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ドライブレコーダー映像を用いた重機の稼働状況分析システムの開発

導入背景・課題

鹿島建設株式会社様が施工する広大な造成工事現場では、複数台のバックホウ(※油圧ショベルの一種)が掘削、積込、整地など様々な作業を行っている。これらの重機の稼働効率を最大化することは、現場全体の生産性向上に不可欠である。しかし、各重機がどの作業にどれだけの時間を費やしているかを把握するためには、人手で記録・分析する必要があるが、その作業自体にそこまで工数をかけられない、という課題があった。

解決策

重機に標準搭載されているドライブレコーダーの映像データを活用し、重機の稼働状況を分析するAIモデルを構築した。
各バックホウの作業内容を「掘削」「積込」「敷均し」「転圧」「法面整形」「移動」「待機」「その他」の 8 つのカテゴリに分類し定量化する AI モデルであり、分類誤りが発生しやすい特定パターンの補正や、現実的に起こり得ない作業パターン(状態遷移)の排除など、熟練技術者の知見を本モデルに適用することで、分類精度の向上を図った。

効果

このシステムの開発により、これまで把握が難しかった重機の詳細な稼働状況を、特別な機器を追加することなく自動でデータ化できるようになった。

また、導入対象となった工事現場では、最大 20 台のバックホウが作業を行っており、本モデルにより作業分類した定量データをもとに、鹿島建設様の現場社員が非効率な作業を特定するなど、各バックホウの稼働効率を分析した。
現場社員がこの分析結果を活用し、重機の必要台数の算出などを実施することで、土工作業を最大限に効率化する重機配置の検討が可能となり、現場の生産性向上に寄与した。
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