【ワーママの働き方図鑑#06】本業と副業がつながる!リモートで叶える新しいキャリアのかたち
皆さんこんにちは。
IS factory note編集部です。
大好評の連載企画【ワーママの働き方図鑑】第六弾です。
■ワーママの働き方図鑑とは
この企画は「ワーママのリアルな日常」をテーマに、華やかでキラキラしたイメージだけでなく、時に泥臭く、苦労も伴うワーママの実態をお届けします。
ワーママたちが感じている日常の苦労や葛藤を共有し、「自分と同じように頑張っている仲間がいる」「1人じゃない」という共感や安心感を届けることを目指しています。
第六回は株式会社Relicで人事・採用マネージャー兼学生起業支援事業責任者として働きつつ、株式会社CHLOE salonの代表取締役CEOとしても活動されている小宮美緒さんにお話を伺いました。
ぜひゆっくり読んでいただけたら嬉しいです。

これまでのキャリアについて
―小宮さんのこれまでのキャリアについて教えてください。
小宮さん:大学卒業後、大手化粧品メーカーに新卒で入社しました。最初に配属されたのは、アパレルの開発チームで化粧品だけでなく、洋服や下着など美に関する商品を扱う部署でした。素材選びからモデル撮影まで担当し、まさに花形部署と呼ばれるようなところで、当時は本当にキラキラしていたなと思います。
―大学もそういった分野だったのですか?
小宮さん:いえ、経済学部です(笑)。でも、出版社でのインターンや、アパレルのアルバイト経験があったんです。出版社では雑誌制作に関わっていて、「カタログでアパレルを売る」という事業だったので、その経験が配属後の仕事にも活きたのかもしれません。希望していた部署でもあったので、そこに配属されたときは本当に嬉しかったですね。
―希望通りの部署だったんですね。
小宮さん:そうなんです。1年半ほどで化粧品やエステを扱う本部に異動になり、名古屋支社でマーケティングや美容教育の業務を担当しました。その後、2年ほど働いたタイミングで、美容系広告会社に転職し、営業職として新規・既存営業を3年半担当しました。
―初めての営業職とのことですが、営業職は大変だったのでは?
小宮さん:もちろん大変でしたが、初めての営業職だったからこそ、素直にすべてを吸収できたというか。若かったので無我夢中で、毎日必死に働いていました。
その間に副業として、先輩とエステサロンを立ち上げて、スタッフの教育や売上管理、技術面のフォローなどもしていました。本当にずっと働いていたという感覚でしたね。
―すごい!起業は順調でしたか?
小宮さん:そうですね、うまくいった部分もあれば、試行錯誤しながらなんとか続けていた感じです。
ただ、2年ほど経った頃に「本業を辞めてサロンに専念しよう」と思っていたタイミングで、妊娠がわかって。育児と両立をするのは現実的に難しいと感じ、最終的に事業はクローズすることにしました。
―その後はどうされたのですか?
小宮さん:出産後は1年余り専業主婦をしていました。でも、0歳の子どもと家にこもりきりの生活が想像以上にしんどくて、仕事をしたい気持ちがどんどん大きくなっていきました。いろいろ調べていたなかで、「1歳になる前に再就職した方がいい」という情報を見つけて。そこから再就職先を探して、時短勤務が可能な化粧品メーカーに入社しました。
―どんなお仕事だったのですか?
小宮さん:ドラッグストア向けに電話営業をするマーケティング部門でした。既存顧客への対応がメインで、什器の有無や商品の補充状況を確認するような業務でした。

現在の働き方を始めたきっかけについて
―今の働き方にシフトしたきっかけは何だったんですか?
小宮さん:前職には「子どもが3歳になると自動的にフルタイム勤務へ切り替わる」という規定があったんです。
でも、そうなると保育園のお迎えに間に合わなくなってしまうので、現実的にこの働き方は難しいと感じて、転職を決意しました。
―たしかに、働き方を見直すタイミングになりますよね。
小宮さん:はい。夫とも何度も話し合いました。「なぜ女性ばかりがキャリアを諦めなきゃいけないのか」というモヤモヤがずっとあったんです。
そんなときに、今の会社の求人を見つけて、ここなら自分のキャリアをあきらめずに続けられるかもしれないと思い、転職を決めました。
―これまでのお話からも、「働くことが好き」というのがすごく伝わってきます。
小宮さん:ありがとうございます。今の会社はリモート勤務やフレックスタイム勤務も可能で、柔軟な働き方ができるのが魅力でした。新規事業開発や起業支援を行っている会社なのですが、私自身、起業に失敗した経験があるからこそ、「どうすればうまくいくのか?」という視点で興味が湧いて。知りたかったことを学べる環境だと思って入社しました。
―今の会社で採用や人事領域に関わるようになったきっかけは何ですか?
小宮さん:もともとは営業だったんですけど、2年ほど経った頃に採用専任チームが立ち上がることになったので、手を挙げてチャレンジしました。今ではそのチームのマネージャーを任せてもらっています。
―キャリア志向の小宮さんにぴったりのポジションですね。
小宮さん:そうですね。社内にもキャリア志向の人が多く、刺激をもらえる環境です。広報の佐藤も同じ部署で、よく一緒に飲みに行ったり相談し合ったりしています。業務内容は違いますが、話しているとお互いに刺激になりますね。
また、今の会社は16都道府県に拠点を構えているため、採用や教育支援の一環として全国を飛び回ることもあります。名古屋・大阪・福岡などの大学と連携して、アントレプレナーシップ関連の講義やイベントにも関わっています。
―採用活動だけでなく、教育現場との連携もされているんですね。
小宮さん:はい。起業支援もしている会社なので、大学のキャリア教育に関わることもあります。そういった中で、自分自身のキャリアの挫折や挑戦について学生に話す機会も多いですよ。
―成功談ばかりじゃなく、リアルな経験を聞けるのは、学生にとっても貴重ですね。
小宮さん:そう言っていただけると嬉しいです。私自身がキャリアに挫折した経験があるからこそ、等身大の言葉で伝えられる部分があると思っています。
現在の働き方をはじめるにあたって不安だったこと
―初めてリモートで働いたとき、不安はありませんでしたか?
小宮さん:リモートそのものには不安はなかったのですが、一番戸惑ったのはMacの操作でした。前職まではずっとWindowsだったので、基本操作から慣れるのに時間がかかりましたね。
それと、今の職場ではエンジニアやデザイナーと連携する機会が多くて、プロダクト開発の知識がない私は、最初はまるで宇宙語みたいに聞こえていました(笑)。
開発や管理画面の操作、専門用語など、これまでは美容業界ということもあり、ITサービスを営業職では触れることのなかった領域だったので、会話についていくのが本当に大変でしたね。
―確かに、業界が変わると用語もガラッと変わりますよね。
小宮さん:本当にそうなんです。会話についていくために、とにかく毎日ひたすら調べて、少しずつ覚えていく感じでした。
―私も横文字は苦手なので、すごくわかります!

これまでとの働き方に変化
―フルリモートになって働き方にどんな変化がありましたか?
小宮さん:一番大きいのは、家事と育児の両立がしやすくなったことですね。保育園から幼稚園に切り替えて、延長保育の時間を使って体操などの習い事にも通わせられるようになりました。
―リモートワークならではの柔軟さですね。
小宮さん:はい。会社までは通勤に1時間ほどかかっていたので、それがなくなっただけでも大きな変化だと思います。
現在はフルタイム勤務ですが、小学生になった息子が週3で早めに帰宅する日があっても、リモートだからこそ柔軟に対応できています。
―副業もされていると伺いましたが、本業との両立は大変ではないですか?
小宮さん:基本的に副業は休日中心に活動しているので、本業に影響はありません。女性向けのキャリア相談会やイベントを開催したり、美容や恋愛について語り合う会を主催して、どちらかというと趣味に近い感覚です。
最近は「サードプレイス」なんて言い方もしますが、私にとっては純粋に楽しめる場、癒しの時間になっています。
―まさにサードプレイスですね。
小宮さん:そうなんです。一緒に活動しているのは、別の会社で人事をしている友人なんです。今は個人向けの展開なんですが、法人向けの展開も少しずつ視野に入れて動いています。私たち自身が人事の現場を知っているからこそ、今後は法人向けのキャリア支援にもつなげていけたらと考えています。

一日のスケジュール
―小宮さんの一日のスケジュールを教えてください。
小宮さん:6時半に息子に起こされます(笑)。頑張って起きて、朝ごはんを作って送り出すところからスタートですね。夫がいる時は夫が家事を担当してくれることもあるので、そんな日はゆっくりできます。
―仕事は何時からですか?
小宮さん: 9時頃には始めていますね。息子が7時半に登校するので、その後の1時間半は家事をしたり、ぼーっとしたり、猫と一緒にのんびり過ごしたりして、貴重なひとり時間を楽しんでいます。
―その時間、大切ですよね。
小宮さん:はい!夫も息子と同じくらいの時間に出かけるので、本当に誰もいない時間ですごく好きなんです。
仕事は一度18時頃まで働いて、夕飯を済ませて、19時〜21時頃まで再び仕事をしています。
―21時以降はどのように過ごしていますか?
小宮さん:そうですね。21時半頃に息子を寝かしつけて、あとはNetflixを観たり、本を読んだり、お酒を飲んだり、たまにネットショッピングで爆買いしちゃったり。そんな風にリラックスして過ごしています。寝るのはだいたい24時頃です。
―無理のない働き方ができていて、理想的なスケジュールですね。
小宮さん:そうですね。通勤や送迎がなくなったことで、時間の使い方が大きく変わりましたし、自分にとっても家族にとっても、良い影響があると感じています。

子育てと仕事の両立で大変なこと
―子育てと仕事の両立で大変だなと思うことはありますか?
小宮さん:一番は、夫とのスケジュール調整ですね。お互いに仕事の予定があって、家庭とのバランスを取るのに日々試行錯誤しています。特に夏休みなどの長期休暇は本当に大変で、どうやって回すか、毎年悩みのタネです。
―お互い仕事を休めない時はどうされているんですか?
小宮さん:両親に頼っています。都心からは少し離れてしまったのですが、両親の近くに住んでいて本当に良かったなと思っています。何かあったときにお願いできる存在がいるのは、やっぱり大きいですね。
―親が近くにいるって本当に心強いですよね。
質問リレー!~パートナーとの収入バランスによる家事、育児分担はどうしていますか?~
―パートナーとの収入バランスによる家事、育児分担はどうしていますか?
小宮さん:収入は夫の方が多いですが、育児は夫の方が多く担当してくれていると思います。家事は私の方が多めかもしれませんが、育児は男同士の方が遊び方が合うようで、息子と楽しそうに過ごしています。
―同性ならではの関わり方ってありますよね。
小宮さん:そうですね。もともと夫は家事を積極的にやるタイプなので、特に分担について話し合ったこともないんですよ。お互い一人暮らしの経験があって、生活力があるので自然と役割分担ができている感じですね。
夫は料理が好きで、食品メーカーに勤めているので、自社の商品を使っていろいろ工夫して作ってくれます。私は疲れてくるとすぐにウーバーを頼んじゃう派なので、夫の方が節約志向かもしれません。
―私もつい頼んじゃう派です!
小宮さん:ですよね(笑)そんな感じで、収入の差に関係なく、それぞれが得意なことを補い合って、結果的にバランスよく半々くらいになっていると思います。

今後の夢や目標・やりたいこと
―最後に今後の夢や目標を教えてください。
小宮さん:今の仕事の専門性をもっと深めたいです。HR分野の知見を磨いて、副業にも活かしていけたらと思っています。
本業と副業は切り離すというよりも、お互いが影響し合う関係性にあるので、副業での出会いが本業に繋がることもあって。そういった良い循環をもっと増やしていけたら嬉しいですね。
―すごくいい関係性ですね。
小宮さん:ありがとうございます。私は「起業一本でやっていきたい」というよりは、組織の中でいろいろな人と関わりながら、刺激をもらって働く方が自分に合っているなと感じていますね。
―プライベートの夢はありますか?
小宮さん:息子が海外に興味を持っていて、いつか一緒にハワイやヨーロッパに行けたらいいなと思っています。一緒に新しい景色を見て、いろんなことを感じて、視野を広げてもらえたら嬉しいですね。
―素敵ですね。きっと良い経験になりますね。
おわりに
小宮さん、お忙しい中インタビューに答えていただきありがとうございました。
リモートや副業をうまく活かしながら、キャリアを積み重ねている小宮さん。本業と副業、どちらかを選ぶのではなく、“循環させる”という働き方を体現されている姿が印象的でした。
働くことに前向きになれるお話がたくさん詰まっていて、元気をもらえるインタビューでした!
今後ワーママになる方や、現役のワーママの参考になれば嬉しいです!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
株式会社Relic:https://relic.co.jp/
