知らない世界を旅して、自分の弱みも強みも受け止められるようになった。【学生インタビュー】
こんにちは。さとのば大学note編集部です。
さとのば大学には、どんな学生がいて、どんな学びをしているのか?本記事では、現在2年生で岡山県西粟倉村に地域留学中の星千夏さんに聞いたリアルな声をお届けします。

星 千夏さん(ちーちゃん)
北海道札幌市出身/奥尻高等学校卒業
2024年4月入学(旅する大学コース)
1年目:長野県長野市、2年目:岡山県西粟倉村に留学中。
中学2年生の時にミクロネシア連邦での海外自然体験授業に参加。知らない世界があることに衝撃を受け、「もっと知らない世界に行きたい」と思うように。高校は札幌から北海道奥尻島へ島留学。地域を見る楽しさ、地域で動く楽しさを知り、さとのば大学で毎年違う地域を旅しながら学ぶことを決意。
■どうしてさとのば大学へ?
高校の時に家を出て、島留学という形で北海道の奥尻島に3年間島留学をしました。その中で、地域を見る楽しさ、地域で動く楽しさを知って。大学でも、もっといろんな地域が日本にはたくさんあるから、もっといろんな地域を見てみたいし、その中でどんな魅力があるのか、自分の目で確かめたい、足を踏み入れて自分で動きながら見てみたいと思ったんです。
ーそもそも高校で島留学を選んだのは、どんなきっかけがあったんですか?
中学2年生の時、海外自然体験授業でミクロネシア連邦に約1週間半行ったことが一番のきっかけです。こんなにも知らない世界があったっていうことがすごく衝撃で。言語の壁だったり、日本にはない文化があるっていうこと。意外と私、ホームシックにならないっていうことも自分の中ですごく大きくて。どこにでも行ける、もっと知らない世界に行きたいって思ったんです。

高校受験時、周りが偏差値とかで決めてる中で、私は納得いってなくて。「私、何したいの?どこに行きたいの?」って思ったところに、親が全国募集の学校もあるんだよって教えてくれて、その中で奥尻島に行きたいって決めました。
ーさとのば大学の「毎年場所を変える」というシステムを知った時は、どう思いましたか?
何それ、めっちゃ面白そう!ってワクワクしました。いろんな地域を毎年ちゃんと変えるって、そこを拠点にまた周りの地域も見れるし。

■2つの地域を経験して印象的なことは?
1年目・長野県長野市:笑いあふれるシェアハウス生活
長野での思い出は、暮らしがすごく充実していました。さとのば生3人と長野県立大学生2人、合計女子大生5人で暮らしていたんです。女子大生5人って聞くだけだと不安だったんですけど、行ってみたら本当にみんな仲良くなって。1年間毎日笑いの中で過ごしてました。毎月パーティーをしたり、カラオケに行ったり。みんな趣味がちょっと近かったのもあります。

笑顔がずっとあふれる家だったからこそ、プロジェクトもいろいろできました。1年目の前半(4〜9月)は、高校時代を過ごした奥尻島の魅力を伝える「Learning Journey@奥尻」の企画運営に挑戦。大好きな場所を人に伝える旅のプログラムを、現地の人たちと一緒に形にしていきました。
後半(10〜3月)は長野でのまち歩きイベント。スマホを使わず、自分で作ったマップとクイズを使って参加者を案内する企画です。コアキナイ演習の一環として、どうすれば人に楽しんでもらえるか、どう地域の魅力を伝えられるか、試行錯誤しながら形にしていきました。
2年目・岡山県西粟倉村:プロジェクトを回す力をつける
—西粟倉を選んだのは、どんな理由があったんですか?
1年目の長野では、「やってみる」を大事にしていた1年でした。ただ、プロジェクトの進め方もわからずがむしゃらにやっていた感じで。「失敗も一経験」って言ってくれた地域事務局の福岡 要さんがいる西粟倉なら、ちゃんとプロジェクトを学べると思ったんです。
プロジェクトの始め方、終わり方、進め方を学びながら、実際に自分の手で動かして、すべてのプロジェクトを2回以上回すことを実践しました。「やって終わり」じゃなくて、「次に繋げる」を繰り返してきた1年です。実際に動かしながら、対話しながら学べたのがすごく嬉しかったです。

■マイプロはどんな活動をしてる?
大きく3つのことをやっていて、全部「地域と地域をつなげる」っていう一つのテーマで動いています。
朝ごはん会
西粟倉に引っ越す前から、地域事務局の要さんと「西粟倉で何がしたい?」って話していて。自己紹介する場も欲しい、自分がこんな人だよっていう場作りがしたいって思って、朝ごはん会を始めました。その中で、過去に行ってきた地域の特産品を販売して、「朝ごはんのお供にどうですか」って。ちょっとずつ地域と地域をつなげることを始めたんです。

地域食堂
奥尻の海産物を使ったタコチャーハン、長野県の郷土料理のお焼きを振る舞いました。今後は札幌の石狩鍋もやろうかなと思っています。今まで行ってきた地域を、食でつなげてきました。

行商人
今までは他の地域のものを西粟倉でつなげるっていうことをしてきたので、次は西粟倉のものを他の地域に持っていこうと。私が西粟倉に来て素敵だな、面白いなって思った、蜂蜜やグラノーラなどを、千葉、岩手、京都のマルシェで販売させていただきました。
実際に売るだけじゃなくて、「ここの地域のこれが面白くて」っていうのを、自分自身の言葉で話すっていうのを大切にして行商人をしていました。

■プロジェクトを通じて気づいた、自分のこと
プロジェクトをやってて、強みでもあるし弱みでもあるんですけど、私は自分の好きなこと、楽しいと思ったことを始めるのはすごく得意だなって。ただ逆に、一つのことをずっと続けることが苦手だなっていうことが分かりました。
西粟倉で一つのプロジェクトを2回以上してきたからこそ、「あれ、私続けられないこれ。でも新しいことは、たくさんやりたいことがまだまだいっぱいある」って気づいて。
でも、その人らしさって、ある場所に置くと弱みになるけど、ある場所に置くと強みになる。さとのば大学では、やりたいことだけやっても構わないし、飽きたら違うことやってもいいし、大失敗することもできる。そして経験を重ねてから地域に行く選択もできる。そこが面白いところだなって思います。
■さとのば大学のどんなところが面白い?
オンラインへの不安が、ひっくり返った
入学前は、地域で学ぶスタイルにはすごく共感していたんです。ただ、オンライン講義っていうだけでちょっと不安があって。「一方的に教えられるのかな」「あんまり面と向かってちゃんと声出せないんじゃないか」っていう固定概念があったんです。でも、さとのば大学に入って、それはもうひっくり返ったかのように変わりました。
講義が終わった後に、シェアメイトと「これどういうこと?」って聞けたり。今、西粟倉に一人で暮らしているんですけど、「放課後タイム」に、オンラインでみんな集まって「今のってさ」みたいな話をしたり。同級生のグループラインで通話しながら、「課題に本当に詰まってるんだけど、助けてくれない?」っていうのができるんです。

少人数での対話型の学び
さとのば大学では、講義内で一対一とか、3人だけ、2人だけっていう対話の時間がたくさんあるんです。講義全体での話し合いじゃなくて。だからこそ、ちゃんとお互いを見れる。ちょっとした変化も気づいてくれたり、お互いにそういうのを言い合えるからこそ、共に成長し合えるっていうのがあると思います。
「喋らなきゃいけない」環境が、成長につながる
悪いように聞こえるかもしれないけど、一対一の場が多いからこそ、喋らなきゃいけない環境があるんです。だからこそ、ちゃんと自分の言葉で話せるようになる。大講義室に座ってやり過ごすみたいなことはできないんですよね。
発表の場もしょっちゅうセットされるし、毎月のように1時間の面談もあります。それはケアが手厚いっていうことだけじゃなくて、誰もが自分のことを話すっていう練習にもなっているんだと思います。
話すのが苦手だったら絵で表現する人もいるし、言葉に発するのが苦手だったら文に書き下ろす人もいる。それをちゃんと見てもらえる、表現方法が祝福される・歓迎される空気があるんです。
■入学前の自分から変容したと感じることは?
自分をちゃんと知るようになった、知ろうと思うようになったのは、大学に入ってからです。
もともと私、中学まで自分があんまり好きじゃなかったんです。上の兄弟2人がいろいろできて。頭もいいし、運動もできるし、料理もできるし。でも、高校で家を離れて、私にもちゃんと個性があるんだって気づいて、それを発信できるようになりました。
ただ、高校時代は自分の苦手なことや弱みを無視してきたんです。でもさとのば大学に入ってからは、ちゃんと自分の感情だったり、「私ってこれ嫌いなのかも」「苦手なのかも」っていうのをちゃんと受け止めて、言葉にするようになりました。
自分がこれができないから頼ってみようかなって思うようになったり、できないからこそちょっと違う形でやってみようかなって思えるようになったのが、大学入っての成長だと思います。

■3年目以降は、どんなことに挑戦したい?
来年は福島県南相馬市に行くことが決まりそうです。この2年間で自分から動くことばかりをしてきたからこそ、自分に足りない部分が見えてきて。3年目は、誰かのもとでプロジェクトの回し方を実際に動きながら学びたいと思ったんです。
南相馬はインターンができる場所で、起業している方も多い。しかも、本来は4年生向けの地域なんですけど、3年生でも行ける可能性があって。「やってやる!」っていう気持ちで挑戦したいです(笑)。
学長のYOSHさんたちが、ここ2年の私の動きを見て「ちーちゃんなら」って応援してくれたのがすごく嬉しくて。
■卒業後はどんなキャリアをイメージしている?
正直、まだはっきりとは考えられてないです(笑)。ただ、もっといろんな地域を見たいとは思ってます。まだまだ地域見たい、まだ足りない!
「こういう仕事につかなきゃいけない」とか「これをやったからこうしなきゃならない」じゃなくて、面白いこと、楽しいと思うこと、知りたいことを続けられる方法を考えています。
さとのば大学に入って、いろんな大人を見てきたからこそ、キャリアの幅が広がっているっていうのもあるかもしれません。

■今、進路に悩む高校生に伝えたいこと
ちゃんと自分のやりたいことを、自分で見つけて進んでほしいです。
さとのば大学みたいな「不思議な大学」があるんだよっていうことを、まず知ってほしい。ちゃんとたくさん進路を用意して、たくさん悩んで、自分が納得する道に自分で決めて進んでほしいって、私はずっと高校の時からいろんな人に言っています。
知るきっかけは誰であろうといいけど、最後の決め手は自分であってほしい。自分に何か発火点があって決めてさえいれば、迷った時にも立ち返れるし、親御さんや先生に反対されても、理由を言葉にできると思うんです。それがまさに、さとのば大学の最初の一歩だと思います。

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