221年の伝統×若手の行動力。老舗「船橋屋」の店長が語る、ありのままの自分で挑む面白さ

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最終更新日:2026年3月16日

記事公開日:2026年3月24日

221年の伝統×若手の行動力。老舗「船橋屋」の店長が語る、ありのままの自分で挑む面白さ
本記事は船橋屋の紹介記事になります。

unistyleが就活生の代わりに、船橋屋新卒入社3年目の社員に”OB・OG訪問”を行いました。

OB・OG訪問で直接社員に聞いてみないと知ることができない「社風」についてのお話をお伺いすることができました。

こんな方にオススメ

・株式会社船橋屋の選考に興味がある方
・若手から挑戦できる環境で働きたい方

取材した方のプロフィール

熊谷さん
滋賀県出身。大学卒業後、2023年4月に新卒で株式会社船橋屋に入社。入社後は販売企画部に配属。主体的な行動力と適性が高く評価され、入社2年目の若さで本店の店長に抜擢。 現在は亀戸天神前本店の店長として、店舗運営の要であるスタッフマネジメントや在庫管理を担う傍ら、現場の最前線で「くずもちひと筋真っ直ぐに」の理念を体現。多世代が活躍するチームをまとめ、伝統の継承と新たな価値創造の両立に邁進しています。

船橋屋とは

船橋屋会社概要

株式会社船橋屋

✔沿革
1805年(文化2年)創業
創業者が下総船橋出身であることから「船橋屋」に。
✔企業規模
従業員数:270名(2025年3月時点)
✔事業内容
・くず餅製造・販売事業:創業以来220年以上変わらない製法を守り続ける看板商品「くず餅」を展開。くず餅は本店での売上の約6割を占める。手土産需要を軸に、亀戸天神前本店をはじめとする直営店や百貨店で強固な信頼を築いている。
・健康提案事業(くず餅乳酸菌):約10年前に発見された「くず餅乳酸菌®」を活用した新領域。乳酸菌ドリンクやサプリメント、既存商品のアップデート(黒蜜への添加等)を行い、伝統食を通じた現代人の健康維持に貢献。

✔特徴①年功序列ではなく能力主義と行動力を重視し、プロセスを公正に評価する仕組み。
✔特徴②入社2年目で店長抜擢など、早期から責任ある役割を任される環境。
✔特徴③理念「くずもちひと筋真っ直ぐに」を軸に、全部署が顧客視点で連携する熱い社風。 

行動力を重視した評価制度で主体性を持った働き方

能力と行動を重視する「ポジティブ」な評価

__船橋屋さんは221年の歴史がありますが、社内はどのような評価文化なのでしょうか?
熊谷さん:老舗というと年功序列のイメージを持たれがちですが、実際はかなり能力主義ですね。特に行動力を大切にしていて、結果だけでなく、そこに至るプロセスをしっかり見てくれます。年に1〜2回あるビジョン会では、優れた行動をした店舗が表彰される行動賞もあり、若手でも自ら動けば正当に評価される環境です。

__2年目で本店の店長に就任されたというお話からも、能力主義であることが伝わります。
熊谷さん実際、希望が通った時は驚きました。私は面談などの場だけでなく普段から上長へ、店長になりたいことを伝えてきました。その結果、2年目という経歴にもかかわらず、適性を見たうえで、店長を任せていただけました。

就任直後はもちろん不安もありましたが、周囲のサポートが手厚く、挑戦を後押ししてくれる文化のおかげで迷わず取り組めました。

__配属やキャリア形成において、社員の希望はどの程度反映されるのでしょうか?
熊谷さん:行動が伴えば、チャンスはいただきやすいと感じています。入社半年後のプレゼンだけでなく、メンター制度もあり、3〜4ヶ月に一度、他部署の役職者と面談する機会があり、直属の上司には言いづらい本音も打ち明けられるんです。

こうした定期的なコミュニケーションがあるからこそ、個人の適性や希望に合わせたキャリア形成が叶っていると感じます。また、店舗や事業所は関東圏のみなので、転居を伴う転勤は発生しないのも特徴です。

部署の垣根を越えるプロジェクト制度と成長環境

__特徴的な社内制度などありますか。
熊谷さん「プロジェクト制度」という仕組みがあります。これは部署に関わらず、やりたい人が自ら立候補して参加できる制度です。例えば「組織活性化プロジェクト」や「ブランド戦略プロジェクト」など、会社の未来をつくる重要なテーマに若手のうちから携わることができます。

私は、「ブランド戦略プロジェクト」に参加しています。このプロジェクトは全社的なブランディングに関わることができます。

__店舗の枠を超えて、全社的な視点で仕事ができるのですね。
熊谷さんその通りです。普段の業務ではどうしても「縦のつながり」が中心になりがちですが、この制度があることで、製造部や企画本部、製造や事務、他店舗のメンバーといった「横のつながり」が生まれます。多様な視点を持つメンバーと議論することで、自分自身の視野も大きく広がります。

__「やりたい」という意欲がそのままキャリアに繋がる環境なのですね。
熊谷さん船橋屋には、年齢に関係なく「挑戦したい」という気持ちを後押ししてくれる文化があります。私自身、歴史ある本店での勤務を希望し、2年目で店長を任せてもらえたのも、そうした本人の意欲を尊重してくれる環境があったからです。伝統を守るだけでなく、新しいことにワクワクしながら取り組める。それが船橋屋で働く面白さだと思います。

「くず餅愛」と「お客様視点」は全社共通!

年齢を超えた「傾聴する姿勢」が生むチームワーク

__企業文化について教えてください。
熊谷さん本店では、高校生から80歳近い大先輩まで、本当に多世代が一緒に働いています。ここで大切になるのは「承認」だと感じています。価値観や大切にしていることは、人それぞれ違って当たり前。そこを理解し合うために、定期的に1時間ほどの面談を実施しています。相手の視点に立って考え、対話を重ねることで、現場の強い結束力が生まれています。

__コミュニケーションを大事にされているのですね。他部署との関わりもありますか?
熊谷さんはい。特に本店は、製造・梱包・販売の全機能が一つの建物に集約されているため、物理的にも心理的にも部署間の壁がほとんどありません。

和菓子業界において、一気通貫の体制を導入している企業は珍しいと思います。この内製化された環境があるからこそ、現場の気づきを即座に商品やサービスに反映させる機敏性が生まれます。役割は違えど、全員が同じ視座でお客様に向き合えることが、私たちの大きな強みですね。

ポジティブな意味付けと溢れる「くず餅愛」

__どのような人柄の社員が活躍されていますか?
熊谷さん何事もポジティブに意味付けできる人ですね。年末年始や4月の藤まつりの時期などは目が回るほど忙しいですが、そんな時こそ「忙しい方が楽しい!」「これだけ多くのお客様が来てくださっているんだ」と喜べるメンバーばかりです。

__活気がある環境で、士気が高まりそうですね!社員の方々の「自社商品への愛」を感じるエピソードはありますか?
熊谷さんたくさんあります!社員割引を利用してプライベートでもよく購入しますし、大切な日の手土産には必ず船橋屋を選びます。中には、結婚式のケーキ入刀の代わりにくず餅を特注した社員もいたほどです。この「くず餅愛」こそが、2026年から始動したポッドキャストのような、既存の枠にとらわれない新しい発信を続ける原動力になっています。

__「くずもちひと筋真っ直ぐに」という理念が、日々の接客や製造現場でどのように体現されていますか?
熊谷さん:現場では、初来店の方にはまずくず餅を勧めることを徹底しています。製造においても、黒蜜ときな粉をかけて食べるくず餅の形を大事にしていて、季節商品を出したとしても原点から離れすぎない、原点に戻りたくなるものを開発しています。

地域に根ざし、原点を守り抜く

__亀戸という土地で愛され続けるために、守っていることはありますか?
熊谷さん:地域の清掃活動や亀戸天神社の行事には全力で参加します。例大祭では、船橋屋社員も有志で神輿を担ぐんですよ。地域の一員として認めていただけていることは誇りです。こういった行事のタイミングではお客様のご来店も増える傾向にあるので、この亀戸という土地とセットで愛される「船橋屋」でありたいと思っています。

「老舗=お堅い」は本当? 有給取得や社内の空気感

有給休暇が取得しやすいって本当?

__ネット上の口コミなどで「有給が取得しやすい」という声を見かけましたが、店長という立場から見て実態はいかがですか?
熊谷さん私自身の経験としても、有給を申請して通らなかったことは一度もありません。店長としてシフトを作成する際も、希望休や有給などスタッフの希望は100%反映させるようにしています。ただ、制度としてあるだけでなく、大切なのは「有給を取りたい」と気軽に言い出せる心理的安全性のある空気づくりだと思っています。

__空気づくりのために、具体的に意識されていることはありますか?
熊谷さん仕事以外の会話もたくさんすることです。例えば昨日の夕飯の献立や、最近の趣味の話など、何気ない会話を積み重ねることで、仲も深まりますし、いざという時に相談しやすい関係性を築いています。

こうしたコミュニケーションが、結果として有給申請のしやすさや、チームの風通しの良さに繋がることもあると思うので大切にしていきたいです。

「221年の老舗=保守的」というイメージのギャップ

__学生から持たれがちなイメージはありますか?
熊谷さんやはり「221年の歴史」という数字から、どうしても「堅苦しい雰囲気」や「職人気質の年功序列」というイメージを持たれがちですね。実は私自身、入社前は社会人全般のイメージとしても「若手はやりたいことを言えない風潮があるのでは?」と少し構えていたんです。

船橋屋に実際に入社してみると、先ほどお話しした通り驚くほどフラットで、年次に関係なく「やりたい」と手を挙げた人にチャンスが回ってくる文化です。老舗という安定した基盤がありながら、中身は非常にアグレッシブ。このギャップこそが、船橋屋で働く一番の面白さかもしれません。

ありのままの自分で、250年先へ続く物語を。

安定も挑戦も手にできる環境

__熊谷さんはどのような経緯で船橋屋への入社に至りましたか。
熊谷さんもともと私は「安定志向」でありながら「新しいことに挑戦したい」という欲求を持っていたのですが、220年以上の歴史を土台に革新を続ける船橋屋は、まさに私の性格にフィットする環境だと感じ、選考を受けることに決めました。

入社の決め手としては、面接で感じた「人柄の良さ」ですね。選考ごとに様々な社員の方と会話をするタイミングがあり、そのたびに惹かれていきました。

特に、選考時のグループワークでのリーダー選考に落ちたエピソードを冗談混じりに話した際、社長が一緒になって笑ってくれたんです。そして、その後お会いした際もこの話を覚えていてくれました。その時「この会社は冗談も言えるし、学生一人ひとりと真摯に向き合ってくれる」と確信しました。

店長として、スタッフ一人ひとりを大切にしたい。

__店長という責任ある立場になられてから、仕事に対する向き合い方に変化はありましたか?
熊谷さん大きく変わりましたね。一社員だった頃は、会社や「くず餅」そのものへの想いが中心でした。でも、店長として店舗全体を俯瞰するようになってからは、パートさんを含めた「人」の存在がいかに重要であるかを痛感しています。

__具体的に、どのようなことを大切にされているのでしょうか?
熊谷さん:「今いてくれるスタッフに、心地よく働いてもらえること」を常に考えています。そのためには、働く人それぞれが人生で「大切にしていること」を、私自身も同じように大切にする必要があると感じています。一人ひとりの価値観に寄り添うことが、結果として強い店舗づくりに繋がる。そう信じて、日々コミュニケーションを重ねています。

選考の秘訣は「演じないこと」

__船橋屋を目指す学生に向けて、選考を突破する「秘訣」を教えてください。
熊谷さんありのままの自分で臨むこと」です。「面接官にうけが良さそうな学生」を演じる必要はありません。船橋屋の選考は、スキル以上にその人のパーソナリティを重視しています。繕った言葉ではなく、自分の素の部分を見せることで、本当の意味でのマッチングができるはずです。

__最後に、就活生へのメッセージをお願いします。
熊谷さん就職活動は、自分のこれまでの人生とこれからの未来を、誰よりも深く考えられる貴重な時期です。周りと比べる必要はありません。大切なのは「自分自身の納得感」です。自己分析を通じて自分を知り、ありのままで選考を楽しんでほしいですね。

店長になった今、私は「くず餅」という江戸時代から続く軸をぶらさず、一緒に働くパートさんやスタッフが「ここで長く働きたい」と思える場所を守ることに誇りを感じています。365日、毎日お客様が来てくださる喜びを分かち合える仲間と出会えることを、心から楽しみにしています。

取材後記

全社員に共通している深い「くず餅愛」と、徹底した「お客様視点」。その純粋な想いが強固な「軸」となり、部署の垣根を越えた連携や、若手が臆せず挑戦できる環境、そして有給取得のしやすさといった居心地の良さを自然と作り出しているのだと感じました。

伝統を単に守るだけでなく、それを楽しんでいるポジティブな従業員の皆さんと、江戸から続く変わらぬおいしい「くず餅」。この両輪がある限り、船橋屋はこれからも時代を超えて愛され続けていくはずです。

「老舗の安定感も、挑戦できる環境も、どちらも譲れない」 そんな想いを持つ学生の方に、ぜひ一度ありのままの姿で、船橋屋の門を叩いてみてほしい。そう強く感じた取材でした。

船橋屋新卒採用の詳細は以下のリンクからご確認ください。

船橋屋新卒採用の詳細はこちら

unistyleが就活生に代わってOB・OG訪問をした取材記事の一覧は以下のリンクからご確認頂けます。

unistyleが代わりにOB・OG訪問 -新卒3年目が語る企業のリアル-

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んな居心地の良い環境にどっぷりと浸かり何となくちやほやされていた大学生が、いざ職に就くための活動(≒内定を獲得するための活動)、言ってしまえば内定という限られた椅子を奪い合う競争である就職活動になると全く優位性を確保できず苦戦を強いられるという話はしばしば耳にします。の記事に書いてあるように、大学生活は基本的に自分が所属するコミュニティーを自分で選ぶことが出来ます。自分が人気者になりやすい環境を選び、そこで内輪ネタでわいわいやって人気が高"そう"な人が就職活動で評価されるかと言えばそうとも言い切れないでしょう。もちろん、自分が高い評価を得られそうな環境に身を置くこと自体は全く悪いことではありません。むしろ、得意を仕事にし結果を出していくことは自分のためにもなります。何をもって人気者とするかの明確な定義は無く、評価のされ方は年代や環境によって大きく異なります。くれぐれも「勘違い系人気者」として慢心することのないようにしていただければと思います。最後にもちろん環境が変われば人も変わっていくわけなので、学生時代に人気者でなくても就職活動や社会人になってから大きく飛躍するということは往々にしてあります。皆さんも「人事を楽しませる人気者」というイメージを頭の片隅にでも置いておくと、面接の場でうまくいくことが増えるかもしれません。次回第3章は最終回として、トレンドワードである「働き方改革」と人事の目線を掛け合わせます。全章通して読むことでより一段と学びが深まりますので、是非合わせてご覧ください。【「某日系大手人事が語る」シリーズ】 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「ダイバーシティ」という言葉の定義には就活生と企業に認識の相違がある? 「ダイバーシティ」という言葉の定義には就活生と企業に認識の相違がある? 日産自動車のゴーン会長の逮捕や日系平均株価の急落。昨年と比較するとそこまで大きなトピックは少なかった印象もありますが、日本企業を取り巻く不祥事や暗いニュースは2018年も一定の話題を集めました。昨年、日産自動車の無資格検査とほぼ同時期に問題が発覚したのが、神戸製鋼の品質データ改ざん問題です。そんな神戸製鋼は昨年まで以下のような新卒採用メッセージを掲げていました。バラバラの集まりこそが強いんだ一見「まとまりがない」といった意味で悪い言葉に見える「バラバラ」。しかし、神戸製鋼は多様な価値観・考え・バックグラウンドを持った集団。すなわち、ダイバーシティーに富んだ集団という意味で「バラバラ」という言葉を表現していました。(その後あのような不祥事が発覚したというのもある意味皮肉な気もしていますが...)今やダイバーシティーという言葉は一企業に限らず日本社会のトレンドのように語られており、全く言葉として聞いたことがないという方はほとんどいないでしょう。今回は、そんなダイバーシティーという言葉と就職活動の関係性について、具体的な事例や頻出の論点を網羅していきたいと思います。ダイバーシティーの語義と背景ご存知かとは思いますが、ダイバーシティーという言葉は英単語"diversity"に起因しており、最も一般的な日本語訳が"多様性"になっています。元々、一億総中流という言葉にあるような、「皆が同じように高校・大学を卒業し、同じように企業に就職し、同じように家庭を築き・一戸建てに住み、同じように定年まで勤め上げる」というような、皆が皆同じ方向を向き努力し続けていれば自然と経済は成長していくといったような考えの時代は過ぎ去りました。時を経て現在のキーワードは、一億総活躍社会。すなわち、20歳~60歳程の男性だけが社会に出て働く時代ではなく、女性・外国人・高齢者・障がい者など、様々な属性の人があらゆる環境で活躍する社会を目指すべきだと政府は方針として示しています。(実際には、一億総活躍社会という言葉には職場に限らず地域社会や家庭などもう少し広い環境を含みます)以上より、「皆がこうあるべき」という画一的なモデルケースは薄れ、「皆が皆自由度高く違う方向を向く社会を許容すべき」というのが、社会的な風潮をもとにしたダイバーシティーであると言えるでしょう。特に近年では、先述した女性・外国人・高齢者・障がい者やLGBTといった属性の方の雇用を中心として、働き方改革と紐づいた議論が多く交わされている印象があります。学生と企業のダイバーシティーの認識の相違さて、言葉自体は誰もが知るものであるダイバーシティーではありますが、その具体的な意味となると、雇用や働き方の分野に絞って考えても様々な回答が出てくることかと思います。採用HPや企業説明会などでもダイバーシティーを推進している旨をアピールする企業は増えてきている印象がありますが、その中でも学生がイメージするダイバーシティと企業で実際に推進されているダイバーシティーの間には乖離があると思っています。学生の認識:「誰が」「どのように」働くかがダイバーシティーもちろん個々人によって考え方は異なることにはなるでしょうが、多くの学生は職場で「どういった人が働くか」と「どういった働き方をするか」という点でダイバーシティーを認識している印象があります。もう少し具体化すると、「どういった人が働くか」・女性の役員登用や採用割合の増加・外国人労働者の積極的雇用・LGBTに寛容な環境の整備「どういった働き方をするか」・残業時間の削減・フレックス勤務・リモートワーク上記のような認識の方が多いのではないでしょうか。実際、企業が採用HPや企業説明会で示すダイバーシティーもこれに近しい意味で触れられることが多く、厚生労働省が発表している「くるみんマーク」・経済産業省が発表している「ダイバーシティ経営企業100選」辺りも近しい観点で選定されています。参考:厚生労働省くるみんマーク・プラチナくるみんマークについて経済産業省ダイバーシティ経営企業100選ホームページこのように、国策や企業の広報活動でイメージ付けがなされていることも現状の学生の認識を生み出している一因なのだと考えられます。以下のような企業の取り組みを、どの企業でも少なからずやっているものだと考えている方もいるかもしれません。参考:企業の実態:学生が思うほどドラスティックなものではない一方、実際に企業の現場で推進されているダイバーシティは学生の認識と異なっている点が多い印象です。例えば近年認知度が向上しつつある"LGBT"について、先ほどは「寛容な環境の整備」という旨を述べましたが、実際は社内研修の座学で「LGBTの重要性」といったものを学んだり、「ダイバーシティ推進室」といったよう半名ばかり部署をとりあえず設置してみるぐらいで終わっている企業が存在しているケースもあります。ある日系有名企業に勤めている社員からは、研修で「『彼女と』クリスマスどこか行かれたんですか?」という言い方は(LGBT尊重の観点から)不適切な場合があるため、性別に影響しない『パートナー』という言葉を使えという内容のWeb研修を社員全員が受講したものの、実際はほぼ誰もそれを守っていないといった話も耳にしたことがあります。中でも直近で話題になったのは以下の記事でしょう。参考:本当にお前らダイバーシティが分かってないんだな。この方が指摘するように、多くの学生がイメージするような女性の管理職を増加・新卒採用の段階から外国人留学生の枠を広げるといったものは現実のダイバーシティーにはそれほど当てはまらないというのが実情です。それよりも、社会に出て働くのは男性が多い・多くの社会人はオフィスに出向いて9時5時近辺で働く、という社会の大多数の動きは残したうえで、その一部に(リモートワーク・フレックス勤務といった)働き方の変化を加えるというのが企業側が現実として取り組んでいるダイバーシティーだったりもします。この時点で、双方の認識の相違が何となくでもイメージできたかと思います。ダイバーシティーの取り組み事例ここまでの内容ですと、企業はダイバーシティーについて大した取り組みをしていないような印象を持たれた方もいらっしゃるかもしれませんが、当然中には学生のイメージに合った/もしくはそれを超えたダイバーシティの推進の仕方をしている企業も存在しています。ここではその事例を2つピックアップしてご紹介します。事例1:日産自動車|ルノーとの提携を軸に女性の活躍を推進冒頭でも取り上げた渦中の日産自動車。同業界の中でも英語力やグローバルのイメージを持っている方も多いと思います。そんな日産自動車は1999年にフランスのルノーと業務提携したことで知られています。(ゴーン前会長は記事執筆現在ではルノーの会長を継続されています)その影響もあってか、日産自動車では特に「女性の活躍」をテーマに、技術職や管理職といったこれまで男性の割合が高いものとみなされてきた立場について、女性の割合を増加させることを目標に掲げているようです。具体的には、就活生に留まらず受験勉強を控えた高校生へ向けて技術職の女性社員が講演を開くことで、より早い段階からのキャリア意識の醸成(技術職として働くということを選択肢の一つとして意識させる)などといった取り組みが挙げられます。「女性の活躍」と言われると大体多くの企業が重要性自体は説いていたりするものですが、日産自動車では以下の記事にもあるように十数年連続で女性管理職率を増加させるなど名ばかりではなく実際に企業体制に変革を加えていることが読み取れます。参考:日産の取り組み事例2:カルビー|松本社長主導のドラスティックな働き方改革有名食品メーカーのカルビーですが、こちらは社長の松本晃氏の取り組みが有名になっています。「」でも述べたように、多くの日系企業に当てはまる特徴として意思決定の遅さや業務遂行上の非効率性が挙げられます。例えば何か問題が発生すると事あるごとに「とりあえず打ち合わせを行いましょう」という流れになり、肝心の打ち合わせの場ではだらだらと議論が発散していき、長時間かけた結果「決定事項なし」という何のために複数人の稼働をかけて行ったのかよくわからないもので終わってしまうなんてこともあったりします。一方松本氏は、以下の記事にあるように「会議なんか辞めてしまえ」という大方針まで掲げ、「定時が来るまでダラダラと働く」という時間ベースで働く日系企業でありがちな働き方に対し、成果ベースで働き方や待遇を決定するという旨を述べています。参考:会議なし、資料なし、会社に来る必要なし!/カルビー松本会長「ダイバーシティーが嫌いな会社に未来はない」松本氏は前職で外資系医療メーカーのジョンソン・エンド・ジョンソンの社長を務めた経験もあることから、先ほどの日産自動車と同様、外資系企業出身のトップ就任がきっかけとなるケースというのはそれなりに多いのかもしれません。日系企業で社長の方針がここまでトップダウン的に現場まで行き届いている企業というのもそうそうないように思われます。(もちろん細かい部署単位で見ればこういった方針が実際に反映されているかどうかはわからないものですが)なぜ、今の時代にダイバーシティーが求められているのかさて、これら企業の取り組みのように、日本社会にも少しずつではありますがダイバーシティーの考え方が浸透していっている印象があります。冒頭でも少し触れましたが、「世のお父様方は汗水垂らしてモーレツに働くべき」「とにかく努力すれば必ずいい方向へ向かう」といった時代は去り、画一的な行動をしているばかりでは企業も個人も生き残れない時代へと移行していくことが指摘されています。「」でも述べた通り、これからの時代に市場価値を高めるための方法の一つに「ポジションを取る」ことが挙げられます。世の中の常識や「こうあるべき」という既成概念にとらわれているようでは市場で埋もれてしまう一方であり、これまでとは異なったモノの見方や考えが必要になっていっています。すなわち、「同質の集団からは同質のアウトプットしか生み出されない可能性が高い」ことが問題であり、この状況を脱却するための手段の一つとしてダイバーシティーがあると言えるのではないでしょうか。有名な話ですと、キリンの人気商品である「午後の紅茶」は、「午後のゆったりとした時間に紅茶を嗜む」という(少なくとも今の日本社会の多くでは)女性にしか経験できない発想から生まれたというものがあります。女性社員の考え方を取り入れることで紅茶界のポジションを獲得した好例だと言えるでしょう。女性を多く登用するのも、時間ベースの画一的な働き方を脱却するのも、あくまでそれは企業価値や個人の幸福度といったものを高めるための手段に過ぎません。つまり、ダイバーシティーのためのダイバーシティーは本質的ではなく、こういった時代背景や市場動向に対応していくために推進されているのだという位置づけは認識しておくべきでしょう。ダイバーシティーに着目する際に注意すべきこと近年注目度を高めるダイバーシティーについては、事例のようなものが紹介されると何だかそれだけで良い企業と感じてしまうようなことも起きがちです。ここでは、そんなダイバーシティーについて情報を得る際の注意点について指摘します。注意点1:企業の広報活動の一環として提示する情報であることを認識すること採用HP・ナビサイト・企業説明会など様々ですが、基本的にそれはどれも「エントリーしてもらうため・企業のイメージを良くするために提供する情報」であることは考慮しておくべきだと思います。参考:こちらの記事でも近しい指摘をしていますが、就職活動では、学生は内定を獲得するために行動する一方、企業側は自社の利益に貢献できる人材を獲得するための行動を取ることになります。そのため、企業側が提示する情報というのは、嘘ではないにせよ自社をよりよく見せようとする意図を含んでいることは認識しておくべきでしょう。ダイバーシティーもこれと同様に、「ダイバーシティーを推奨している」と言われて悪いイメージを抱く学生はまずいない状況下で、全社的な方針でなくとも一部で実施している取り組みをやたらと強調してアピールしているということも往々にして考えられます。ダイバーシティーの取り組みは魅力的に映ったりもするのですが、それが実際の現場でどこまで適用されているかについては慎重に判断していくことがミスマッチを避けるためにも無難な選択でしょう。注意点2:"まやかしの"ダイバーシティーに騙されないこと注意点1にも関連する内容にはなりますが、皆さんは、以下の記事を読んでどのような感想を抱きますでしょうか。参考:サイバーやメルカリも!女性躍進の最前線|働く女性を支える社内制度10選理容半休・失恋休暇・オシャレ手当・コンサート休暇...そんなことで会社を休んでいいのかと魅力的に感じた方も多いかもしれません。確かにこういった休暇制度や各種手当はそうそうあるものではないためインパクトが強いものにはなりますが、基本的にどの企業でも与えられているはずの年次有給休暇は、理由を問わずに会社を休むことが出来る休暇です。労働者は労働基準法上有給休暇取得の理由を周知する義務はありません。逆に言えば、理容休暇は理容目的でのみ取得が許される休暇であり、失恋休暇は失恋しないと取得できない休暇(のはず)です。こういったごく一部限定的な事由にのみ適用される休暇であったら、むしろ事由を問わず取得可能な労働者の権利である年次有給休暇の増加、もしくは消化の完全義務化といった取り組みをした方が(インパクトには欠けるかもしれませんが)よっぽど有意義だといった見方もあってもいいかと思います。※これらの取り組みをしている企業=まやかしのダイバーシティーで学生を騙している企業だと述べているわけではありませんのでその点ご理解ください一部魅力的に見えるダイバーシティーに関する制度があったとしても、肝心の給与や福利厚生・休暇制度等が満足いくものでなかったらそれは問題でしょう。目先のダイバーシティー制度だけに目を向けるのではなく、実際にそこで働くとなったときに自分が幸福度高く働ける環境であるか総合的に見る姿勢を忘れないでいただきたいと思います。注意点3:ダイバーシティーの"おかげ"かどうかは慎重に判断すること事例2で取り上げたカルビーは有名なダイバーシティーを推進している企業の一つですが、10期連続で過去最高益を更新するなど、好調な業績とダイバーシティーの推進はしばしば紐づけて語られることが多い印象があります。(ちなみに今季は大幅な業績予想の下方修正をするなど苦戦している姿が見受けられます)しかし、これを「女性を増やしたから利益が伸びた」のように結論づけてよいかは実際のところ正確にはわからないでしょう。企業の業績は複合的な要因が絡み合って決定していくものであり、どこまでダイバーシティーが利益に貢献したかを定量的にはかることは難しいでしょう。見方を変えれば、たまたまそれが食品業界のビジネスモデルやカルビーの企業風土に合致したからうまくいったという可能性も十分考えられます。多くの企業が学生のイメージほどダイバーシティーを推進できていない現状下で、今後各企業がどのようにして変革を加えていくかについては、就活生の皆さんにとっても注目すべき観点の一つだと考えています。単純に個々人の個性を頭ごなしに許容するようでは、結果的に組織のまとまりが欠き効率性も失われるという可能性も考えられるでしょう。くれぐれも、ダイバーシティーはやればやるほど良いものだといった単純な考え方は持ってほしくないと思っています。最後にダイバーシティーについてはこれまで述べたように学生のイメージ先行で動いていってしまっている面も多く、学生と企業の認識には隔たりがあるというのが現実です。とは言え、何もこれは学生の情報収集不足だけが問題なのではなく、企業側も発信する情報と現場での取り組みに大きく乖離がある場合など、認識の相違を生み出すきっかけを一部作っているものだと考えています。結局、どちらがいい/悪いといった話ではなく、まずはお互いが少しずつでも歩み寄っていく姿勢を見せることが肝心なのではないでしょうか。本記事が就活生の皆さんにとってダイバーシティーの意味を見返すきっかけとなれば幸いです。関連記事: 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就活生が話しがちな志望動機「グローバルに働きたい」その理由や実情を考える 就活生が話しがちな志望動機「グローバルに働きたい」その理由や実情を考える この記事でわかることグローバルに働きたい就活生が陥りがちなこと海外勤務の形態就活生の考える海外と働く海外の違いこの記事は「グローバルを基にした志望動機」の"詳細"を解説しています。志望動機例文の全体像(動機別7選・職種別6選・業界別31選・文字数別6パターンなど)は、以下の「志望動機例文完全版」をご覧ください。▶︎▼目次クリックで展開【本記事の構成】就活生が陥りがちなグローバルに働きたい海外勤務の形態海外で働きたいから外資系・総合商社はどうなのか就活生の考える海外と働く海外さいごに就活生が陥りがちなグローバルに働きたい・グローバル【global】世界的な規模であるさま。国境を超えて、地球全体にかかわるさま。出展:三省堂大辞林こんにちは、20卒の内定者です。さて、最近24卒の皆さんのESの添削や相談を受けるようになりましたが、ある共通する疑問点が浮かぶようになりました。「御社ならグローバルに働けると思い志望しました」「グローバルに働けるので〇〇業界を志望しています」「主体性」「リーダーシップ」などの言葉と同じく「グローバル」という言葉は抽象度が非常に高い言葉です。「グローバル」という言葉を使うこと自体は悪いことではありませんが、「グローバル」を具体的な形にまで落とし込めている学生は非常に少ない印象です。以前参加したとある企業の面接で次のようなやりとりがありました。学生:「御社ではグローバルに活躍できる機会が若手からありますか?」社員:「〇〇さんが考えるグローバルに働くとは何ですか?」学生:「外国人の方と働くことです」社員:「それはつまり…?」学生:「英語を使えたらいいなと考えてます」社員:「それなら毎日です(苦笑)」この学生にとって「グローバル=英語を使うこと」だったようです。人によってグローバルの定義は異なると思うので彼女の考えが短絡的であるとは否定しませんが、それでも彼女とその後の選考や懇親会で会うことはありませんでした。もっとも、「グローバルに働ける(英語を使いたい)から御社を志望します」では、企業側も納得はしないでしょう。彼女はガクチカでも語学の学習をしてきたこと、自分が英語を話せることをアピールし会社で役立てたいと語っていました。もし英語を使うことが本当に重要であるならば、語学学校などで英語の先生になるのがベターなのでは?と解釈しかねません。彼女もまた極端な例であったと思いますが、「グローバルに働く」という言葉をどこかマジックワードのように考えている就活生は少なくありません。マジックワードとは、人をあたかも魔法のように思うように動かすことができるキーワード。主に意味が曖昧で、使う側の思想によって便利に扱うことが出来る言葉や幅広い意味を持つ呼称(特に蔑称)を指して呼ばれている。参考:HatenaKeywordマジックワードとは就活で抽象的な言葉を使うということ「主体的に取り組み…」「リーダーシップを発揮して周りを巻き込み…」「グローバルに働きたい…」「相手の立場に立って考える…」などの抽象的な言葉を就活生は好んで用いてる印象です。テニスサークルの練習長として主体的に働きかけることで周りのメンバーを巻き込み校内戦まで導きました。この経験から主体的に働きかけることが私の強みであり、・・・塾講師で、生徒の成績を向上させるために生徒目線に立つことを心がけました。結果、生徒の成績を向上させることができました。よくあるESの解答例を元に作成してみました。一見、よく書けているとも考えられます。ですが、「主体的に働きかけるって具体的には何をしたの?」「生徒目線に立つって具体的には何をしていたの?」といった疑問が残ります。もちろん、これらのESが選考を突破したとしても面接で上記のような質問がされるのは避けがたいでしょう。こうした抽象的な言葉は一見説明できているように見えますが、実は何も説明できていないことと同義とも言えます。参考:ESを読んだり、面接をする社員のほとんどが学生に会ったことがない人たちです。そうした人たちにわかりやすく伝える為にも抽象的な言葉はなるべく避け、なるべく具体性を持ったESを書くことが好ましいでしょう。海外勤務の形態抽象的な言葉が就職活動では好ましくない点は理解いていただけたかと思います。ここからは本題である「グローバルに働く」に具体性を付け加えていきます。一口にグローバルに働くといっても大きく3種類に分類できるとunistyleは考えています。その3種類は次のように分類されます。海外出張海外赴任チームのメンバーがグローバル海外出張拠点を日本に置きながら、短期間の間海外の事業所で仕事をしたり、海外の顧客先に出向するケースが海外出張になります。拠点を日本に置いている点が後述する海外駐在との大きな違いになります。海外駐在と異なり、短期間での仕事がメインのため、先週はアメリカ、来月はシンガポールと多国に行ける可能性も広がります。総合商社や各種メーカーでこのような働き方をしている社員が多いように思われます。海外駐在がメイン海外駐在の場合は拠点を海外の事業所に置くことになります。数年単位で海外に駐在し、親会社の現地法人で働くのが一般的なケースになります。一口に駐在と言っても、現地のチームをまとめる国際色豊かな場合もあれば、現地まで出向いて日本人と働くといったケースもあるようです。日本で働くのではなく、海外に住みながら働くことになるのでいい意味でも悪い意味でもカルチャーギャップを経験することが多いようです。■病欠の翌日日本「おはようございます。昨日はご迷惑をおかけして申し訳ございませんでした。本日からまた頑張ってキャッチアップします。」豪州「おはよう!いや〜まじ辛かったわ。でも今日のランチはチームでBBQだから頑張って来たぜ!あ、まだ万全じゃないから今日は少し早く帰るわ!」—こあらinAustralia(@freekoala5)2019年5月29日チームのメンバーがグローバル外資系企業の日本法人に多い特徴で、チームメンバーが多国籍であるという働き方があります。場合によっては日本人がチームの少数である場合もあるようで、チームの共通言語である英語をメインに使うことがあるようです。例えば英語を社内公用語に設定している楽天では、そのチームでもっとも母国語にしている言語をチームの共通言語として用いています。他にも、全世界のブレインが集まるMcKinsey&Companyでは英語について次のように言及しています。採用の際に英語力が問われることはありませんので、留学や海外居住などの経験は必須ではありません。採用面接もすべて日本語で行います。但し、マッキンゼーでは、英語での高いビジネスコミュニケーション力を身に着けることが、今後ビジネスパーソンとしてキャリアを積んでいく上では欠かせないと考えております。例年、多くの新卒入社の社員の英会話力がまだビジネスレベルに達していない為、入社前個別英語レッスン、入社後の数ヵ月から半年程度の海外語学留学などの支援制度を提供しています。参考:McKinsey&Company採用情報海外出張・駐在、多国籍なメンバーと仕事がしたいなら、どれを選択したとしても英語力は必要不可欠な様です。自分はどの形態で働きたいのか海外出張が多いのか、海外駐在が多いのか、海外に行くことは少ないが多国籍チームで日本で働く方がいいのか…etc、企業ごとにその形態も異なっています。特に海外駐在となると、全ての業界・企業が行けるのかというとそうではなく、金融・総合商社・メーカーなど海外とビジネスをしている一部の業界に限られます。日本を軸足にグローバルに働きたいのであるならば、海外出張・多国籍な人が集まる企業を志望するべきでしょうし、海外に完全に軸足を置きたいのならば海外駐在がメインの企業を受けてチャンスを増やすべきでしょう。海外で働きたいから外資系・総合商社はどうなのかここまでで「グローバルに働く」ことへの入り口である、働き方の3形態への理解を深めていただけたと思います。ここでは、より具体的な例を提示しながらより「グローバルに働く」ことへのイメージを深めていただきたいと思います。海外で働きたいから外資系・総合商社は合っているのか?海外に行けるなら総合商社や外資系企業だとなんとなく考えてしまいがちですが、実際のところはどうでしょうか。次の図を参照してください(参考:東洋経済ONLINE)。人数で見ると、トヨタ自動車・ソニー・デンソーなどのメーカーが多いことがわかります。ただ人数比の視点で見ると、総合商社4社での海外勤務の割合が20%を超えていて、5人に1人が海外勤務を経験していることがわかります。割合に着目した場合、総合商社であれば海外勤務の機会は広がるといった考えは間違いではないと言えます。とはいえ、メーカーを志望する学生と総合商社を志望する学生ではそもそもの層が異なります。総合商社では、あらかじめ海外駐在を志望する数多くの社員達の中から選ばれなければいけないという観点を忘れてはいけません。商社が海外勤務が多いことがわかりましたが、上位10社の中には外資系企業の名前は入っていませんでした。外資系企業だと海外に行けないのか総合商社や大手メーカーが海外勤務者の人数・比率が高いことには納得できる一方で、外資系企業も海外勤務者数が多いようにも思われます。それでも、先程の上位10社には外資系企業はランクインしていませんでした。このロジックを解くには、まず外資系企業とは何であるか、その根本を理解する必要があるでしょう。外資系企業とは、外国法人又は外国人が一定程度以上の出資をする日本の企業をいう。引用:Wikipedia外資系企業もっと簡単に表現するのであるならば、外国企業が日本でビジネスをするために立てた(買収した)会社です。より深く読み解くと、外資系企業は外国の企業が日本を含めたアジア圏でのビジネスチャンスを拡大するために設立されているとも言えます。海外出張・赴任は企業にとっても費用の面で大きく負担がかかります。そのため、外資系企業は日本法人を設立することで現地の日本人を雇いコストを削減しているとも考えられます。可能性は0ではないと思われますが、海外展開を狙う日系企業と比較すると海外出張・赴任は少ないことは否めません。しかし外資系の場合、一部の優秀な人が本社に逆スカウトされる形で海外勤務になることもあるようです。ここまでで、・海外出張・赴任→総合商社・メーカー(が多い)・外資系企業≠海外勤務のチャンスが増えると情報をもとに確認することができました。間違えてはいけないのが、100%全ての企業がこのケースに当てはまるのではなく、平均値を取った場合にこのような結果になると予想ができると言えるということです。就活生の考える海外と働く海外もう1点就活生と話をしていて気になった点がありました。「海外勤務と聞いてどこで働いているイメージがある?」と聞くとNY、ロンドン、シンガポール…etcとどうも有名都市の名前が上がり、海外旅行と同じ感覚で捉えている様に思われました。仕事(ビジネス)であって旅行(遊び)ではない至極まっとうな話ですが、海外勤務・駐在は仕事の一環であって旅行ではありません。「何を当たり前のことを?」と疑問を持つかと思いますが、この前提を落として考えている人が多い印象です。例えば総合商社の勤務地と聞いてイメージが湧くでしょうか。総合商社勤務50人をランダムにピックアップし、勤務地の割合を出しているデータがあったので紹介します(参考:世界の常識に宣戦布告)。サンプル数が50人と少ないために信頼性が高いとは一概には言えませんが、上記の様な結果になっています。50%近くがアジア圏に赴任していることが伺えます。ロンドン・NYといった所謂人気都市が属する北米・ヨーロッパは10%にも達しません。このロジックはとても単純で、先程の海外勤務者が多いメーカー系の場合、工場をアジアに持っています。海外駐在する場合、工場の生産管理や現地での原材料調達などに出ることが多いようです。総合商社も同様で、エネルギー事業や食品事業などの場合は、商品を扱っているタイやインドなどアジア圏中心の赴任になるようです。Facebookで見かける商社マンやメーカーで海外駐在している社員の近況報告も、どちらかといえばキラキラ海外主要都市で働いている様子よりかは、海外の地方都市で泥臭く働いている様子を多く見かけます。とはいえ主要都市で働きたい金融街と聞いて頭に浮かぶのはNYのウォール・ストリート、ロンドンのシティなどでしょうか。就活生が憧れる海外勤務地はおおよそこれらの地域に当てはまるのではないでしょうか。これら主要都市には各国の企業の支社が集まる傾向があります。そうした支社は外国での本社機能も果たしているため、集まる人材も優秀層が多いようです。そのため、若手から積極的に配属される機会はあまり多くないと思われます。金融業界のトレーダーや投資部門に就職することができれば早い段階からそのような主要都市に配属される可能性はあるかもしれませんが、決して多くはないでしょう。まず、配属リスクです。メーカーの場合、全国各地に工場がある場合がほとんどです。そのほとんどが、都会から離れた田舎にあると思います。仮に海外勤務になったとしても、田舎の可能性はあります。参考:大手メーカーのリアル〜メーカーの抱える問題点いついて僕が思うこと〜狙った海外都市で働きたいという就活軸をお持ちの方ならば、わざわざ日本企業を通さずとも海外の現地法人を受検することが一番確実で早い方法とも言えます。で、なんで日本じゃだめなの?次に大前提になりますが、グローバル、グローバルって言うけど「なぜ日本ではダメなのか?」といった部分にフォーカスします。海外で新規ビジネスを創造していきたいです海外の教育関連分野に携わりたいです。ミャンマーの教育格差をなくしていきたいです!上記は一例ですが、このような志望動機をよく目にします。志高く素晴らしい志望動機ですが、ひねくれ者の私や一部の面接官は「それ海外でやる必要ある?」と疑問を持ってしまいます。新規ビジネスをなぜ海外でする必要があるのか、日本でビジネスを作ってはいけないのか?日本にも教育格差の問題はある。それなのになぜ日本よりも先に海外の教育格差なのか?実際に海外でインターン経験があったり、海外教育関係のNPO法人に務めた経験がある人であるならば、自身の具体的な経験から志望動機を語ることができています。何も経験がないまま、いきなり「ミャンマーのビジネスを推進したい!」と語っても面接官はびっくりするだけです。ガンジー就活生とは「世界平和に貢献したい」「皆の笑顔が私の原動力」などなど、聞いてる面接官も思わずうわっとなってしまいそうな綺麗事を話してしまう就活生のことです。企業理念にも敏感で、企業理念の素晴らしさを面接で語ってしまったりします。参考:なぜ「グローバル」なのかに限らず志望動機を語るさいなどにも自身の経験に紐つけることで説得力を増すことができるでしょう。手段と目的最後に手段と目的の部分に着目します。手段と目的が入れ替わってしまうことは多々あります。手段の目的化というものがある。速く走るために必要なスキルがあるとして、その習得に一生懸命になっているうちに、そのスキルの習得自体が目的になってしまうというもの。本来の目的が何だったのかを見失ってしまうこと。—DaiTamesue(為末大)(@daijapan)2014年11月3日こちらは元日本代表の陸上選手の言葉です。早く走る(目的)為にフォームの改善(手段)や筋力アップ(手段)が必要なのであって、気がついたらフォームの改善、筋力アップなどの手段が目的になっている。これと同じようなことが日常生活では多々あります。英語が話せるようになるためにTOEICの勉強をしているのであって、気がついたらTOEICのスコアを上げることが目的になっている。。。痩せることが目的でダイエットしているのに、ダイエットすることが目的となっている。。。医者になるために医学部に行くのであって、気がついたら医学部に行くことが目的になっている。。。グローバルの例も同じで、仕事を通して成し遂げたいこと(目的)の為にグローバルに働く(手段)のであって、グローバルに働くために会社を選んでいるわけではないと思います。グローバルに働くことは手段であって、目的ではないことを見落とさないようにするべきでしょう。理解はしていても、手段と目的が入れ替わった君の名は。のような状態に就活生は陥りがちなので注意が必要です。さいごにグローバルに働くということに対して具体的なイメージを持つことができたでしょうか。グローバルに働くと一口に言ってもその形態は大きく3つあり、更にどこで働くかによって無限通りの組み合わせがあります。「グローバルに働きたい」と口を揃えて就活生は語ります。特に留学の経験のある学生や語学系学部の学生がこのように強く語っている印象を受けます。自分が考えるグローバルを明確にしていく必要があるのではないでしょうか。繰り返しになりますが、グローバルに働くのは手段であって目的ではないことを念頭に置き、本記事が改めて自身のキャリアについて考えるきっかけになっていったら幸いです。グローバルに働きたいという志望動機について理解出来たら、次は「成長したい」という志望動機についても確認してみましょう。・・・ 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「早めの相談がカギ!」静岡県立大学キャリア支援センターの就活サポート活用術 「早めの相談がカギ!」静岡県立大学キャリア支援センターの就活サポート活用術 本記事は静岡県立大学キャリア支援センターの紹介記事になります。静岡県立大学キャリア支援センターの職員の方に就職支援の取り組み内容についてお話を伺いました。こんな方にオススメ・静岡県立大学に通っていてキャリア支援センターの取り組みを知りたい学生・受験する大学を探している高校生や保護者の方・静岡県立大学の就職支援の取り組み内容を知りたい企業の方本記事の構成静岡県立大学キャリア支援センターとは学生が自らの「キャリア」を主体的、自立的に選択・決定していく能力を身に付ける手助け時代や学生のニーズに沿って変わっていく「キャリア支援」とは就職支援取り組みの成果が、学生の感謝の声を生む「キャリア形成」の観点から学生が希望する進路の実現をサポート高校生と保護者の方に知ってほしい静岡県立大学の魅力企業の方に知ってほしいキャリア支援センターの就職支援取り組み取材後記静岡県立大学キャリア支援センターとは取材した方のプロフィール水野さん静岡県立大学の学生部参事兼キャリア支援室長です。キャリア支援室の総括を担っています。静岡県立大学とはどんな大学?草薙キャンパスと小鹿キャンパスの2つのキャンパスを持つ大学です。1987年(昭和62年)に静岡薬科大学、静岡女子大学、静岡女子短期大学の3大学を改組・統合し、発足しました。運営する静岡県公立大学法人は、5学部・大学院・短期大学部の総力を結集し、「県民の誇りとなる価値ある大学」の実現に向けた教育・研究活動を推進しています。キャリア支援センターとは?草薙キャンパスにあり、2007年(平成19年)に事務局内に設置されました。学生のキャリア形成を支援するため、就職活動サポートやキャリア教育に関する事業を行っています。学生が自らの「キャリア」を主体的、自立的に選択・決定していく能力を身に付ける手助け「働き方」を含めた「生き方」全体を「キャリア」と定義しサポートキャリア支援センターはどのようなことを目的としている部署ですか。水野さん:「働き方」を含めた「生き方」全体を「キャリア」と捉え、学生が自らのキャリアを主体的・自立的に選択し、決定できる力を身につけられるよう支援しています。私たちの役割は指導ではなく支援です。学生の希望を最優先に考え、納得のいく進路選択ができるようサポートしています。生き方そのものをキャリアと捉えたサポートは、とても温かみがありますね。学生と接する際に心がけていることはありますか?​​水野さん:社会に向けた人生の選択肢は、人それぞれ異なります。私たちキャリア支援センターは、学生の皆さんがキャリアに関する悩みや不安を抱えたとき、一人で抱え込まず、安心して相談できる場を提供したいと考えています。そして、一人ひとりが自分の持つ能力を最大限に発揮し、より良い人生を歩めるよう、全力で支援していきます。時代や学生のニーズに沿って変わっていく「キャリア支援」とは特徴的な就職支援の取り組み静岡県立大学の特徴的な就職支援の取り組みについて教えてください。水野さん:本学の特徴的な取り組みの一つに、今年度からスタートした全学部共通科目「キャリアデザイン概論」があります。この授業は低学年から受講可能で、働き方や生き方を主体的に設計するための基礎を学ぶとともに、就職活動に向けて必要な知識やスキルを身につけることを目的としています。具体的には、就職に必要な知識や、コミュニケーションの基本である「読み」「書き」「話す」「聞く」といったスキルを学ぶ講義です。また、求人情報の正しい見方についても学ぶことができます。例えば、一見給与が高く見える求人でも、残業代が含まれているケースがあるなど、注意すべきポイントがあります。さらに、社会人になる前に知っておきたい労働法についても学ぶことで、より納得のいく就職先選びができるようになります。求人情報の正しい見方!!就活が始まる前にぜひ学んでおきたい内容ですよね。水野さん:大事ですよね。また、本学は県立大学として、県内企業との連携を強化するため、「求人開拓員」による求人開拓、採用情報の収集のため企業訪問を行っています。現在、東部・西部・中部の各エリアにおいて、合わせて240社(各エリア80社)の企業様にご協力いただいています。このように、地元企業との密接な取り組みを通じて、卒業生の県内定着促進及び地域経済の発展にも貢献しています。就活早期化に対する対応就活が早期化していますが、対策として実施していることがあれば教えてください。水野さん:毎年10月に開催していたSPI試験対策講座を、今年は8月~9月に前倒しして実施しました。また、普段の就職相談は予約が必要ですが、毎週水曜日は予約なしでも相談できるようにしました。これで、急に相談が必要になった学生や、低学年の学生も気軽に利用できるようになっています!就職支援も早めに進めているんですね!それに、予約なしで面談できるのは助かりますね。気軽に相談しやすくていいですね。水野さん:個人はもちろん、友人同士など複数人でも利用できるので、気軽に相談しやすいです。名前も「ちょこっと相談会」として、親しみやすい雰囲気にしています。絶対に利用してほしい、おすすめの取り組み取り組みの中で特におすすめの取り組みを教えてください。水野さん:先ほど紹介した「ちょこっと相談会」に加え、求人開拓員(県内企業240社を訪問)が収集した県内企業の情報をまとめた資料の提供や、先輩の就職活動報告書の閲覧が挙げられます。特に就職活動報告書は学部ごとに収集しており、最近では提出を必須としたことで、より多くの学生が閲覧できるようになりました。先輩のリアルな経験を知ることで、就職活動の参考になると思います。同じ学部の先輩の就職活動を知ることができるのは、立場が近い分、とても心強いですね。水野さん:学生がいざ就職活動を始める際に、役に立つのではないかと思います。また、先ほどご紹介した特徴的な取り組みの一つであるキャリアデザイン概論の受講もおすすめです!就職支援取り組みの成果が、学生の感謝の声を生む静岡県立大学キャリア支援センターHPより引用就職実績について就職実績について教えてください。​​水野さん:令和6年3月学部卒業者の就職内定率は、99.4%でした。すごいです!!とても高い実績ですね。​​水野さん:さらに高い実績(100%)を目指していきたいと思っています。参加学生からの声実際に就職支援取り組みに参加した学生からの声です。・いつも丁寧にアドバイスして、一つ一つ真剣に聞いてくださり大変感謝している。・自分に足りない部分を的確に教えてくださり、やるべきことがはっきりした。・いつも親身になって聞いてくれてとても感謝している。私の言いたいことを要点をしっかり示してまとめてくれるので、とても助かっている・できるだけ学生自身に考えさせて整理させてくれるので、自分の考えた素直な言葉が引き出され自己分析に役立った。・面接の練習ではフィードバックを通して応援してくださり、自信や勇気につながった。相談でも親身に話をきいてもらい、悩みを解決することができた。「キャリア形成」の観点から学生が希望する進路の実現をサポート来年度の支援取り組み予定について来年度の取り組み予定を教えてください。水野さん:来年度も、今年度と同様の取り組みを実施する予定です。就職活動業界は常に変化しているため、もし来年度に変化があれば、それに柔軟に対応していく方針です。今年度は、新たに「キャリアデザイン概論」、「ちょこっと相談会」、そして「インスタ開設」といった取り組みをスタートしましたが、これらも引き続き実施していきます。静岡県立大学の学生に向けて最後に一言最後に、静岡県立大学の学生に向けて一言お願いします。水野さん:学生の皆さんは、就職活動に対してどのようなイメージを持っているのでしょうか。厳しい関門だと感じている方も多いかもしれません。しかし実際には、「自分自身を知り、仕事とは何か、そして将来どのようになりたいかをよく考えること」が、就職活動を成功させるために大切な心掛けです。確かに、自分自身をしっかり理解することが大事ですね。水野さん:はい。マニュアルに従ったり、周囲の状況に流されたりするのではなく、自分自身で考え、行動していくことが一番大切です。迷ったり困ったりしたときには、遠慮せずにキャリア支援センターを利用してください。私たちは、皆さんが納得のいく選択をし、自信を持って未来を切り開けるよう、全力で応援しています。高校生と保護者の方に知ってほしい静岡県立大学の魅力高校生や保護者の方に向けて静岡県立大学のおすすめポイント高校生や保護者の方へ向けて伝えたい静岡県立大学の魅力を教えてください。水野さん:令和6年3月卒業者の就職内定状況は、学部99.4%、大学院99.0%、大学全体で99.3%となり、昨年を0.3ポイント上回りました。これにより、県内の大学と比較しても高い内定率を維持することができました。繰り返しになりますが、本学のキャリア支援センターは、卒業後の「働き方」を含めた、学生一人ひとりの「生き方」を含めた全体的な「キャリア」を支援しています。学生が自らのキャリアを主体的・自律的に選択し、決定していくために必要な能力を身につけ、希望する進路に進めるよう、各学部・大学院の指導教員と連携して取り組んでいる点は、本学の大きな魅力だと思います。高校生や保護者の方へメッセージ最後に高校生や保護者の方へ一言お願いします!水野さん:就職活動中、どんな学生でも社会や自分自身と真剣に向き合う過程で、悩んだり、不安になったりすることがあると思います。そんな時こそ、周囲の理解や励ましが大きな支えになります。大切なのは、学生本人の適性や価値観を尊重しながら、進路選択に対して前向きに取り組めるようサポートすることです。家庭内での対話や助言が、学生にとって大きな力になるはずです。なるほど、やっぱり保護者の方のサポートが大事ですね。水野さん:そうなんです。また、保護者の皆様には、現在の就職活動が過去とは大きく変わっていることを理解していただけるとありがたいです。SNSを活用した活動や、エントリーシートを通じた書類選考、採用選考の早期化など、就職活動を取り巻く状況が大きく変わっています。なので、ぜひ一度「働くということ」について、親子で改めて話をしてみてください。そしてまずは受験大学を決めるうえでも温かく見守り、支えてあげてください。本当に大切なことですね。今のお話を伺って、キャリア支援センターの職員の皆さんが学生を大切に思う気持ちがしっかりと伝わってきました。水野さん:ありがとうございます。また、企業の方々からの声をお伝えすると、静岡県立大学の卒業生は非常に能力が高く、会社で活躍しているとの評価をいただいています。今後もぜひ継続して採用したいという企業も多く、「のどから手が出るほど欲しい」という声も聞かれます。ですので、本学を受験校として選ぶことも是非視野に入れてみてほしいです。企業の方に知ってほしいキャリア支援センターの就職支援取り組み企業の方に特に知ってほしい就職支援取り組み企業の方に特に知ってほしい静岡県立大学の取り組みがあれば教えてください。水野さん:毎年6月と7月に実施している業界研究・インターンシップ説明会、そして3月に行う学内個別企業説明会があります。これらのイベントは、県立大学の学生に直接企業様が説明できる機会を提供するため、特色のある学部(薬学部、食品栄養科学部、経営情報学部など)の県立大学の学生を採用したい企業にとって、非常に大きなメリットだと考えています。また、学内個別企業説明会では、企業のことをより深く知ることができるようインターンシップの紹介も行なっています。企業様にとって大きなメリットですね!水野さん:さらに知ってほしい取り組みとして、本学の求人開拓員が県内企業240社を訪問して、企業の情報を収集し、それを学生に提供しています。県内企業を対象にした業界研究やインターンシップ説明会、個別企業説明会、さらには県内医療機関希望者向けの病院説明会などを開催して、学生に県内企業の情報を積極的に伝えています。そして、先ほども紹介した令和6年度からスタートの「キャリアデザイン概論」では、県内企業への興味や関心を高めるための講義も実施しています。企業の方へメッセージ最後に企業の方へ一言お願いします!水野さん:企業・法人の皆さまには、毎年多くの求人をご案内いただき、学生の採用にご協力いただいておりますこと、心から感謝申し上げます。本学の特徴は、専門性の高い学部教育と、分野を超えた文理融合の連携体制にあります。「地域をつくる、未来をつくる」をモットーに、幅広い教養と高度な専門性・実践力を養うカリキュラムを提供しています。また、学部を超えた教員や学生の交流を促進し、地域社会はもちろん、国際社会でも活躍できる力を育成しています。これらの取り組みを通じて、「県民の誇りとなる価値ある大学」の実現を目指し、教育・研究・地域貢献・国際貢献を推進しています。キャリア支援センターでは、学生が自主的に考えて行動し、自らの人生を切り拓く力を育成することを目指しています。就職活動だけでなく、学生が社会に出ていくために必要な力を支援しています。就職活動に対する支援だけでなく、将来を見据えた力を育む支援が大切ですよね。水野さん:はい。これからの社会は大きな変革を迎え、柔軟で創造力を持った人材が求められています。本学の学生は、基礎力をしっかりと培い、応用力を高める教育と多様な体験を通じて、社会で幅広く通用する能力を身につけ、社会のニーズに応えられる人材として成長しています。企業の皆さまには、本学の取り組みや支援についてご理解いただき、今後も強い絆を築いていけたらと思います。そして、引き続きあたたかいご指導を賜りますようお願い申し上げます。取材後記静岡県立大学のキャリア支援センターは、時代の変化に柔軟に対応し、学生のニーズに応える取り組みを行っています。そして「生き方」全体をキャリアとして捉え、その視点から学生のキャリアを支援しています。あくまで「指導」ではなく、「支援」を提供し、セーフティネットとしての役割を果たしたい。学生への温かい想いはもちろん、温かい言葉の数々から地元企業や高校生への支援にも力を入れている姿勢が伝わってきます。キャリア支援センターの利用を迷っている方は、ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか。静岡県立大学のキャリア支援センターについての詳細は以下のリンクからご確認ください。静岡県立大学キャリア支援センターの詳細はこちら他大学の就職支援についての取材記事は以下のリンクからご確認ください。 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