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    <title>おとぼけ3児のパパ  |  フォロバ100</title>
    <description>3児のパパ。毎日ヘトヘトだけど、なんとか笑って育児してます。正解がわからず悩む日々だけど、同じような人とつながれたら嬉しいです。</description>
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    <copyright>おとぼけ3児のパパ  |  フォロバ100</copyright>
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    <lastBuildDate>Thu, 16 Apr 2026 23:06:00 +0900</lastBuildDate>
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      <title>短編小説「ズレた家族」</title>
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      <description><![CDATA[<p name="67e4618c-40b0-40ee-979f-2870acf49fc1" id="67e4618c-40b0-40ee-979f-2870acf49fc1">「こいつ、なんか隠してるな」<br>最初にそう思ったのは、母の笑い方だった。<br>口角は上がっている。<br>でも、音が遅れる。<br>笑いが、どこか遠くから届いているみたいに。<br>「どうしたの、ぼーっとして」<br>そう言われて、はっとする。<br>ぼーっとしているのは、母のほうだと思っていた。<br>キッチンの流し台に、水の音。<br>一定のリズム。<br>蛇口をひねる強さが、いつもよりほんの少しだけ強い。<br>その“ほんの少し”が、妙に耳に残った。<br>父も、変わった。<br>新聞を読む位置が、変わった。<br>いつもより、目から遠い。<br>「見えてるの？」と聞くと、「見えてる」と即答する。<br>間がない。<br>用意されたみたいな答え。<br>妹は、さらに露骨だった。<br>夜中、廊下で立っているのを見た。<br>電気もつけずに。<br>「なにしてんの」<br>声をかけると、ゆっくり振り返る。<br>「……トイレ」<br>言いながら、逆方向に歩いていく。<br>足音がしない。<br>靴下のせいかと思ったけど、そういう問題じゃない気がした。<br>家の中に、目に見えない“ズレ”がある。<br>家具の位置は同じ。<br>時計も、同じ時間を刻んでいる。<br>でも、なにかが噛み合っていない。<br>歯車の一枚だけ、別の機械から持ってきたみたいに。<br>ある日、冷蔵庫を開けた。<br>特に用はなかった。<br>ただ、開けたくなった。<br>中の光が、やけに白い。<br>棚の奥に、見慣れないタッパーがあった。<br>透明なはずなのに、中身が見えない。<br>曇っているわけでもないのに、輪郭だけがある。<br>手を伸ばす。<br>そのとき。<br>「それ、触らないで」<br>背後から、母の声。<br>驚いて振り返ると、母が立っている。<br>さっきまで、リビングにいたはずなのに。<br>「なにこれ」<br>聞くと、母は少し考える顔をした。<br>ほんの一秒。<br>でも、その一秒が長い。<br>「……作り置き」<br>そう言って、タッパーを奥に押しやる。<br>音が、しなかった。<br>プラスチックが当たるはずの、軽い音。<br>それが、ない。<br>その夜、夢を見た。<br>家の中を歩く夢。<br>廊下の先に、リビング。<br>いつもの配置。<br>いつものソファ。<br>でも、座っているのは、俺だった。<br>こっちを見ている。<br>まばたきをしないで。<br>「こいつ、なんか隠してるな」<br>夢の中の俺が、そう言った。<br>誰に向かってかは、わからない。<br>目が覚める。<br>喉が乾いていた。<br>水を飲もうと、キッチンに向かう。<br>電気はつけない。<br>暗さに、少し慣れてきている自分がいる。<br>冷蔵庫を開ける。<br>白い光。<br>あのタッパーが、手前に来ていた。<br>誰かが動かしたみたいに。<br>ゆっくりと、ふたに手をかける。<br>今度は、止める声はなかった。<br>開ける。<br>中は、空だった。<br>空なのに、なにかが“ある”。<br>説明できない、重さみたいなものが、底に沈んでいる。<br>覗き込む。<br>その瞬間、背後で足音がした。<br>一つじゃない。<br>二つでもない。<br>家族全員分の、足音。<br>振り返る。<br>母がいる。父がいる。妹がいる。<br>全員、同じ顔で立っている。<br>笑っている。<br>音のない笑い。<br>少し遅れて、声が届く。<br>「どうしたの？」<br>母が言う。<br>でも、その声は、母の口から出ていない気がした。<br>少しだけ、位置がズレている。<br>父が言う。<br>「夜中に冷蔵庫なんて」<br>妹が言う。<br>「やめなよ」<br>三人の声が、重なる。<br>重なって、ひとつになる。<br>「見つかっちゃうよ」<br>「……なにが」<br>やっと、声が出た。<br>三人が、同時に首をかしげる。<br>鏡みたいに、同じ角度で。<br>そして、ゆっくりと指をさす。<br>——タッパーの中。<br>視線を落とす。<br>さっきまで空だったはずのそこに、<br>“顔”があった。<br>俺の顔。<br>目だけが、動く。<br>口が開く。<br>少し遅れて、声。<br>「こいつ、なんか隠してるな」<br>そのとき、やっと気づいた。<br>隠していたのは、あいつらじゃない。<br>この家でもない。<br>ずっと前から、<br>ここに入れられていたのは——<br>冷蔵庫の扉が、ゆっくり閉まる音がした。<br>今度は、ちゃんと音がした。</p><p name="5065fb4c-bb52-49cf-bac5-e51c0ed79abf" id="5065fb4c-bb52-49cf-bac5-e51c0ed79abf">ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー</p><br/><a href='https://note.com/wise_human4622/n/n04a78b886548'>続きをみる</a>]]></description>
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      <note:creatorName>おとぼけ3児のパパ  |  フォロバ100</note:creatorName>
      <pubDate>Wed, 15 Apr 2026 21:13:15 +0900</pubDate>
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      <title>短編小説「そこにいる人の話」</title>
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      <description><![CDATA[<p name="daa8a912-e6fa-441c-b588-731adfcd4437" id="daa8a912-e6fa-441c-b588-731adfcd4437">「そこ、座らないほうがいいよ」<br>わたしが言うと、あなたは靴を脱ぎながら振り返る。<br>「え、またそれ？」<br>“またそれ”で片づけるな。<br>こっちは日常だ。<br>　<br>「いるの」<br>「うん、見えないやつね」<br>軽い。<br>軽すぎる。<br>ポテチか。<br>　<br>リビングに入ると、その人は今日もソファの真ん中にいる。<br>真ん中。<br>どセンター。<br>センター試験なら満点ポジション。<br>ちょっとは遠慮して端に寄れ。<br>　<br>「ほら、そこ」<br>わたしが指さすと、あなたは迷いなくそこに座る。<br>「はい、着席」<br>「いやいやいや！！人の上にログインするな！！」<br>「なんの話！？」<br>ログインて。<br>　<br>あなたが座った瞬間、その人はすっと少しだけ端に寄る。<br>無言で、自然に。<br>「……ほら、どいた」<br>「どこが！？」<br>「いや、どいたよ今！」<br>「見えねえって！」<br>「見えなくてもどいてるの！礼儀！！」<br>礼儀を守るのは見えない側だけかよ。<br>　<br>その人は怒らない。<br>というか、リアクションが薄い。<br>でも、たまにすごく人間っぽい。<br>あなたが仕事の愚痴を言うと、ちょっと前のめりになる。<br>「いや今、めっちゃ共感してる人いるよ」<br>「どこに？」<br>「ここに」<br>「だからどこに！？」<br>このやり取り、もはや様式が美。<br>　<br>しかも、ちょいちょい生活に介入してくる。<br>テレビのチャンネル、勝手に変わる。<br>「ちょ、今いいとこ！！」<br>「俺触ってないけど！？」<br>「じゃあこの人！！」<br>「誰だよ！！」<br>説明のたびに信用が減っていくシステム、どうにかして。<br>　<br>夜。<br>あなたはいつものようにベッドに倒れ込んで、すぐ寝る。<br>寝つき早すぎて逆に怖い。<br>スイッチか。<br>　<br>わたしはすぐ寝れなくて少しだけ起きている。<br>暗闇に目が慣れてくると、その人がドアの近くに立っているのが見える。<br>入ってこない。<br>最初からずっとそう。<br>「……遠慮すな」<br>いや、むしろありがたい。距離感の神。<br>　<br>「おやすみ」<br>小さく言うと、その人はほんの少しうなずく。<br>……いや、うなずいたよね？今の判定むず。<br>VAR入れたい。<br>　<br>次の日の朝。<br>あなたはコーヒーを飲みながら言う。<br>「やっぱこの家、落ち着くなあ」<br>「でしょ、三人暮らしだからね」<br>「増えてる増えてる」<br>冷静に訂正するな。<br>　<br>その隣で、その人も同じように座っている。<br>ちゃんと少し距離をあけて。<br>気遣いが見える。いや見えてるのわたしだけか。<br>　<br>「ねえ」<br>わたしは聞く。<br>「もし、もう一人いたらどうする？」<br>　<br>あなたは少し考えて、肩をすくめる。<br>「静かな人なら、まあいいかな」<br>　<br>わたしは思わず吹き出す。<br>「ほら、採用されたよ」<br>「誰が！？」<br>「その人！」<br>「だから誰だよ！！」<br>　<br>その人が、ほんの少しだけ笑った気がした。<br>いや、気のせいかもしれない。<br>でもまあ。<br>　<br>見えなくても、<br>どいてくれるし、気も遣うし、<br>勝手にチャンネル変えるけど。<br>　<br>——悪いやつじゃない。<br>　<br>「ほら、ちょっと詰めて」<br>「え、俺？」<br>「違う、そっちの人」<br>「だから誰だよ！！」</p><p name="32991f59-da8e-4ae4-bd42-f5590963f690" id="32991f59-da8e-4ae4-bd42-f5590963f690">ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー</p><br/><a href='https://note.com/wise_human4622/n/n7b95dbfae2ca'>続きをみる</a>]]></description>
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      <note:creatorName>おとぼけ3児のパパ  |  フォロバ100</note:creatorName>
      <pubDate>Tue, 14 Apr 2026 21:11:23 +0900</pubDate>
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      <title>短編小説「優しさは、遅れて届く」</title>
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      <description><![CDATA[<p name="4a3d821e-926a-41eb-9bfe-58030a8b49c2" id="4a3d821e-926a-41eb-9bfe-58030a8b49c2">「大丈夫だよ」<br>その一言が、こんなにも重たいなんて、あの時の私は知らなかった。<br>冷蔵庫の奥に、賞味期限が切れかけたヨーグルトみたいに、 その言葉は、ずっと引っかかっていたのに。<br>—<br>仕事でミスした日、 帰り道、コンビニの前で立ち止まって、 どうでもいいお菓子をカゴに放り込みながら電話した。<br>「やらかした」 「また？」 「また」<br>笑いながら、受話器の向こうで君は言った。<br>「大丈夫だよ」<br>軽かった。 空気みたいに軽くて、 なんなら少し、雑にすら聞こえた。<br>だから私は、 「なにそれ、適当すぎ」 って笑って返した。<br>君も笑った。<br>それで終わりだと思ってた。<br>—<br>その数ヶ月後。<br>同じ言葉を、 今度は私が言う番になった。<br>「大丈夫だよ」<br>泣きそうな声の君に向かって、 できるだけ軽く、明るく。<br>でも、言いながら気づいた。<br>ああ、 これ、軽くなんかない。<br>大丈夫じゃないの、わかってる。 どうにもならないのも、わかってる。<br>それでも、<br>「大丈夫だよ」って言うしかない時がある。<br>何もできないからじゃなくて、 何もできないまま、そばにいるっていう意思表示で。<br>—<br>あの時の、あのセリフ。<br>適当なんかじゃなかったんだ。<br>あれは、 「どうにもできないけど、見捨てないよ」 っていう、 ちょっと不器用で、 でもちゃんと優しい言葉だった。<br>—<br>気づけなくて、ごめん。<br>あの時、 ちゃんと受け取れてたら、 もう少し、強くなれてた気がする。<br>でも今ならわかる。<br>だから次は、 同じ顔してる誰かに出会ったら、<br>私はちゃんと、 あの時の君みたいに言うよ。<br>「大丈夫だよ」って。<br>今度は、 ちゃんと意味を込めて。</p><p name="48c51472-ddad-42e5-bb0b-b68f7572add2" id="48c51472-ddad-42e5-bb0b-b68f7572add2">ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー</p><br/><a href='https://note.com/wise_human4622/n/naf65f854348b'>続きをみる</a>]]></description>
      <note:creatorImage>https://assets.st-note.com/production/uploads/images/220821267/profile_58be8f3cf1fbc169a1f033ecdb33c353.jpg?fit=bounds&amp;format=jpeg&amp;quality=85&amp;width=330</note:creatorImage>
      <note:creatorName>おとぼけ3児のパパ  |  フォロバ100</note:creatorName>
      <pubDate>Mon, 13 Apr 2026 21:00:34 +0900</pubDate>
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      <title>短編小説「それを先に言ってくれ」</title>
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      <description><![CDATA[<p name="9a2fb6a5-455d-42e2-816c-151f3f25ca2f" id="9a2fb6a5-455d-42e2-816c-151f3f25ca2f">いいね、その設定、もう“事故の予感”がする。ではいく。<br>「それを先に言って」<br>「明日さ、全員でこの帽子な！」<br>赤、青、黄、緑。なぜか信号みたいな色のキャップを掲げて、タケルが言った。<br>「目立ちすぎだろ」 「いや、それがいいんだって。団結感！」 「団結って信号機で出すなよ」<br>ツッコミが飛び交う中、結局、男子4人はその“謎の団結”に合意した。<br>――翌日。<br>集合10分前。<br>「なあ、やっぱ普通の帽子にしない？」 「だな、さすがに目立つわ」 「今さら気づいたのかよ」 「グレーとかでよくね？」<br>グループLINEが、しれっと裏切った。<br>そして、集合時間。<br>駅前。<br>人の波の中に、ひときわ輝く原色。<br>赤。<br>それも、ただの赤じゃない。<br>“やる気満々の赤”。<br>その下で、満面の笑み。<br>「おーい！！」<br>タケル、登場。<br>「……」 「……」 「……」<br>3人、無言。<br>「お前らも早く被れよ！恥ずかしいだろこれ一人だと！」<br>「いやお前が一番恥ずかしいだろ」 「なんで被ってきたんだよ」 「むしろなんでそのテンション保ててるんだよ」<br>「え？約束したじゃん！」<br>「変更したんだよ」 「10分前に」 「LINEで」<br>「……」<br>タケル、固まる。<br>そしてポケットを探る。<br>「あ」<br>「出た」 「この流れは出た」 「携帯忘れた顔だ」<br>「……マジかよ」<br>「マジだよ」 「だから言ってんだよ」 「それを先に言えよ、じゃなくて、“それを先に見ろよ”なんだよ」<br>「いや見れねぇんだよ携帯ねぇんだから！！」<br>「じゃあなんで来たんだよ」 「記憶だけで生きてんのかお前」<br>「約束は守るタイプなんだよ！！」<br>「守り方が古武士なんだよ」<br>周囲の視線が、じわじわ刺さる。<br>通りすがりの小学生が指さす。<br>「ねえあの人、なんか強そう」 「いや“恥”に強いだけだろ」<br>タケル、帽子を脱ごうとして、やめる。<br>そして、かぶり直す。<br>ぐっと深く。<br>「……いいよ。今日はこれでいく」<br>「なにが“いいよ”だ」 「何一つよくねぇよ」<br>「約束したしな」<br>「もうその約束、3人とも破ってんだよ」 「お前だけ守護ってんだよ」<br>一拍。<br>そして。<br>3人、同時にため息。<br>「……コンビニ行くぞ」 「せめて同じ色買ってやる」 「お前だけ目立つのは見てられん」<br>「マジで！？神かよ！！」<br>「違うわ、被害拡大防止だよ」<br>数分後。<br>グレーのキャップを被った4人。<br>その中で一人だけ、赤がほんの少しだけはみ出している。<br>「なあ、それ脱げよ」 「二重帽子やめろ」 「信号機どころか交通量増えてるぞ」<br>「だってもったいねぇじゃん！！」<br>「だからって重ねるなよ！！」<br>笑いながら歩く4人。<br>タケルの赤は、最後まで目立っていた。<br>そして3人は思った。<br>（次からは、電話もするか）<br>そしてタケルは思った。<br>（それを先に言ってくれ）</p><p name="41419bc8-a553-4648-ad84-6b1aa65edc54" id="41419bc8-a553-4648-ad84-6b1aa65edc54">ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー</p><br/><a href='https://note.com/wise_human4622/n/na3f1d4cbb370'>続きをみる</a>]]></description>
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      <note:creatorName>おとぼけ3児のパパ  |  フォロバ100</note:creatorName>
      <pubDate>Sun, 12 Apr 2026 21:49:36 +0900</pubDate>
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      <title>短編小説「あと一歩の置き場所」</title>
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      <description><![CDATA[<p name="b2c77ff8-6b43-4063-85ad-ca9e26684b35" id="b2c77ff8-6b43-4063-85ad-ca9e26684b35">　合格発表の画面は、やけに明るかった。<br><br>　まぶしいくらい白いのに、<br><br>　俺の番号だけ、どこにもいない。<br><br>　何回もスクロールする。<br><br>　ゆっくり、もう一回。<br><br>　見落としてるだけかもしれないって、思いたいから。<br><br>　でも、ない。<br><br>　何回見ても、ない。<br><br>　「……そっか」<br><br>　口に出すと、あっけなかった。<br><br>　本当は、もっと悔しくて、<br><br>　泣いて、崩れると思ってた。<br><br>　なのに、出てきたのは、それだけだった。<br><br>　代わりに、胸の奥がじわっと重くなる。<br><br>　遅れてくるタイプのやつだ、これ。<br><br>　帰り道、何を考えてたか覚えてない。<br><br>　ただ、スマホを見ては消して、<br><br>　見ては消してを繰り返してた。<br><br>　報告、どうしよう。<br><br>「落ちた」<br><br>　打って、消す。<br><br>「ダメだった」<br><br>　それもしっくりこなくて消す。<br><br>　結局、<br><br>「落ちた」<br><br>　それだけ送った。<br><br>　すぐに既読がつく。<br><br>　その速さに、ちょっとだけ救われて、<br><br>　同時に、逃げられなくなった気もした。<br><br>『おつかれさま』<br><br>　それだけ返ってきた。<br><br>　責めるでもなく、<br><br>　励ますでもなく、ただそれだけ。<br><br>　だから余計に、<br><br>　ちゃんと受け止められてる気がして、しんどかった。<br><br>　家に帰ると、<br><br>　机の上に問題集がそのまま置いてあった。<br><br>　やり切ったページ。<br><br>　途中で止まったページ。<br><br>　付箋だらけのページ。<br><br>　どれも、“あと少し”の匂いがする。<br><br>「……似てるな」　<br><br>　思わず笑ってしまう。<br><br>　解けなかった問題と、今回の結果。<br><br>　どっちも、“あと一歩”で届かなかったやつだ。<br><br>　夜、布団に入る。<br><br>　眠れない。<br><br>　目を閉じると、試験会場が浮かんでくる。<br><br>　あの問題。<br><br>　あの選択肢。<br><br>　あのときの自分の手。<br><br>　「こっちだったかもしれない」<br><br>　が、何回も再生される。<br><br>　あと一問。<br><br>　あと五分。<br><br>　あと一歩。<br><br>　その“あと”が、やけに具体的で、やけに遠い。<br><br>　朝が来る。<br><br>　ちゃんと来る。<br><br>　何も変わってないのに、<br><br>　世界だけ普通に動いてるのが、ちょっと悔しい。<br><br>　スマホを見ると、<br><br>　母からもう一通来ていた。<br><br>『あと一歩って、前に進んでる人にしか出てこない言葉だよ』<br><br>　少しだけ、ぼーっとする。<br><br>　昨日までなら、<br><br>　たぶん、素直に受け取れなかった。<br><br>　でも今は、少しだけ引っかかる。<br><br>　机に座る。<br><br>　問題集を開く。<br><br>　昨日の続きじゃなくて、<br><br>　まだ手をつけてないページ。<br><br>　白いページ。<br><br>「……あと一歩、か」<br><br>　小さく言って、ペンを持つ。<br><br>　届かなかった一歩は、なくなったわけじゃない。<br><br>　ただ、置き場所を間違えてただけだ。<br><br>　最初の一問を解く。<br><br>　正解かどうかは、まだわからない。<br><br>　でも、昨日より少しだけ、手が動く。<br><br>　春は、もう来ている。<br><br>　気づかなかっただけで、ずっと来ていた。<br><br>　俺はまだ、<br><br>　“あと一歩の途中”にいる。</p><p name="97f6ce62-5829-47b4-96b4-df75cb6ca51b" id="97f6ce62-5829-47b4-96b4-df75cb6ca51b">ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー</p><br/><a href='https://note.com/wise_human4622/n/nb3fa2706a60d'>続きをみる</a>]]></description>
      <note:creatorImage>https://assets.st-note.com/production/uploads/images/220821267/profile_58be8f3cf1fbc169a1f033ecdb33c353.jpg?fit=bounds&amp;format=jpeg&amp;quality=85&amp;width=330</note:creatorImage>
      <note:creatorName>おとぼけ3児のパパ  |  フォロバ100</note:creatorName>
      <pubDate>Sat, 11 Apr 2026 22:01:17 +0900</pubDate>
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      <title>短編小説「路地裏の一膳」</title>
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      <description><![CDATA[<p name="a1039fc8-eb53-46a9-a350-d0aaa9157c2e" id="a1039fc8-eb53-46a9-a350-d0aaa9157c2e">細い路地は、まるで街の裏側に続く“余白”だった。<br>昼休みのサラリーマンたちは、みんな同じ川の流れみたいに、大通りへ吸い込まれていく。定食、ラーメン、牛丼。安心と引き換えに、驚きは置き去りにされる。<br>けれどその日、俺はほんの出来心で、その流れから一歩だけ外れた。<br>ネクタイをゆるめながら、ふと目に入ったのは、看板もない細い路地。 日陰が細長く伸びていて、まるで「こっちだ」と手招きしているみたいだった。<br>——まあ、ハズレでもいいか。<br>そんな軽さで、足を踏み入れた。<br>路地は思ったより奥が深く、昼なのに少しひんやりしている。 生活の音が近い。洗濯物、遠くのテレビ、誰かの笑い声。 都会のくせに、ちゃんと人が住んでいる匂いがした。<br>その奥に、小さな暖簾が揺れていた。<br>「昼、やってます」<br>それだけ書いてある。<br>店の名前も、こだわりも、SNS映えもない。 なのに、妙に腹の奥が反応した。<br>引き戸を開けると、カラン、と乾いた音。<br>「いらっしゃい」<br>カウンターだけの店で、客は俺ひとり。 白髪混じりの店主が、こちらを一度だけ見て、すぐに包丁へ視線を戻した。<br>メニューはない。<br>「……何、ありますか？」<br>「腹の具合は？」<br>予想外の質問に、一瞬詰まる。<br>「えっと……そんなに重くなくて、でも、ちゃんと食べた感じは欲しいです」<br>店主はうなずいて、何も言わずに調理を始めた。<br>音がいい。<br>トントン、と刻む音。 ジュッ、と油が弾く音。 コトコト、と何かが煮える音。<br>それだけで、なぜか安心した。<br>出てきたのは、湯気の立つ一膳。<br>白いご飯に、やさしい色の味噌汁。 焼き魚と、少しだけ添えられた野菜。<br>どこにでもありそうな、でも、どこにもない昼食だった。<br>ひと口食べる。<br>——ああ、これだ。<br>胃袋が、先に納得した。 そのあとで、心がゆっくり追いつく。<br>うまい、じゃなくて。 ちょうどいい、でもなくて。<br>「戻ってきた」みたいな味がした。<br>気づけば、箸が止まらない。 誰に見せるわけでもないのに、丁寧に食べている自分がいた。<br>食べ終わるころには、体のどこかにあったざらつきが、きれいに消えていた。<br>会計を済ませて、店を出る。<br>路地の外は、相変わらずの昼。 人の流れも、音も、何も変わっていない。<br>けれど、ほんの少しだけ、自分の中の重さが違っていた。<br>また来よう、と思った。<br>でも、次に来たとき、この店があるかはわからない。<br>だからたぶん、これは“場所”じゃない。<br>細い路地に入る、あの一歩。 あれがきっと、今日の昼飯だったんだと思う。</p><p name="fc812b2b-e1a8-4c8c-9843-41d0fcd2accd" id="fc812b2b-e1a8-4c8c-9843-41d0fcd2accd">ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー</p><br/><a href='https://note.com/wise_human4622/n/ndf81270c2f0c'>続きをみる</a>]]></description>
      <note:creatorImage>https://assets.st-note.com/production/uploads/images/220821267/profile_58be8f3cf1fbc169a1f033ecdb33c353.jpg?fit=bounds&amp;format=jpeg&amp;quality=85&amp;width=330</note:creatorImage>
      <note:creatorName>おとぼけ3児のパパ  |  フォロバ100</note:creatorName>
      <pubDate>Fri, 10 Apr 2026 21:37:20 +0900</pubDate>
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    </item>
    <item>
      <title>短編小説「ポケットの200円」</title>
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      <description><![CDATA[<p name="bf62aa0a-20ee-4441-a88c-127fbe82d794" id="bf62aa0a-20ee-4441-a88c-127fbe82d794">ポケットの中で、200円がやけに重い。<br>たった200円。<br>されど200円。<br>この銀色と銅色の混合部隊で、俺は今日、世界と戦う。<br>自動ドアなんてない、手で引くタイプのガラス戸を開けると、カラン、と音が鳴る。あれはたぶん、侵入者検知の鐘だ。店のおばちゃんが、ちらっとこちらを見る。<br>見られた。もう後戻りはできない。<br>棚はすべて敵陣だ。<br>色とりどりのパッケージが、無言で誘惑してくる。<br>「うまい棒」――安定の量産兵。<br>「ヤングドーナツ」――腹を満たす重装兵。<br>「コーラグミ」――一瞬の快楽をくれる遊撃隊。<br>手に取っては戻し、戻してはまた手に取る。<br>200円という制限が、すべての選択に意味を持たせる。<br>ここで10円を軽く扱えば、後半で泣く。<br>20円の差が、天国と地獄を分ける。<br>「これ買ったら、あれ買えないな…」<br>声に出すと負けな気がして、心の中でつぶやく。<br>計算はもう、算数じゃない。戦略だ。<br>――残り、130円。<br>ここで攻めるか、守るか。<br>俺は悩んだ末、あえて“夢”を取る。<br>30円のくじ付きチョコ。<br>当たれば、倍。<br>外れれば、ただのチョコ。<br>震える手でレジに持っていく。<br>おばちゃんが無言で引き出しからくじを差し出す。<br>引く。<br>めくる。<br>「はずれ」<br>世界は、こんなにも静かに終わる。<br>だがいい。これは想定内だ。<br>戦いに敗北はつきものだ。<br>残り、100円。<br>ここからは堅実にいく。<br>うまい棒を数本、ラムネをひとつ、最後に10円のガムを添える。<br>レジに並べたそれは、まるで小さな戦果報告みたいだった。<br>「ちょうど200円ね」<br>おばちゃんの一言で、すべてが確定する。<br>ポケットは軽くなったのに、なぜか胸はいっぱいだった。<br>店を出ると、さっきのカランが、今度は勝利の鐘に聞こえた。<br>ガムをひとつ口に入れる。<br>甘さがじわっと広がる。<br>たぶん大人になったら、200円なんて気にも留めなくなる。<br>でも今日のこの戦いは、きっと忘れない。<br>200円で、世界と戦えた日。<br>俺の中では、あれがいちばん贅沢だった。</p><p name="3b16d9a8-9903-44bc-80ee-2bc8293b63ee" id="3b16d9a8-9903-44bc-80ee-2bc8293b63ee">ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー</p><br/><a href='https://note.com/wise_human4622/n/n3151384b8f92'>続きをみる</a>]]></description>
      <note:creatorImage>https://assets.st-note.com/production/uploads/images/220821267/profile_58be8f3cf1fbc169a1f033ecdb33c353.jpg?fit=bounds&amp;format=jpeg&amp;quality=85&amp;width=330</note:creatorImage>
      <note:creatorName>おとぼけ3児のパパ  |  フォロバ100</note:creatorName>
      <pubDate>Wed, 08 Apr 2026 22:35:06 +0900</pubDate>
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    <item>
      <title>短編小説「電波の届かない場所で」</title>
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      <description><![CDATA[<p name="9a83b34a-6052-4b67-a897-565625461952" id="9a83b34a-6052-4b67-a897-565625461952">駅のホームで、スマホの電波が一本も立たない。<br>「圏外かよ…」<br>思わずつぶやくと、隣にいた見知らぬ人が、小さく笑った。<br>「最近、圏外って逆にレアですよね」<br>たしかに。どこにいても誰かと“繋がってる”のが当たり前の時代だ。<br>でも、こうしてふと切れると、世界から少しだけ置いていかれた気がする。<br>通知も来ない。既読もつかない。<br>誰にも急かされない代わりに、誰からも求められてないみたいで。<br>ポケットにしまったスマホが、やけに軽く感じた。<br>電車が遅れているらしく、ホームに人が溜まっていく。<br>でも不思議と、誰もイライラしていない。<br>みんな、自分の画面じゃなくて、前を見ているからだ。<br>目が合う。<br>逸らす。<br>また、少しだけ見る。<br>そんな小さなやり取りが、あちこちで起きている。<br>「ねえ」<br>さっきの人が、また話しかけてきた。<br>「こういうの、ちょっとだけ昔みたいでいいですよね」<br>昔、っていつだろう。<br>スマホがなかった頃？<br>それとも、まだ誰とも“ちゃんと”繋がれてた頃？<br>「…たしかに」<br>うまく言葉にできないまま、頷いた。<br>やがて、遠くでアナウンスが流れる。<br>電車が来るらしい。<br>同時に、ポケットの中のスマホが震えた。<br>圏外、解除。<br>一気に流れ込んでくる通知。<br>仕事の連絡、友達からのメッセージ、どうでもいいニュース。<br>現実が、急に“賑やか”になる。<br>ふと、隣を見る。<br>さっきの人は、もういなかった。<br>電車に乗り込む。<br>さっきまで同じ場所にいたはずの人たちが、今はみんなそれぞれの画面に戻っている。<br>さっき交わした視線も、言葉も、<br>まるで一瞬だけ開いた“別の回線”みたいに、もう繋がらない。<br>スマホを見る。<br>未読が、いくつも並んでいる。<br>でも、なぜか今、いちばん気になっているのは——<br>名前も知らない、あの人のことだった。<br>圏外だった数分間。<br>たしかに誰とも繋がっていなかったはずなのに、<br>あのときだけ、少しだけ、世界と繋がっていた気がする。<br>不安定で、すぐ切れてしまう回線。<br>でも、たまにはそれくらいが、ちょうどいいのかもしれない。</p><p name="6a0d3c48-dc10-4a97-be3e-52c9dc5175d6" id="6a0d3c48-dc10-4a97-be3e-52c9dc5175d6">ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー</p><br/><a href='https://note.com/wise_human4622/n/nfeb115cb40b3'>続きをみる</a>]]></description>
      <note:creatorImage>https://assets.st-note.com/production/uploads/images/220821267/profile_58be8f3cf1fbc169a1f033ecdb33c353.jpg?fit=bounds&amp;format=jpeg&amp;quality=85&amp;width=330</note:creatorImage>
      <note:creatorName>おとぼけ3児のパパ  |  フォロバ100</note:creatorName>
      <pubDate>Tue, 07 Apr 2026 20:36:23 +0900</pubDate>
      <link>https://note.com/wise_human4622/n/nfeb115cb40b3</link>
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      <title>短編小説「それ、どの世界線の話？」</title>
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      <description><![CDATA[<p name="4c3dbc66-162a-40bb-8f55-1dc2349af053" id="4c3dbc66-162a-40bb-8f55-1dc2349af053">「なあ、昨日ついに“覚醒”した」</p><p name="c80db742-d7ef-47c1-9374-3552fca7078a" id="c80db742-d7ef-47c1-9374-3552fca7078a">「高校生でそれ言うと一気に痛みが増すからやめろ」</p><br/><a href='https://note.com/wise_human4622/n/nb36f92a2c95d'>続きをみる</a>]]></description>
      <note:creatorImage>https://assets.st-note.com/production/uploads/images/220821267/profile_58be8f3cf1fbc169a1f033ecdb33c353.jpg?fit=bounds&amp;format=jpeg&amp;quality=85&amp;width=330</note:creatorImage>
      <note:creatorName>おとぼけ3児のパパ  |  フォロバ100</note:creatorName>
      <pubDate>Mon, 06 Apr 2026 20:21:23 +0900</pubDate>
      <link>https://note.com/wise_human4622/n/nb36f92a2c95d</link>
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    <item>
      <title>短編小説「静かな家」</title>
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      <description><![CDATA[<p name="14bc9e40-ac77-4097-a2c7-24cd0126db67" id="14bc9e40-ac77-4097-a2c7-24cd0126db67">夜のリビングに、音の抜け殻だけが残っている。<br>テレビはついている。 ニュースキャスターは、いつも通りの顔で何かを伝えている。 けれど、その言葉は、どこにも引っかからずに流れていく。<br>ソファの端に、ママが座っている。<br>手には、たたみかけの洗濯物。 その中に、一枚だけ混じっている。 もう、この家では着る人のいないTシャツ。<br>指先が、ほんの少しだけ止まる。<br>「これ、置いとく？」<br>誰に聞くでもなく、つぶやく。<br>パパは、少し離れたダイニングで、コップの水を飲んでいる。 その声に気づいたのか、気づいていないのか、 わからないくらいの間をおいてから、<br>「…置いとけばいいんじゃないか」<br>とだけ、返す。<br>それ以上は、続かない。<br>　<br>昼間。<br>キッチンに立ちながら、ママはいつものように、 三人分の味噌汁を作ろうとして、 ふと手を止める。<br>鍋の中の具材を見つめて、 ひとつ、そっと戻す。<br>「…二人で、いいんだよね」<br>小さく言って、 少しだけ、笑う。<br>　<br>食卓。<br>「いただきます」と言う声は、ふたつ。<br>その“ふたつ”が、こんなにも頼りないものだとは、 思っていなかった。<br>向かいに座るパパも、 どこか、箸の動きがゆっくりだ。<br>　<br>「今日、電話あった？」<br>ママが聞く。<br>「いや、ない」<br>「そっか」<br>それだけで、会話は終わる。<br>　<br>思い出すのは、 どうでもいいことばかりだ。<br>「今日の弁当なに？」 と、毎朝同じことを聞いてきた声。<br>「腹減ったー」と言いながら、 冷蔵庫を勝手にあさっていた背中。<br>「うるさいなあ」と言いながら、 ちゃんと全部食べてくれていた夜。<br>　<br>どれも、あのときは“いつも”で、 気にも留めていなかったのに。<br>今は、ひとつ残らず、 丁寧に胸に刺さる。<br>　<br>夜。<br>洗濯物を片付け終えたママは、 ふらりと、あの子の部屋の前に立つ。<br>ドアに手をかけて、 一度だけ、呼吸を整える。<br>開ける理由なんて、ない。<br>でも、開けない理由も、ない。<br>　<br>部屋の中は、あの日のままだ。<br>机の上に置かれたペン。 読みかけの漫画。 少しだけ乱れたままのベッド。<br>　<br>「ちゃんと片付けていけばよかったのに」<br>そう言ってみる。<br>返事は、ない。<br>　<br>けれど、少しだけ、 声が残っている気がする。<br>ここにいた、あの時間の輪郭が、 まだ、かすかに揺れている。<br>　<br>ベッドの端に腰を下ろして、 ママは、そっとシーツを撫でる。<br>　<br>小さかったあの子が、 熱を出して、このベッドで寝ていた夜。<br>何度も何度も、額に手を当てて、 「大丈夫、大丈夫」って、 自分に言い聞かせるように、つぶやいていた。<br>　<br>あのときは、 この手を離す日が来るなんて、 想像もしなかった。<br>　<br>「行っちゃったね」<br>今度は、ちゃんと声に出す。<br>　<br>寂しさは、じんわりと広がる。<br>でもその奥に、 確かにある。<br>あの子が、自分の足で歩き始めたという、 小さくて、確かな誇りが。<br>　<br>リビングに戻ると、 パパがテレビをぼんやり見ている。<br>ママは、何も言わずに、 その隣に座る。<br>少しだけ、肩が触れる。<br>　<br>それだけで、 今日一日の静けさが、 ほんの少しだけ、やわらぐ。<br>　<br>「…ちゃんとやってるかな」<br>ママが言う。<br>　<br>パパは、少し考えてから、<br>「やってるだろ」<br>と答える。<br>　<br>その一言が、 不思議と、ちゃんとした答えに聞こえる。<br>　<br>ママは、小さくうなずいて、 テーブルの上のコップに手を伸ばす。<br>　<br>「…たまには、帰ってきてほしいね」<br>　<br>その言葉は、 部屋の中に、やさしく沈んでいった。</p><p name="85f9af53-a138-4387-b6f5-a6d0a222bdfc" id="85f9af53-a138-4387-b6f5-a6d0a222bdfc">ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー</p><br/><a href='https://note.com/wise_human4622/n/n00bfc38bd71d'>続きをみる</a>]]></description>
      <note:creatorImage>https://assets.st-note.com/production/uploads/images/220821267/profile_58be8f3cf1fbc169a1f033ecdb33c353.jpg?fit=bounds&amp;format=jpeg&amp;quality=85&amp;width=330</note:creatorImage>
      <note:creatorName>おとぼけ3児のパパ  |  フォロバ100</note:creatorName>
      <pubDate>Sun, 05 Apr 2026 21:14:52 +0900</pubDate>
      <link>https://note.com/wise_human4622/n/n00bfc38bd71d</link>
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    <item>
      <title>短編小説「人生で大切なもの」</title>
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      <description><![CDATA[<p name="7111da28-4bf6-4352-a6d8-0037cc006406" id="7111da28-4bf6-4352-a6d8-0037cc006406">「はい、じゃあ問題です」<br>黒板にドン。<br>『人生で大切なものを三つ答えよ』<br>「テスト出ますか？」<br>「出ません」<br>「じゃあ帰っていいですか？」<br>「出ないからこそやるんだよ」<br>「ブラック企業の理屈！」<br>「はい佐藤」<br>「金、時間、Wi-Fiです」<br>「出たな現代三種の神器」<br>「いやWi-Fi切れた瞬間、家ただの箱ですよ？」<br>「家族との会話とかあるだろ！」<br>「読み込み中になります」<br>「人間関係を回線扱いすな！」<br>「先生だって職員室のWi-Fi遅いとイライラしてましたよね？」<br>「なんで知ってんだよ！」<br>「顔が“バッファ中”でした」<br>「表情で通信状況表すな！」<br>「はい田中」<br>「親、友達、“なんかイケる気がする感”です」<br>「最後ふわっとしてんな！」<br>「これないと月曜来れません」<br>「それはもう防御バフだな」<br>「切れたら即ログアウトです」<br>「学校をゲームにするな！」<br>「はい山本」<br>「スマホ、充電器、Wi-Fiです」<br>「Wi-Fi被せてきた！」<br>「さっきの佐藤の聞いて、やっぱ要るなって」<br>「流されるな自分を持て！」<br>「でも充電100%でWi-Fiなしって、ただの文鎮ですよ？」<br>「スマホの話してるよな今！？」<br>後ろから声。<br>「先生は？」<br>「え？」<br>「先生の“人生で大切なもの”」<br>先生、少し考える。<br>「…“ちゃんと答えようとする人”かな」<br>「急にいい話風！」<br>「いや流れ来てただろ！」<br>「Wi-Fiのあとにそれ乗れないです！」<br>「情緒が圏外なんだよこのクラス！」<br>佐藤がすぐ手を挙げる。<br>「じゃあWi-Fiも正解ですか？」<br>「不正解です」<br>「即圏外！？」<br>「それはインフラだ」<br>「じゃあ“Wi-Fiある環境”で！」<br>「言い換えただけだろ！」<br>山本がボソッと。<br>「でも先生、さっき“人が大事”って」<br>「言ったな」<br>「Wi-Fiないと人とも繋がれないですよ」<br>教室、ちょっとだけ静か。<br>先生、少しだけ詰まる。<br>「…それは、まあ」<br>佐藤が畳みかける。<br>「ほら！Wi-Fi大事！」<br>「違う！順番がある！」<br>「電波→人です！」<br>「人→電波だ！」<br>「いや今の時代、ほぼ同時押しです！」<br>「ゲームの操作感で語るな！」<br>チャイムが鳴る。<br>キーンコーンカーンコーン。<br>田中がつぶやく。<br>「結局、正解なんなんですか」<br>先生、ドアに向かいながら言う。<br>「“ちゃんと迷ったやつ”が正解」<br>佐藤、即ツッコミ。<br>「Wi-Fiでめちゃくちゃ迷いましたけど！」<br>「お前は迷い方が軽い！」<br>「電波は軽いです！」<br>「うまくまとめるな！」</p><p name="28ccf062-0bb1-481e-9700-088809442fdf" id="28ccf062-0bb1-481e-9700-088809442fdf">ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー</p><br/><a href='https://note.com/wise_human4622/n/n6ac5a5fcc2c0'>続きをみる</a>]]></description>
      <note:creatorImage>https://assets.st-note.com/production/uploads/images/220821267/profile_58be8f3cf1fbc169a1f033ecdb33c353.jpg?fit=bounds&amp;format=jpeg&amp;quality=85&amp;width=330</note:creatorImage>
      <note:creatorName>おとぼけ3児のパパ  |  フォロバ100</note:creatorName>
      <pubDate>Sat, 04 Apr 2026 21:21:39 +0900</pubDate>
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      <title>短編小説「まだ間に合う？」</title>
      <media:thumbnail>https://assets.st-note.com/production/uploads/images/264516758/rectangle_large_type_2_66314f040e0282c3ff99f3616d7b829a.jpeg?width=800</media:thumbnail>
      <description><![CDATA[<p name="34b6f429-b6aa-464e-9a64-615d8a45f8f8" id="34b6f429-b6aa-464e-9a64-615d8a45f8f8">「あと5分あるから大丈夫」</p><p name="8bdcf7a5-33ed-4df5-9347-2d389bc91dc1" id="8bdcf7a5-33ed-4df5-9347-2d389bc91dc1">朝の私は、未来の自分にとんでもない無茶振りをするタイプだ。</p><br/><a href='https://note.com/wise_human4622/n/nc6730f3119a4'>続きをみる</a>]]></description>
      <note:creatorImage>https://assets.st-note.com/production/uploads/images/220821267/profile_58be8f3cf1fbc169a1f033ecdb33c353.jpg?fit=bounds&amp;format=jpeg&amp;quality=85&amp;width=330</note:creatorImage>
      <note:creatorName>おとぼけ3児のパパ  |  フォロバ100</note:creatorName>
      <pubDate>Fri, 03 Apr 2026 20:57:53 +0900</pubDate>
      <link>https://note.com/wise_human4622/n/nc6730f3119a4</link>
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    <item>
      <title>短編小説「不器用の免罪符」</title>
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      <description><![CDATA[<p name="b0a9c1d3-c233-464f-9296-376db4196dd6" id="b0a9c1d3-c233-464f-9296-376db4196dd6">「すみません、自分、不器用なんで」<br><br>まただ。<br><br>コピー機の前で紙を詰まらせたまま、後輩の佐藤は頭をかいている。<br><br>まるで“しょうがないでしょ？”という顔だ。<br><br>「いや、詰まった紙くらい取ろうか」<br><br>「いやぁ、こういうの苦手で。自分、不器用なんで」<br><br>便利な言葉だなと思う。<br><br>“できません”でもなく、“やりません”でもない。<br><br>でも、結果としては何もしていない。<br><br>昼休み。<br><br>「すみません、自分、不器用なんで」<br><br>今度は電話対応を後ろに回してきた。<br><br>受話器を持つ前から負けている顔をしている。<br><br>「最初はみんなそうだよ」<br><br>「いやほんと、パニックになるんで」<br><br>たしかに、不器用な人はいる。<br><br>でも、不器用って、そんなに最初から完成形だったっけ。<br><br>俺は、コーヒーを一口飲んで言った。<br><br>「じゃあさ」<br><br>「はい？」<br><br>「器用になる練習、してみる？」<br><br>佐藤は一瞬、きょとんとした顔をしたあと、少しだけ笑った。<br><br>「いやぁ…自分、不器用なんで」<br><br>そのとき、気づいた。<br><br>ああ、この子、<br><br>“不器用”なんじゃない。<br><br>“やらないこと”に、名前をつけてるんだ。<br><br>翌日。<br><br>コピー機の前で、また紙が詰まっていた。<br><br>でも今日は違った。<br><br>佐藤が、説明書を開いて、眉をひそめながら紙を引っ張っている。<br><br>「お、やってるじゃん」<br><br>声をかけると、少し照れくさそうに言った。<br><br>「いや…まあ…その…」<br><br>ほんの一瞬、言葉を探してから、<br><br>「…ちょっとだけ、器用になってみようかなって」<br><br>その顔は、不器用だった。<br><br>でも昨日より、少しだけ前に進んでいた。<br><br>不器用って、逃げるための言葉にもなるけど、<br><br>進むためのスタートラインにも、なるらしい。</p><p name="13f1ce3b-71d5-4907-b1c5-542713260503" id="13f1ce3b-71d5-4907-b1c5-542713260503">ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー</p><br/><a href='https://note.com/wise_human4622/n/n3c993994be38'>続きをみる</a>]]></description>
      <note:creatorImage>https://assets.st-note.com/production/uploads/images/220821267/profile_58be8f3cf1fbc169a1f033ecdb33c353.jpg?fit=bounds&amp;format=jpeg&amp;quality=85&amp;width=330</note:creatorImage>
      <note:creatorName>おとぼけ3児のパパ  |  フォロバ100</note:creatorName>
      <pubDate>Thu, 02 Apr 2026 21:04:26 +0900</pubDate>
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    <item>
      <title>短編小説「振り向かないでください」</title>
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      <description><![CDATA[<p name="9c6a8523-35a7-40d9-9d36-88dc695edda1" id="9c6a8523-35a7-40d9-9d36-88dc695edda1">「ひとつだけ、言うことを聞いてください」<br>最初のメッセージは、それだけだった。<br>差出人不明。<br>届いたのは、午前二時三分七秒。<br>妙に細かい時刻だと思った。<br>それだけが、引っかかった。<br>既読はつけなかった。<br>代わりに、スクリーンショットを残した。<br>翌朝。<br>冷蔵庫の牛乳の位置が、左右逆になっていた。<br>家族に聞いても、誰も知らないという。<br>些細なことだ。気のせいかもしれない。<br>だが、昨夜のメッセージと、どこかで繋がっている気がした。<br>スクリーンショットを見返す。<br>やはり、時刻は二時三分七秒。<br>秒まで表示されている。<br>普段の通知には、秒は出ない。<br>その夜。<br>また、同じ時刻に届いた。<br>「ひとつだけ、言うことを聞いてください」<br>同じ文面。<br>同じ、二時三分七秒。<br>今度は既読をつけた。<br>その瞬間、メッセージが消えた。<br>通信エラーではない。<br>履歴ごと、なかったことになっている。<br>記録が、改ざんされている。<br>三通目も、同じ時刻に届いた。<br>画面を見つめたまま、待つ。<br>――七秒後。<br>文章が、増えた。<br>「振り向かないでください」<br>背後には、寝室のドア。<br>閉まっている。鍵もかかっている。<br>いるはずがない。<br>それでも、背中に視線を感じる。<br>じっとりとした、重たい気配。<br>振り向かなければいい。<br>ただ、それだけだ。<br>そう思ったとき、<br>スマホの画面の隅に、自分の顔が映っていることに気づいた。<br>インカメラが起動している。<br>だが、おかしい。<br>その背後に、<br>“何か”が映っている。<br>振り向いていない。<br>それなのに、背後だけが記録されている。<br>カメラではない。<br>これは――<br>“すでに起きた映像”だ。<br>次の瞬間、画面が更新された。<br>「言いましたよね」<br>続けて、<br>「ひとつだけ、言うことを聞いてください」<br>そして最後に、<br>「あなたは、次になります」<br>――耐えきれなかった。<br>ほんの少しだけ、視線を動かす。<br>振り向いた。<br>そこには、何もいなかった。<br>ただ、空気が、ひどく冷えていた。<br>翌朝。<br>テーブルの上に、見慣れないスマホが置かれていた。<br>ロックはかかっていない。<br>開くと、メッセージアプリが起動している。<br>最新の受信。<br>「ひとつだけ、言うことを聞いてください」<br>時刻は、午前二時三分七秒。<br>履歴を開く。<br>同じ一文が、何度も並んでいる。<br>送り主は、すべてバラバラだ。<br>だが、最後の一件だけ違っていた。<br>送信者の名前が――“自分”になっている。<br>そこで、理解した。<br>あのメッセージは、警告だった。<br>“振り向くな”という、たったひとつの条件。<br>そして、<br>それを破った者が――<br>次の送り手になる。<br>画面の下に、未送信のメッセージが残っている。<br>『振り向かなければ、まだ間に合う』<br>指が、勝手に動く。<br>止めようとしても、止まらない。<br>入力欄に、あの一文が打ち込まれていく。<br>「ひとつだけ、言うことを聞いてください」<br>送信先は、知らない番号。<br>けれど、確信している。<br>これは、“次の誰か”に届く。<br>送信。<br>その瞬間、<br>背後にあった気配が、ふっと消えた。<br>まるで、役目を終えたかのように。<br>数秒後。<br>日常の音が戻る。<br>家族の声。<br>テレビの音。<br>いつもの朝。<br>ただ一つだけ、違っていた。<br>自分のスマホに、新着メッセージが届く。<br>「ひとつだけ、言うことを聞いてください」<br>差出人の名前は――<br>“少しだけ違う、自分の名前”だった。</p><p name="34ad433a-d200-4ef6-9aa8-bc0b3cf99e77" id="34ad433a-d200-4ef6-9aa8-bc0b3cf99e77">ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー</p><br/><a href='https://note.com/wise_human4622/n/n01b1f7d66750'>続きをみる</a>]]></description>
      <note:creatorImage>https://assets.st-note.com/production/uploads/images/220821267/profile_58be8f3cf1fbc169a1f033ecdb33c353.jpg?fit=bounds&amp;format=jpeg&amp;quality=85&amp;width=330</note:creatorImage>
      <note:creatorName>おとぼけ3児のパパ  |  フォロバ100</note:creatorName>
      <pubDate>Wed, 01 Apr 2026 20:29:54 +0900</pubDate>
      <link>https://note.com/wise_human4622/n/n01b1f7d66750</link>
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    <item>
      <title>短編小説「スキが、キライに変わる0.3秒前」</title>
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      <description><![CDATA[<p name="febaba60-4482-4504-b0cc-eaa0980ceedc" id="febaba60-4482-4504-b0cc-eaa0980ceedc">「だいすきー！」<br>ぎゅうっと抱きついてくるその勢いに、今日も心がほどける。<br>柔らかい腕、小さな体温。<br>この瞬間のために生きてるんじゃないかって、本気で思う。<br>なのに。<br>「やだ！ママ（パパ）きらい！！」<br>その0.3秒後には、まるでスイッチみたいに言葉がひっくり返る。<br>さっきまでの「だいすき」は、どこいったの。<br>落とした？ポケットからこぼれた？それとも、最初から幻？<br>床に寝転がって、バタバタして、泣いて、叫んで。<br>理由はたぶん、さっきの「もうお菓子おしまい」で十分なんだろうけど。<br>こっちはね、<br>「そんなことで？」って思っちゃう自分と、<br>「いや、本人には世界の終わりだよな」って思う自分が、頭の中で小競り合いしてる。<br>さっきまであんなに愛しかったのに。<br>今はちょっとだけ、ほんのちょっとだけ、<br>「めんどくさいな」って思ってしまう。<br>ああ、この瞬間だ。<br>スキが、ほんの少しだけ、キライに触れる瞬間。<br>でも不思議なもので。<br>泣き疲れて、鼻をすすりながら、<br>また近づいてきて、そっと腕に触れてくる。<br>「……ごめんね」<br>その一言で、全部がひっくり返る。<br>あれ？さっきのイライラ、どこいった？<br>さっきまでのキライは、<br>たぶん、風みたいなものだったんだろう。<br>通り過ぎたら、なにも残らない。<br>結局、残るのは。<br>何度ひっくり返されても、しぶとく居座る<br>この「スキ」だけ。<br>子育てって、<br>「だいすき」と「ちょっときらい」が、隣同士に住んでる。<br>でも、その部屋の家賃を払ってるのは、たぶんずっと「だいすき」のほうだ。</p><p name="22d409a2-4f14-4bb1-b173-1f36abde1ea0" id="22d409a2-4f14-4bb1-b173-1f36abde1ea0">ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー</p><br/><a href='https://note.com/wise_human4622/n/n4d38136b3303'>続きをみる</a>]]></description>
      <note:creatorImage>https://assets.st-note.com/production/uploads/images/220821267/profile_58be8f3cf1fbc169a1f033ecdb33c353.jpg?fit=bounds&amp;format=jpeg&amp;quality=85&amp;width=330</note:creatorImage>
      <note:creatorName>おとぼけ3児のパパ  |  フォロバ100</note:creatorName>
      <pubDate>Tue, 31 Mar 2026 20:07:27 +0900</pubDate>
      <link>https://note.com/wise_human4622/n/n4d38136b3303</link>
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      <title>短編小説「さくら」</title>
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      <description><![CDATA[<p name="98087a21-13dd-4a63-8df0-216b72ffdd1c" id="98087a21-13dd-4a63-8df0-216b72ffdd1c">最初は、数字だった。<br>フォロワーを増やすために、「さくら」を雇った。<br>コメントも、いいねも、最初から用意された拍手。<br>まるで無人の劇場にスピーカーだけ置いて、歓声を流しているみたいだった。<br>「いいですね！」<br>「共感しました！」<br>「泣きました！」<br>全部、台本どおりの声。<br>でも、不思議なことに——<br>その声に、救われてしまった。<br>誰にも読まれていないはずの文章が、<br>「誰かに届いている気」がする。<br>その“気”は、だんだん“確信”のふりをし始める。<br>ある日、ひとつだけ、違うコメントが混ざった。<br>「この一文、なんか痛かったです。自分のことみたいで」<br>そのアカウントは、依頼リストにない名前だった。<br>間違いかと思った。<br>それとも、さくらの進化系？<br>よりリアルに見せるための、新しい仕様？<br>返信しようとして、手が止まる。<br>もしこれが本物だったら。<br>もしこれが、初めての“誰か”だったら。<br>画面の向こうに、急に温度が生まれる。<br>「ありがとうございます」<br>たったそれだけの言葉を、<br>やけに丁寧に打った。<br>それから、変わった。<br>さくらのコメントの中に、<br>ぽつり、ぽつりと、違う声が混ざるようになった。<br>感想は雑だったり、短かったり、時々的外れだったり。<br>でも、妙に引っかかる。<br>ああ、これが“人”か。<br>気づけば、さくらの比率を減らしていた。<br>最初は怖かった。<br>静かになるのが。<br>でも、静けさの中に残る声は、<br>前よりずっと重たかった。<br>ある日、契約を切った。<br>すべてのさくらを、消した。<br>タイムラインは、しん、とした。<br>拍手のないステージ。<br>それでも投稿ボタンを押す。<br>しばらくして、ひとつ、通知が鳴る。<br>「今日の話、ちょっと笑いました」<br>それだけ。<br>でも、胸の奥で、何かがちゃんと鳴った。<br>拍手じゃない。<br>エコーでもない。<br>これは、ちゃんと届いた音だ。<br>——最初は偽物だった。<br>でも、気づけば、自分の言葉も、本物になっていた。</p><p name="9595a5e0-4e29-4db5-8ad1-615a986a3dda" id="9595a5e0-4e29-4db5-8ad1-615a986a3dda">ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー</p><br/><a href='https://note.com/wise_human4622/n/n17e6811a2182'>続きをみる</a>]]></description>
      <note:creatorImage>https://assets.st-note.com/production/uploads/images/220821267/profile_58be8f3cf1fbc169a1f033ecdb33c353.jpg?fit=bounds&amp;format=jpeg&amp;quality=85&amp;width=330</note:creatorImage>
      <note:creatorName>おとぼけ3児のパパ  |  フォロバ100</note:creatorName>
      <pubDate>Mon, 30 Mar 2026 20:58:20 +0900</pubDate>
      <link>https://note.com/wise_human4622/n/n17e6811a2182</link>
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    </item>
    <item>
      <title>短編小説「ご注文は？」</title>
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      <description><![CDATA[<p name="ef817a78-9cf2-48a4-abd6-0e0b57e3e9ac" id="ef817a78-9cf2-48a4-abd6-0e0b57e3e9ac">昼下がりのファミレス。<br><br>子ども連れと、仕事の合間の人たちでほどよく賑わっている。<br><br>その中で、ひときわ異質な静けさをまとった男がいた。<br><br>メニューを開かない。<br><br>水にも手をつけない。<br><br>ただ、目を閉じている。<br><br>やがて、ゆっくりと口を開いた。<br><br>「……我が舌に宿りし欲望よ、今こそ形となれ。<br>炎に焼かれし肉、滴る脂、黒き甘露の調べ……」<br><br>店員さんの笑顔が、ほんの少し固まる。<br><br>「えっと……ハンバーグ、ですか？」<br><br>男は目を開け、わずかに口元をゆるめる。<br><br>「ほう……その程度の詠唱で、我が望みを読み解くとは」<br><br>「ソースはデミグラスでよろしいですか？」<br><br>「深淵の色をした、濃厚なるそれを」<br><br>「はい、デミグラスですね」　<br><br>翻訳が早い。<br><br>その一部始終を、僕はドリンクバーのグラスを持ったまま見ていた。<br><br>なんだろう、この敗北感。<br><br>普通に注文することが、急に“雑”に思えてくる。<br><br>「ご一緒にご注文は？」<br><br>不意に話を振られて、心臓が一拍遅れる。<br><br>やるのか、やらないのか。<br><br>ここで日常に戻るのか、それとも、この世界に踏み込むのか。<br><br>ほんの一瞬の逡巡のあと、僕は目を閉じた。<br><br>「……我が渇きを癒やす、無色透明なる命の雫を」<br><br>「お水ですね」<br><br>一刀両断だった。<br><br>隣のテーブルの小学生が、ひそひそと母親に聞く。<br><br>「ねえママ、あの人たちゲームしてるの？」<br><br>「見ちゃダメよ。ああいうの、大人の遊びだから」<br><br>違う。<br><br>これは、ただの昼ごはんだ。<br><br>やがて、料理が運ばれてくる。<br><br>「お待たせしました。デミグラスハンバーグです」<br><br>男はわずかにうなずき、ナイフとフォークを手に取る。<br><br>まるで儀式の始まりみたいに、静かに。<br><br>空気が少しだけ張り詰める。<br><br>そして、彼は唱えた。<br><br>「——糧よ、我が血肉となりて、明日を紡ぐ力となれ。<br>その旨味、我が魂に刻まれよ」<br><br>ひとくち。<br><br>咀嚼。<br><br>……そして。<br><br>「うまっ！」<br><br>その言葉だけが、やけに本物だった。<br>ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー</p><p name="1d905301-b709-4136-b7ac-9a04a30c1eab" id="1d905301-b709-4136-b7ac-9a04a30c1eab">最後までお読みいただき、ありがとうございました。</p><br/><a href='https://note.com/wise_human4622/n/n8138f6c845dc'>続きをみる</a>]]></description>
      <note:creatorImage>https://assets.st-note.com/production/uploads/images/220821267/profile_58be8f3cf1fbc169a1f033ecdb33c353.jpg?fit=bounds&amp;format=jpeg&amp;quality=85&amp;width=330</note:creatorImage>
      <note:creatorName>おとぼけ3児のパパ  |  フォロバ100</note:creatorName>
      <pubDate>Sun, 29 Mar 2026 21:48:08 +0900</pubDate>
      <link>https://note.com/wise_human4622/n/n8138f6c845dc</link>
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    <item>
      <title>短編小説「背伸び」</title>
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      <description><![CDATA[<p name="a7ad5dc2-4154-4b0b-949d-55098264c0df" id="a7ad5dc2-4154-4b0b-949d-55098264c0df">せっかくの休みだし、どこか特別な場所に連れて行こうと思った。<br><br>大きな遊具があって、映える写真も撮れて、<br><br>「楽しかったね！」って言えるような、ちゃんとした一日。<br><br>でも、渋滞に少しイライラして、<br><br>人の多さにちょっと疲れて、<br><br>子どもも思ったよりはしゃがなくて。<br><br>「こんなもんか」って、心のどこかで思ってしまった。<br><br>帰り道、車の中で子どもがぽつりと言った。<br><br>「ねぇ、いつものこうえん、いきたい」<br><br>少し拍子抜けして、ちょっと笑った。<br><br>あんなに頑張って“特別”を用意したのに、<br><br>結局そこなんだ、って。<br><br>次の日、何も考えずにいつもの公園へ行った。<br><br>見慣れたブランコ。<br><br>ちょっと錆びたすべり台。<br><br>名前も知らない、でも毎回会うあの子。<br><br>「パパみてー！」って、同じ遊具で、同じように笑う。<br><br>でも、その笑い方が一番楽しそうで。<br><br>ベンチに座って見ていると、風も、音も、全部ちょうどいい。<br><br>無理してない空気って、こんなにも軽いんだなと思う。<br><br>気づけば、自分も一緒に笑っていた。<br><br>特別な場所じゃなくていい。<br><br>遠くに行かなくてもいい。<br><br>ちゃんと笑える場所は、もう知ってる。<br><br>背伸びして探しに行かなくても、<br><br>しっくりくる幸せは、いつもの公園にちゃんとあった。<br><br>ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー</p><p name="9072d5ea-003f-41dd-bb85-ffd3652a0bb2" id="9072d5ea-003f-41dd-bb85-ffd3652a0bb2">最後までお読みいただき、ありがとうございました。</p><br/><a href='https://note.com/wise_human4622/n/ne34f55e70573'>続きをみる</a>]]></description>
      <note:creatorImage>https://assets.st-note.com/production/uploads/images/220821267/profile_58be8f3cf1fbc169a1f033ecdb33c353.jpg?fit=bounds&amp;format=jpeg&amp;quality=85&amp;width=330</note:creatorImage>
      <note:creatorName>おとぼけ3児のパパ  |  フォロバ100</note:creatorName>
      <pubDate>Sat, 28 Mar 2026 22:30:04 +0900</pubDate>
      <link>https://note.com/wise_human4622/n/ne34f55e70573</link>
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    </item>
    <item>
      <title>短編小説「再生ボタンの向こう側」</title>
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      <description><![CDATA[<p name="0cfa23a9-0ba2-4250-8bdd-27eb0d5134b5" id="0cfa23a9-0ba2-4250-8bdd-27eb0d5134b5">「これ、未来の君へ」<br>カメラの位置を何度も直して、<br>結局ちょっと斜めのまま、録画を始める。<br>こういうの、慣れてないんだよな。<br>　<br>「タケル、元気にしてる？」<br>この動画を見てる頃、<br>たぶん俺はもう、いつもの場所にはいない。<br>ソファで寝落ちしてたり、<br>くだらないことでママに怒られてたり、<br>そういう日常の中には、もういない。<br>　<br>「なんか…変な感じだな」<br>　<br>あんなに「早くしろー」って毎日言ってたのに、<br>言えなくなる日が来るなんて、思ってなかった。<br>靴そろえろ、とか。<br>歯みがけ、とか。<br>ゲームは時間守れ、とか。<br>　<br>「うるさいって思ってたか？タケル」<br>　<br>…思ってたよな、たぶん。<br>　<br>でもな。<br>　<br>あれ、全部。<br>タケルと少しでも長く関わりたかっただけなんだ。<br>　<br>　<br>ちょっとだけ、言いづらそうに目をそらす。<br>　<br>「俺さ、いいパパじゃなかったと思う」<br>疲れて帰ってきて、<br>ちゃんと話聞けなかった日もあったし。<br>本当は笑ってあげたかったのに、<br>余裕なくて怒っちゃったこともあった。<br>　<br>「あとでな」って言ったまま、<br>その“あとで”が来なかった日も、いっぱいある。<br>　<br>　<br>小さく息を吐く。<br>　<br>「ごめんな、タケル」<br>　<br>　<br>でもな、不思議なんだ。<br>　<br>覚えてるのは、タケルの変な顔とか、<br>くだらないことで大笑いした夜とか、<br>どうでもいい会話ばっかりで。<br>　<br>ちゃんとしたこと、あんまり覚えてない。<br>　<br>だからさ。<br>　<br>「タケルも、それでいい」<br>　<br>怒られたこととか、<br>うまくいかなかった日とか、<br>そんなの、無理に覚えてなくていい。<br>　<br>ひとつだけでいい。<br>　<br>「なんか、うち、楽しかったな」<br>　<br>それくらいが、ちょうどいい。<br>　<br>　<br>少し前に体を乗り出して、カメラに近づく。<br>　<br>「なあ、タケル。今さ、どう？」<br>　<br>ちゃんとやれてるか？とか、<br>そんなの聞かない。<br>　<br>たぶん、うまくいかない日もあるだろ。<br>思ってた大人と違うなって思うこともあるだろ。<br>　<br>「それ、普通だからな」<br>　<br>大人ってさ、完成しないんだよ。<br>ずっと途中。<br>　<br>迷うし、<br>失敗するし、<br>「これでいいのか」って思いながら進む。<br>　<br>　<br>少しだけ、優しく笑う。<br>　<br>「だから、大丈夫だ、タケル」<br>　<br>遠回りしてもいい。<br>立ち止まってもいい。<br>　<br>ちゃんと生きてるなら、それでいい。<br>　<br>　<br>一度だけ、大きく息を吸って。<br>　<br>「お願いがある」<br>　<br>自分のこと、嫌いになりすぎるなよ。<br>　<br>できなかったことばっかり見てると、<br>どんどん苦しくなるから。<br>　<br>ひとつでいい。<br>　<br>今日できたこと、見つけてやれ。<br>　<br>それ、俺が本当はずっと言いたかったこと。<br>　<br>　<br>最後に、少し照れくさそうに笑う。<br>　<br>「…大好きだ、タケル」<br>　<br>　<br>画面の向こうで、<br>タケルがどんな顔しててもいい。<br>泣いててもいいし、<br>ちょっと笑っててもいい。<br>　<br>ただひとつ。<br>　<br>「ちゃんと今日を生きてる」<br>　<br>それだけで、もう十分だ。<br>　<br>　<br>画面が暗くなる直前。<br>　<br>少しだけ、小さな声で。<br>　<br>「ちゃんと飯、食えよ、タケル」</p><p name="d74b7e3c-1cfd-4cd6-ac22-a67c4436b4b7" id="d74b7e3c-1cfd-4cd6-ac22-a67c4436b4b7">ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー</p><br/><a href='https://note.com/wise_human4622/n/n5e99bd01a0e6'>続きをみる</a>]]></description>
      <note:creatorImage>https://assets.st-note.com/production/uploads/images/220821267/profile_58be8f3cf1fbc169a1f033ecdb33c353.jpg?fit=bounds&amp;format=jpeg&amp;quality=85&amp;width=330</note:creatorImage>
      <note:creatorName>おとぼけ3児のパパ  |  フォロバ100</note:creatorName>
      <pubDate>Thu, 26 Mar 2026 20:25:10 +0900</pubDate>
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    <item>
      <title>短編小説「変わる世界」</title>
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      <description><![CDATA[<p name="2198a174-3f32-4477-a904-79e2d96d553a" id="2198a174-3f32-4477-a904-79e2d96d553a">毎朝、なんとなく目で探してた子がいた。<br>別に話したこともないし、<br>名前も知らないし、<br>ただ同じ電車に乗ってるだけの子。<br>なのに。<br>気づいたら、<br>その子がいる前提で朝ができてた。<br>ある日、いなかった。<br>「あれ？」って思ったけど、<br>たまたまだよね、って流した。<br>でも次の日も、いない。<br>その次も、いない。<br>こういうのって不思議で、<br>いなくなって初めて気づく。<br>「あ、自分、あの子のこと見てたんだな」って。<br>ランドセルがちょっと大きくて、<br>電車が揺れるたびに踏ん張ってて、<br>降りるときだけちょっと急いでて。<br>その全部が、<br>なんかちょうどよかった。<br>朝の、まだぼんやりしてる頭に。<br>いなくなった理由なんて、いくらでもある。<br>引っ越しかもしれないし、<br>違う時間の電車になったのかもしれないし、<br>ただの気まぐれかもしれない。<br>でも。<br>ちょっとだけ思う。<br>あの子、成長したのかなって。<br>ランドセル、似合わなくなったのかもしれない。<br>振り返らなくなったのかもしれない。<br>もう、あの電車じゃなくても<br>ちゃんと歩いていけるようになったのかもしれない。<br>なんかさ。<br>こうやって、<br>自分の知らないところで誰かが成長して、<br>知らないうちに、自分の景色からいなくなってく。<br>それってちょっと、さみしい。<br>でも、ちょっとだけ、うれしい。<br>今日も電車に乗る。<br>もういないってわかってるのに、<br>つい目で探してる自分がいる。<br>たぶんこれからも、<br>何人か、こうやって見えなくなっていく。<br>そして自分も、<br>誰かの「いつもの景色」から<br>気づかないうちに消えてるんだと思う。<br>それでもいいか、って思う。<br>どこかでちゃんと、<br>前に進んでるなら。<br>あの子も。<br>自分も。</p><p name="5a6b7f0f-d945-4e6e-ac45-2db0683bb672" id="5a6b7f0f-d945-4e6e-ac45-2db0683bb672">ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー</p><br/><a href='https://note.com/wise_human4622/n/n389f505110e4'>続きをみる</a>]]></description>
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      <note:creatorName>おとぼけ3児のパパ  |  フォロバ100</note:creatorName>
      <pubDate>Wed, 25 Mar 2026 21:27:14 +0900</pubDate>
      <link>https://note.com/wise_human4622/n/n389f505110e4</link>
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      <title>短編小説「キミがうわさの」</title>
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      <description><![CDATA[<p name="38a20d1f-0c11-4546-9432-02e050f84204" id="38a20d1f-0c11-4546-9432-02e050f84204">「ねえ、“例の人”って知ってる？」<br>昼休み、唐突にそんな話が始まった。<br>例の人。<br>最近やたら聞くワードだ。<br>「優しくてさ、空気読めて、さりげなく気が利く人」<br>へえ、完璧じゃん。<br>「しかも本人、全然気づいてないらしいよ」<br>……その設定、なんか妙にリアルだな。<br>ふと、思い出す。<br>昨日、落ちたペンを拾ってあげたこと。<br>先週、プリント回すの手伝ったこと。<br>ついさっき、「ありがとう」って言われたこと。<br>……あれ？<br>もしかして。<br>いや、まさか。<br>でも、もし、万が一――<br>「で、その人って誰なの？」<br>できるだけ平静を装って聞いたけど、心臓はちょっとだけ前のめりだ。<br>「うーん、同じクラスなんだけどね」<br>同じクラス。<br>条件、合ってる。<br>「ヒントは？」<br>「えー、じゃあ……今日も普通にパン食べてる」<br>僕、今まさに食べてる。<br>バターの香りが急に主役みたいに主張してくる。<br>「あと、メガネ」<br>……かけてる。<br>ゆっくり、周りを見渡す。<br>メガネ率、低い。<br>「……あ、わかったかも」<br>誰にも聞かれてないのに、つい口に出た。<br>その瞬間、みんなの視線が一瞬だけ集まる。<br>やばい、でも今さら引けない。<br>「いや別に、そういうつもりでやってるわけじゃないんだけどさ」<br>言っちゃった。<br>言っちゃったよ、なんかそれっぽいやつ。<br>「気づいたらやってるっていうか、普通っていうか」<br>止まれ、口。<br>「まあ、そういうのって大事かなって思ってて」<br>誰だよお前。<br>教室の空気が、ほんの少しだけ固まる。<br>その静けさの中で、ひとりがぽつりと。<br>「……え、それ、山田のことだけど？」<br>時間、止まった。<br>パン、喉に詰まりかける。<br>「昨日、保健室まで付き添ってたやつ」<br>ああ、いた。<br>いたわ、そういうやつ。めちゃくちゃいいやつ。<br>「あとさ、メガネじゃなくてコンタクトだし」<br>全部違う。<br>見事なくらい、全部外してる。<br>さっきまでの自分のセリフが、頭の中でリピート再生される。<br>音量最大で。<br>「……あ、ごめん、なんか違ったね」<br>誰も責めてないのに、空気が優しくて逆に痛い。<br>僕は無言でパンをかじる。<br>味、しない。<br>「でもまあ、いいことじゃん。そういうの」<br>フォローが、あったかい。<br>あったかいけど、ちょっとだけ熱い。<br>顔に集まる。<br>さっきまでの“もしかして”は、きれいに消えた。<br>代わりに残ったのは、<br>“なんで言ったんだろう”っていう、しっかりした後悔。<br>窓の外、やけに明るい。<br>世界はいつも通りなのに、自分だけちょっとだけズレてる。<br>そのズレが、やけに目立つ。<br>「キミがうわさの」<br>その言葉は、僕のものじゃなかった。<br>でも、ほんの数分だけ、<br>勝手に借りて、勝手に返した。<br>めちゃくちゃ恥ずかしい形で。</p><p name="7b9f1b50-f736-489b-ac19-f7d01135bf9d" id="7b9f1b50-f736-489b-ac19-f7d01135bf9d">ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー</p><br/><a href='https://note.com/wise_human4622/n/n19299fd28eae'>続きをみる</a>]]></description>
      <note:creatorImage>https://assets.st-note.com/production/uploads/images/220821267/profile_58be8f3cf1fbc169a1f033ecdb33c353.jpg?fit=bounds&amp;format=jpeg&amp;quality=85&amp;width=330</note:creatorImage>
      <note:creatorName>おとぼけ3児のパパ  |  フォロバ100</note:creatorName>
      <pubDate>Tue, 24 Mar 2026 21:46:12 +0900</pubDate>
      <link>https://note.com/wise_human4622/n/n19299fd28eae</link>
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      <title>短編小説「平気じゃない人」</title>
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      <description><![CDATA[<p name="02f9b91b-9226-4cc3-9f43-bee4084493bb" id="02f9b91b-9226-4cc3-9f43-bee4084493bb">「大丈夫だよ」<br><br>この言葉、たぶん人類で一番軽くて、<br><br>一番重い。<br><br>本当は全然大丈夫じゃないのに、<br><br>口からはスルッと出てくる。<br><br>もはや反射。</p><p name="542ac1bd-1f73-4871-9203-995e8b061670" id="542ac1bd-1f73-4871-9203-995e8b061670">くしゃみと同じレベル。<br><br>「平気？」<br>「うん、大丈夫」<br><br>いや、全然平気じゃない。<br><br>昨日の疲れ、今日に持ち越してるし、<br><br>なんなら来週くらいまで予約入ってる。<br><br>でも言う。<br><br>「気にしないで」<br>「全然いいよ」<br>「むしろありがとう」<br><br>むしろってなんだ。<br><br>どこに感謝ポイントあったんだ今。<br><br>優しい人ほど、この“ちょっとした嘘”がうまい。<br><br>空気を壊さないように、<br><br>相手を困らせないように、<br><br>自分の本音をうすーく伸ばして、伸ばして、<br><br>もはや原型どこ？ってなるくらいまで加工する。<br><br>たぶん、優しさっていうより<br><br>高度な編集技術だと思う。<br><br>しかも厄介なのが、これをやると<br><br>だいたい感謝される。<br><br>「助かった！」<br><br>「ほんと優しいよね！」<br><br>その瞬間だけ、ちょっと嬉しい。<br><br>でもその裏で、自分のHPはじわじわ減ってる。<br><br>気づいたら赤ゲージ。<br><br>回復アイテム、持ってない。<br><br>それでもまた言う。<br><br>「大丈夫だよ」<br><br>もはや口ぐせ。<br><br>いや、呪文かもしれない。<br><br>唱えるたびに自分の何かが削れていくタイプの。<br><br>で、ある日ふと気づく。<br><br>あれ？<br><br>自分、本当はどうしたかったんだっけ。<br><br>言いたかったこと、どこいった？<br><br>どこで「大丈夫」にすり替えた？<br><br>優しい人ほど、ちょっとだけ嘘つき。<br><br>でもその嘘、誰かのために使いすぎて、<br><br>自分に使う分、残ってない。<br><br>たまには自分に言ってあげればいいのに。<br><br>「大丈夫じゃない」って。</p><br/><a href='https://note.com/wise_human4622/n/n5dec78711896'>続きをみる</a>]]></description>
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      <note:creatorName>おとぼけ3児のパパ  |  フォロバ100</note:creatorName>
      <pubDate>Mon, 23 Mar 2026 22:44:36 +0900</pubDate>
      <link>https://note.com/wise_human4622/n/n5dec78711896</link>
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    <item>
      <title>短編小説「デジャヴ」</title>
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      <description><![CDATA[<p name="c7e789b0-71fa-487c-a773-66417515c9d3" id="c7e789b0-71fa-487c-a773-66417515c9d3">朝、目覚ましが鳴る3秒前に、なぜか目が覚める。<br><br>まだ鳴ってないのに、<br><br>「ほら、来るぞ」って分かってる感じ。<br><br>ピピピピピ――<br><br>やっぱり鳴る。<br><br>ちょっとだけ得した気分と、ちょっとだけ怖い気分。<br><br>スーパーで、牛乳を取ろうとして手を伸ばす。<br><br>その瞬間、ふっと思う。<br><br>「あ、このあと値段見て、一回戻すやつだ」<br><br>で、ちゃんと戻す。<br><br>数秒後の自分に、追いついた感じ。<br><br>子どもが「ねえねえ！」って走ってくる。<br><br>その顔を見た瞬間に、分かる。<br><br>あ、これ転ぶ。<br><br>言い終わる前に、つまずいて、ちょっと泣く。<br><br>「ほらね」って思う自分と、<br><br>ちゃんと心配してる自分が同時にいる。<br><br>夜、夫婦でテレビ見てるとき。<br><br>同じタイミングで同じツッコミを言って、<br><br>一瞬だけ目が合う。<br><br>「あ、今の完全に一緒だったね」って笑う。<br><br>そのやりとりすら、<br><br>「前にもやったな」って感じる。<br><br>こういうの、ほんと一瞬。<br><br>1秒もないくらいで、すぐ消える。<br><br>でもその一瞬だけ、<br><br>未来と今がちょっとだけ重なってる気がする。<br><br>説明できるほど大げさじゃないし、<br><br>誰かに言うほどでもない。<br><br>でも確かにある。<br><br>「あ、これ知ってる」っていう、<br><br>日常のすみっこに落ちてる小さな違和感。<br><br>たぶん今日もどこかで、<br><br>気づかないふりして通り過ぎてる。</p><p name="938584cd-0161-4887-b0cc-e44a4ef93d44" id="938584cd-0161-4887-b0cc-e44a4ef93d44">ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー</p><br/><a href='https://note.com/wise_human4622/n/nf8879c028c03'>続きをみる</a>]]></description>
      <note:creatorImage>https://assets.st-note.com/production/uploads/images/220821267/profile_58be8f3cf1fbc169a1f033ecdb33c353.jpg?fit=bounds&amp;format=jpeg&amp;quality=85&amp;width=330</note:creatorImage>
      <note:creatorName>おとぼけ3児のパパ  |  フォロバ100</note:creatorName>
      <pubDate>Sat, 21 Mar 2026 22:16:23 +0900</pubDate>
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    <item>
      <title>短編小説「忘れた側と、忘れられない側」</title>
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      <description><![CDATA[<p name="65f60061-7957-4d50-a8c0-41c33455db04" id="65f60061-7957-4d50-a8c0-41c33455db04">「なんで、あんなこと言ったの？」<br>夜の帰り道、君は小さくそう言った。<br>街灯がひとつ、またひとつと僕らを追い越していく。<br>正直、心当たりはあった。<br>でも同時に、それ以上にたくさんの「うまくいった日」を思い出そうとしていた。<br>「いや、あれはさ…その前にさ、映画行った日とか、楽しかったじゃん？」<br>言いながら、自分でも少しズルいと思った。<br>楽しかった日を持ち出せば、帳消しになる気がしていたから。<br>君は立ち止まった。<br>「楽しかったよ」<br>すぐに否定はしない。<br>むしろ、ちゃんと覚えている顔だった。<br>「でもね、楽しかったことって、ちゃんと終わるの」<br>静かな声だった。<br>責めているというより、説明に近い。<br>「終わったものは、思い出になる。でも、嫌なことって…終わらないの」<br>風が吹いて、君の髪が少し揺れる。<br>その隙間から見えた横顔は、思っていたよりずっと疲れていた。<br>「ずっとここに残るの」<br>君は胸のあたりを軽く叩いた。<br>僕は、やっと気づいた。<br>僕の中で「たくさんの良いこと」は、ただの数だった。<br>でも君の中で「ひとつの嫌なこと」は、消えない存在だった。<br>「ごめん」<br>やっと出た言葉は、それしかなかった。<br>君は少しだけ笑った。<br>でもそれは、許した笑顔じゃなくて、<br>「また忘れるでしょ？」<br>っていう、未来の予測みたいな笑顔だった。<br>—<br>その夜、ひとりで帰りながら思った。<br>楽しかった日を思い出すのは簡単だ。<br>写真もあるし、会話も残ってる。<br>でも、誰かを傷つけた瞬間って、<br>たぶん相手の中でだけ、何度も再生される。<br>しかも、僕がいないところで。<br>—<br>次に会ったとき、<br>僕は何を覚えていればいいんだろう。<br>君の笑顔か、<br>それとも、あのときの沈黙か。<br>たぶんどっちも、なんだろうけど。<br>どうして人は、<br>大事な方を、すぐに軽くしてしまうんだろう。<br>—<br>帰り道の街灯は、相変わらず等間隔で並んでいた。<br>どれも同じ明るさのはずなのに、<br>なぜか、<br>ひとつだけ暗く見えた気がした。</p><p name="631e0faa-72d4-4339-b583-167dd7fd3637" id="631e0faa-72d4-4339-b583-167dd7fd3637">ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー</p><br/><a href='https://note.com/wise_human4622/n/n132a7bb7bf43'>続きをみる</a>]]></description>
      <note:creatorImage>https://assets.st-note.com/production/uploads/images/220821267/profile_58be8f3cf1fbc169a1f033ecdb33c353.jpg?fit=bounds&amp;format=jpeg&amp;quality=85&amp;width=330</note:creatorImage>
      <note:creatorName>おとぼけ3児のパパ  |  フォロバ100</note:creatorName>
      <pubDate>Fri, 20 Mar 2026 22:27:23 +0900</pubDate>
      <link>https://note.com/wise_human4622/n/n132a7bb7bf43</link>
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    <item>
      <title>短編小説「よし！今日はもうやめよう！」</title>
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      <description><![CDATA[<p name="d79a5cab-4e74-4a82-8086-7a2df391086e" id="d79a5cab-4e74-4a82-8086-7a2df391086e">「疲れた〜」<br><br>って言ったら、心の中の私が言う。<br><br>「いやいや、まだでしょ？今日そこまでじゃないよね？」<br><br>出た、“脳内ブラック上司”。<br><br>いやいや、<br><br>朝から子ども起こして、準備して、仕事して、<br><br>帰ってきてからもノンストップなんですけど？<br><br>そこへ、絶妙なタイミングで重なる声。<br><br>「俺も疲れた〜」<br><br>…うん、知ってる。<br><br>そのセリフ、だいたいソファに座るとセットで出るやつね。<br><br>しかもそのあと、<br><br>「ちょっと休憩〜」<br><br>とかいっちゃって、スマホ開く音が軽やかすぎるのよ。<br><br>こっちはその“ちょっと”の間に、<br><br>ごはん出して、片付けて、子ども対応して、<br><br>なんなら一回人生振り返ってるんですけど？<br><br>パパの“休憩”ってさ、<br><br>充電じゃなくて“ログアウト”に近いよね。<br><br>完全に戦線離脱。<br><br>こっちはHPゼロでも前線にいるのに、<br><br>あっちはベースキャンプでくつろいでる感じ。<br><br>洗い物、見えてる。<br><br>洗濯、止まってる。<br><br>子ども、「ママ〜」って呼んでる。<br><br>パパ、呼ばれない。<br><br>いや正確には、<br><br>一回「パパ〜」って呼ばれてるのに、<br><br>聞こえないフリの精度、高すぎない？<br><br>そのスキル、仕事で使ったらたぶん昇進してる。<br><br>…とか思いながらも、結局動くのは私。<br><br>で、また脳内の私が言う。<br><br>「でもさ、今日ちゃんとやってたじゃん」<br><br>…だよね？<br><br>誰にも褒められないから、<br><br>自分で褒めるしかないやつ。<br><br>「完璧じゃなくても、回してたじゃん」<br><br>うん、回してた。<br><br>むしろ“回されてた”気もするけど。<br><br>「…よし、今日はもうやめよ」<br><br>洗い物は明日の私へ丸投げ。<br><br>洗濯は“見なかったこと”にする。<br><br>横を見ると、パパはもう半分寝てる。<br><br>さっきまで“疲れた〜”って言ってた人、<br><br>回復速度バグってない？<br><br>まあいいや。<br><br>どうせ明日も、<br><br>「俺も疲れてるんだけど？」って言うんでしょ。<br><br>そのときは、静かにこう返す。<br><br>「私は“今日も”だけどね」　<br><br>疲れてるくせに回してる私と、<br><br>疲れてるとちゃんと止まれる人。<br><br>たぶんどっちも正解なんだけど、<br><br>今日はちょっとだけ、<br><br>私のほうが頑張ってるってことにしておく。</p><p name="05614eca-db42-4b87-a9b6-49d23fd79152" id="05614eca-db42-4b87-a9b6-49d23fd79152">ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー</p><br/><a href='https://note.com/wise_human4622/n/n489c4605d8ed'>続きをみる</a>]]></description>
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      <note:creatorName>おとぼけ3児のパパ  |  フォロバ100</note:creatorName>
      <pubDate>Thu, 19 Mar 2026 22:18:27 +0900</pubDate>
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