血の娘と吸血蛾

血の娘と吸血蛾

その身に異形を宿した独り同士が、ふたりになって生きていく。


これは、血と優しさの御伽噺。
ねじれてしまった祈りや願いに、もう一度向き合う物語。

それは、ある雨上がりの晩がもたらした出逢い。
街を離れて独りで暮らす訳あり令嬢フルエットは、行倒れの少年ユリオを発見する。
だがユリオは、異形の姿を隠し持つ存在だった。
そんな彼を、ためらうことなく受け入れるフルエット。
彼女もまた、その身に――その血に異形を宿した娘だった。







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