医療機器イノベーションを学ぶ─ 現場に寄り添い、社会に届く医療機器を ─
About SPL Academy
本プログラムの原型であるSPLプログラムは、
米国ハーバード大学関連病院の
Brigham and Women’s Hospitalの「Surgical Planning Laboratory(SPL)」で実践されてきたもので、
リアルな医療現場を使って
医療者や大学や企業の工学研究者等が
共に医療機器を開発し、多数の医療機器の産業化を
成功させてきたものです。
Misson Statement
本プログラムは
「患者視点で医療の高度化に資する医療機器開発とワークフロー開発」を主題としています。
臨床・工学・事業化を統合的に考え、イノベーションに主体的に挑戦できる人材の育成を目指します。
医療機関、医療機器メーカの機器開発のエキスパート自らの成功と失敗の実践知を学び、
Needs-drivenな発想から出口戦略までを自ら構想できる力を養います。
さらに、受講者同士が学び合い支え合う良質なコミュニティを醸成し、
社会実装を担う次世代リーダーを育てます。
東京科学大学とブリガム・ウイメンズ・ホスピタルとの共同研究事業として実施しています
(東京科学大学はAMED「優れた医療機器の創出に係る産業振興拠点」の採択を受け
(研究開発代表者:東京科学大学 飯田香緒里)、拠点整備に取り組んでいます。)
“待ち”の姿勢を超え
自ら動くリーダーになりたい人
- 医師
- エンジニア
- ▶医療機器開発に関心がある方
- ▶医療機器シーズ・ニーズを持っている方
- ▶医療機器開発に関わる知的財産を有している方
- ▶SaMDを含む医療機器のスタートアップ創出に関心がある
Summary
| プログラム内容 | 事業化、トランスレーショナルリサーチ、デザイン、 臨床プロセス分析、規制経路、UX・UI・プロトタイプ設計など |
|---|---|
| プログラム 内容の詳細 |
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| プログラム終了後に 得られる能力 | デザイン思考を活用した問題解決医工連携分野にまたがる学際的チームを組成し、臨床現場の視点に立った問題発見・定義(empathize & define)、アイデア発想(ideate)、プロトタイプ作成(prototype)、実証・評価(test)のサイクルを回しながら、ハード・ソフト・サービスの具体的なソリューションを開発し、その価値を成果物として表現できるようになります。 |
トランスレーショナル臨床研究の設計・推進基礎研究や医療機器開発の成果を臨床応用へ橋渡しするため、臨床研究の設計と実装を推進するとともに、安全に臨床研究を実施するための手順や体制について実践的に取り組みます。 | |
効果的な産学連携の立ち上げ共同プロジェクトの枠組みを構築し、知的財産を適切に管理しながら、法規制を遵守したうえでアカデミアと産業界の双方に利益をもたらす仕組みを構築できます。これにより研究成果の社会実装やスタートアップ創出に進めることができます。 | |
リーダーシップとチームマネジメントPI(研究責任者)として、チームメンバーを率い、高い研究水準を維持しつつ、効果的なコミュニケーションと紛争解決能力でプロジェクトを成功に導く戦略を実践的に身につけます。あわせて、起業家精神の醸成やスタートアップ創出のためのスキルを学ぶことができます。 | |
資金調達・ネットワークの活用ボストンの医療機器エコシステムに精通し、地域のリソースや投資機会、業界パートナーとのつながりを駆使して、自らのイノベーションを加速させることができます。これにより研究成果の社会実装やスタートアップ創出を実現することが可能になります。 | |
| 開催時期 | 8月~3月上旬 |
| 定 員 | 10名程度 |
| 時間数 | 98時間(14時間の講義、28-56hの課題、14-28hの自主学習) + 2日間×2回の集中合宿 |
| 受講資格 | アカデミアに属する医師・研究者企業人等 |
本年度のプログラム
過去のプログラム →Feedback受講者の声
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「なぜ届かない?」研究を形にするための思考と言葉を得た時間
東京科学大学
耳鼻咽喉科伊藤 卓
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「まだ変われる」20年の経験を武器に、未経験の領域へ挑む
グーグル合同会社
片倉 陽子
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「臨床は医師任せ」を卒業。FIHの壁を越える当事者への変化
帝人ファーマ株式会社
医療技術研究グループ石橋 直也
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「使う側」の視点から脱却。ステークホルダーと描く製品化への道
東京科学大学
矯正歯科大森 浩子
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医師の孤独な決断を支える伴走。メンターと描く開発のロードマップ
東京科学大学
膠原病・リウマチ内科細矢 匡
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Faculty講師陣
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波多 伸彦
Brigham and Women’s Hospital
教授コース長として、プログラムの設計および企画・運営を統括しています。また、受講者とメンターが密に協働しながら医療機器開発プロジェクトを推進できる教育環境を整備し、トランスレーショナルリサーチの講義を通じて医療機器開発の臨床応用に関する実践的知見を提供しています。さらに、受講者のキャリアや研究開発に関する相談に対応するとともに、ボストンでの研修機会を通じて米国の医療デバイス開発エコシステムとの接続を支援します。
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齋藤 滋規
東京科学大学
教授旧東工大時代から培ったエンジニアリングデザインの知見を医療機器開発へ展開します。研究者の志を尊重し「誰の課題をどう解決するか」という思考を徹底的に磨き、開発の原点を叩き込みます。そこに事業化の視点を融合させ、革新的な医療デバイスを社会へ送り出す「最強のプログラム」を構築します。受講生の熱意が形になるまで全力で伴走し、共に医療の未来を切り拓く覚悟です。
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土方 亘
東京科学大学
准教授主にデザインを担当しています。臨床、工学、事業化、様々な経験と知見を有する講師陣がサポートする本プログラムでは、真のアンメットニーズの探索から出口戦略まで、医療機器開発のイロハを一貫して学べる環境が整っています。SPLアカデミーを通して多くのリーダーが産まれ、本邦発の医療機器が世界に羽ばたくことができるよう、みなさまと共に伴走していきます。
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飯田 香緒里
東京科学大学
教授SPLアカデミーは、臨床ニーズの深い理解を出発点として、工学・デザイン・事業化を統合しながら医療機器イノベーションを実装へと導く実践的な教育の場です。臨床現場、研究者、企業など多様な専門人材が協働することで、真に価値ある医療技術の創出につながると考えています。本プログラムを通じて、次世代の医療機器開発を担う人材とエコシステムが広がっていくことを期待しています。
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佐伯 将臣
名古屋大学
特任助教本プログラムが、イノベーションを目的に活躍する人材が育ち、インパクトのある開発プロジェクトが推進される場となるよう尽力します。
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山田 篤史
滋賀医科大学
特任准教授医療機器開発では、本質的な課題を見極め、現場運用との親和性や信頼性を備えた技術を選び、臨床価値へつなげる力が重要だと考えています。医工連携・産学連携の中で、独自技術を複数の医療機器に実装し、上市へつなげてきた経験をもとに、臨床に届く開発の勘所をお伝えします。
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小林 聡
九州大学
講師私はロボット支援手術・AI・画像ナビゲーションを融合した医工連携研究を行ってきました。本場SPLでのAI・尿管鏡ロボット開発の経験を活かし、SPL Academyで学ぶトランスレーショナルリサーチの発展に貢献いたします。同時に、医療機器開発の人材に求められる資質として、SPLのフィロソフィー(心技体)を伝えることで、受講者の皆様に還元してまいります。
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坂口 卓弥
東京科学大学
工学院 マネジメント教授生きたいと願う方を救ってあげたい、それがモットーです。本プログラムでは、医療機器を発明考案・研究開発するだけでなく、臨床の場に届け、日常臨床で使われるまでを目指します。そのために、性能が必要十分なことはもちろん、買ってくださる方、使ってくださる方、経済が回ること、エビデンス、知的財産など俯瞰的視野でのInnovationを失敗例を多用しながら学びます。本気で医療を良くしたい意志をお持ちの方々のご参加をお待ちします。
News
Read more →FAQ
- Q1.医療従事者ではありませんが、工学研究者や企業の人間でもついていけますか?
- A1.はい、大丈夫です。ご自身の専門性を活かして進めていただけます。 ご自身が進めているテーマについて、個人での取組みだけでなく、グループワークもあり、そのグループ内には医療従事者も配置されますので、その中で分からないこと等は聞くことも可能です。また逆に、ご自身の専門性を活かしたグループワークへの貢献も期待されています。
- Q2.すでに動いている具体的な開発プロジェクトを持っていないと参加できませんか?
- A2.開発プロジェクト(少なくとも開発する製品アイデア)は持っておられた方が、このプログラムで得られる価値が高いです。 なぜなら、講師陣から享受された知識や方法を使って、ご自身のプロジェクトを具体的に進めていくというのがこのプログラムの本質です。グループワークでは相互に課題を提示、解決策を議論しあい、講師陣がメンターになって個々のプロジェクトを進めます。
- Q3.他の医療機器開発講座やデザイン思考のセミナーと何が違うのですか?
- A3.主催者(事務局)側が用意した仮想テーマを題材として事例研究的に進めるのではなく、リアルなご自身のテーマを受講者同士や講師陣(メンター)が具体的に進めることにあります。 また、医療機器という物を開発するということではなく、新しい医療現場でのワークフローを開発・提供できるようにするという実践的な研究開発を進めていくという点に特徴があります。
- Q4.仕事が忙しく、最後まで完遂できるか不安です。
- A4.ご心配は理解できますが、過去の受講生の方々を見ていると、最初は事前学習や課題の提出が期限までに行うがやっとという感じですが、慣れてくるにともなって楽しんでおられたように思います。
最後まで完遂された時の達成感は十分に感じていただけると思いますし、頑張ってついていけば、必ずご自身のプロジェクトが確実に進むように講師陣(メンター)が責任をもって伴奏支援します。 - Q5.「出口戦略」まで学ぶとのことですが、薬事承認やビジネスの知識も必要ですか?
- A5.もちろん、知識があるに越したことはありませんが、その部分についても自習できる教材は揃えておりますし、経験知・専門性の高い講師陣がメンタリングを行いますので本プログラム中に学んでいただけます。
- Q6.受講後、どのようなキャリアやネットワークが得られますか?
- A6.受講することで何か公的な資格が得られるということはありませんが、テーマ起案から臨床研究、ビジネスモデル構築などの検討を通じて、医療機器開発の全貌が実践的に学ばれたことを修了証書という形で授与させていただきます。
ネットワークという意味では、講師陣や他の受講生あるいは本プログラムの卒業生との連携はできるようになっています。 - Q7.若手医師(専攻医・医員)が参加するには、まだ時期尚早でしょうか?
- A7.ご自身のプロジェクト(アイデア)があれば、年齢や経験は特に関係ありません。このプログラムにコミットして課題を進めることは必要ですが、むしろ若い方の熱心な取組みが期待されます。
- Q8.社内の既存プロジェクトを題材にして、秘匿性を保ちながら進められますか?
- A8.受講生間での秘密保持は書面にて誓約していただいていますが、特許等に関わる技術レベルの秘匿は、参加される受講生(企業側)の方でコントロールしていただく(重要な技術等は開示しない)必要はあります。ただし、過度に秘匿されることより実践的・具体的な伴奏支援ができないデメリットもありますので、事前にご相談いただくのがよいと思います。
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