【活動報告】入院中の子どもたちに楽しい時間を届ける、メタバースイベントで学んだこと
5月29日、clusterで行われたメタバースイベントに、スタッフとして参加しました。
今回のイベントの詳しい内容については、主催・関係者の方々が投稿されているので、この記事の最後にリンクを貼ります。
私は今回、当日音楽ステージに立たれたネコアバター方の企画サポートとして関わらせていただきました。
当日は、さくらんぼの射的場と、花火のエリアに来てくれた参加者さんたちのサポートを担当しました。
これまでにも、メタバースを楽しむためのイベントスタッフとして関わったことはありました。
けれど、子どもたちが参加するイベントで、スタッフとして関わるのは今回が初めてでした。
今回は医療に関わる文脈もあるイベントだったため、事前に、医療現場における心理面や注意事項について学ぶ機会もありました。
私にとっては初めて知ることも多く、当日も、
「どう声をかけたらいいだろう」
「どこまで手伝ったらいいだろう」
「どうしたら、相手のペースを大切にできるだろう」
と考えながらの参加でした。
メタバースのイベントというと、どうしても「楽しい」「にぎやか」「自由」という部分に目が向きやすいかもしれません。
でも、その楽しい時間を安心して過ごしてもらうためには、見えないところでの準備や、当日の声かけ、場の見守りがとても大切なのだと感じました。
特に今回は、画面の向こうにいる参加者さんたちが、どんなふうに見えていて、どんなふうに感じていて、どこで困っているのかを想像しながら関わることが必要でした。
さくらんぼの射的場や花火のエリアでは、参加者さんたちの操作をそばで見守りながら、一緒に体験するような気持ちで関わりました。
参加してくれた子どもたちは、ゴーグルをつけてバーチャル空間に入ります。
前に進む、右を向く、視点を変える。そうした基本操作も初めての中で、さらに物をつかむ、対象を撃つ、花火を持つ、火をつける、手を離す、といった動作に挑戦していきます。
見ていると簡単そうに見えることも、実際にやってみると少し難しい。
そして、それを言葉で説明する私も、決して上手だったとは言えません。
「私はサポートできているのか、それとも私も一緒にサポートされているのか……?」
そんなふうに思う場面もありました。
でも、だからこそ今回は、「教える」「案内する」というより、隣で一緒にやってみるような気持ちで取り組みました。
うまくいったら一緒に喜ぶ。
うまくいかなくても、もう一度やってみる。
その時間そのものが、バーチャル空間での大切な体験になっていたように感じます。ひとつひとつは小さな関わりだったかもしれません。
でも、その小さなサポートの先に、誰かの「できた!」や「楽しかった!」が生まれるのだとしたら、それはとても大切な役割なのだと思いました。
メタバースは、ただのゲーム空間ではなく、誰かにとっての体験の場になる。
今回スタッフとして参加して、そのことをあらためて感じました。
技術があるだけでは、安心できる場にはならない。
そこに関わる人のまなざしや、準備や、声かけがあって、初めて「楽しい時間」として届く。
私自身、至らないところもあったと思います。
でも、今回学んだことを、また次の機会に活かしていきたいです。
関係者のみなさま、貴重な機会をありがとうございました。
関連リンク
イベントの詳しい内容や当日の様子は、こちらをご覧ください。
・星野うぇあさんのnote記事
「先生見て、ぜんぶ乗せ!」小児病棟に非日常を届けるメタバース体験
https://note.com/calm_roses440/n/n989f8a038d60
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