【要約】新型インフレ 日本経済を蝕む「デフレ後遺症」【長濱利廣】
今回紹介する内容は長濱利廣さんの著書『新型インフレ 日本経済を蝕む「デフレ後遺症」』の一部分です
👇こんな人にオススメ👇
・お金に漠然とした不安を感じている人
・貯金だけで本当に大丈夫か迷っている人
・仕事、キャリアに不安を感じいている人
▪︎今、日本で起きている「インフレ」とは何か?

私たちが普段耳にする「インフレ」とは、物の値段が長期的に上がる現象です
たとえば、食料品や光熱費、ガソリンなど、日常的に買うものの価格が年々高くなっています
これは単なる物価上昇ではなく、現在の日本では新型インフレと呼ばれる特殊な状態が進んでいます
通常のインフレでは、物価が上がると企業が儲かり、その利益が賃金の上昇につながり、消費が活発になって経済全体が成長するポジティブな循環が期待されます
しかし、日本で今起きているのはそれとは異なる悪いインフレ
物価は上がるものの、賃金の伸びが追いつかず、消費があまり増えないのです
これはコストの上昇が主な原因であり、企業や家計の支出が増えるものの、全体の経済活力につながりにくい構造的な問題があります
▪︎デフレの心理がインフレの足かせになっている

日本は1990年代後半から長い間デフレという状態が続き、物の値段が下がる時期が長く続きました
この時期に私たちの頭の中に「デフレマインド」という考え方が根付いてしまったと言われています
このデフレマインドとは
・「値段が下がるかもしれないから買い控える」
・「将来の不安があるからお金は使わず貯めておくべきだ」
といった心理のことです
こうした考え方が身についてしまうと、たとえ物価が上がって消費が必要な局面でも、私たちは財布のひもを固くしてしまいます
その結果、日本では個人消費が伸びず、新型インフレの本来あるべき良い循環が生まれない状態になってしまっているのです
▪︎新型インフレが私たちの生活に与える影響

①物価上昇が生活を圧迫
価格が上昇することで、同じ収入でも家計の負担は重くなります
仮に賃金が上がったとしても、それ以上のペースで物価が上がれば手取りの価値は減ってしまいます
こうした状態では、生活必需品や日常サービスの支出が増え、貯金がなかなか増えない、将来に不安を感じるという世帯が多くなっています
▪︎個人としてできる具体的な対策

①収入源を複数持つ
今の時代、1つの収入源だけに頼るのはリスクがあります
副業やフリーランスの仕事、スキルを活かした収入の形を複数持つことで、物価上昇への備えを強化できます
例えば、趣味や得意なことを活かしてオンラインで収入を得る方法や、専門性を高めて高単価な仕事につくことも選択肢です
②不要な支出を見直す
日々の生活で何となく続けている出費が積み重なると、家計への負担が大きくなります
定期購読、サブスクサービス、光熱費の見直しなど、固定費を見直すことで余裕を生み、将来のための準備資金をつくっておくことが大切です
③貯蓄だけで終わらせない
インフレの時代に「現金だけを貯める」だけでは、お金は目減りしていきます
そのため、貯蓄と同時に投資にも意識を向けることが有効です
たとえば定期的な積立投資や、NISAなど税制優遇のある制度を活用することで、長期的に資産形成を進めることができます
④お金や税制度の知識を高める
金融、税金、保険、年金などの基礎知識があると、制度を味方にしやすくなります
正しい情報を知ることで、不要な損を避け、効率よくお金を増やす力を身につけることができます
⑤学び続ける姿勢を持つ
技術進化や社会の変化が早い現代では、学び続けることが自分の価値を守る最強の武器です
資格取得、スキルアップ、専門性の深化などを通じて、変化に柔軟に対応できる力を養うことが将来の選択肢を広げます
▪︎【まとめ】今をどう捉えるか

新型インフレは単に「物価が上がる」だけでなく、デフレからの心理的な影響と組み合わさって、日本の経済が苦しい状態になっているという背景があります
私たち一人ひとりが自分の資産を守り、将来に備える「行動力」を身につけることが、この時代を乗り越える大きな鍵となっています
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