Substackを始めた人に知ってほしい自分をメディアにするための「人生を面白がる」3つの技術
Substackを始めると、最初にぶつかる壁があります。
「自分らしい発信って、何を書けばいいんだろう?」
最初の数本は書ける。
自己紹介も書ける。
始めた理由も書ける。
自分のテーマについても、いくつかは書けるかもしれない。
でも、そのあと急に手が止まる。
「今日は特に書くことがない」
「そんなに毎日、特別なことなんて起きない」
「自分の日常なんて、わざわざ書くほどでもない」
そう思う人は多いと思います。
でも、編集者になって以来、30年以上ずっと感じていることがあります。
発信ネタがある人とない人の違いは、
特別な人生を送っているかどうかではありません。
日常を面白がれるかどうかです。
真面目に生きている。
ちゃんと仕事をしている。
家のこともやっている。
人間関係にも気をつかっている。
でも、なんか退屈。
そんな人ほど、実はSubstackに向いているかもしれません。
Substackは、派手な実績だけを書く場所ではありません。
日々の気づき
小さな違和感
ふと考えたこと
試行錯誤してること
誰かとの会話で心に残った一言
ちょっと笑ってしまった出来事
そういったものを、自分の言葉で少しずつ残していける場所です。
では、どうすれば日常を発信ネタに変えられるのか。
僕が編集者として長く実践してきた、シンプルな方法があります。
① まず「面白いね」と承認する
何か新しい出来事に出会ったとき、多くの人はすぐに判断します。
「これは役に立つのかな」
「これは正しいのかな」
「こんなことを書いて意味あるのかな」
でも、最初から判断しすぎると、ネタはどんどん消えていきます。
大事なのは、まず否定しないこと。
ちょっと気になったら、
「面白いね」
「なんか引っかかるね」
「これは少し考えてみたいね」
と、一度受け止めてみる。
たとえば、コンビニで店員さんの一言が妙に心に残った。
電車で見かけた親子の会話に、少し考えさせられた。
SNSで誰かの投稿を見て、モヤッとした。
こういう小さな出来事を、すぐに「大したことない」と捨てない。
まずは、
「これ、ちょっと面白いかも」
と認める。
それだけで、日常の見え方が変わります。
Substackに書くことは、最初から立派なテーマでなくていいんです。
小さな違和感や気づきを、あとから育てていけばいい。
② 「なぜ?」「どこが?」をメモする
次にやることは、分析です。
「面白い」と思ったら、そこで終わらせない。
なぜ面白いと思ったのか
どこに引っかかったのか
自分のどんな経験とつながるのか
そこから何が言えそうなのか
ここまで考えると、ただの出来事が発信ネタになります。
たとえば、
「今日、カフェで隣の人がずっとスマホを見ながらため息をついていた」
これだけだと、ただの観察です。
でも、そこから、
「なぜ気になったのか?」
「自分も同じように、休んでいるのに休めていないことがあるからかも」
「これは、現代人の“休み下手”について書けるかもしれない」
と深掘りしていくと、記事の種になります。
Substackを始めたばかりの人が書くべきなのは、完成された答えだけではありません。
迷っている途中。
試している途中。
気づいた途中。
そこにも十分に価値があります。
始めたばかりだからこそ書けることがあるんです。
③ 判断基準を「正しいか」より「面白いか」にする
真面目な人ほど、発信で手が止まります。
「これ、正しいのかな」
「間違っていたらどうしよう」
「もっと調べてから書いたほうがいいかな」
もちろん、事実確認が必要なテーマは、ちゃんと調べたほうがいい。
でも、すべてを「正しいかどうか」だけで判断すると、文章はどんどん固くなります。
Substackで大事なのは、正解を発表することだけではありません。
自分はどう感じたのか
なぜそう思ったのか
何に引っかかったのか
そこから何を考えたのか
このプロセスを見せることです。
だから、日常の出来事に出会ったときは、
「これは正しい話かな?」
だけじゃなく、
「これは面白がれる話かな?」
「ここから何か考えられそうかも?」
「読者と一緒に考える入口になるかな?」
と見てみる。
これだけで、発信の幅が広がります。
正しいことだけを書こうとすると、すぐにネタが尽きます。
でも、面白がる視点を持つと、日常の中に書けることが増えていきます。
うまくいかなかったこと。
迷ったこと。
笑ってしまったこと。
ちょっとした違和感。
誰かの言葉に救われたこと。
そういうものを言葉にして残していく。
Substackは、そういう場所にもできると思っています。
発信ネタは、外に探しに行くだけではない
「何を書けばいいかわからない」と思うと、私たちはすぐに外側を探します。
流行っているテーマ。
伸びている投稿。
人気のニュース。
誰かの成功事例。
話題になっているキーワード。
もちろん、それも大事です。
でも、自分をメディアにしていくなら、外側の情報を追いかけるだけでは足りません。
大事なのは、
自分が何に反応したのか
を見逃さないことです。
なぜ気になったのか
なぜ笑ったのか
なぜモヤッとしたのか
なぜ忘れられなかったのか
なぜ誰かに話したくなったのか
そこに、自分だけの発信の種があります。
メディアというと、少し大げさに聞こえるかもしれません。
でも、僕が思う「自分をメディアにする」とは、すごい情報を集めて発信することではありません。
自分の視点で世界を見て、
自分の言葉で意味をつけて、
それを読者に届けていくことです。
同じ出来事を見ても、人によって感じることは違います。
ある人は怒る。
ある人は笑う。
ある人は懐かしむ。
ある人は学びに変える。
ある人は物語にする。
この違いが、その人らしさです。
つまり、自分らしい発信とは、
「誰も知らない特別な情報を書くこと」ではなく、
自分がどう見たかを書くこと。
Substackは、まさにそれを積み重ねやすい場所です。
SNSのように一瞬で流れて終わるだけではなく、
noteのように完成された記事を置く場所でもなく、
日々の気づきや考えを、読者との関係の中で育てていける。
だからこそ、Substackを始めた人には、最初から完璧な記事を書こうとしすぎないでほしい。
大事なのは、
「今日は何があったか」ではなく、
「今日、自分は何に反応したか」。
それを続けていくと、少しずつ読者に伝わっていきます。
「この人は、こういう見方をする人なんだ」
「この人の言葉は、なんか落ち着く」
「この人の視点で、また読んでみたい」
そう思ってもらえるようになる。
これが、自分をメディアにしていくということ。
自分をメディアにするとは、毎日すごいことを発信することではありません。
日常の中にある小さな気づきを、
自分の経験や価値観とつなげて、
読者にとって意味のある言葉に変えていくことです。
そのために必要なのが、今回紹介した3つです。
何かあったら、まず「面白いね」と受け止める。
「なぜ?」「どこが?」とメモする。
「正しいか」だけでなく「面白いか」で見る。
この3つを続けるだけで、日常の見え方が変わります。
そして、日常の見え方が変わると、発信も変わります。
ただの出来事が、気づきになる
ただの違和感が、テーマになる
ただの失敗が、誰かの役に立つ話になる
ただの毎日が、自分らしいニュースレターの材料になる
Substackを続けるコツは、無理に立派なことを書くことではない。
自分の日常を、少しだけ面白がってみること。
そこから、あなたらしい発信は育っていきます。
そして、その積み重ねが、少しずつ
「この人の言葉をまた読みたい」
と思ってもらえるメディアになっていくのだと思います。
この記事に共感してくれたら
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ぜひ、Substack一緒に頑張っていきましょう。




しばじゅんさん!こんにちは🌷
「人生を面白がる」
これほんとに大切で、文章を書けるのもそうだし、人生そのものを楽しめるかどうかってとても大きいですよね。
特別な体験を探し回るのではなく、ごく普通の日常のなか、なんならネガティブな出来事のなかにも「面白いな」と思える視点があるかどうか。
それを大切にしたいとあらためて感じる有益な記事でした✨️
記事読ませていただきました🌿
「今日は何があったか」ではなく、「今日、自分は何に反応したか」という言葉がとても刺さりました。
今朝まさに、何を書こうかなと少し迷っていたのですが、日常の小さな心地よさや違和感を、自分の言葉で拾っていけばいいんだなと思えました。
発信を続ける上で、とても励みになる記事でした。ありがとうございます。