れる人や選択肢があること。そして、業務知識だけでなく、「頼れるものを増やすこと」や「気持ちの準備」も復職前には大切なのかもしれません。

変化のスピードが速い時代だからこそ、「ひとりで抱え込まないこと」の大切さを、改めて感じる時間にもなっていました。

室内の床をはいはいしている赤ちゃんの写真である。赤ちゃんは白いTシャツと幾何学模様のパンツを身につけ、前方を見上げるような表情をしている。

取材日:2026年5月26日
文・撮影:LINEヤフーストーリー編集部
※本記事の内容は取材日時点のものです

「LINEヤフー ストーリー」のロゴ
LINEヤフーストーリーについて
みなさんの日常を、もっと便利でワクワクするものに。
コーポレートブログ「LINEヤフーストーリー」では、「WOW」を生み出すためのたくさんの挑戦と、その背景にある想いを届けていきます。
Page top