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「文化財保護史の汚点」 北九州市の“国史跡級”遺構が解体された

機関車庫跡(作業員らが立っている付近)の一部を除いてほぼ解体された初代門司港駅関連遺構=北九州市門司区清滝で2024年12月20日午前11時54分、伊藤和人撮影
機関車庫跡(作業員らが立っている付近)の一部を除いてほぼ解体された初代門司港駅関連遺構=北九州市門司区清滝で2024年12月20日午前11時54分、伊藤和人撮影

 北九州市が同市門司区で計画する、複合公共施設の建設予定地の地中から見つかった明治期の初代門司港駅(当時の名称は門司駅)関連遺構は、市が保存と移築を決めた機関車庫跡のわずか一部を除いて事実上の全面解体となった。国内外の専門家が「国史跡級」と評価し保護を求めた遺構はなぜ、あっけなく取り壊されたのか。

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 「結論が決まっているのに何のための会合なのか。私たちをバカにしている」。2024年11月8日に市が懇談会名目で開いた、専門家らで構成する「市文化財保護審議会」の会合で、委員の一人が市側に詰め寄った。

 関係者によると、出席した委員9人の大半が可能な限り遺構を現地保存するよう市に求めたが、文化財保護を担当する市都市ブランド創造局の担当者は「建設部局と調整したが保存は相当難しい」と従来の見解を繰り返すのみ。報告だ…

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