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reiarrive
設計図を探す時間— 点を線にするために —
私はいま、「待ち」の状態にいる。
マニュアルは山ほどある。
社内の各部署のページも整っている。
でも、
いまの私に必要な知識は何か。
どこからどこまでが一連の流れなのか。
誰の仕事が、どの締切に向かって動いているのか。
それが見えない。
点では教えてもらえる。
でも、線にならない。
だから私は言った。
それぞれの仕事の全体像が知りたい。
どこから始まり、
どこで誰に渡り、
どこで完了するのか。
締切はどこにあり、
私はいま、どこに立っているのか。
点ではなく、流れで知りたい。
線で見たい。
平面で重なりを捉えたい。
立体で理解したい。
地図を書きたい。
やることリストをつくりたい。
ゴールを共有したい。
進言すると、会社は動いてくれた。
「何がわからないのか」を
わかろうとしてくれた。
叶えてくれる会社だ。
⸻
正直に言えば、怒りはある。
知らないまま時間が過ぎることが怖い。
三月までに戦力になりたかった。
でも、想定外ではなかった。
長く続いてきた組織では、
育成の設計図が存在しないこともある。
点で教わってきた人は、
線で教えるという発想を持たない。
責めるより、整えたい。
⸻
設計とは、未来を当てることではない。
いま自分がどこに立っているのかを、
見える形にすることだ。
点を並べて、
線を引き、
道標をつくること。
それが、いまの私に必要なことだ。
私は、まだ途中。
まだ、設計図がないだけ。
だから、少しずつ描いていく。
