映画「ラストサムライ」に心揺さぶられて
22年前に「ラストサムライ」という映画が公開された。
150年前の日本をテーマにして、ハリウッドが製作した映画だ。
日本の明治維新後の動乱に、武士が武士の信念を貫いて生きる様を、アメリカ人の目線で描くというストーリーだった。
主役を演じたのはトムクルーズ、日本からは渡辺謙、真田広之ら多数のキャストが出演していた。
なぜ今頃になってそんな古い映画の話をするのか。
ぼくは映画好きでよく映画を観る。
ジャンルはホラー・オカルト以外なら何でも観てきた。
でもアクション系が多いかな。
ふと最も泣いた映画はどの映画だろうか、と過去に観た映画を振り返ってみた。
それがラストサムライだ。
映画に限らず、人の感性は一律のものじゃない。
だから一つの映画を100人の人が見たとしたら、100通りの感想があるのだろう。
この映画を見て、ぼくみたいに魂を揺さぶられた人もいれば、武士の描写が実際と違い過ぎると酷評した人もいた。
映画に限らず芸術は、人間の感性に訴えるものだ。
人の感性は二つとして同じではない。
賛同する人がいて、批判する人がいて、そういうものでいいと思う。
ラストサムライでは、日本人として決して失ってはならない精神を、明治維新後に残された武士たちが命を賭けて守っていく姿が描かれていた。
傷つき倒れそうになりながら何度も立ち上がる。
アメリカからやってきたトムクルーズは、そんな彼らの生き方に感化されて、アメリカ人でありながら日本の武士になっていく。
最後は武士らしく近代兵器に真っ向勝負を挑む。
そして武士のプライドのためだけに死んでいく。
そんな死に何の意味があるのだろうか。
現代に生きる人たちから見れば、きっとそう思うだろう。
しかし、この映画では感動的なラストシーンが用意されていた。
感動して心が震えた。
エンドロールが終わっても、涙が止まらなくて、しばらく座席から立ち上がることができなかった。
ラストサムライの意味は、絶滅した武士を憂いて名付けられたのか、生き残った最後の一人であるトムクルーズを差しているのか、ぼくにはわからない。
しかし、あれほどぼくの精神が鷲掴みにされた映画は他にない。
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