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毎日アップデートする「現在地」 ― FLP④

前回までは、FLPにおける目標設計についてお話ししてきました。

今回はFLPを進める際に使うツール「ダッシュボード」について紹介します。ダッシュボードは、ただの数字管理シートではありません。自分がいま、どこにいて、どこに向かっているのかを日々確認し、迷いそうな時に立ち返る“学習の地図”のような存在です。最初から完璧に作り込む必要はなくて、むしろ「走りながら形にしていく」前提でOK。毎日ちょっとずつ手を加えながら、自分だけのツールとして育てていくのがFLP流です。そんなダッシュボードの役割とつくり方について、今回は見ていきましょう。

4. プリミティブDBの設定

FLPでは、圧倒的成果を出すことと学習変容を同時に深めていくことが求められます。そのため、目標と日々のアクションや施策の結果を可視化し、データで判断していくことが非常に重要となります。
FLPを開始するにあたっては今の自分が取り扱うことのできるレベルの原始的なダッシュボード(以下、DB)を構築し、日々の実践データを蓄積していきます。 DBは飛行機のコックピットの計器類のようなものであり、目的地(目標・ゴール)に対して現在地がどこなのか、今のやり方で辿り着けるのか、日次での変化などをパイロットである実践者にデータで示してくれるツールです。
それでは初期の原始的なDBにおける構成要素を見ていきましょう。


DBの構成要素 

1. TOPページ

DBの最重要コンテンツであり圧倒的成果や学習の進み具合、変化を可視化するのがTOPページです。毎日・毎朝最初に見るページであり、目標と過去からの実績と現在地、着地見込みを動的に捉えることのツールとなります。
TOPページでは、事業の最上位指標である営業利益(P/L)を中心に、ファネル構造を可視化します。具体的には、以下のようにファネルの最上流である誰に何を設定した潜在顧客から最下流の受注(営業利益)までを有意な切りでゴールまでの「距離」で記します。 (ファネルは「架電件数」などのアクション件数ではない)

潜在顧客数(推定値) = 川上

認知

興味

接点

案件化

受注(≒営業利益) = 川下

データの時間的細かさ・頻度は基本的に日次での可視化とトラックが推奨されます。圧倒的成果の目標、実績、フォーキャスト(着地見込み)などを毎日記録し、学習変容と照らし合わせて軌道修正を行います。
この日次のデータは、感覚だけに頼らず「どれだけ動いたか」を客観的に振り返るための貴重な材料になります。

2. 施策表

施策表は、「営業利益を最大化するための打ち手(=施策)」を整理・記録し、その効果を検証するための表です。日々のアクションが感覚に頼らず、因果関係を捉えながら検証されるための仕組みとも言えます。
FLPでは後述する「情動を起点とした学習」と施策・アクションが深く関連します。 ただただ圧倒的成果を出すための打ち手を打つのではなく、情動を活用し学習の癖を修正することと成果を上げることを施策表で関連付けます。

3.サブページ

TOPページもしくは別シートにて、他のFLPコンポーネントも管理します。
例えば、リーダーシップにまつわる実践者やメンバーの個人パフォーマンスや人巻き込みの目標/実績、時間の使い方や生産性、ご機嫌に学習に取り組めているコンディション具合などがそれにあたります。

FLPを開始するにあたって最初のモニタリングツールがPrimitiveDB(原始的なダッシュボード)でした。まずは原始的な簡易なものからスタートし、実践を通じて動的に複雑性を取り込んでいきます。DBはデータのトラックやモニタリングにとどまらず、日々変数を細かく分解したり気づきを通じて作り込む、そして時には今の前提を大きく変えた破壊的創造を行っていきます。


ここまでプリミティブDBの設定とトラッキングを用いたFLPについてご紹介しました。
次回は、FLPを進める上でのマインドセットについてご紹介します。


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