第一線で活躍するクリエイターの秘密に迫る、クロスフォリオの新企画。
クリエイターのヒストリーや創作への姿勢、さらにはポートフォリオづくりのコツなど、インタビューを通して皆様にお届けしていきます!
今回は、児童書やグッズのイラスト、VTuber等のキャラクターデザイン、さらに自治体向けのイラストなど、多岐に渡るご活躍をされているイラストレーター・朝日川日和さんにお話を伺いました。
ぜひ最後までお楽しみください✨
イラストレーター
朝日川日和
Asahikawa Hiyori
児童書やライトノベルのイラストや、ゲームやTCG、VTuberのキャラクターデザイン、グッズイラスト等を手掛けるフリーイラストレーター。特に、ファンタジーな世界観を得意とする。
優しさと華やかさを兼ね備えたイラストレーションは、多くのファンを魅了している。
目次
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インタビュー
朝日川さんの活動紹介
クリエイター・朝日川日和の仕事への向き合い方
朝日川さんにとっての"ポートフォリオ"とは?
創作活動以外の時間の過ごし方
描きたい気持ちを持ち続けることは、生涯の目標
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ポートフォリオ解説
朝日川さんの活動紹介
——まずは、読者の皆さまに向けて、簡単に自己紹介をお願いいたします。
朝日川
はじめまして!フリーでイラストレーターをしています、朝日川日和です。ファンタジーの世界観を中心に、柔らかい雰囲気の女の子たちを中心に描いています。それ以外では中性的な少年少女、ケモミミが大好きです!
『いのちのメドレー』
制作ソフト[SAI2][Photoshop]
クリエイター・朝日川日和の仕事への向き合い方
——どのイラストもとても素敵ですね。イラストのお仕事を貰えるようになったきっかけ、あるいはご自身の"転機"になった作品はありますか?
朝日川
その絵がきっかけになったかどうかはあまり自信がないのですが、「私らしさが出ている」と評価をもらった絵は「金糸雀」「Colorful」でしょうか。
「金糸雀」は黄色が好きなのもありますが、明るい色の配色の仕方や女の子、小物の描き方をよく褒めていただけています。
また「嫉妬の棺」は私自身いまでもお気に入りです。普段明るい絵を描いているのもあり、少しほの暗い雰囲気の絵も実は好きなので描いていて楽しかったのを覚えています。また花をモチーフにした絵をよく描くこともあり、そういった華やかなものをご依頼いただくことも多いです。
『金糸雀』
「朝日川さんらしさ」が出ているイラストのひとつ
『嫉妬の棺』
普段のイラストとのギャップが映える
——ゲームやグッズのイラスト、VTuberをはじめとしたキャラクターデザイン、児童書・ライトノベルの表紙、自治体とのお仕事……など、朝日川さんは媒体を問わず、多岐に渡るご活躍をされていますよね。その中で、媒体ごとに意識して変えている部分、もしくは絶対に変えていない"芯"のような部分があればお聞きしたいです!
朝日川
ポップカルチャーが身近である層に向けたコンテンツであれば、クライアントさんのご意見を大前提に私だから描けるものをできる限り提供しているので、そこまで描き分けはしていません。
ただ、児童書や自治体向けのお仕事は、そのコンテンツを届けたい層はどういう人たちかをよりしっかりと考える必要があります。児童文学は対象年齢が低学年から高学年まで細かく区切られているので、線の太さやキャラクターの等身、対象年齢の子たちが好きな色は何か等とても気を付けています。子どもたちが選びたくなるようなものだったり、見守る保護者の方がみても安心できるものを心がけているつもりです。
——今まで、どのような経緯でお仕事をいただくことが多かったですか?
朝日川
私の作品をSNSやイラスト投稿サイトから見つけていただくことがほとんどじゃないかな?と思っています。また過去のお仕事をみて、同系統のジャンルのお仕事をいただくことも多いです。
朝日川さんにとっての"ポートフォリオ"とは?
朝日川さんのポートフォリオ。
落ち着きのあるデザインが、イラストの華やかさを引き立てる。
使用テンプレート[emotion]
――とても素敵なポートフォリオを拝見しました。作成時にこだわった点や、意識されたことがあれば教えてください。
朝日川
私が思う「自分らしい絵」をひとまずまとめたいと思いました。
また黒色のテンプレートは画面を引き締めてくれますが絵のふくらみを窮屈にさせてしまうように感じたので、なるべく広がりが見える色且つ、ナチュラルでイラストの明るさを邪魔しないようなものを選ばせてもらいました。
――なるほど。確かに、朝日川さんが利用されている「emotion」はシックなイメージのぶん、"温かみ"や"明るさ"は出にくいテンプレートかと思います。その中でも、ロゴやところどころで使われている淡いオレンジの差し色が印象的で、優しい世界観を感じました。
ロゴはご自身で作られたのでしょうか? 差し色の工夫などがあれば、ぜひ教えてください。
朝日川
ロゴは自分で作りました。
ロゴの付箋マーク(リボンマーク?)は明るい黄色にするか少し悩んだのですが、茶色に合わせて彩度低めの黄色のほうがかわいいかも!と思いポートフォリオのアクセントカラーにしてみました。
イラストやキャラクターデザインでもそうなのですが、イメージカラーなどを決めておくといろいろと便利です。INFOページの目次(■)にもその色を差し色にできるので、ページにメリハリもでますし、ポートフォリオやホームページとして統一感をだせるのでおすすめです。多くの素材や色を使用せずに、目立たせたい場所に差し色やイメージカラーを使うという手法は、学生時代にDTPデザインを学んでいたことが生きていると思います。
差し色の黄色が映えるINFOページ
――朝日川さんは個人サイトもお持ちですよね。個人サイトと比べて、クロスフォリオの使い勝手はいかがですか?
使ってみて気づいた点や、ポートフォリオの運用方法などについても、あわせてお伺いできますと幸いです。
朝日川
見せたいものを見せやすいといいますか、「作品の表示・非表示の手軽さ」が本当にありがたいなと思います。
私にとってはどの作品も、とても大切な自分の歴史であることに変わりはありませんが、ポートフォリオにおいて大切なことは「今どういう作風・方向性で活動したいかをアピールすること」だと思っています。
その点において、昔の絵を単純に削除するのではなく、非表示という形を簡単にできるのはとてもありがたいです。
個人サイトは子どものころに作ったHPを姉にいろいろと手助けをしてもらって今の形になっているので、思い入れがとてもあります。仕事履歴など、活動初期のものも掲載しているので、そのあたりで使い分けができればと思っています。
創作活動以外の時間の過ごし方
――創作活動以外の時間は、どのように過ごされることが多いですか? 好きなものや、ご趣味などあればぜひお伺いしたいです!
朝日川
インドアであればゲームをすることが多いです。一緒にゲームをやってくれる友人もいるので大変助かっています。
また、外に出ることがリフレッシュになることの方が多いので、おでかけしてごはんを食べたり散歩をしたり、旅行などの遠出をすることも好きです。
昨年末に旅行したというフィンランドの写真。オーロラが美しい。
――旅行がご趣味とのことですが、これまで行った場所のなかで、特に印象に残った場所はありますか?
朝日川
沖縄の八重山諸島はとても印象的で、何度でも行きたいと思うほどです。
何度見てもあの海の透明感には感動しますし、スキューバダイビングでみた海の中の世界は、海を描くときにはいつも思い出しています。
また、フィンランドのサーリセルカでみた北極圏の空やオーロラなど、普段生きている上では絶対に見ることができない自然の景色や街並み触れられたことは、自分にとって貴重な経験です。
印象に残っているという沖縄の海
石垣島で撮った写真を参考に描かれたイラスト。
波音が聞こえてきそうな、透明感のある海の描写が素敵だ。
『Colorful』
こちらは海そのものではなく、「南国らしさ」を思い出しながら描いたとのこと。
描きたい気持ちを持ち続けることは、生涯の目標
――最後に、今後やりたいお仕事や、なりたい姿、目標などがあればぜひ教えてください!
朝日川
描きたい気持ちを持ち続けることは、生涯の目標ではありますが、尚且つクライアントさんやそのコンテンツのファンの方、また私の絵を好きでいてくれる方にも楽しい気持ちになってもらえればと思っています。
イラストレーターさんでもそうですが、Vtuberやストリーマーさんなどの活動者さんがファンの方に楽しんでもらおうとする姿勢にとても尊敬しているので、そういった方たちや、いろんなコンテンツで何か力になれるように頑張りたいです!
また折角ファンコミュニティもあるので、日記やらくがき公開など、ちょっとずつでも私の絵のファンの方に何か楽しめるものが用意できればな…と模索中です!
~TIPS①:ポートフォリオづくりのテクニック~クロスフォリオのポートフォリオには、自分で用意したロゴ画像を設定することが可能。ロゴを設定することで、デフォルトのテキストよりもぐっと見栄えの良いポートフォリオになる。
さらに、朝日川さんのポートフォリオでは、ロゴに使用した色をページ内の差し色としても用いることで、全体的に統一感のある雰囲気が演出されている。
~TIPS②:作品を整理して見やすいポートフォリオに~ポートフォリオ内の作品一覧では、
各作品に設定した「タグ」を活用することで、作品を絞り込んで表示することが可能。この機能を使えば、「オリジナル作品」や「企業案件作品」など、見せ方に応じて作品を分類でき、整理された見やすいポートフォリオを作成できる。
▶タグで作品を整理する方法は
こちら
朝日川さんはご自身のファンコミュニティにて、イラストメイキング等も公開されています。
ぜひチェックしてみてくださいね!