2026年1月 熊野尾鷲紀行③【須賀利散策〜帰還】
前回
1/19 三重県尾鷲市〜帰還


朝起きて窓を開けた





暫し尾鷲港の朝の営みを眺める。


戸をカラカラと開け、ちょうど陽の昇る頃合いに外へ出た。







朝の尾鷲港を散策。旅先に身を置くと、まるでその土地の人間であるかのような仕草を愉しむことが往々にしてあるが、こと尾鷲に関しては、己の日常に全く存在しない景色ばかりが広がっていて、久方ぶりに脳がサァーッとなる感覚を得た

前の晩にコンビニエンス・ストアで調達していたサンドウィッチを喰らって出立。夫婦の程良い距離感のもてなしが心地良く、記憶に残る滞在となった
この日は長年訪問したいと思っていた須賀利の街並みを歩いた。こちらも写真大量につき別記事

心ゆくまで須賀利の街並みを歩いた。つやつやした顔つきで北上し、紀伊長島の街を通過。この地域にも凪あすの聖地が存在するのだが、またの機会に

正午を回り、大紀町「宮川園」にて昼餉とした。R42のロードサイドに現れる、趣深い建屋とフォントが目を引きます

外観も去ることながら、店内もすばらしい趣。とても優しく明るいおばあさまと、親族なのか従業員なのか分からない女性が迎え入れてくれた

まず伊勢うどんは注文することにして、もう1品をどうするか暫し逡巡した結果「おにぎり」をチョイス


着弾までの間、おでんをいただく。これを肴に吟醸酒が飲みてえと、直ちにそう思わざるを得ない味


伊勢うどんが着弾。湯気を立たせながらつゆを絡ませ、熱いうちに喰らう。おばあさま曰くやはり好き嫌いの別れるご当地料理らしいが、自分にとっては今回の旅で新たな好物となりました

丁寧に拵えられたおにぎり。味だけでは醸し出せない温もりを確かに感じ、落涙しそうになったが事なきを得た


とってもあたたかい"めし屋"だった。勘定の際「遠いところよく寄っていただいてありがとう、帰りもどうか気をつけて」との言葉を頂いた

恙無く伊勢市中心部へと到着し、レンタカーを返却。対応して下さった店員が前職で福島に赴任していたらしく、思いがけず遠い地での地元トークが展開された



ホームにて、特急を待つ

幾つかの橋梁を通過し、次第に工業的な街並みになる車窓を眺めます。

名古屋(めいぷるや)から新幹線に乗り換え、日常生活圏へと護送されたのでした。


きりっと冷えた新白河駅のホームを降り、駅前の「風雲児 醤」にて焦がし醤油らーめんセット(五目ご飯・鶏の唐揚げ)を喰らい、今回の旅路を終えました。

完
