記事投稿後、放置していませんか?noteとXの記事をニュースレターに変えるChrome拡張機能が便利すぎた件
X記事、note記事など記事は資産として横展開できる。その場所の1つとしてSubstackは最適解
あなたが書いた記事、どこまで届いていますか?
noteに投稿した。Xで記事を書いた。反応もそれなりにあった。でも、1週間もすれば検索されにくくなり、タイムラインからも流れていく。
特にXの記事は検索インデックスにヨワヨワなので、このプラットフォーム内だけの状態。なので書いた記事はそのプラットフォームの中にあるのに、読んでほしい人に届かないまま埋もれていく。記事なのにストックされないという違和感…
これ、すごくもったいないと思っています。
記事は、書いた瞬間に消費されるものではありません。一度書いたコンテンツは、場所を変えれば何度でも届け直せる「資産」です。noteの記事をニュースレターに。Xで書いた長文をSubstackに。プラットフォームが変われば、出会う読者も変わります。
でも、現実には「手作業の壁」があります。
記事をコピーして、画像を保存し直して、リンクを貼り直して、改行を整えて、また確認して。1本だけならなんとかなりますが、何本もやるとなると、気力がどんどん削られていきます。
今回はこの壁を取り除くために作ったChrome拡張機能を2本の記事で紹介しています。
note記事、Xの記事形式、Substackの記事を、ワンクリックでMarkdown形式にダウンロードできるツールです。非エンジニアの私が、ManusというAIエージェントを使って自作しました。
この記事では、そのツールの概要と「記事資産をどう活かすか」という考え方を紹介します。ツール本体の配布と詳しい使い方、Manusでの制作プロセスは、末尾でご案内する元記事をご覧ください。
🔗Substackの最初の1本は、過去記事でもいい。noteとXの記事資産をニュースレターに変えるChrome拡張機能を配布します
🔗誰でもManusで拡張機能が作れる時代。Substackの記事をMarkdownで取り出せるツールを配布+制作の全プロセスを公開します!
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記事は「1回届ければ終わり」ではない
Xのフォロワーが増えると、不思議なことが起きます。投稿したはずの記事が、届いていない。
48,000人のフォロワーがいても、アルゴリズムの都合でリーチが絞られます。せっかく書いた記事が、フォロワーの多くに届かないまま流れていく。これはXに限った話ではなくて、どのプラットフォームでもある程度起きていることです。500万インプレッションの記事もどれだけフォロワーに届いているのか不明です。
だから「1箇所に出せば届く」という前提は、もうほぼ成り立ちません。
一方で、「同じ記事を複数の場所に出すのは手間がかかる」という現実もあります。ここに、発信を続けている人が共通して感じるジレンマがあります。
でも、考え方を少し変えると出口が見えます。記事を「1回の消費物」ではなく「資産」として見る。一度書いたものは、場所を変えて届け直せます。読んでほしい人が使っているプラットフォームに合わせて、コンテンツを運ぶ。これが、発信の届け先を広げるもっとも現実的な方法です。
プラットフォームごとに、届く読者が違う
発信の場所を増やすことを「管理が大変」と感じる人は多いです。実際、むやみに増やすと疲弊します。大事なのは、それぞれの場所が何のために向いているかを知った上で、役割を分けることです。
X
速く広く届く場所です。情報の鮮度が命で、バズれば一気に広がります。ただし、タイムラインは速く流れるし、アルゴリズムの影響を強く受けます。昨日の記事は、今日にはもう見つけにくい。検索にもほぼインデックスされない。
note
記事として蓄積される場所です。検索から見つけてもらえるし、過去記事も資産として残ります。ただ、読者が能動的に見にきてくれないと届きません。
Substackやニュースレター
登録者のメールに直接届く場所です。アルゴリズムに左右されず、読みたいと思って登録した人に確実に届けられる。開封率30〜40%という数字は、Xのリーチ率とは別次元の数字です。私のオススメはここにもコンテンツを届けること。
実際に過去Xの記事として公開した内容をSubstackで配信しましたが、多くの方に読んでいただけました。そして今も継続的に読まれています。
🔗「AIに書かせる」人と「AIを使って書く」人。3年間で見てきた、その残酷な差の話
それぞれに強みがあるから、組み合わせることで届く範囲が広がります。Xで速報として出す。noteで記事として残す。ニュースレターで深く届ける。Substackでも読者とつながる。同じコンテンツが、場所を変えることで違う人に届いていく。
問題は、この「場所を変える作業」が面倒なことです。
ワンクリックでMarkdownにできるChrome拡張機能を作りました
コピペして、画像を保存して、リンクを貼り直して、改行を整えて。これを毎回やるのは、続きません。
そこで作ったのが、3つのChrome拡張機能です。
note Markdown Downloader
これは、noteの記事ページを開いた状態で使います。拡張機能のアイコンを押すだけで、記事タイトル・著者名・公開日・本文・画像・リンクをまとめてMarkdown形式に変換し、ダウンロードできます。画像キャプションの取得や埋め込みポストのURL抽出など、手作業でやれば何十分もかかる下処理を自動でやってくれます。
X Article Markdown Downloader
これは、Xの記事形式(長文記事として表示される投稿)を対象にしたツールです。Xはタイムラインの流れが速く、どれだけ良い記事を書いても数日で見つけにくくなります。反応が良かった記事ほど、そのまま流して終わりにするのはもったいない。この拡張機能でMarkdown化すれば、ニュースレターやSubstackへ持っていきやすくなります。
Substack Markdown Downloader
こちらは、Substackの記事ページから情報を取得するツールです。substack.com配下の記事だけでなく、独自ドメインで運用されているSubstackにも対応しています。Substackに書いた記事を別の場所に再利用したいとき、バックアップを取りたいとき、過去記事をAIに読ませてリライトや要約に使いたいとき。そういう場面で役立ちます。
3つとも、使い方はシンプルです。
対象のページをChromeで開いて、拡張機能のアイコンをクリックする。Markdownのプレビューが表示されて、コピーまたはダウンロードできます。そのファイルをVS CodeやGoogle Antigravityなどのエディタで開いてプレビューし、SubstackやニュースレターのページにコピーするだけでOK。
Chrome Web Storeへの公開ではなく、記事内でZIPファイルとして配布します。自分のChromeに読み込ませて使う形で、審査も公開も不要です。
🔗Substackの最初の1本は、過去記事でもいい。noteとXの記事資産をニュースレターに変えるChrome拡張機能を配布します
🔗誰でもManusで拡張機能が作れる時代。Substackの記事をMarkdownで取り出せるツールを配布+制作の全プロセスを公開します!
Manusで、非エンジニアが拡張機能を作れる時代になっていた
「Chrome拡張機能を作る」と聞くと、エンジニア向けの話に聞こえるかもしれません。でも今回、私はコードを1行も自分では書いていません。
ManusというAIエージェントに、日本語で「こういうものを作ってほしい」と伝えただけです。
Manusが便利なのは、「コードだけ返す」ではなく、Chrome拡張機能として読み込める完成フォルダごと納品してくれるところです。manifest.json、content.js、popup.html、アイコン、READMEまで一式揃った状態で受け取れます。「コードはあるけどどこに入れればいいの?」で止まる問題が起きません。
最初にnote版とX記事版を作ったときは18,000クレジット(約16,000円)かかりました。ところが、次のSubstack版は1,200クレジット(約1,000円)で完成しました。コスト差を生んだのは「頼み方」です。
前回作った拡張機能のZIPファイルをManusに添付して、「この構成を参考に、Substackの記事を取得する拡張機能を作って」と伝える。ゼロから考えさせるより、すでにある設計図を渡す方が圧倒的に速くて安い。AIへの指示でも、「実物を見せる」と話が早いのは人間と同じです。
もうひとつ、Manusへの指示で効くのが、プロンプトの末尾に加えるひと言です。
「という指示をしようと思っているけど、指示で不足している部分があればステップバイステップでユーザーに一問一答で確認して」
これを加えるだけで、Manusがインタビュアーになってくれます。何を取得したいのか、どんな形式で出したいのか、失敗したときにどう知らせてほしいか。仕様を一緒に整理しながら進められるので、最初から完璧な指示書を作る必要がなくなります。
スマートフォンからでも依頼を進められるのも特徴です。通勤中に「こういう拡張機能を作りたい」とManusに投げておき、動作確認だけパソコンでやる。このくらい気軽に始められます。Manusには仮想環境があるので、テストまで任せることもできます。
そもそもChrome拡張機能って何?
Chrome拡張機能を一言で言うと、「自分だけの小さな道具を、ブラウザに足せるもの」です。
スマートフォンにアプリを追加するのに少し似ています。Chromeに機能を追加して、毎日やっている手作業を1クリックで済むようにする。それだけです。
Chrome拡張機能というと、Chrome Web Storeで公開されているものを使うイメージがあります。でも、自分用に作って自分のブラウザにだけ入れる、という使い方もできます。世界に公開する必要も、審査を通す必要もありません。
手順はこうです。拡張機能のフォルダをChromeに読み込ませて、使いたいページを開いて、アイコンを押す。それだけで自分専用の道具が動きます。「なんか難しそう」と感じるかもしれませんが、配布されているZIPファイルを解凍して読み込ませるだけなので、意外とシンプルです。
今回配布している3つの拡張機能も、同じ方法でインストールできます。詳しいインストール手順は元記事に載っています。
すでに便利なオススメのChrome拡張機能が3つある
自作の前に、今すぐ使えるおすすめ拡張機能を3つ紹介します。いずれも元記事で実際に紹介されているものです。
NotebookLM Web Importer
NotebookLMに素材を送るための拡張機能です。Webページ、YouTube動画、リンク、ブラウザタブ、RSSフィードなどをNotebookLMへワンクリックで保存できます。記事やブログ、レポート、複数タブをまとめてNotebookLMに放り込みたいときに使いやすいです。
🔗NotebookLM Web Importer(Chrome Web Store)
LilysAI - Save and Summarize Everything
LilysAIをよく使う人向けのWebクリッパーです。YouTube動画やWebページをLilysAIに保存し、要約やノート化へつなげられます。記事をざっくり要約してから深掘りするという使い方をしている人には特に便利です。
🔗LilysAI - Save and Summarize Everything(Chrome Web Store)
BananaNL
NotebookLMでインフォグラフィックやスライドを作る人向けの拡張機能です。デザインプロンプト集と組み合わせて、NotebookLMなどで使うデザインプロンプトを選びやすくします。画像生成やビジュアル系のコンテンツ制作に取り組んでいる人には面白いツールです。
既製品で足りる部分は既製品を使えばいい。でも、使っていくうちに「このサイトだけ、自分の使い方に合うボタンがほしい」という場面が出てきます。そこが自作拡張機能の出番です。
自分の課題を解決する拡張機能をManusで作るコツ
「作りたいけど、何をどう頼めばいいか分からない」という声をよく聞きます。一番のつまずきは、コードが書けないことではなく、仕様を言葉にできないことです。
でも、最初から完璧な指示書を用意しなくて大丈夫です。困りごとを自然な言葉で伝えるだけで始められます。
たとえばこんな感じです。
Substackの記事ページから、タイトル・著者・公開日・URL・本文を取得して、Markdown形式でコピー・ダウンロードできるChrome拡張機能を作ってください。
Chromeに読み込める完成フォルダとして納品してください。
READMEとアイコンも含めてください。
このくらいの粒度でOKです。ただ、これだけだと「有料記事の場合はどうする?」「独自ドメインにも対応する?」「ファイル名はどう決める?」といった細かい部分が決まっていないため、想定と違うものができあがることがあります。
そこで使うのが、プロンプトの末尾に加えるひと言です。
という指示をしようと思っているけど、 指示で不足してる部分があればステップバイステップでユーザーに一問一答で確認して
これを加えるだけで、ManusがAIインタビュアーに変わります。「どのページで使いますか?」「取得できなかったときはどう表示しますか?」「ファイルとしてダウンロードしたいですか、コピーだけでいいですか?」と、1問ずつ聞いてきてくれます。答えながら仕様が自然に固まっていくので、最初から頭の中で全部考える必要がありません。
仕様が決まったら、Manusが完成フォルダをまとめて作ってくれます。自分用の拡張機能は、まず動けばOKです。あとは使いながら「ここを直してほしい」と伝えて育てていく。コードが書けなくても、この流れで自分だけの道具が手に入ります。
詳細・配布ファイルはこちらの2本から
ツール本体のZIPファイルと、詳しい使い方・インストール手順は下記の2本の記事からどうぞ。
5月13日号:note版・X記事版の拡張機能を配布
Substackを新しい発信の軸に加えた背景、プラットフォームの掛け合わせ戦略の全体像、そしてnote記事とXの記事形式をMarkdownでダウンロードできる拡張機能を配布しています。「Substackに最初の1本を出すのが重い」という方に向けて、過去記事から始める方法もまとめています。
🔗Substackの最初の1本は、過去記事でもいい。noteとXの記事資産をニュースレターに変えるChrome拡張機能を配布します
5月20日号:Substack版の拡張機能を配布+Manusでの制作プロセスを全公開
Substack記事をMarkdownで取り出せるChrome拡張機能の配布と、Manusへの指示プロンプト全文を掲載しています。どう頼んで、どこで詰まり、どう直したか。非エンジニアがVibe Codingで拡張機能を育てていく過程も、再現できる形でまとめています。
🔗誰でもManusで拡張機能が作れる時代。Substackの記事をMarkdownで取り出せるツールを配布+制作の全プロセスを公開します!
おわりに
記事を書くことと、届けることは別の話です。
どれだけ良いものを書いても、1箇所に出して流れるのを待つだけでは、届く人が限られます。でも、場所を変えて届け直すための「手間」が大きすぎると、続きません。
今回の拡張機能は、その手間を小さくするために作ったものです。ワンクリックでMarkdownになって、あとは少し整えてどこかへ貼るだけ。記事の移植にかけていた時間を、書く時間に使えるようになります。
ニュースレターを始めようとしている方、Substackを使ってみたい方、XやnoteやSubstackの記事資産を別の場所でも活かしたい方。まず1本、過去記事をMarkdownで取り出して、どこかに届け直してみてください。動き始めると、見える景色が変わります。
発行者
📝Substack版ニュースレター:「テツメモ|AI時代の仕事と発信メモ」
🎤Spotify:AI QUEST(今日から始めるAI生活)
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