内定承諾先に悩む複数内定者に捧げる「意思決定マトリックス表」

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最終更新日:2025年6月16日

記事公開日:2019年6月27日

内定承諾先に悩む複数内定者に捧げる「意思決定マトリックス表」

複数の内定を手にし、いよいよ人生の大きな選択を前にしている就活生の皆さん。

喜びと同時に、「本当にこの選択で後悔しないだろうか?」という不安に直面していませんか?

A社もB社も魅力的に見え、何が自分にとっての『正解』なのか、判断に迷うのは当然のことです。

では、感情や周囲の声に流されず、論理的かつ客観的に企業を比較検討し、心から納得できる決断を下すにはどうすれば良いのでしょうか。

本記事では、そんな就活生の悩みを解消し、後悔のない企業選びへと導くための強力なツール、「意思決定マトリックス表」の作成方法を、具体例を交えて徹底解説します。

この表を活用することで、企業選びの軸と志望企業を定量的に比較し、自信を持って内定承諾先を決められるはずです。

なぜ複数内定をもらった際に悩んでしまうのか? 

なぜ複数内定をもらった際に悩んでしまうのか?

実際、複数内定をもらった就活生のほとんどが何かしらの理由で悩むのではないでしょうか。

しかし、その中でも「スパッと企業選択ができる」就活生と、「中々企業選択ができない」就活生がいます。

「ではその違いは一体どこにあるのか?」と考えると、後者の就活生は主に以下の3パターンに分類することができます。

  • ①企業選びの軸があいまいなまま就活を行ったパターン
  • ②5年後、10年後といった将来のなりたい姿をイメージできていないパターン
  • ③エントリー・選考時は「その企業のメリット」しか見ていないが、最終的な企業選択の際になって初めて「リスク・デメリット」を見て迷ってしまうパターン

①企業選びの軸があいまいなまま就活を行ったパターン

「軸を明確化せずに就活を始めてしまい、手当たり次第エントリー・選考を受けた結果、最終的な企業選択で悩んでしまう」といったものです。

特に、「業界を絞らずにとりあえずネームバリューのある日系大手企業だけを受けた」就活生は、このパターンに該当しがちです。

②5年後、10年後といった将来のなりたい姿をイメージできていないパターン

「とりあえず興味のある業界・業種・サービス(製品)という観点だけで就活を行ってしまった」というものです。

「この企業に入社したい」、「この企業で働きたい」ということしか考えておらず、「将来的にどうなりたいのか・この企業に入社した上でどんな夢や目標を達成したいのか」を不明確なまま就活を行ってしまうと、このパターンに陥る可能性が高いです。

③エントリー・選考時は「その企業のメリット」しか見ていないが、最終的な企業選択の際になって初めて「リスク・デメリット」を見て迷ってしまうパターン

「御社のこの点に魅力を感じました・御社でこのように活躍したいです」といったようにプラス面しか考えておらず、いざ最終的な企業選択をする時になって初めて「この企業は残業が多いらしい・他業界に比べて給料が低い」などといったマイナス面に目がいってしまうというものです。

「隣の芝生は青く見える」といったことわざもあるように、「他社・他業界と比べたマイナス面」ばかりに目がいってしまうという現象に近いものがあります。

これらのように、「中々企業選択ができない」就活生は複数のパターンに分類することができます。

「では一体、そのような就活生はどのようにして最終的な企業選択を行えばよいのか?」

そこでunistyleが提示する選択方法が、"意思決定マトリックス表”を用いることです。

このマトリックス表を用いることで「定量的に意思決定」ができ、より「納得感のある」企業選択を行うことができます。

それでは、そのマトリックス表の作成方法と具体例を紹介していきます。

意思決定マトリックス表の作成方法と具体例

先ほど記載した通り、「中々企業選択ができない」就活生の中には、企業選びの軸があいまいなまま就活を行ったパターンがあります。

そのため、就活が終了してから改めて「自身の就活の軸を定める」ことも一つの選択肢となります。

その「軸の定め方」の方法として、以下の2つを組み合わせるといった方法があります。

  • 企業選びの軸と志望企業で「マトリックス表」を作成する
  • 「企業選びの8つの軸」を参考にする

 企業選びの軸と志望企業で「マトリックス表」を作成する

「マトリックス表」はあまり聞き馴染みのないものかもしれませんが、この表を使うことで「定量的」に比較することができます。
考え方としては以下の通りです。
企業選びの軸と志望企業で表を作成
 ▼
選社軸を...
もちろんプラスになることはあるが、一般的なことでも、何を考え、課題があった際にはどう向き合い、結果どうなったかということが大事です。話をより具体化するために数字を出すことが大切かと思います。その方が目に留まりますし。実際に私もESや履歴書には成果を具体的に書いていましたし、面接の際はわかりやすく伝えるようにしていました。「売り上げを増加させました」よりも、「売り上げを2倍にしました」の方がイメージしやすく、相手にも伝わりやすいですよね。 もちろんプラスになることはあるが、一般的なことでも、何を考え、課題があった際にはどう向き合い、結果どうなったかという、
場合によっては「成果なんて出したことがない!」と思う人もいるかもしれません。

具体例

上述した説明だけでは理解しにくいと思いますので、この2つの方法を用いて実際に例を挙げてみます。

今回は「総合商社を志望しているA君」という架空の人物を例にとって解説してみます。

●重視している企業選びの軸
会社基盤、事業内容、組織風土、施設環境

●志望企業
三井物産、住友商事、丸紅

●選社軸 
MUST
事業内容:取扱う商材に希望はないが、できれば規模の大きい事業に携わりたい。
組織風土:体育会系の風潮はあまり好まない。
WANT
会社基盤:規模・安定性を特に重視している。
施設環境:本社の立地が少し気になる。

上記の条件を元に、実際にマトリックス表に当てはめてみます。(上記の内容は一例になりますので、参考程度にご覧ください。)

(記入例)マトリクス表

選社軸をそれぞれ「1~5」で定量評価し、その上で「MUSTの点数を2倍にする」といったように、MUSTとWANTを重要度に合わせて点数に傾斜をつけます。
すると、三井物産が「...
なぜその業界、その中でもその会社、その職種なのかを答えられるようにしておきましょう。
○実際に学生時代に取り組んできたことや志望動機につながるきっかけとなった出来事
○どんなことをしたいのか、自分が入社することによって会社にとってどんな風に役に立つのか
上記に挙げたことを話せるようにセットで準備しておくといいかと思います。志望動機は、HPに書いてあることや会社説明会で人事が言っていたことをただ言うのでは薄っぺらいですし
なぜその業界、その中でもその会社、その職種なのかを答えられるようにしておきましょう。
○○会社訪問などであった印象的な出来事
上記に挙げたことを話せるようにセットで準備しておくといいかと思います。

その他の企業選択方法

上記で「マトリックス表」の作成方法と具体例を紹介しましたが、最終的な企業選択を行う方法は他にもあります。

その内の一つが自身の将来を考える、つまり短期視点ではなく、"長期的視点"で見て企業選択を行うという方法です。

とは言っても「長期的視点で見た企業選択」のイメージを掴むことができない就活生もいると思います。

その方法として、以下の2点を提示します。

  • 今後3~5年間で身につけたいスキルで選択する
  • 5年後、10年後といった将来のなりたい姿で選択する

 今後3~5年間で身につけたいスキルで選択する

現代では「終身雇用」という考え方が徐々に形骸化し、「転職を前提に就職先を選択する」ことも珍しくありません。
実際に、2019年5月13日にトヨタ自動車社長の豊田社長が「終身雇用を守るのが難しい」と発言...
大手企業になってくると面接の際、大きな部屋に何十人も待たされ、人事の方が呼びに来ることがあります。皆さんはどうしますか?きっと人事の方はこう言うでしょう。
それに対して学生のほとんどは「いえいえ全然待ってません。」「私も55分に着いたので大丈夫です。(実際の面接開始の5分前)」、人事の人に気遣う人もいると思いますが、それは罠だと思っていただいて結構です。人事が予備に来た時から面接は始まっています。
大手企業になってくると面接の際、大きな部屋に何十人も待たされ、人事の方が呼びに来ることがあります。皆さんはどうしますか?
いきなり言われるので緊張のあまり、人事の人に気遣う人もいると思いますが、

5年後、10年後といった将来のなりたい姿で選択する

5年後、10年後に自分自身がなりたい姿を考え、その「なりたい姿に近い社員がいる企業」を選択するのも良いかもしれません。
なりたい姿の社員が一人しかいない場合は難しいかもしれませんが、何人もの社員と会い...
かつては総合商社を滑り止めにしてメガバンクを目指す学生が多かったように、学生の人気というものは年々変遷していきます。自分が将来成し遂げたいことはなんであって、そこに対して自分が就職活動で持つべき企業選びの軸はどこにあるのかを考えた。
また私の個人的な意見としては報道だけでなく、実際に自分の足を使って社員と会い、社風や企業の方向性感じとっていくことが重要だということを述べておきたいと思います。
かつては総合商社を滑り止めにしてメガバンクを目指す学生が多かったように。
実際に自分の足を使って社員と会い、社風や企業の方向性感じとっていくことが重要だということを述べておきたいと思います。

企業選択方法のNG例

企業選択の方法に関して様々な情報を目にするとは思いますが、「自分では良いと思っていた方法も、意外と適切ではなかった」といったパターンも存在します。

今回はそのNG例も紹介していきたいと思います。以下、主なNG例になります。

  • OB・OGへの相談や、内定先の懇親会に参加した印象・雰囲気で判断する
  • 他人からの評価(見られ方)で判断する

OB・OGへの相談や、内定先の懇親会に参加した印象・雰囲気で判断する

この方法は「会社の雰囲気・リアルな実情」を知ることができ、一見適切な方法のようにも見えますが注意が必要です。
なぜかというと、「OB・OG訪問や懇親会に参加する社員は採用担当側の息がかかっている可能性...
もちろんプラスになることはあるが、一般的なことでも、何を考え、課題があった際にはどう向き合い、結果どうなったかということが大事です。話をより具体化するために数字を出すことが大切かと思います。その方が目に留まりますし。実際に私もESや履歴書には成果を具体的に書いていましたし、面接の際はわかりやすく伝えるようにしていました。「売り上げを増加させました」よりも、「売り上げを2倍にしました」の方がイメージしやすく、相手にも伝わりやすいですよね。 もちろんプラスになることはあるが、一般的なことでも、何を考え、課題があった際にはどう向き合い、結果どうなったかという、
場合によっては「成果なんて出したことがない!」と思う人もいるかもしれません。

他人からの評価(見られ方)で判断する

「就職先人気ランキング・就活生間での評判・親からの意見」、もしくは「有名大企業で働く自分・ベンチャー企業でバリバリ頑張っている自分」など、他者からどのように見られたいかといった観点で「最終的な企業選択...
なぜその業界、その中でもその会社、その職種なのかを答えられるようにしておきましょう。
○実際に学生時代に取り組んできたことや志望動機につながるきっかけとなった出来事
○どんなことをしたいのか、自分が入社することによって会社にとってどんな風に役に立つのか
上記に挙げたことを話せるようにセットで準備しておくといいかと思います。志望動機は、HPに書いてあることや会社説明会で人事が言っていたことをただ言うのでは薄っぺらいですし
なぜその業界、その中でもその会社、その職種なのかを答えられるようにしておきましょう。
○○会社訪問などであった印象的な出来事
上記に挙げたことを話せるようにセットで準備しておくといいかと思います。

最後に伝えたいこと

ここまで、"複数内定をもらった際の最終的な企業選択"に関して紹介してきました。

企業選択に悩む就活生は少なくないとは思いますが、この記事を読むことで、少しでも企業選択の手助けになったのであれば幸いです。

しかし、unistyleが就活生の皆さんに最も伝えたいことは"最終的な判断は自分自身で決定することが大切。その上で、自分自身で決断したことに後悔しない。"ということです。

その理由としては、"自己決定を行うことが最も「幸せ」に繋がる"からです。

実際に神戸大学の研究結果でも"所得、学歴よりも「自己決定」が幸福感に強い影響を与える"という結果が出ています。

入社後のメリットとデメリットはいわば表裏一体、且つ入社前の段階ではどの選択が正解なのかは分かりません。

そのため、"自分自身で選択した道を正解にしていく"というマインドが重要になります。

この記事が少しでも「就活生の企業選択の手助け」になり、一人でも多くの就活生が「後悔のない企業選択」ができることを願っています。

締切情報

「就職先人気ランキング・就活生間での評判・親からの意見」、もしくは「有名大企業で働く自分・ベンチャー企業でバリバリ頑張っている自分」など、他者からどのように見られたいかといった観点で「最終的な企業選択」を行うのはNGです。

その理由としては、他人からの評価という"移ろいやすい基準"で企業選択を行うと、入社後、自分自身が想定していたものと異なるといった状況になる可能性が高くなってしまうためです。

しかし、あくまでも人間は社会的な生き物であり、他人からの評価に影響されてしまうのは仕方がないことだとは思います。

ただ、今後40年以上も続く社会人生活のファーストキャリアを、このように「他人からの評価」で判断してしまうのは非常にリスクがあります。

他人からの評価(見られ方)を無視しろという訳ではありませんが、最終的にその企業で働くのは"自分だけ"ですので、最終判断に関しては"自分の意志"を最優先にすることが望ましいでしょう。

最後に伝えたいこと

ここまで、"複数内定をもらった際の最終的な企業選択"に関して紹介してきました。

企業選択に悩む就活生は少なくないとは思いますが、この記事を読むことで、少しでも企業選択の手助けになったのであれば幸いです。

しかし、unistyleが就活生の皆さんに最も伝えたいことは"最終的な判断は自分自身で決定することが大切。その上で、自分自身で決断したことに後悔しない。"ということです。

その理由としては、"自己決定を行うことが最も「幸せ」に繋がる"からです。

実際に神戸大学の研究結果でも"所得、学歴よりも「自己決定」が幸福感に強い影響を与える"という結果が出ています。

入社後のメリットとデメリットはいわば表裏一体、且つ入社前の段階ではどの選択が正解なのかは分かりません。

そのため、"自分自身で選択した道を正解にしていく"というマインドが重要になります。

この記事が少しでも「就活生の企業選択の手助け」になり、一人でも多くの就活生が「後悔のない企業選択」ができることを願っています。

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