先ほど書いた記事のGeminiによるファクトチェック
パンを捏ねながらふと、「だいぶ勢いで書いたけど、これ、現在本当にこうなのか??」と疑問に思ったので、Geminiに辛口ファクトチェックを頼みました。
メール配信するつもりなかったのですが(週報に乗せようと思っていたのですが)、うっかり送信してしまった先ほどのこの記事:
パンを捏ねながらふと、「だいぶ勢いで書いたけど、これ、現在本当にこうなのか??」と疑問に思ったので、Geminiに辛口ファクトチェックを頼みました。
(こういうバランス機能はかろうじて機能している。。)
やっぱりちょっとSubstackも変遷しつつあるのかなーと思うところです。
そのままGeminiの出力を掲載します。
また、前段をメール配信してしまっていることもあり、フォローアップとして本記事も配信します。。
私:こんな記事書いた!ファクトチェック頼む!!辛口で!!!
(以下Geminiの出力)
ご要望にお応えして、編集者やプラットフォームの専門家としての視点から、かなり辛口かつファクトチェックベースで記事の論理的飛躍やバイアスを指摘させていただきます。
結論から言うと、記事のベースとなる問題意識は鋭いですが、「欧米文化(Substack)の過剰な美化」と「日本文化の特殊化」というバイアス(西洋礼賛と日本異質論)に陥っている部分があり、ファクトベースで見るとツッコミどころがいくつかあります。
以下、厳しく分析・ファクトチェックを行います。
1. 「英語圏の読者はドライで対等な関係」はファクトとして疑わしい
【記事の主張】
英語圏のSubstackでは、クリエイターを神格化せず、知的なパートナーとして対等でドライな関係(合わなければ購読解除するだけ)が築かれている。一方で日本は「崇拝(ファンクラブ)」か「所有(サロン)」に陥りやすい。
【辛口ファクトチェック】
これは欧米のインターネット文化の「過剰な美化」です。
現実の米国のトップSubstack(政治、文化戦争、投資など)の多くは、強烈な「エコーチェンバー」と「カルト・オブ・パーソナリティ(個人崇拝・部族主義)」によって収益を上げています。Glenn Greenwald、Matt Taibbi、あるいは特定のウェルネス系インフルエンサーなどのコメント欄を見れば、そこにあるのは「ドライな知的関係」というより、強烈な「信者ビジネス」や「アンチに対する共闘(部族への帰属)」です。
投稿主のメモ:
確かにそれはそう、という感覚がありますね。Substackは米国の右派左派両方が入り乱れていると思いますが、一歩入るとX並みの「カルト」っぽさが目に入ることがある。
「読者がクリエイターに期待を投影し、それに縛られる」という現象(Audience Capture)は英語圏のSubstackクリエイターも散々嘆いている世界共通の課題であり、日本特有の「The Deification Problem」とするのは論理の飛躍です。
2. 現在のSubstackは「反アテンション・エコノミー」ではない
【記事の主張】
Substackはアテンション・エコノミー(数のゲーム)から距離を置き、深い信頼関係を築くためのプラットフォームである。日本の「相互フォロー祭り」は設計思想からズレている。
【辛口ファクトチェック】
これは2020〜2021年頃の「初期Substackの理念」に留まっており、現在のプロダクトの実態とズレています。
Substackがなぜ「Notes(Xそっくりのタイムライン)」や「Recommendations(他の作家の相互推薦機能)」「Bestsellerバッジ(ランキング)」を導入したか。それは、「メールボックスに直接投函するだけの静かなシステムでは、作家の新規読者獲得(グロース)が限界に達したから」です。
投稿主のメモ:
やっぱりそういう感じなのかー。。。(思い当たるところは多々ある)
現在、多くの米国Substack作家の新規購読の30〜50%は、このRecommendationsとNotes(つまりプラットフォーム内のネットワーク効果とアテンション)から生まれています。
日本のユーザーがやっている「相互フォロー祭り」や「短い投稿の連発」は、決してXの文化を勝手に持ち込んでいるだけではなく、Substackの現在のUI/UX(Notes機能)がまさにそれをハックするように誘発しているというのがファクトです。
3. 「Cherry picking(つまみ食い)」は日本特有の行動か?
【記事の主張】
日本の読者はCherry picking(つまみ食い)的であり、一人の作家を継続購読する文化が薄い。noteの単品買いがそれを証明している。
【辛口ファクトチェック】
日本人がCherry picking傾向にあるのは事実(前回回答の通り)ですが、「検索して答えを知ったら離脱する」のはグローバル共通のインターネットの基本行動(SEOの原理)です。
米国でもSubstackの「高いチャーンレート(解約率)」は常に問題になっています。「1つのバズった記事を読みたくて1ヶ月だけ課金し、すぐ解約する」というユーザーは英語圏にもごまんといます。
noteが単品買いで成功したのは、日本人がCherry pickingだからという文化論以上に、「PayPayやキャリア決済などのローカルで手軽なマイクロペイメント網が整備されていたから(Stripe経由でクレカ入力させるSubstackとのUXの差)」という決済インフラの構造的要因を無視できません。
投稿主のメモ:
今回この記事(辛口ファクトチェック)をするきっかけになったポイントでした。
「noteも有料サブスク、調子いいんじゃないの?」とパンを捏ねながらふと気が向いた次第。
4. 金融系(Citrini Research)を成功の証拠とするのはチェリーピッキング
【記事の主張】
月額125ドルを払ってでも有益な情報を得る金融系などはSubstackにフィットする。購読料を「コスト」ではなく「投資」と捉える構造が必要。
【辛口ファクトチェック】
月額125ドルの金融リサーチは、実質的に「B2B(または富裕層向け投資顧問)」のビジネスモデルであり、Substackのマス向けクリエイターエコノミーを語る上でのサンプルとしては極端すぎます(まさに筆者自身による事例のチェリーピッキングです)。
これを持ち出して「Substackで稼ぐには、メインストリームメディアが提供しない圧倒的な深さ(現地にボートで行く等)が必要」と結論づけるのは、ハードルを不必要に上げすぎています。実際には、月額5ドルのエッセイや、ニッチな趣味(編み物、歴史、料理など)で安定した収益を上げている作家がSubstackの分厚い中間層を形成しています。
投稿主メモ:
いや、これは割と自信があって、チェリーピッキングではないのでは?という感覚がある。。いくつか金融・経済系のPublicationを購読しているので。。ただ後半の「ニッチな趣味で成功してる人はいる」というのはtrueだと思います。私自身、そういうPublication方面も見ている+課金しているので。
5. 「Substack運営からのメッセージ」という解決策への疑問
【記事の主張】
日本は「空気を読む」文化なので、Substack HQから日本語で「ここは静かな思索と深い繋がりの場所だ」というガイドライン(メッセージ)を出せば軌道修正される。
【辛口ファクトチェック】
ビジネス・プラットフォームの力学として、これは極めてナイーブな提案です。
Substackは営利企業であり、GMV(流通総額)とアクティブユーザー数を追っています。「Notes」でエンゲージメントを高めようとしている現在のSubstack HQが、「SNSのような使い方は控えて、静かに使ってください」というメッセージを出すことは、彼ら自身のグロース戦略と矛盾します。
また、プラットフォームの文化は「運営のメッセージ」ではなく「アルゴリズムとインセンティブ設計(UI/UX)」によって作られます。言葉で空気を変えようとするのは、システム的解決策ではありません。
投稿主メモ:
これ、「日本人の【空気を読む文化】はその文脈で書いたわけじゃなかったので、一部ちょっとGeminiが読み違えているわけですが、、、。
とはいえ「これだよなぁ、、、」と思うところもあります。。
ただ、CEOたちの日々の投稿を見ていると、「いやぁ、、、にぎやかなの嫌ってるよね?」と思いつつ、一方で「あなたたちもイーロンみたいに短文投稿をそこそこしてるよね???」というツッコミも個人的には感じていたりもします。
たぶん、「かつてのTwitterを好んでいる」という側面はあるんだろうな、、と思うところ。。
【総評:編集者としてのフィードバック】
記事全体を通して、「日本=集団主義的、ミーハー、空気を読む」「欧米(Substack)=個人主義的、知的、本質的」という、やや使い古された二項対立のフレームワークに頼りすぎているきらいがあります。
この記事を一段レベルアップさせる(それこそ英語圏のSubstackの知的な読者に刺さるようにする)のであれば、以下の視点を入れることをお勧めします。
1. Substack自体の変質への言及
「Substack自体が、静かなメール配信ツールから、Notesを通じたアテンション・エコノミー(X化)へと自ら舵を切っている。日本のユーザーの行動は、そのSubstackの自己矛盾を最も露悪的に可視化してしまっただけではないか?」という視点。
2. Audience Captureの普遍性
「ファンによる神格化やオンラインサロン化は日本特有の問題ではなく、英語圏のクリエイターも陥る『Audience Capture(読者の期待の奴隷になる現象)』のローカライズ版である」という俯瞰。
辛口に解体しましたが、「プラットフォームのアーキテクチャと、持ち込まれたユーザーの行動様式(X/noteのパラダイム)が衝突している」という記事のコアな着眼点は間違いなく優れています。だからこそ、文化論(日本vs欧米)に逃げず、プラットフォームの「構造」や「経済原理」によりフォーカスすると、さらに説得力のある鋭い評論になるはずです。
ということで。。
勢いあまって投稿せず、このファクトチェックを経てから投稿すべきだった、、、、とうなだれている次第です。
おあとがよろしいようで。。

