平均ページ滞在時間とは?重要な理由や時間を伸ばす方法など解説
平均ページ滞在時間は、ユーザーがそのページをどれだけ見ていたかを示す指標です。海外のマーケティング分析サイト「MetricHQ」の調査では、一般的なWEBページの平均滞在時間はおよそ52秒前後(BtoBサイトでは約82秒)といわれており、この時間より短いと十分に読まれていない可能性があると考えられます。
この滞在時間は、WEBマーケティングにおいても重要な意味を持つため、WEB担当者は常にチェックすべき指標の1つです。ただし、この数字は単純に長ければ良いわけではなく、計算の仕組みを正しく理解したうえで、状況に応じた判断をする必要があります。そこで、平均ページ滞在時間の基本から計算方法、注意点、そして初心者がすぐ実践できる改善のポイントまで分かりやすく解説します。
平均ページ滞在時間とは?
平均ページ滞在時間とは、WEBサイトを訪れた人が特定のページをどれくらいの時間見ていたかを示す指標です。平たくいえば、そのページの興味性を測るものといえます。
この指標のポイントは「ページを開いてから閉じるまでの時間ではない」という点です。厳密には 、次の計測可能なユーザー行動が起きるまでの時間です。例えば「Aページを閲覧後、Bページを見た」場合は、この指標の数値としてカウントされます。一方、Aページだけをみて、ユーザーが離脱した場合、滞在時間は計測されません。これは、GoogleAnalyticsが滞在時間について「滞在時間=次のページが読み込まれた時刻 − 今のページが表示された時刻 」という計算式を使っているためです。
ユーザーがBページを見たという行動があれば、「次のページが読み込まれた時刻」がGoogleAnalyticsにデータとして送信されるので適切にカウントされます。逆に、ユーザがブラウザを閉じるなどの行動をとってしまうと、そのデータはGoogleAnalyticsに送信されません。このように、離脱した場合は計測できない点に注意してください。

平均セッション時間との違い
平均ページ滞在時間と平均セッション時間の違いは、計算式に利用する要素が異なる点です。前者では、滞在時間をPV数で割り出します。それに対して、後者では、セッション数で割ります。
もともと、Googleアナリティクス(UA)では、アクセス解析の指標として、2つの滞在時間を計測できました。それが、平均ページ滞在時間と平均セッション時間です。
平均ページ滞在時間が重要な理由
平均ページ滞在時間は、ユーザーが内容に価値を感じているかを見極める重要なポイントです。しかし、それ以外にもWEB担当者にとって重要な意味があります。そこで、滞在時間がマーケティングにとって、どのような意味があるのか詳しく解説します。
満足度の指標になる
平均ページ滞在時間は、満足度の指標になります。なぜなら、人は興味があることや役立つコンテンツには時間を使うからです。例えば、インターネットで「ペットの飼い方」を検索をしていて、面白いコンテンツや役立つ情報を見つけたら、最後まで精読する可能性が高くなります。逆に、期待外れだったり読みづらかったりすれば、数秒で閉じて別のサイトに移動してしまいます。このように、滞在時間が長いことはそのページがユーザーの期待に応え、満足度が高い証拠になります。
SEOへの影響
SEOにも、平均滞在時間は影響します。Googleなどの検索エンジンが「ユーザーがそのページに満足しているか」を判断する重要な要素として滞在時間を捉えているからです。
例えば、検索結果からあるWEBサイトを訪れても、内容が期待外れですぐに検索画面に戻れば、Googleは「このページは検索した人の役に立たなかった」とみなす可能性があります。逆に、時間をかけて読まれているページは「価値がある良質なコンテンツ」と評価され、結果として検索順位が上がりやすい傾向があります。このように、平均ページ滞在時間は、SEOにも影響する重要な指標です。
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WEBページの改善ポイントが分かる
平均ページ滞在時間は、WEBページの改善が必要かどうかを見分けるうえで重要です。例えば、もし滞在時間が短いコンテンツページがあれば、そのページは内容が分かりにくい、あるいはデザインが見づらいといった改善すべき弱点があると診断できます。
逆に、長く読まれているコンテンツページであれば、そこにはユーザーを惹きつける要素があると判断でき、そのページの良い点を他ページにも適用するといった施策をとることが可能です。このように、平均ページ滞在時間をうまく活用すれば、WEBサイト全体の魅力を高めることができます。
平均ページ滞在時間を伸ばす方法
ここでは、主にコンテンツページで、平均ページ滞在時間を伸ばす方法について解説します。初心者でもすぐに実践できる具体的な方法をお伝えしますので、早速お読みください。
メディアの活用
コンテンツにメディアを活用することで、平均ページ滞在時間を増やすことができます。例えば、文章の途中で内容を分かりやすくまとめたイラストや図解があると、ユーザーは理解を深めながらコンテンツを読むことができ、結果として離脱を防ぐことができます。
また、記事に関連した動画を埋め込んでおくと、ユーザーがそれを再生している数分間がそのまま滞在時間にプラスされるため、平均時間を大きく伸ばすことにつながります。
内部リンクの充実
内部リンクの充実も、平均ページ滞在時間の拡大に役立ちます。例えば、スマートフォンの端末機種についてレビュー記事を投稿する場合、「この機種で撮った写真例」や「おすすめのスマートフォンケース」といったリンクを用意しておきます。こうすることで、ユーザーは関連情報へスムーズに移動し、結果としてWEBサイトに留まる時間を長くすることができます。
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コメント欄の設置と活性化
ページ内にコメント欄を設置し、それを活性化することで、平均ページ滞在時間を増やすことができます。例えばページ下部にコメント欄を設置し、記事の最後に「あなたの意見も教えてください」と投げかけることでコメント投稿を促すことができます。さらに、コメントを投稿してくれたユーザーにプレゼントを贈るといった企画も効果が高いです。こうすることで、コミュニティが活性化し、ユーザーがそのページにより長く滞在してくれます。
クイズや診断テストの活用
クイズや診断テストの導入も有効です。例えば「あなたにぴったりの勉強法診断」のような項目をページ内で設定し、ユーザーを巻き込む仕組みを作るということです。人には「自分のことを知りたい」という心理が働くため、ただ文章を読むよりも興味性が格段に向上し、結果としてページ滞在時間が大幅に伸びやすいです。
ページ読み込み速度の改善
基本的ですが、ページの読み込み速度の改善も平均ページ滞在時間を伸ばすのに有効です。これは、WEBサイトのリンクをクリックしてから表示されるまでの待ち時間を極力短くすることで、ユーザーの離脱を防ぐ施策です。
特に、スマートフォンでWEBサイトを見る人の半数以上は、読み込みに3秒以上かかるとそのページを見るのを諦めて他のWEBサイトへいってしまうことが多くなります。つまり、どれだけ興味深いコンテンツを制作しても、表示が遅ければそもそも読んでもらえないということです。そのため、画像のサイズを小さくするなどして、ページの表示速度改善を図ってください。
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無用なポップアップを避ける
無用なポップアップを避けることも、平均ページ滞在時間を伸ばすのに有効です。ポップアップとは、ユーザーがコンテンツを読んでいる最中に突然出てくる「広告」や「登録のお願い」などのお知らせのことです。ポップアップが多いと、ユーザーはストレスを感じて離脱してしまいがちです。また、ポップアップは、WEBサイトの使い勝手を悪くするだけでなく、ページの表示速度も遅くしてしまう原因になり、上述した「ページ読み込み速度」にも悪影響します。
A/Bテストによる継続的な改善
中長期的に平均ページ滞在時間を伸ばすには、A/Bテストの実施が効果的です。A/Bテストとは、類似した2つのページを作り、どちらがユーザーに有益かを比較する方法のことです。
例えば、記事のタイトルや画像の配置、ボタンのデザインなどを少し変えた「Aパターン」と「Bパターン」を用意し、実際に訪れた人たちにランダムに見せ、どちらがより長く読まれたかを比較します。テスト結果の良かった方を採用し、その後も新しいテストを繰り返すことで、中長期的にユーザーが満足できる魅力的なページへと育てていくことができます。
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平均ページ滞在時間の注意すべき兆候
平均ページ滞在時間は長ければ良い、短ければ悪いと単純に判断していません。実はその見方だけでは、WEBサイトの問題点を見落としてしまう可能性があります。滞在時間が長すぎる場合にも、短すぎる場合にも、それぞれ注意点すべき点があるので、ここで解説します。
データ入力ページの滞在時間が長い
「ログイン画面」や「パスワード設定」「決済手続き」など、本来、短い時間で完了すべきページの平均滞在時間が長い場合は注意が必要です。なぜなら、ユーザーが混乱したり、操作方法が分からなくなっている可能性があるからです。具体的には「入力項目が複雑すぎる」「エラーが頻発して先に進めない」「次へ進むボタンが見つけにくい」といったユーザビリティの問題が発生していると考えられます。
コンテンツページの滞在時間が短い
コンテンツマーケティングとして公開している記事ページの平均滞在時間が短い場合、注意してください。それはユーザーが期待外れと感じていたり、読みづらいと感じている可能性があるからです。
例えば、ユーザーがタイトルを見て面白そうだと思ってクリックしたのに、中身が求めていた情報と違ったりするとすぐに離脱してしまい、結果として平均滞在時間が短くなります。コンテンツの魅力不足や文字が小さい、表示が遅いなどさまざまな問題点が考えられるため、早急な見直しが必要です。
滞在時間が長いがCVがない
滞在時間が長いのに商品購入や問い合わせといったコンバージョンが発生していない場合、ユーザーは情報が多すぎて混乱していたり、次に何を行動すべきか分からない状態である可能性が高いです。
例えば、説明が難解で理解するのに時間がかかったり、送料や返品条件などの重要な情報が見つからずにページ内を探しているケースが考えられます。この場合、申し込みボタンの位置を分かりやすくする、次にとってほしい行動を具体的に伝えるなどが有効な施策です。
関連記事:コンバージョン(CV)とは?マーケティングにおける定義や種類など詳しく解説
平均ページ滞在時間の目安
平均ページ滞在時間の目安とすべき数値は、一概にはいえません。厳密に説明すると、WEBサイトの種類やジャンルによって、目安となる数値は左右されます。ただし、下記のように工夫することで、自社サイトで目指すべき平均ページ滞在時間の目安の仮説を立てることが可能です。
- 競合調査で平均ページ滞在時間の相場を把握する
- 日本人の読書速度から目標とする目安を設定する
競合調査で平均ページ滞在時間の相場を把握する
自社サイトと競合サイトは、一般的に、扱う記事テーマやページ構成が似通ってきます。つまり、競合サイトの平均ページ滞在時間を調査することで、平均ページ滞在時間の目安を知ることができます。
たとえば、自社サイトで食品レビューサイトを運用していたとします。レビューの読み物記事がメインコンテンツです。そして、競合となる大手レビューサイトの平均ページ滞在時間を調査したところ、軒並み3〜5分程度とわかりました。

このとき、自社サイトで目指すべき平均ページ滞在時間は3〜5分となります。このように、自社の平均ページ滞在時間が良好な状態か否かを、相対的に判断するという考え方があります。
なお、競合サイトの平均ページ滞在時間は、Similarweb(シミラーウェブ)というSEOツールで調査できます。
ツールURL:シミラーウェブ
日本人の読書速度から目標とする目安を設定する
WEBページの文字数をベースにして、平均ページ滞在時間の目安を割り出すという方法があります。要は、日本人の文字を読む速度を考慮すると、平均ページ滞在時間の目安のヒントをえられるということです。
国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)が運営する科学技術情報発信・流通総合システム(J-STAGE)の研究によると、日本語文章における大学生の読書スピードは、平均で653文字/分という結果がでています。
そこで、日本人の平均読書速度を600文字/分と仮定したとします。このとき、3,000字程度のWEB記事であれば、目標とすべき平均ページ滞在時間の目安は5分が適切という仮説が成り立ちます。
平均ページ滞在時間の確認方法
平均ページ滞在時間は、これまでのGoogleアナリティクス(UA)にて確認できました。最新版にあたるGoogleアナリティクス4(GA4)では、平均ページ滞在時間を確認できません。その代わりに、平均エンゲージメント時間という指標を閲覧できます。
Googleアナリティクス(UA)で平均ページ滞在時間を確認する
下記の手順で、WEBサイト全体の平均ページ滞在時間を確認できます。
- Googleアナリティクス(UA)を開く
- メニュー「行動」→「概要」をクリックする

ページごとの内訳は、下記でチェックできます。
- Googleアナリティクス(UA)を開く
- メニュー「行動」→「サイトコンテンツ」→「すべてのページ」をクリックする

Googleアナリティクス4(G4)で平均エンゲージメント時間を確認する
下記の手順で、WEBサイト全体の平均エンゲージメント時間を閲覧できます。
- Googleアナリティクス4(GA4)を開く
- メニュー「レポート」をクリックする

内訳をチェックするときは、下記を閲覧します。
- Googleアナリティクス4(GA4)を開く
- メニュー「レポート」をクリックする
- レポートメニュー「ライフサイクル」→「エンゲージメント」→「ランディングページ」をクリックする

平均ページ滞在時間の計算方法
Googleアナリティクス(UA)では、WEBサイト全体の平均ページ滞在時間のほか、個別ページの平均ページ滞在時間が表示されます。そして、それぞれで計算式が異なります。
平均ページ滞在時間(WEBサイト全体)の計算方法

ここでいう平均ページ滞在時間とは、WEBサイトの平均を割り出した数値を指しています。
平均ページ滞在時間 = 合計ページ滞在時間 ÷ (合計ページ数 - 合計離脱ページ数)
たとえば、サイト訪問者が3つのページにアクセスしてサイトから離脱したとします。このとき、それぞれのページ滞在時間は、下記のとおり計測されます。
| 閲覧ページ | 閲覧開始時間/離脱時間 | ページ滞在時間 |
|---|---|---|
| ページA | 0:00 – 0:02 | 120秒 |
| ページB | 0:02 – 0:03 | 60秒 |
| ページC | 0:03 – 0:05 | 0秒 |
表のとおり、WEBサイトから離脱したページは、計測の対象外とされます。そのため、ページ滞在時間は0秒と扱われます。そして、この計測データを計算式に当てはめると、「合計ページ滞在時間=180秒(3分)」、「合計ページ数=3」となります。ただし、離脱ページは、合計離脱ページとしてカウントしません。そのため、次のとおり、「平均ページ滞在時間=90秒(1分30秒)」と計算されます。
90(平均ページ滞在時間) = 180(合計ページ滞在時間) ÷ 2(合計ページ数 - 合計離脱ページ数)
ここで、下記のセッションデータが追加されたとします。
| 閲覧ページ | 閲覧開始時間/離脱時間 | ページ滞在時間 |
|---|---|---|
| ページA | 6:00 – 6:03 | 180秒 |
| ページD | 6:03 – 6:05 | 0秒 |
すると、下記のように、「平均ページ滞在時間=120秒(2分)」と計算結果が変わります。
120(平均ページ滞在時間) = 360(合計ページ滞在時間) ÷ 3(合計ページ数 - 合計離脱ページ数)
さらに、直帰のセッションデータ(1ページだけ閲覧してWEBサイトから離脱したケース)が追加されたとします。
| 閲覧ページ | 閲覧開始時間/離脱時間 | ページ滞在時間 |
|---|---|---|
| ページA | 9:00 – 9:01 | 0秒 |
直帰されたセッションは、0秒とカウントされます。また、離脱ページは、計算式に含まれません。そのため、「平均ページ滞在時間=120秒(2分)」と変化しません。
120(平均ページ滞在時間) = 360(合計ページ滞在時間) ÷ 3(合計ページ数 - 合計離脱ページ数)
平均ページ滞在時間(個別ページ)の計算方法

ここでいう平均ページ滞在時間とは、特定ページの平均ページ滞在時間を指しています。下記の計算式では、ページAのみを対象を計測対象としています。
ページAの平均ページ滞在時間 = ページAの合計ページ滞在時間 ÷ (ページAの合計ページ数 - ページAの合計離脱ページ数)
たとえば、ページAに2回(セッション)アクセスがあったとき、次のようにページ滞在時間がカウントされます。
| 閲覧ページ | 閲覧開始時間/離脱時間 | ページ滞在時間 |
|---|---|---|
| ページA | 0:00 – 0:02 | 120秒 |
| ページB | 0:02 – 0:03 | 60秒 |
| ページC | 0:03 – 0:05 | 0秒 |
| 閲覧ページ | 閲覧開始時間/離脱時間 | ページ滞在時間 |
|---|---|---|
| ページA | 6:00 – 6:03 | 180秒 |
| ページD | 6:03 – 6:05 | 0秒 |
このとき、「ページAの平均ページ滞在時間=150秒(2分30秒)」と計算されます。
150(ページAの平均ページ滞在時間) = 300(ページAの合計ページ滞在時間) ÷ 2(ページAの合計ページ数 - ページAの合計離脱ページ数)
平均ページ滞在時間の改善方法
WEB記事における平均ページ滞在時間の改善方法は、一言でいってしまうと、ユーザーに読んでもらえるように改良するということに尽きます。まず、ページ滞在時間が短い理由としては、次のような要因が挙げられます。
- 目的の情報がない
- ページ構成やデザインが見づらい
- ページ表示速度が遅い
こうした原因に対して、次のような改善策があります。
- 検索意図を考慮する
- ページ構成を整理する(デザインを改良する)
- ページ表示速度を高める
検索意図を考慮する
キーワードの検索意図を考慮することで、検索ユーザーが求める情報を提供するヒントになります。そして、ページ内で検索意図に合致する情報を提供できると、検索ユーザーが記事を熟読する可能性が高まります。
たとえば、検索ユーザーが「目をとおしてみよう」と判断したとします。すると、ブラウザバックされる機会が減りますので、平均ページ滞在時間の改善につながります。
関連記事:検索意図とは
ページ構成を整理する(デザインを改良する)
ページ構成やデザインを改良すると、サイト訪問者にとって利便性が高いページに仕上がります。その結果、ブラウザバックが減り、平均ページ滞在時間が伸びます。
ここでいうページ構成とは、見出しタグの配置を指します。そして、仮にページ構成が煩雑でわかりにくかったとします。サイト訪問者としては、「欲しい情報があるか探すのが面倒」と判断する可能性があります。また、サイトデザインが過剰に施されていて、ページ内のテキストが視認しづらい状態だと、訪問者にストレスを与える要因になるので注意してください。
関連記事:見出しタグとは
ページ表示速度を高める
ページ表示速度を高めると、快適に記事を閲覧できます。逆に、ページ読み込みにかかる時間が1秒増加するごとに、離脱率が大きく増加するといわれています。

引用:New Industry Benchmarks for Mobile Page Speed – Think With Google
Googleの情報メディアThink With Googleによると、ページ読み込み時間が3秒を超えると、53%のモバイルユーザーが直帰(サイトから離れる)するという研究データがあります。ページ表示速度が遅いと、ユーザーにストレスを与えてしまいます。
ページ表示速度の改善方法に関しては、下記の記事で詳しく紹介しています。
関連記事:サイトスピード(ページ表示速度)とは? チェックツールや改善方法を解説
平均ページ滞在時間のよくある質問
平均ページ滞在時間のよくある質問をまとめています。
Q:平均ページ滞在時間をGA4で確認する方法は?
Answer)ありません。Googleアナリティクス4(GA4)では、平均ページ滞在時間の指標が廃止されています。
Googleアナリティクス4では、平均ページ滞在時間の代用として、平均エンゲージメント時間と呼ばれる指標が設けられています。
Q:平均ページ滞在時間と平均エンゲージメント滞在時間の違いは?
Answer)平均ページ滞在時間と平均エンゲージメント滞在時間の違いは、滞在中のユーザーがサイトのコンテンツを利用しているのかを測る指標か否かという点です。
従来の平均ページ滞在時間では、ユーザーが「ページを開いている時間」が計測されてきました。それに対して、平均エンゲージメント滞在時間では、ユーザーが「ページ内のコンテンツを利用している時間」を測ります。
Q:ブログにおける平均ページ滞在時間の目安は?
Answer)ブログのジャンルや記事のボリュームによって異なりますので、明確な平均ページ滞在時間の目安はありません。ただし、競合ジャンルを調査する、または日本人の文字を読む速度を考慮すると、目標とする平均ページ滞在時間の目安の仮説を立てることができます。
Q:平均ページ滞在時間=0秒になる理由は?
Answer)直帰率が100%のページの場合、Googleアナリティクス(UA)では、平均ページ滞在時間が0秒と表示されます。
直帰率とは、1つのページだけ閲覧して、サイト内回遊せずに離脱した訪問者の割合のことです。そして、直帰の計測データは、Googleアナリティクス(UA)でカウントされません。そのため、直帰率が100%を占めるページは、平均ページ滞在時間が0秒として扱われます。
Q.CTAボタンが上部にあると滞在時間は下がりますか?
Answer)下がる可能性があります。しかし、CTAボタンがあるということは、そのページの目的はCVのはずです。そのため、平均ページ滞在時間が短くても問題はありません。CVが目的のページでは、滞在時間よりもCV数やCVRの指標を重視するべきです。
関連記事:CTA(Call To Action)の作成と活用におけるポイントを解説
Q.AI検索が増えると滞在時間はどう変化しますか?
Answer)WEBサイトの種類によって結果は変わりますが、基本的には目的意識がハッキリしたユーザーが流入します。そのため、AIに引用されたページがコンテンツページであれば、滞在時間はのびる可能性が高いです。逆にセールスページは下がる可能性があります。
Q.長文記事は必ず滞在時間が伸びますか?
Answer)長文記事であれば、必ず平均ページ滞在時間が伸びるとは限りません。テキスト量だけてなく、読みやすさや構成、検索意図との一致度、ユーザビリティの良好さなどにも大きく左右されるからです。逆に短い記事でも、内容が濃く有益であればWEBサイト全体の回遊が増え、結果として平均ページ滞在時間が長くなることもあります。特にスマートフォンでの閲覧では流し読みも多いため、単純に文章量を増やすだけでなく、見出しや視認性などを整えることがポイントです。
Q.平均ページ滞在時間が急に下がった原因は?
Answer)コンテンツを変えていないのに、平均ページ滞在時間が大きく下がった場合、流入元やユーザー層の変化が原因と考えられます。例えば、検索順位が上昇し幅広いユーザーが訪れるようになることで、滞在時間が下がることがあります。あるいは、SNSなどから流入が増えると、早く離脱する傾向が高いため、平均値は下がりやすいです。このように、平均値が下がった場合は、コンテンツが問題と即断するのではなく、GoogleAnalyticsなどのデータをもとに原因と思われる点を1つずつ確認してください。
まとめ
平均ページ滞在時間とは、WEBサイトに訪問者が滞在した時間の平均値を指します。かつてはGoogleアナリティクス(UA)の指標として用いられていましたが、GA4では「平均エンゲージメント時間」に置き換えられました。計算方法を簡略化すると、1回のセッションにおける「合計ページ滞在時間 ÷ 合計ページ数」で算出されます。この指標を向上させるには、コンテンツの質を高めることに加え、内部リンクを適切に配置してサイト内の回遊を促すことが有効です。ただし、平均ページ滞在時間はあくまで参考指標の一つであり、離脱率やコンバージョン率など他のデータとあわせて総合的に分析することが重要です。大切なのは滞在時間を単に延ばすことではなく、ユーザーが迷わず内容を理解し、次の行動へ進みやすい設計を行うことです。ユーザーにとって価値のあるページづくりを意識しましょう。




