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スタコネ Start-up's Voice|プロクラ|堀山代表へインタビュー

『スタコネ』は、「スタートアップ」と「スタートアップを支援するサポーター」をつなぐプラットフォームです。
2023年8月にローンチし、たくさんの方にサービスに興味を寄せていただいております。日々『スタコネ』をご案内させていただく中で、「どんなスタートアップ企業が登録されているのか知りたい!」という声を頂戴することが多いので、『スタコネ』に掲載し、サポーターとマッチングされた企業様について、代表者様へのインタビュー形式でご紹介したいと思います。

Start-up's Voice vol.10| プロクラ

株式会社プロクラ 代表取締役社長兼CEO 堀山 哲法 様

2009年、新卒で株式会社リクルートへ入社。SUUMOのフィールドサクセス・セールスとして、新築マンション、分譲⼾建、注⽂住宅、流通、リフォーム領域に携わる全国約1,000社以上の不動産・建築会社を担当した後、西日本、東日本エリアの組織長を経て事業部長に就任。注文住宅・分譲領域においての事業・商品・組織戦略策定に関わりながら営業推進を担う。2021年、自身の家づくりの際に感じた違和感を起点に、株式会社プロクラを創業。注文住宅市場においてコンシューマー・サプライヤー双方の本質的課題解決を図るべく、事業を展開している。

◆『プロクラ』サービス概要
家づくりに関して発生するコミュニケーションを一元管理できるチャットサービス『プロクラ』、VRを用いて理想の家づくりを効率よく実現するソリューション『スマバース』、施主と施工主のマッチングプラットフォーム『ホムホム』の3プロダクトを展開。「住む人と作る人、双方の幸せに寄与するテクノロジー」という一貫したコンセプトを持つ。

https://pro-cloud.jp/


「家づくり」はもっとスマートにできる─自らの体験から生み出したプロダクトが高評価を獲得し、急成長を実現。

1. 『プロクラ』って何の会社?

『プロクラ』の掲げているビジョンは、「理想の家づくりを、もっと楽に。もっと楽しく」。複雑な業務の多い家づくりをテクノロジーの力でサポートすることで、「作る人」はもっと現場に集中できる、「住む人」は理想の家づくりにもっとワクワクできる、そんな世界観の実現を目指しています。

この想いのもと、現在3つのプロダクトを展開。家づくりに携わる人全員が同じ情報を共有して連携することで、目線を合わせて理想の家づくりを実現するチャットサービス『プロクラ』、ボタン一つで立体イメージを視覚共有でき、施工主の効率向上と施主の満足度向上を実現するVRソリューション『スマバース』、家づくりを検討している方の住宅メーカー探しをサポートし、施工会社に成約見込みの高い送客を実現するプラットフォーム『ホムホム』の3つです。

注文住宅市場は、コンシューマーサイドにとっては、検討すべき材料が多く、専門性も高い上に購入機会が少ない(多くの方にとっては一生に一度の買い物である)ため、情報取得と決断のコストが高い、サプライヤーサイドにとっては、契約後も接客にかかる時間が長く、営業担当の長時間労働が常態化している上に現場担当の担い手も減少傾向、という構造的な課題を抱えていると捉えています。そこに対し、私たち『プロクラ』の3つのプロダクトを導入して頂くことで、集客から契約、施工、引き渡しまでを一気通貫で効率化することが可能。施主の理想を叶えやすくするだけでなく、住宅業界で働く方々の働きやすさをも実現することができます。

2. 創業のきっかけ

新卒でリクルートに入社し、ずっと『SUUMO』の営業として住宅領域に深く携わってきました。営業マネジャーや事業部長も経験したのですが、実は直接的な創業のきっかけは、自分自身の家づくりです。

中古のフルリノベーションだったのですが、契約後もプランニングや設備決めなど、想像以上に複雑で時間がかかる工程が待っていました。書類も煩雑ですし、営業担当、設計士、デザイナー、施工監督や職人など様々な人と関わる中で、アナログな業務もたくさんあった。長年『SUUMO』に携わってきた中でも見えなかった、「契約以降の奥側」に大きな課題があることを実感しました。

テクノロジーの力を使えば、煩雑なやりとりが減り、家づくりはもっとワクワク楽しめるものになるのではないか。この想いを人に話すうちに仲間が集まり、自分の家づくりから8か月後、『プロクラ』を創業するに至りました。

株式会社プロクラ堀山代表とのインタビュー画面をキャプチャ(以降の写真も本インタビューよりキャプチャしたものです)

3. 大手ハウスメーカー10社のうち7割が採用。プロダクトの磨き込みも進み、ARRも3倍ペースで成長中。

現状、大手ハウスメーカー10社うち7社が当社のプロダクトを導入してくださっています。この数値から言っても、ビジネスの見立てとしては正しかったのではないかと感じています。

事業スタートのタイミングで設定した、市場に対しての課題感が適切だった。加えて、他のスタートアップと比べると会社としての営業力が強かった。この2点が大きかったと考えています。最大手ハウスメーカーさんとの接点というか、営業活動の量と質が伴っていないと提案すらできていないと思うので。そして大手さんに導入いただいたからこそ、プロダクトの磨き込みも存分にできたし、それが今の顧客満足度の高さや解約率の低さに繋がっている

2期、3期、4期と、ARR(年間経常収益:サブスクビジネスにおいて、毎年継続的に発生すると予測される収益)は3倍ペースで伸長していますし、5期1Qの時点でMRR(月次経常収益:サブスクビジネスにおいて、毎月継続的に発生すると予測される収益)2,000万円台も射程圏内に入っている。今後、準大手・中堅ハウスメーカーさんでも導入が進めば、事業をさらに加速度的に拡大できると考えています。

エンジェル投資家との接点創出をスピーディーに実現。スタートアップ支援に前向きなサポーター会員の存在が、資金・事業の両面で『プロクラ』の今に繋がる。

4. 『スタコネ』を利用したきっかけは?

リアルな経緯で言うと、やや売上が伸び悩んでいて、デットファイナンスだけでは資金ショートの可能性もあった時期がありました。ただ、半年後くらいにMRRが伸びてくることは見えていたので、この半年、1年を辛抱したいと。

そういった背景でエクイティファイナンスに手を出し始め、エンジェルラウンドを回りました。主に過去の接点をたどることで、自力で5,000万円くらいまでは調達できたのですが、さらに5,000万円集めたいとなったときに、自力だけでは限界があると感じました。

そんな中で『スタコネ』の存在を知り、エンジェル投資家さんや、ご協力いただけそうなパートナーさん、普段出会えない方々との接点を数多く、かつスピーディーに作れると。そこに期待して、参画を決めました。

※スタコネはスタートアップの企業情報を提供するのみであり、投資の勧誘・媒介を行うものではありません。

5. 『スタコネ』を利用して得られた成果

今、ぱっと思い浮かぶような、ものすごく印象的な出会いだけでも3件あります。

まず、そもそも『スタコネ』に参画した背景が、運営資金的にちょっときついと。そのような状況の中、エンジェルとして出資してくださっただけでなく、ご自身が運営されているファンドからも支援をしてくださる方がいました。これはもう、物理的に本当に助かりましたね。

次に、某有名企業の社外取締役にも入られている方。その方のアドバイスが、当社の今に繋がっています。ピッチの後にお話しする機会をいただいたのですが「プロクラが存在する意味は何ぞや」といった点について、これでもかというくらい問われまれました。

その中でいただいたアドバイスが、例えば「食べログ」は、店舗情報や口コミを「めちゃくちゃ泥臭く」かき集めたからこそ、それがユーザーにとって飲食店を決める1つの物差しになり、あそこまで巨大なサービスに成長した。それを『プロクラ』の事業に落とし込んだ時に、施工主さんだけでなく施主さんの声も集めて、独自性や優位性を作っていくべきだ。そのためにはこの業界とあの業界を巻き込んで、といった観点のものでした。

このお話が本当に参考になって、結果的に出資はいただけなかったのですが、自分たちの競合優位性づくりのコアとなりました。今、結構なコストをかけて施主さんからの声を、それこそ「泥臭く」集めているのですが、その会社としてすごく重要な意思決定に、『スタコネ』で出会った方からいただいたアドバイスが活きているという意味で、『スタコネ』には本当に感謝しています。

最後に、別の某有名企業の営業役員の方。出資いただいただけでなく、現在、当社のインサイドセールスチームのアドバイザーになっていただいています。

自分たちの営業スタイルとして、既存顧客に対してのアップセル、クロスセルは強いのですが、逆に、新規リードをとって一気に市場開拓していく力は少し弱い、という課題感がありました。プロダクトをローンチして、最大手企業を中心に営業活動を進め、次は社数を拡大していこう、マーケットを広げていこうという時に、リード獲得が弱い。手を打たないとと考えていた時にちょうどこの方との出会いがあり、業務委託契約でインサイドセールスチームの組成から携わっていただきました。今、そのチームが新規受注をガンガン増やし始めていて、本当に感謝しています。

『スタコネ』のサポーター会員の方は皆さん、スタートアップを単なる投資先として見ているのではなく、自身の経験や人脈で支援できるスタートアップを探していらっしゃるような気がします。役に立ちたい、力になりたい、ということを皆さんおっしゃってくださるので、スタートアップ側としては本当にありがたいプラットフォームだと思っています。

5年後のIPO、売上100億円を目指す。まだオープンにできない新規事業展開も。

6. 『プロクラ』今後の展望

基本的には、5年後のIPOを目指しています。売上規模でいうと100億円くらいの事業にしていきたいというのが、現時点で置いている目標です。エンジェルラウンドも回らせていただいて、今年はVCも入れて、シリーズAラウンドでチャレンジする予定になっています。既存事業が伸び盛りなので、VC投資していただくことで、よりブーストをかけていくイメージですね。

将来的には、現在の「注文住宅」だけではなく、中古マンションや分譲戸建、海外不動産などにも守備範囲を広げていきたいと考えています。また、やや目線を変えて、フィンテックや住宅ローンなどといった、当社にとって新たな事業領域への進出も考えています。

(2025.7.11インタビュー)

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