注目キーワード

English 日本語

政策・制度

洋上風力「北海道石狩市沖」2月6日に第1回法定協議会 事業化に向けて動き出す

洋上風力「北海道石狩市沖」の第1回法定協議会が2月6日に開かれる。2023年5月に有望区域に整理され、足踏みを続けていた国内最大規模の事業計画が3年近くの時を経てようやく動き出す。

<目次>
1.想定出力は国内最大 11事業体が計画公表
2.北海道石狩市沖 第1回法定協議会

想定出力は国内最大
11事業体が計画公表

石狩市沖は、2023年5月に有望区域に整理されたが、関係者との調整に時間を要していた。第1回法定協議会は2月6日(月)に札幌市のTKP札幌ビジネスセンター赤れんが前で開かれる。協議会のメンバーは、地元の自治体や漁業関係者、商工関係者、学識経験者などで構成される。協議会では、これまでの経緯と今後の方針を事務局が説明したあと、出席者が意見交換する予定。会議の様子は、後日YouTubeの録画配信により公開する。

石狩市沖の想定出力は114万kWと国内最大で、大消費地の札幌市に近く、石狩湾新港地域の工業団地への電力供給が期待されている。風況が良く遠浅であることから、これまでに大手商社や再エネ事業会社など11の事業体が事業計画を公表している。

石狩市沖の洋上風力発電事業のなかで出力規模が最も大きいのは、日本風力開発の事業計画。経産省の想定を上回る最大出力300万kWの事業を計画している。実現すれば、北海道電力泊原子力発電所(泊村)の207万kWを上回り、道内最大の発電施設となる。

関西電力は23年2月、最大出力178万5000kWの計画を明らかにした。1万2000~1万5000kWの風車を最大130基設置する。石狩湾洋上風力合同会社は、最大出力133万kWと103万2000kWの2つの計画を公表している。同社は、再エネ事業会社のINFLUXが100パーセント出資する特別目的会社。INFLUXは、青森県沖、佐賀県沖、長崎県沖、鹿児島県沖で洋上風力発電プロジェクトを進めている。

コスモエコパワーとシーアイ北海道合同会社、丸紅、住友商事はいずれも最大出力100万kWの事業を別々に計画している。このうち、シーアイ北海道合同会社は、デンマークの大手ファンド運用会社「コペンハーゲン・インフラストラクチャー・パートナーズ(CIP)」の日本法人が設立した事業会社。2020年に三菱重工業が資本参画している。このほか、旧トーメン(現 豊田通商)の元社員が設立したグリーンパワーインベストメントが96万kW、JERAが52万kWの事業計画を公表している。

 

 

北海道石狩市沖
第1回法定協議会

1. 日時
2026年2月6日(金)15時00分~17時00分

2. 場所
TKP札幌ビジネスセンター赤れんが前(北海道札幌市中央区 北4条西6-1 毎日札幌会館 5階)
※一部構成員等は、Web会議形式にて参加。

3. 議題
(1)本協議会の運営について
(2)説明・意見交換
※会議の様子は後日YouTubeにて公開予定です。

 

 

DATA

北海道石狩市沖における協議会(第1回)

取材・文/ウインドジャーナル編集部

フリーマガジン

「WIND JOURNAL」

vol.10 | ¥0
2026/3/17発行

お詫びと訂正

広告お問い合わせ

アクセスランキング

  1. 新潟県、浮体式洋上風力導入へ本格調査 利害関係者の把握と調整方法を詳細に検討
  2. 東京都、伊豆諸島沖で海底地盤の本格調査を開始 世界最大規模の浮体式開発を目指す
  3. NEDO、次世代浮体式洋上風力システム実証研究の公募開始 5月11日にオンライン説明会
  4. ユーラス西目、最新鋭の大型風車に刷新 更新期を迎えた陸上風力の行方
  5. 英国政府、中国・明陽智能製風車を排除 供給不足やコスト上昇を懸念する声も
  6. 秋田県男鹿市のブレード破損事故 23日からブレード撤去と本格調査を開始
  7. 【秋田市 ブレード落下事故を徹底検証】落雷による損傷を把握できないまま運転を継続したのが原因
  8. 北九州響灘洋上ウインドファームが運転開始 愛称は「Wind KitaQ 25」
  9. 『WIND JOURNAL』vol.10[2026年春号]3/17発行!
  10. 動き出す浮体式産業育成と大水深実証。GI基金事業をテコに世界最先端の技術開発へ

フリーマガジン

「WIND JOURNAL」

vol.10 | ¥0
2026/3/17発行

お詫びと訂正