PARCO PRODUCE 2026 うま-馬に乗ってこの世の外へ-

作品概要

  • 井上ひさし
  • 演出

    藤田俊太郎
  • 出演

    小瀧望 音月桂 加藤梨里香 大鶴佐助 小松利昌
    小林きな子 小柳心 尾倉ケント 森加織
    安井順平 梅沢昌代
  • 公式SNS

  • 小瀧望が稀代のピカレスク・ヒーローに挑戦!
    井上ひさしの未上演戯曲を藤田俊太郎の演出で上演。

     2022年3月、人気番組「開運!なんでも鑑定団」(テレビ東京系列)を通して発見された戯曲『うま-馬に乗ってこの世の外へ-』は、井上ひさしが、「井上ひさし」を名乗る前、1959年、24歳の時に執筆した作品です。東北の民話「馬喰ばくろう八十八やそはち」をベースにし構築された本戯曲は、後の井上の名作群にもつながる創意に満ち、若々しい筆の勢いと生命力に溢れています。
     
     マレビトである主人公・太郎は、病身の母親と馬を一頭連れて村にやってくる。太郎は、馬地主をはじめとする村の男たちを騙し、彼らの金をとことん巻き上げていく。そして出会う女は全て虜にして捨てる。自らの弁舌と才覚だけを信じ、信仰も否定し、胸がすくほどの極悪ぶりで、閉鎖的なムラ社会と常識を破壊していく。
     
     演出は、パルコ・プロデュース『ラビット・ホール』と東宝ミュージカル『ラグタイム』で23年度読売演劇大賞の最優秀演出家賞と大賞に輝いた藤田俊太郎。戯曲の本質と構造を的確に捉えて演出を組み立てる藤田俊太郎が、井上ひさしの原点とも言える本戯曲を、現代的な視点から大胆に創作いたします。
     
     悪の魅力がきらめく主人公太郎は、人気グループWEST.として活動する小瀧望が演じます。『エレファント・マン』で20年度読売演劇大賞・杉村春子賞を受賞、昨年の『梨泰院クラス』でも高い評価を得た小瀧望が、初めて井上戯曲に挑戦。大きな期待が集まります。
     太郎に翻弄される村人たちにも個性豊かな実力派俳優が集結いたします。峠の茶屋のおかみ・お京には、凛とした佇まいと繊細な感情表現で観客を引き込む音月桂。太郎に言い寄られているうちに、いつしか慕うようになる世間知らずの村娘・ちかには、ミュージカルに加え、ストレートプレイでもしなやかな存在感を示す加藤梨里香。ちかの養父であり、太郎を目の敵にする村の権力者・松左エ門は、人間の悲哀をにじませる演技を持ち味に、舞台・映像を横断して活躍する安井順平がPARCO劇場初登場で務めます。太郎の盲目の母役には、井上ひさし作品に数多く出演し、確かな説得力で作品世界に奥行きを与える梅沢昌代。さらに、大鶴佐助小松利昌小林きな子小柳心尾倉ケント森加織が可笑しくも哀しい人間模様を繰り広げます。
     
     半世紀前、井上ひさしはPARCO劇場(当時の名称は西武劇場)に『藪原検校』(1973)、『天保十二年のシェイクスピア』(1974)、『』(1976)といった大傑作を書き下ろしました。
     
     2026年、パルコ・プロデュース公演として、『うま-馬に乗ってこの世の外へ-』が待望の初演を果たします。
     
    【あらすじ】
    時は1560年代。舞台は羽前の国、小松郷。太郎(小瀧望)は、病気の母(梅沢昌代)を連れて馬一頭と村にやってきた。村の馬地主で横暴な松佐エ門(安井順平)は、太郎の「この馬は黄金の糞をする」という口車に載せられ馬を買い取る。しかし当然ながら馬は黄金の糞などしない。太郎は「金を食わせなきゃ黄金の糞はしない」とうそぶき、松左エ門を激怒させる。そして松左エ門の手下の権ず(小松利昌)の女せつ(小林きな子)も、松左エ門の養女ちか(加藤梨里香)も手玉に取る。
    茶屋を切り盛りするお京(音月桂)は、頼りない和尚の宝珍(大鶴佐助)と逢引き中。急に夫の五助(小柳心)が帰ってきてしまい、宝珍を天井裏に隠す。そこへ通りかかった太郎は事情を察し、一儲けしようと茶屋に乗り込むと、巧みな弁舌で宝珍らから大金を巻き上げ、お京をものにする。太郎に煮え湯を飲まされた男たちは、警戒するものの、ついには身ぐるみはがれ、今度太郎を見かけたら彼の魔法のような言葉を聞かないように、耳をふさぎ、観音経を唱えながら殺してしまおう、と相談するが・・・
  • 《スタッフプロフィール&コメント》

    作/井上ひさし いのうえ・ひさし

    1934年山形県東置賜郡小松町(現・川西町)生まれ。上智大学外国語学部フランス語学科卒業。浅草のストリップ劇場フランス座文芸部員兼進行係を経て、放送作家として「ひょっこりひょうたん島」などを手掛ける。その後、戯曲、小説、随筆の執筆へと活動範囲を拡げる。72年『道元の冒険』で岸田國士戯曲賞、「手鎖心中』で直木賞受賞、ほか著作、受賞歴多数。84年こまつ座を旗揚げ。旗揚げ公演の『頭痛肩こり樋口一葉』から以降、2009年の『組曲虐殺」まで、こまつ座のために共催を含めて25作品を執筆。「九条の会」呼びかけ人、日本ペンクラブ会長、仙台文学館館長、また多くの文学賞の選考委員を務めた。2010年、75歳で死去。

     
     

    演出/藤田俊太郎 ふじた・しゅんたろう

    東京藝術大学美術学部先端芸術表現科卒業。近年の舞台演出作に『ISSA in Paris』『LOVE LETTERS』『Sound Theater 2025』『ジャージー・ボーイズ』『Take Me Out』『ミュージカル手紙2025』『天保十二年のシェイクスピア』『リア王の悲劇』『VIOLET』(英国版/日本版)『東京ローズ』『ラグタイム』『ヴィクトリア』『ラビット・ホール』
    読売演劇大賞第22回優秀演出家賞・杉村春子賞/第24回最優秀作品賞・優秀演出家賞/第28回優秀作品賞・最優秀演出家賞/31回大賞・優秀作品賞・最優秀演出家賞、第42回菊田一夫演劇賞、第42回松尾芸能賞優秀賞、令和6年度(第75回)芸術選奨文部科学大臣新人賞(演劇部門)受賞。
    あきた芸術劇場ミルハスアドバイザー。

     

    『うま』との奇跡的な出会い、この作品を演出できる喜びで胸がいっぱいです。私に流れる東北人の血を漲らせ、言葉のうつくしさ、言葉のこわさに魂を込めて向き合っていきたいと思います。作品のベースとなる佐々木喜善さん著『聴耳草紙』-馬喰ばくろう八十八やそはち-を始め、東北地方の民話には忘れられない日本人の原郷があり、井上ひさしさんの戯曲はいつも新しく、時をこえ私たちに今を生きるあらたな光を与えてくれます。
    小瀧望さんの輝きと悲哀あふれる稀代のピカレスク。音月桂さんのおそろしいうつくしさ、加藤梨里香さんの純真と叙情、大鶴佐助さんの聖と猥雑、小松利昌さんの人間の営みの情感、小林きな子さんの滑稽さと可愛らしさ、小柳心さんの愉快とパッション、尾倉ケントさんの力強さ、森加織さんのゆたかさ、安井順平さんの疾走する業とユーモア、梅沢昌代さんの母性とやさしさと芝居の深さ。そしてスタッフ、カンパニー一丸となり、懐かしく愛おしくあたらしい趣向を凝らした演劇を大切なお客様にお届け致します。
  • 《キャストプロフィール&コメント》

    小瀧望 こたき・のぞむ 太郎 役

    WEST.のメンバー。2014年のCDデビュー以降、グループでの音楽活動と並行し、タレント、俳優として幅広く活躍。特に近年は舞台俳優としての注目度が高く、2020年の主演舞台『エレファント・マン』で第28回読売演劇大賞の杉村春子賞と優秀男優賞を受賞するなど、高い演技力が評価されている。主な出演作に、【舞台】『梨泰院クラス』(25)、『DEATH TAKES A HOLIDAY』(24)、『ザ・ビューティフル・ゲーム』(23)、『検察側の証人』(21)、【映画】『プリンシパル~恋する私はヒロインですか?~』(18)、【ドラマ】『未来のムスコ』(26・TBS)、『小さい頃は、神様がいて』(25・CX)、『刑事7人』(23・22・EX)などがある。

    この度、太郎役を務めさせていただきます。
    初めての井上ひさしさんの作品が、まさか日本初演のものになるとは思ってもおらず、本当に人生なにがあるか分からないなと感じております。
    そして、いつかご一緒したいと思っていた藤田さんとご一緒できることも、僕にとってこの時点で感無量です。
    太郎という役は、徹底的に強情で薄情で、気持ちいいくらい自分中心に生きているひどい人なのですが、その迷いのない生き方に、最後にはなぜか憧れすら感じてしまいました。自分自身も全く知らない自分に出会えると確信しています。午年に、「うま」という舞台に挑戦できるという奇跡、そして運命も感じています。ぜひ劇場で体感してください。
     
     

    音月桂 おとづき・けい お京 役

    1996年、宝塚音楽学校入学。98年、宝塚歌劇団に第84期生として入団。宙組公演『シトラスの風』で初舞台。その後、雪組に配属。10年、雪組トップスターに就任。華やかな容姿に加え、歌、ダンス、芝居と3拍子揃った実力派トップスターと称され、12年惜しまれながら退団。現在、様々なドラマ、映画、舞台などに出演中。近年の主な出演作に、【舞台】『アメリカン・サイコ』『紅い落葉』『スリー・キングダムス』(25)、『この世界の片隅に』『斑鳩の王子-戯史 聖徳太子伝-』(24)、『ひげよ、さらば』『ある馬の物語』『それを言っちゃお終い』(23)、『レオポルトシュタット』『陰陽師 生成り姫』(22)、『ナイツ・テイル-騎士物語-』(21・18)、【ドラマ】『モンスター』(24・CX)などがある。

    初めて戯曲に触れたとき、どの登場人物にもすぐには感情移入できなかったのを覚えています。
    けれど、だからこそ真正面から向き合ってみたくなったのが本心です。
    作品のこと、演じる役のことに想いを巡らせれば巡らせるほど怖さもありますが、
    演出の藤田さんや共演する皆さま、お客さまを信じて、
    この生命力あふれる戯曲の中に全身全霊で身を投じたいと思っています。
    劇場でお待ちしております。
     
     

    加藤梨里香 かとう・りりか ちか 役

    4歳で初舞台を踏み、ジュニアミュージカルを中心に活動。2012年~2019年劇団ハーベスト座長として芝居を学びながら個人ではミュージカルなどにも出演。2016年には応募総数3,000人から『花より男子 The Musical』ヒロイン牧野つくし役に抜擢される。2021年『レ・ミゼラブル』でコゼット役を務め、可憐さとしなやかさ、力強さを併せ持つ実力派女優として目覚ましい活躍を見せる。近年の主な出演作に、【舞台】『コーカサスの白墨の輪』(26)、『十二国記』『四月は君の嘘』『Under The Mushroom Shade』(25)、『レ・ミゼラブル』(25-24)、『BEASTARS』『ダブリンの鐘つきカビ人間』『CROSS ROAD~悪魔のヴァイオリニスト パガニーニ~』『SMOKE』(24)、『かけがえのない日々-冷蔵庫の上の人生-』『天翔ける風に』『カラフル』『ザ・ビューティフルゲーム』(23)、『シンデレラストーリー』『アンチポデス』『リトルプリンス』(22)など。

    井上ひさしさんの作品に出演すること、パルコ劇場に立つこと、演出の藤田俊太郎さんとご一緒すること。全て、いつかは…と願っていた目標でした。しかも自分が井上作品の初演に出演できるだなんて。あまりにも私の夢叶えたろかスペシャルです。この舞い上がる気持ちと有難い気持ちを忘れず、気が強くて可愛らしいちかを魅力的に生きられるよう、力を尽くしたいと思います。そしてなんといっても、今年はうま年。この作品を上演するには、観るには、うってつけの年です。劇場でお待ちしております!
     
     

    大鶴佐助  おおつる・さすけ 宝珍 役

    2005年、12歳の時に映画『ガラスの使徒』でデビュー。劇団ヒトハダ座長。近年の主な出演作に、舞台:『サド侯爵夫人』(26/演出:宮本亞門)、『十二夜』(25/演出:森新太郎)、『少女仮面』(25/演出:渡辺えり)、『ヴェニスの商⼈』(24/演出:森新太郎)、劇団ヒトハダ第2回公演『旅芸人の記録』(24/演出:鄭義信)、『ハムレットQ1』(24/演出:森新太郎)、『ジャズ大名』(23/演出:福原充則)、NODA・MAP第26回『兎、波を走る』(23/演出:野田秀樹)、『サンソン-ルイ16世の首を刎ねた男-』(23/演出:白井晃)、『気づかいルーシー』(22/演出:ノゾエ征爾)、『パンドラの鐘』(22/演出:杉原邦夫)、『ピサロ』(21・20/演出:ウィル・タケット)など。

    井上作品に出たいと常々思っておりましたが、初上演作品に出られるとは考えたことすらありませんでした。作品が紙面から自分達の身体を通して初めて具現化される。産声なのか、馬のいななきなのか、今からとても楽しみです。
     
     

    小松利昌 こまつ・としまさ 権ず 役

    1999年、劇団☆世界一団(現sunday)に入団。以後同劇団の全作品に出演している。客演としても数多くの舞台作品に出演し活躍。また、脚本から演出、出演までを1人で手掛けるソロコントライブを定期的に開催している。近年の主な出演作に、【舞台】『ポルノスター』(26)、『エノケン』(25)、『ダブリンの鐘つきカビ人間』(24)、『あの夜であえたら』『SHOWBOY』(23)、『THE 39 STEPS』(22)、『ザ・パンデモニアム・ロック・ショー~The Pandemonium Rock Show~』(21)、【ドラマ】連続テレビ小説『らんまん』(NHK・23)などがある。
    映画『心のパズル』(26年5月23日公開)、舞台『巨匠とマルガリータ』(26年11月)が控えている。

    転校が苦手だった。知らない場所知らない人の中でイチから関係を築くのに毎度辟易していた幼少期。対して本作の主人公は、機転と巧みな言葉と度胸で新天地を逆に引っ掻き回し、先住の民を思うままに誘導する。私とは真逆の彼に憧れを抱く。そして他の登場人物も全員、ずるがしこい。我々が普段蓋をして隠しているものをそのまま表に出している。
    自分では決して辿らない思考を巡らせ、更に「性格悪い奴」に合法的になれるのが演劇の面白さで、本作品はまさにそれ。
    まもなく新たな演劇の現場に転校する。でも全員が転入生だから不安はない。楽しみ、とても楽しみ。
     
     

    小林きな子 こばやし・きなこ せつ 役

    2004年より活動開始。群像劇でも目を引くルックスと親しみやすさには定評がある。19年ドラマ『人生が楽しくなる幸せの法則』でトリプル主演、24年舞台『女40歳 肉屋のムスメ』では主演を務める。近年の主な出演作に、【舞台】『ロボット』『並行食堂』(24)、『旅のマシーン』『恥ずかしくない人生』(23)、【ドラマ】『ソロ活女子のススメ』シリーズ(21~・TX)、『替え玉ブラヴォー!』(26・NHK)、『娘の命を奪ったヤツを殺すのは罪ですか?』(25・KTV)、『明日はもっと、いい日になる』(25・CX)、『光る君へ』(24・NHK)、『大奥』(24・CX)、【映画】『平場の月』『ノームの夜~並行食堂』(25)などがある。

    井上ひさしさんの作品が大好きです。
    この戯曲が見つかって、テレビ番組でお宝として鑑定された時も、とびきり心が躍りました。まさか自分がそのお宝作品に参加できる日がくるなんて、夢のようです。
    あの手この手でみんなを翻弄する主人公と、あれやこれやと振り回されっぱなしの村人たち。
    人間ってさぁ、そうなんだよねぇ…わかる!わかる!と何度も頷きました。皆さんと是非とも劇場で、この気持ちを分かち合えたら嬉しいです。
     
     

    小柳心 こやなぎ・しん 五助 役

    近年は筋トレに励んで身体を鍛えており、映画『OUT』『HiGH&LOW THE WORST』、スーパー戦隊シリーズ「暴太郎戦隊ドンブラザーズ」、「仮面ライダーゼッツ」などのアクション作品にも多数出演。俳優業以外にもドラマ・ミュージカル・演劇作品などの脚本執筆、MCなど多方面で活動。近年の主な出演作に、【舞台】『いつかアイツに会いに行く』『Take Me Out』『ノンセクシュアル』(25)、『ワールドトリガーthe Stage』『邪魚隊/ジャッコタイ』(24)、『呪術廻戦』(24-23)、【映画】『BLUE FIGHT~蒼き若者たちのブレイキングダウン~』『Demon City 鬼ゴロシ』(25)、『邪魚隊/ジャッコタイ』(24)などがある。

    マレビトとして現れた主人公が、“金を生む馬”という人々の欲望を刺激する存在を携えて共同体に入り込み、その欲望そのものをあぶり出していく。この構図に強く現代性を感じました。1959年に書かれた作品でありながら、いまの社会や世界に置き換えても十分に響く作品はやはり名作であると藤田さんが言っていたのを思い出します。この本がどうやって立体化するのか。楽しみです。
     
     

    安井順平 やすい・じゅんぺい 松左エ門 役

    1995年にお笑いコンビ「アクシャン」としてデビューし、2007年より俳優として活動。劇団イキウメにも所属。2025年紀伊國屋演劇賞個人賞、2014年読売演劇大賞優秀男優賞を受賞するなど高い演技力を評価される名バイプレイヤー。近年の主な出演作に、【舞台】『最後のドン・キホーテ THE LAST REMAKE of Don Quixote』(25)、『ずれる』(25)、『奇ッ怪 小泉八雲から聞いた話』(24)、【ドラマ】『テミスの不確かな法廷』(26・NHK)、『プライベートバンカー』(25・テレビ朝日)、『地面師たち』(24・Netflix)、『アンメット』(24・KTV)【映画】『ブルーボーイ事件』(25)、『ベートーヴェン捏造』(25)などがある。

    井上ひさしさんの未発表戯曲で演劇をつくれる喜びを噛み締めています。なにしろ「初めて」というのがいい。長年上演され続けている名作の再演や古典ももちろん素晴らしいのだろうが、0から雛形をつくれる自由さや、無限の可能性から創作できる楽しみには敵わない。作品を真ん中に置いて、あーでもないこーでもないと現場で思いっきりつくるのを楽しみたいと思います。
     
     

    梅沢昌代 うめざわ・まさよ 太郎の母 役

    1974年に文学座で初舞台を踏み、以降、舞台・映画・ドラマで存在感あるバイプレイヤーとして活躍。94年、『父と暮せば』で第2回読売演劇大賞 優秀女優賞、2005年『箱根強羅ホテル』で第40回紀伊國屋演劇賞 個人賞、2016年『ピアフ』で第41回菊田一夫演劇賞を受賞。近年の主な出演作に、【舞台】『ピアフ』(26・22・18・16・13・11)、『天保十二年のシェイクスピア』(25)、『旅芸人の記録』(24)、【ドラマ】『替え玉ブラヴォー!』(26・NHK)、『こないだおばさんって言われたよ』(26・FOD)、『探偵さん、リュック開いてますよ』(26・EX)、【映画】『レンタル・ファミリー』(26)、『楓』『ブルーボーイ事件』(25)、『愛に乱暴』(24)などがある。

    タイムスリップして、24歳の井上(ひさし)さんとお会いしているようで、すごく不思議な感じがします。井上さんはお亡くなりになりましたが、また新作に久しぶりに出られるなという気持ちになっています。
    演出の藤田(俊太郎)さんとは長い付き合いなのですが、きっと面白いことを発想してくれると思うので楽しみにしてます。
    残酷なシーンがたくさん出てきますけれども、見終わったお客様がむしろ元気になってくれるような作品になればなと思っています。楽しみにしていてください。頑張ります。
     
     
    《牛引き/スウィング》
     
    写真 写真
    尾倉ケント 森加織

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