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    <title>細川洋平（ほろびて）</title>
    <description>yohei hosokawa 演劇カンパニー・ほろびての主宰、劇作、演出／俳優／アニメライター</description>
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    <copyright>細川洋平（ほろびて）</copyright>
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    <lastBuildDate>Sat, 13 Jun 2026 21:33:36 +0900</lastBuildDate>
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      <title>ビタースイートシンフォニー</title>
      <description><![CDATA[<p name="fb75c4b8-b5f6-450d-b7bf-87219db94e48" id="fb75c4b8-b5f6-450d-b7bf-87219db94e48">2026年6月1日<br>　コンビニのレジの人がガムを噛んでいた。マスクをしてたけど、上唇がしっかり出るくらいまで下にズラしていた。それもあってガムを噛んでいるんだと気づいた。ずいぶん生きてきたけど、コンビニのレジで、店員がガムを噛みながら応対してたの、初めて遭遇したかもしれない。ほっぺたの内側に一旦待機させるとかそういうの一切なくて、顎を動かしていた。アメリカのロードムービーとかに出てくる寂れたガソリンスタンドに付いている売店の売り子みたいだなって思った。口を開けて、くっちゃくっちゃしてた。『ガム噛んでるんかいっ』と心のなかでつっこんだけど、不快ではなかった。ま、誰だってガムくらい噛むだろう、と納得もした。スタッフが誰も注意してないならそういう店なんだろうし、ナフサが足りてないからだろう、きっと。<br>　よく行くサラダ屋さんで、投資の話をしている二人組の若者の会話が聞こえてきた。サラダを食べているぼくの近くにいたのだ。投資先輩らしい男性が、投資とかまだイメージがわかなくて、という大学生くらいの後輩っぽい人に滔々と、お金稼ぎがどれほど重要かを説いていた。ふと言葉が途切れ、二人の間に沈黙が下りる。投資先輩がガラス越しの道行く人々を顎で示し、「そこらへん歩いてる人とかがどんなひどい目にあっても何も思わんし。どうでもいい。俺と関わる人だけ、しあわせになればいいわけじゃん」と言っていた。<br><br>　気がつけば物の値段は上がりつづけ、内容量は減っている。豊かな人はより豊かに。苦しい人はより苦しく。「きちんと分けましょうね」遠心分離機でも使うかのようにブンブンふん回されている。</p><p name="c34e0896-1aae-4c3a-8205-eac6023410b2" id="c34e0896-1aae-4c3a-8205-eac6023410b2">　後期高齢者医療保険料、上がる。子どもが少ないからね。上げるっきゃない。ナフサもないしね。</p><br/><a href='https://note.com/pomihei/n/ne2742ec61f27'>続きをみる</a>]]></description>
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      <note:creatorName>細川洋平（ほろびて）</note:creatorName>
      <pubDate>Mon, 01 Jun 2026 23:57:54 +0900</pubDate>
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      <title>ブルベリバタパン（朝食）</title>
      <description><![CDATA[<p name="ba7a95a1-905e-48ba-b5b3-f9319d3683e9" id="ba7a95a1-905e-48ba-b5b3-f9319d3683e9">2026年5月28日<br>　日々、時間がなくて感想がしっかり書けない。ロロ『ウルトラソウルメイト』も新国立劇場『エンドゲーム』もおもしろかった。ロロは芸劇で見るたびに姿を変えながら、でもロロでしかありえない作劇をしていてすばらしい。特に今回の作品は多くの人に届いて、染み渡る作品だった。初めてロロを見て、その世界観にすっかり引き込まれてファンになった時を思い出した。そんなに昔じゃないんだけど。大場さんの声や佇まいはロロのあのメンバーの中にいると”いる！”という感じがする。キラキラと。亀ちゃんは太い串となって作品を支えていた。あの太い心が劇場に満ちるとき、観客も心を重ねて奪われるんだ。</p><p name="f18d6cbc-a911-4294-b3c5-dbd1842e3c2f" id="f18d6cbc-a911-4294-b3c5-dbd1842e3c2f">　『エンドゲーム』は第一声の「おしまい」でしびれた。言い切ってから徐々にその糸口を緩めていく。ベケットの意識をたどりながら目の前のどん詰まりの世界を見ているのは最高にクールだった。終末の世界を描いているというが、美術含めて、より収容所が連想されて、可笑しいのに後味はとびきり苦い。そういえばソルジェニーツィン『イワン・デニーソヴィチの一日』は、ソビエト連邦の強制収容所ラーゲリの一日を描いたものだが、主人公のイワン・デニーソヴィチが活き活きと過ごしている姿や、環境のナンセンスさが通じている。<br>　客席の話だけど、開演から30分くらいしてのそのそ入ってきた男女二人組が開演から60分くらいして、のそのそ出ていった。何だったんだ。</p><br/><a href='https://note.com/pomihei/n/n57a90f2549fa'>続きをみる</a>]]></description>
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      <note:creatorName>細川洋平（ほろびて）</note:creatorName>
      <pubDate>Thu, 28 May 2026 23:59:40 +0900</pubDate>
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      <title>マーブルもよう</title>
      <description><![CDATA[<p name="ff28c386-ffa2-4f6a-abec-31d903c686cb" id="ff28c386-ffa2-4f6a-abec-31d903c686cb">2026年5月27日<br>　先日。キュンチョメの個展『あいまいな地球に花束を』を見るために神谷町へ行った。はじめて麻布台ヒルズ。迷ったけどぐるぐる回っているうちにたどり着く。広い空間で一面に映像が投影されていた。水の中の音が聞こえる。まずは中央の空間を囲むように立てられたパーテーションの外側にある絵を一枚一枚見ていく。パステル調の色彩と、一枚の中に対照的な色使いをした、動物が描かれた一見可愛らしい小さな絵たち。想像することを喜ぶような絵たち。キャプションが丁寧に書かれていて、直感と、作者の意図を頭の中に並べて見ていく。<br>　（あと、いつものことだけど、ぼーっとしていたんだと思う。個展の題にもなっている『あいまいな地球に花束を』の展示を確認し忘れた。「あ。ある」というところまでは気づいてたんだけど）<br>　内側の空間に入ると、絵が展示されていたパーテーションの裏側には、野良犬の写真が並んでいた。写真の犬の傷がある箇所を、実際の刺繍で治療する。『あなたの傷が癒えますように』。自分の少ない美術の引き出しの中から、ゲルハルト・リヒターを思い出す。扱うテーマは対極にあるようなものだけど。犬たちの写真を見ながら深呼吸をする。<br>　一面のスクリーンでは、海中を漂う人形（ひとがた）のビニールが映っていた。実際のビニールゴミを人形に切ったものだという。</p><p name="a663a87f-9bf5-4f13-a45a-f33bd4d0f5d2" id="a663a87f-9bf5-4f13-a45a-f33bd4d0f5d2">　チームラボや、荒木飛呂彦のブースと同じフロア、並びにキュンチョメの展示があることを確かめて帰路についた。もっと。もっと混ざって雑多になればいいのに。</p><br/><a href='https://note.com/pomihei/n/nc95f7bf3ff6c'>続きをみる</a>]]></description>
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      <note:creatorName>細川洋平（ほろびて）</note:creatorName>
      <pubDate>Thu, 28 May 2026 00:00:36 +0900</pubDate>
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      <title>鼻うがいは何度してもいい</title>
      <description><![CDATA[<p name="569f1ab4-149b-48f7-9dd1-889355235002" id="569f1ab4-149b-48f7-9dd1-889355235002">2026年5月19日<br>　先日『Love and Information』を見に行った。KAAT。今の自分には都内に出るのも一苦労なのに、またいで横浜まで。<br>　大石継太さんが舞台にいる。あの声。一挙手一投足。じっと目で耳で味わって。リーディング公演ということもありミザンスを味わいながら、語り重ねられる複数の言葉と人物たちの声に耳を澄ました。ポリフォニックで想像力を掻き立てるものだった。この舞台の中心には大野拓朗くんがいて、屋台骨として作品を支えていた。それがぼくにとってはまた別の景色にも見えてとてもよかった。演出は桐山さん。堪能した。</p><p name="3921f11a-759f-4106-9d0c-9a94cbdb6304" id="3921f11a-759f-4106-9d0c-9a94cbdb6304">　みんなに会いたいなあ。</p><br/><a href='https://note.com/pomihei/n/n1c9c84bbf3c6'>続きをみる</a>]]></description>
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      <note:creatorName>細川洋平（ほろびて）</note:creatorName>
      <pubDate>Tue, 19 May 2026 23:28:10 +0900</pubDate>
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      <title>全部書いてあった気分</title>
      <description><![CDATA[<p name="486fa2d8-fd8b-4027-8c12-ec32ed15b50b" id="486fa2d8-fd8b-4027-8c12-ec32ed15b50b">2026年5月16日<br>　先日、彩の国シェイクスピア・シリーズ2nd『リア王』を見た。演出は長塚圭史さん。タイトルロールを吉田鋼太郎さんが演じるということで、どうしても見たかった。ほとんどそれだけの理由ではあったけど、町田水城さんも活躍していてほんとうにうれしかった。<br>　リア王の上演を見たのはNTLのサム・メンデス版を池袋シネ・リーブルで、以来。戯曲は松岡和子さん版しか読んだことがない、という身体で彩の国さいたま芸術劇場へ。<br>　そもそも蜷川さんの遺志をついで彩の国シェイクスピア・シリーズの芸術監督に就任した鋼太郎さんが上演するこのシリーズはスケジュールと財政事情が合えば見ておきたいものだったが、ぼくが見ることができた『ヘンリー五世』や『終わりよければ全てよし』では鋼太郎さんは演出を手掛けていて出番も多くはない。鋼太郎さんがリア王を演じるとなれば見ない手はない。<br>　と思って見ていたのだけど、途中、グロスター伯を演じる山西さんと藤原竜也さんのやりとりからもう泣けてしょうがなかった。山西さんは『エンジェルス・イン・アメリカ』のロイ・コーンもすばらしかったし、打ちのめされてばかりだ。いやグロスターの身に降り掛かった悲劇と、その後の彼の精神性がまた……。<br>　鋼太郎さんと藤原さんが『リア王』の中でセリフをかわしていたりすることにもうれしさがあり、とにかく全員見てほしい。とりあえず客席に座っている観客は見てほしいし、それ以外の人も全員見てほしい。判っちゃいたけどシェイクスピアが全部もう書いてた、みたいな気持ちにもちゃんとなった。<br>　圭史さん演出のシェイクスピアはシアターコクーンで『マクベス』を見ていた。演出がとにかく尖っていた印象だった。今回はもっと作品に身を委ねている感じがあった。<br>　よく言われることだけど、古典や強度のある戯曲のおもしろさを引き出すもっとも有効な演出は、戯曲通りにやること。それを思い出した。つまり守破離。世阿弥の言う物まねを極めた先に見えてくる”その人”ということだと再認した。そういう意味で進む演劇は時間がかかる。いくらあっても足りないものだ。</p><br/><a href='https://note.com/pomihei/n/nf6c01f339090'>続きをみる</a>]]></description>
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      <note:creatorName>細川洋平（ほろびて）</note:creatorName>
      <pubDate>Sat, 16 May 2026 01:02:42 +0900</pubDate>
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      <title>2分後の世界</title>
      <description><![CDATA[<p name="cb04898f-8b7b-4be4-b3ed-981ac81f3cc6" id="cb04898f-8b7b-4be4-b3ed-981ac81f3cc6">2026年5月14日<br>　あと２分後には寝る。眠い。もう日が変わって15日になってしまっている。起きる時も、寝る時も、どうしてだろう。その手前の状態が心地よくて変化をこばんでしまうんだ。</p><p name="1b5e6539-165f-467b-8506-57434fc9c496" id="1b5e6539-165f-467b-8506-57434fc9c496">　『カラマーゾフの兄弟』を再読しようと何度も手に取る。読みたいのは大審問官のところだけど、ゾシマの説法もよい。これを手にしていると『ねじまき鳥クロニクル』も読みたくなってくる。どうしてだろう。文庫だと3巻構成だからだろうか。<br>　最近読んだ本では永井玲衣『これがそうなのか』（エッセイ）はとてもおもしろかった。やりたいんだ哲学対話。引用されている本たちもどれも読みたくなるし、大人計画『母を逃がす』についての章もある。『母を逃がす』はぼくが始めて劇場で見た大人計画だった。あの頃見ていた演劇をもう一度見たいな。おっと、走馬灯が。油断しちゃだめだ。寝よう。起きるために。</p><br/><a href='https://note.com/pomihei/n/n216857e39ee1'>続きをみる</a>]]></description>
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      <note:creatorName>細川洋平（ほろびて）</note:creatorName>
      <pubDate>Fri, 15 May 2026 00:49:55 +0900</pubDate>
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      <title>すこしまえ日記</title>
      <description><![CDATA[<p name="1b20f8c4-c7b8-42fe-b674-8ba8cbf7d70f" id="1b20f8c4-c7b8-42fe-b674-8ba8cbf7d70f">2026年5月4日<br>　すこし前にEPOCHMAN『The Closet Revue』を見る。自己の居場所を探す話と見た。老舗ではなく、比較的若手で、カンパニーとしての体力がどのくらいなのかわからないけど、スズナリで１ヶ月のロングラン公演というのは破格だと思う。<br>　冒頭から出ずっぱりの山崎一さんを見ていて、あの役とはじめさんの存在があるから、若い二人は思う存分に言葉をぶつけ合えていたように見えた。大人数大舞台のロングランとは違う濃密に熟成した空間だった。</p><p name="5d968515-f835-4919-95d7-3ad8ee5e8441" id="5d968515-f835-4919-95d7-3ad8ee5e8441">　野田地図『華氏マイナス320°』を見る。<br>　『キル』からはじまる初期NODA・MAP、「解散後全劇作」にあるような作劇ではなく、今の形式になったのはいつ頃なんだろう。今の形式というのは、いくつものエピソードの線が終盤で一気に太い線となる形式だ。アンサンブルの妙技も考えると夢の遊眠社時代の作劇にベクトルが向いている気もしないでもない。もっとも、バブル期にあった劇団時代とは洗練のさせ方がまったく異なるけれど。野田さんが70才と知り、ふと考えるとぼくが『ロープ』にアンサンブルで参加したのは2006年だったから、本当に20年経ったんだ、と途方もない気持ちになった。野田さんはずっと楽しそうなんだ。ほんとうにずっと。<br>　劇の終盤、ゾッとするシーンがあるのだけど、それは舞台上に繰り広げられているものというより、何か別の、自分の自意識や、セリフが書かれたことや書いた劇作家――野田秀樹氏のことだが――の思考などを辿っているような感覚に包まれた。野田さんは本当にこの先、心にあるものを全て書いておこうと決めたのだろう。パンフレットは読み応えがあり、購入をオススメする。演劇の上演に対する考えはとにかく首肯した。</p><br/><a href='https://note.com/pomihei/n/neea0429e5871'>続きをみる</a>]]></description>
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      <note:creatorName>細川洋平（ほろびて）</note:creatorName>
      <pubDate>Thu, 07 May 2026 22:57:53 +0900</pubDate>
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      <title>風呂キャン界隈はまだ遠く</title>
      <description><![CDATA[<p name="09fab299-cf11-44e8-bb7e-cf155eae0097" id="09fab299-cf11-44e8-bb7e-cf155eae0097">2026年4月26日<br>　先日、『ソリティアおじさんがいた頃』（著・村司侑）を読んだ。文學界新人賞受賞作。新人賞掲載号には選評も載っているので、先に読んでいたのだけど、金原ひとみが「序盤から身を委ねることができた」と書いていたからだろうか、迷いのないおだやかな世界が最初からたしかにあって、時々主人公のセルフツッコミも心地よく、最後まであっという間だった。<br>　書き出しから心を掴まれた。</p><figure name="82dfe8b0-be8b-4ff2-8a85-2e4fbbe319d4" id="82dfe8b0-be8b-4ff2-8a85-2e4fbbe319d4"><blockquote><p name="185708c8-da03-49c7-bdd2-8c713f0a105b" id="185708c8-da03-49c7-bdd2-8c713f0a105b">ソリティアおじさんがいた頃のことを久しぶりに思い出した。</p></blockquote>
<figcaption>『ソリティアおじさんがいた頃』村司侑</figcaption></figure><br/><a href='https://note.com/pomihei/n/n155d256e5c0c'>続きをみる</a>]]></description>
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      <note:creatorName>細川洋平（ほろびて）</note:creatorName>
      <pubDate>Sun, 26 Apr 2026 23:18:00 +0900</pubDate>
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      <title>試食バターサンド</title>
      <description><![CDATA[<p name="275dd292-03e7-45bd-ad26-dec10217c0ca" id="275dd292-03e7-45bd-ad26-dec10217c0ca">2026年4月25日<br>　帰宅途中、駅構内でバターサンドの販売店が試食品を配っていた。店員さんが若い女性に爪楊枝にさした商品を手渡すようすがたまたま目に入った。小さく膝を曲げて、商品を少し上から胸の高さに差し出す。首もすこし傾けてにこやかに。受け取った女性は連れの女性に満面の笑みで何かを言っていた。距離があったので声は聞こえなかったけど、「もらっちゃたあ」みたいな言葉がきっとこぼれていた。<br>　店員さんの渡し方がすてきだった。あなたに渡すものはとてもいいもので、ほくほくするものですよ、どうぞ。おもてなし感、トクベツ感があったのだ。<br>　販売のバイトを長くやっていた。レジに持ってきたものはもうお店のものではなくてお客さんのものだ。袋に入れるときや手渡すとき、その商品がお客さんにとってどのようなものかを想像した。<br>　コンビニや本屋で、何かそういうものとは違う、胸に隙間風が吹くようなやり取りが続くと、セルフレジが自分にはやっぱりあってるのかなあとか思うんだけど、バターサンド屋さんのやり取りを見て思い出した。<br>　「これ、いいですよね」「ですよね、いいんですよ」「ね」<br>　思いが交わされるこの感じ。この感じがいい。何か、いい。</p><p name="6ed360c2-22c8-4911-89c0-a862b91eba30" id="6ed360c2-22c8-4911-89c0-a862b91eba30">　映画『お別れの歌』が公開中だ。柴田啓佑監督に声をかけてもらい、脚本を書いた。主演は濱正悟さん、共演に今泉佑唯さん。ほかにもすてきな俳優があちこちに出ている。</p><br/><a href='https://note.com/pomihei/n/n4f61809dbb6a'>続きをみる</a>]]></description>
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      <note:creatorName>細川洋平（ほろびて）</note:creatorName>
      <pubDate>Sat, 25 Apr 2026 22:33:39 +0900</pubDate>
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      <title>あの雨の日に</title>
      <description><![CDATA[<p name="280946b5-5f38-422b-9d72-2c94613da5fd" id="280946b5-5f38-422b-9d72-2c94613da5fd">2026年3月30日<br>先日、せんがわディレクターズセレクション『ピギーバック』が終了しました。ご来場いただいたみなさま、気にしてくださったみなさま、観劇しようと計画してくださったみなさま、本当にありがとうございました。</p><p name="3504d3b0-0344-4cf2-b6a6-ec63083f8546" id="3504d3b0-0344-4cf2-b6a6-ec63083f8546">ぼくは台本を提供する立場であり、稽古場のことは知らないが、生田さんとはあれこれとやりとりをして多くの学びを得た。<br>台本はいくつもの重なりを想定しながら書いたし、そのように書けたことがうれしかった。演出の力も、俳優の力もものすごいものだ。上演を見て、それをはっきり掴むことができた。</p><br/><a href='https://note.com/pomihei/n/nc3108ccc06cd'>続きをみる</a>]]></description>
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      <note:creatorName>細川洋平（ほろびて）</note:creatorName>
      <pubDate>Mon, 30 Mar 2026 23:03:00 +0900</pubDate>
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      <title>とどいて</title>
      <description><![CDATA[<p name="3b84d155-daff-4ff9-9f11-89c78ffb8ae6" id="3b84d155-daff-4ff9-9f11-89c78ffb8ae6">2026年3月1日<br>　先日、町中華のランチに行った。入口すぐにカウンターが有り、細長い厨房で炒め物をやっているので油の匂い、中華の匂いがあっという間に服に付いてしまうお店。ドアをくぐるとおばちゃんがすぐに目を合わせて人数を聞いてくる。ぼくはひとさしゆびを立てて中に入る。中華の味が食べたい。ただその思いでやってきた。ランチセットはA〜Cまで全種類醤油ラーメン＋何かだった。ラーメンもいいけど……とランチメニューじゃないものに目を向ける。中華丼。いいねえ。中華丼。ざっくりしている。あんかけで、野菜が入ってる、というくらいのざっくりなイメージがあっという間にぼくの脳と口の中に広がる。中華の味が食べたいワレにもっともふさわしい献立であった。<br>カウンターを抜けると、手狭な店内では4人がけのテーブルが5つほど並んでいる。一人客は相席になる。ぼくが入店した時はシングル客が二人ほどで、ぼくは誰も座らず誰もこなさそうなテーブルに陣取った。頭上に吊るされたテレビでは高市首相がやいのやいの言っていた。隣のテーブルの客が帰り、食器を片付けていたおばちゃんが、ぼくにお冷やがないのを見て「お水持ってくるね」と言った。すこしのどが渇いてたからぼくは「あっ、どうも」と返事をした。<br>客がひとりやってきて、ぼくのいるテーブルに座った。お冷やを持ってきたおばちゃんがその客の前にコップを置いて、注文を取った。<br>ぼくの中華丼がやってきた。<br>斜め向かいにいる客が、お冷やをぐいっと飲んだ。おばちゃんがすかさずその客のお冷やに水を注ぎ足した。<br>ぼくは中華丼を食べ終わり、お会計をして店を出た。<br>道端で、カバンに入れていた烏龍茶を飲んだ。<br>「その水、ぼくのです」<br>言えなかった言葉だった。</p><p name="a203665f-f3f8-4824-9271-a9e40828c2a1" id="a203665f-f3f8-4824-9271-a9e40828c2a1">●</p><br/><a href='https://note.com/pomihei/n/nc6812144296e'>続きをみる</a>]]></description>
      <note:creatorImage>https://assets.st-note.com/production/uploads/images/109317032/profile_4742b4fcd7b021b58f9514435531a06e.jpg?fit=bounds&amp;format=jpeg&amp;quality=85&amp;width=330</note:creatorImage>
      <note:creatorName>細川洋平（ほろびて）</note:creatorName>
      <pubDate>Sun, 01 Mar 2026 21:50:40 +0900</pubDate>
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    </item>
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      <title>早朝ジョギングが午後の眠気を連れてくる</title>
      <description><![CDATA[<p name="ba6ee4c1-c2d4-4fac-affd-6539a34734b4" id="ba6ee4c1-c2d4-4fac-affd-6539a34734b4">2026年2月18日<br>　サマーソニックにTHE STROKESが来るらしい。見たいなあ。なんてことを考えながら、気分に合わせて聞いていた音楽が耳に引っかかった。一昨年のリリース時に聞いていたはずなのに、最近気付いた。<br>MONO NO AWAREのAL『ビュッフェ』に入っている＜あたりまえ＞がめちゃくちゃストロークスオマージュサウンド。日本語で、MONO NO AWARE流に解釈するとこうなるんだ、という驚きと感動。「みんな聞いて！」と言いたい。歌いまくるリードギターとハイハットのチキチキがすばらしい。ミニマルだしボーカルも声を張り上げないけどテンションが高く、間引かれた行間がたのしく、切ない。すごくいいんだ。ライブ見たいな。<br>　ストロークスが日本に来ることもあと何回だろう。見られるうちに見たいよ。</p><p name="139894a4-6b9a-4eb5-b7af-b4fd056f30b6" id="139894a4-6b9a-4eb5-b7af-b4fd056f30b6">　先日書いたガルバについてだけど、大事なことを書き忘れていた。演出家の桐山和也さんの存在。ご本人は「俳優がすばらしかったので」と謙遜していたけど、全体の手つきや温度感は桐山さんのものでしょう。すばらしかったなあ。</p><br/><a href='https://note.com/pomihei/n/n9b6a12e92120'>続きをみる</a>]]></description>
      <note:creatorImage>https://assets.st-note.com/production/uploads/images/109317032/profile_4742b4fcd7b021b58f9514435531a06e.jpg?fit=bounds&amp;format=jpeg&amp;quality=85&amp;width=330</note:creatorImage>
      <note:creatorName>細川洋平（ほろびて）</note:creatorName>
      <pubDate>Wed, 18 Feb 2026 19:55:12 +0900</pubDate>
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      <title>650円で買ったハンドクリームが別のお店で500円だった夜</title>
      <description><![CDATA[<p name="4f0cc752-e476-40d1-bf89-34652f0e72b6" id="4f0cc752-e476-40d1-bf89-34652f0e72b6">2026年2月11日<br>・『ピギーバック』の稽古がはじまっている。ぼくは作ということで稽古場にはあまりいかないようにしている。生田みゆきさんが演出をしてくださっていて、信頼しているしそれ以外にできることはない。日々、多くの質問が届き、頃合いを見て返事をしたり台本の修正を重ねている。文章でのやりとりだ。生田さんの言葉の選択が的確なのだ。日々感動している。生田さんは編集者としても優秀なのだと思う。<br>・稽古場では台本をどうやろうこう、してやろうなどと試行錯誤しているのかなと空想しながら、稽古場を訪れるのがたのしみだ。稽古場には顔合わせ以来行っていない。<br>・白百合女子大学の井上隆史教授の三島由紀夫特別講座が調布市せんがわ劇場で開催されて、抜粋戯曲の読み手として出演した。ぼくの担当は『卒塔婆小町』と『鹿鳴館』。数ページではあったが、自分の中での発見も多く参加してよかった。声をかけてくださった櫻井さんには感謝しかない。共演した今井美佐穂さん、高橋あずささんがとても響く方々で、普段の公演の稽古ほどの時間もやりとりもなかったけれども、実に学びがあった。自分の中の発見でいうなら、稽古しながら、「なる」と「いる」の違いが無意識に選択されてしまっているんだなと自覚した。良い悪いのはなしではなくて、知った、という感じ。例えば「だまり給え」というセリフがあったとして、人物の経歴や年齢、文脈も含めて演じる時にやはり「なる」ほうを選択するのだけど、「いる」ほうを選択するやりかたを取ることも考えられたらいいなと思った。これは俳優としての考え方。やはりやってみないとわからないことばかり。<br>・劇壇ガルバ『The Weir〜堰（せき）〜』を見た。すばらしくて驚いてしまった。当初は戯曲の力と思っていたけど、翻訳だろう。髙田曜子さんの訳出が。また俳優陣もすばらしい。白眉ははじめさんの物語中の情景の変化。終盤に見せる吐露なのだけれども、何もかもが粋で、笑えて、心を掴まれる。長谷川さんの乱暴に見えて繊細な役どころもおもしろいし、なによりセリフ離れが軽快で憧れる。田中さんはあの5人の中にいるということが何より物語っている。あのバーテンダーがいることで、空間や傾聴の有効距離がぐんと広がっていた。空気を解放する重要な役どころを楽しそうに演じていてすばらしかった。上村さんは変わり者を演じていた。伊勢さんと両手で握手をして誠実な言葉（セリフは忘れてしまった）を伝えていた演技がとても胸を打った。あそこには嘘があってはいけない言葉たちだった。それを上村さんが力強く、嘘なく、誠実に言っていた（とぼくには見えた）ことに感動した。伊勢さんはそのシーンをはじめ、徐々に心を打ち明けていくさまや、終盤のはじめさんとのやりとり、繊細さと受け取り方がすばらしかった。事あるごとに言ってしまうんだけど『父と暮らせば』の二人（山崎一×伊勢佳世）が強く記憶に残っていて、ある瞬間に、親子が見え、そういう見方はあまり誠実ではないが、でも強く通じ合っている様子を感じ取ったことが、二人が重なって見えたことが、自分の中で大きな驚きだった。<br>終わってから、翻訳劇の自分の中にある「ハードル」を考えた。それこそ「なる」「いる」と同様の。<br>で、打ちのめされて帰った。同じくらい打ちのめされることが、この先どのくらいあるだろう。そう考えたらこれからの観劇もとてもたのしみだ。</p><br/><a href='https://note.com/pomihei/n/nce518bd732e9'>続きをみる</a>]]></description>
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      <note:creatorName>細川洋平（ほろびて）</note:creatorName>
      <pubDate>Wed, 11 Feb 2026 23:59:59 +0900</pubDate>
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      <title>エレベーターが来て</title>
      <description><![CDATA[<p name="9c8318d4-4b1f-41bb-8647-a722effc564c" id="9c8318d4-4b1f-41bb-8647-a722effc564c">2026年1月31日<br>実を言えば昨日のエントリはただ背伸びをした。キチンとしようと思ってしまった。『虐殺器官』を聞いて『夜と霧』を連想したのはそのとおりなのだけど、実際は、「おお、夜と霧っぽいな。考えて書いたのかなー。声で聞くと文字を目で追っているのとは違った部分が浮かび上がってくるなー」という感じの、そのくらいの、とはいえ自分にとってはかなり大切な発見だった。</p><p name="42030a77-704e-4cac-ae8d-b6660f231fd2" id="42030a77-704e-4cac-ae8d-b6660f231fd2">毎回、我ながら読みにくい文章だなって思いながら書いて、推敲するが、このnoteだと、推敲すると当初の熱意が消えていく。のがやだなあと思って、エレベーター来ちゃった。</p><br/><a href='https://note.com/pomihei/n/n1f3d6586407b'>続きをみる</a>]]></description>
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      <note:creatorName>細川洋平（ほろびて）</note:creatorName>
      <pubDate>Sun, 01 Feb 2026 00:10:02 +0900</pubDate>
      <link>https://note.com/pomihei/n/n1f3d6586407b</link>
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    </item>
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      <title>エレベーターが来なくて（遅刻編）</title>
      <description><![CDATA[<p name="c576ce80-a50c-4b82-be39-a8a6f694dc5b" id="c576ce80-a50c-4b82-be39-a8a6f694dc5b">2026年1月30日<br>キャンペーンでAmazonAudibleがとても安かったので登録した。<br>何度かキャンペーンの時には登録してきたけど、ちゃんと読書として聞いているのは初めてかもしれない。<br>SF聞きたいなと思って伊藤計劃『虐殺器官』を聞いていた。「読む」行為では何度も読み返していたんだけど、「聞く」ことでこれまであんまり引っかからなかった部分に気がつく。序盤で任務遂行中のクラヴィスたちが車内で交わす会話の中に地獄についての言及がある。クラヴィスの部下で信心深いカトリックのアレックスがこんな事を言う。</p><figure name="783887e4-6ac9-4c86-b0b1-5ff86342f401" id="783887e4-6ac9-4c86-b0b1-5ff86342f401"><blockquote><p name="7497c92a-5e83-4fc4-af23-6e6ab9a4bfec" id="7497c92a-5e83-4fc4-af23-6e6ab9a4bfec">「ぼくらは地獄に堕ちるでしょうかね」</p></blockquote>
<figcaption>伊藤計劃『虐殺器官』（ハヤカワ文庫JA）</figcaption></figure><br/><a href='https://note.com/pomihei/n/n6ee6a22b7b82'>続きをみる</a>]]></description>
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      <note:creatorName>細川洋平（ほろびて）</note:creatorName>
      <pubDate>Sat, 31 Jan 2026 00:08:51 +0900</pubDate>
      <link>https://note.com/pomihei/n/n6ee6a22b7b82</link>
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    </item>
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      <title>からっぽの思</title>
      <description><![CDATA[<p name="bdbe6fe2-7e3b-43e7-b791-ad4b1a6cf13e" id="bdbe6fe2-7e3b-43e7-b791-ad4b1a6cf13e">2026年1月22日<br>今、日常生活では2つのめがねを使い分けているのだけど、普段遣いをしない方ではたまに度数の問題なのか、めまいがやってきたりする。頭のおくそこで誰かが脳みそを軽く掴んで平衡感覚を失わせるような。<br>　本屋で本を探している時にめまいに襲われると、めがねを外すことになる。それで思い出したことがある。<br>人間ドックにここ数年参加していて――参加という記述でいいのかは置いといて――、そこで視力を測ってもらうんだけど、あれ、どうしてめがねを着用したままでの視力しか測ってくれないのだろうか。僕は裸眼の視力を知りたいのだけど、それはやってくれない。めがねの視力って眼鏡店で自分で調整しながら作っためがねをかけるのだから、大体わかってるんだけどなあ、と思って今、スマートフォンに入っている健診アプリを見たら、「契約により、めがね・コンタクトレンズ使用者は矯正視力のみの場合もあります」と書いてある。健診アプリというのは、人間ドックの結果が全てそのアプリに送られるため、アーカイブ性もあるし、送られている記録が過去のものも見られるのでとても便利なものだ。視力検査について僕の契約はきっとそれだったのだろう。裸眼の視力いくつだろう。めがねを外したら見えないから、たいへん悪いだろう。同時に、めまいを起こさないめがねをもう2、3本揃えたいものだ。</p><br/><a href='https://note.com/pomihei/n/nccc29421966f'>続きをみる</a>]]></description>
      <note:creatorImage>https://assets.st-note.com/production/uploads/images/109317032/profile_4742b4fcd7b021b58f9514435531a06e.jpg?fit=bounds&amp;format=jpeg&amp;quality=85&amp;width=330</note:creatorImage>
      <note:creatorName>細川洋平（ほろびて）</note:creatorName>
      <pubDate>Thu, 22 Jan 2026 16:48:09 +0900</pubDate>
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      <title>トーキョー・ディスタンス</title>
      <description><![CDATA[<p name="4c7a52d1-9fb6-4370-b706-75ca44eaec48" id="4c7a52d1-9fb6-4370-b706-75ca44eaec48">2026年1月20日<br>東京。<br>いよいよ東京から離れたことで、無意識にあった「東京」という自分の中の幻想について考えてみたい。<br>生まれてから親の転勤に伴い各地を転々としてきたが、親にとって生活の中心は家庭だったように思う。転勤するわけだから仕事はその地にあり、「家に帰る」という行動は家族の待つ家に帰ることにほかならない。自分の記憶にあるところでいえば、ペルーのリマであったり、山口県下関市であったり、埼玉県上尾市だったりした。そこにそれぞれ帰るべき家があった。</p><p name="16ad3694-a904-4d8f-aa49-8b57f7bde339" id="16ad3694-a904-4d8f-aa49-8b57f7bde339">東京のことを意識し始めたのは上尾市に住んでから。だから小学校5年生以降だ。僕が2才だったころ、父が2年ほどペルーに単身赴任してしまい、母は僕と姉を一人で、東京の沼袋で育てていたらしい。その時、母はよく上野動物園に連れて行ってくれた。「上野があるなら、下野はどこ？」と僕が言ったんだよとを母はよく話してくれた。下関から上尾市に移り住んだ。上尾に住んでからは父が時々車で東京に連れて行ってくれた。秋葉原の電気街。池袋のビックカメラ。だいたい家電屋で、ファミコン・スーファミのソフトを買ってもらったり、パソコンを見たり。ゲームショーにも連れて行ってもらった。</p><br/><a href='https://note.com/pomihei/n/n9e7ceb868201'>続きをみる</a>]]></description>
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      <note:creatorName>細川洋平（ほろびて）</note:creatorName>
      <pubDate>Tue, 20 Jan 2026 17:08:35 +0900</pubDate>
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      <title>正欲とBUTTER</title>
      <description><![CDATA[<p name="600d0530-6e36-47dc-86fb-adf234b25114" id="600d0530-6e36-47dc-86fb-adf234b25114">2026年1月19日<br>朝井リョウ『正欲』と、柚木麻子『BUTTER』を年末年始に読んだ。<br>僕はなんだか本に対して捻くれてしまって、書店の一番目立つところに平積みしてあるような本は滅多に手に取らないのだけど、推し活についての小説であると聞く『イン・ザ・メガチャーチ』が気になって、読みたいんだけど、その前に別の作品で朝井リョウの地ならしがしたくて手に取ったのが『正欲』だった。ずっと『性欲』とかけたタイトルだろうとイメージしていたのだけど、当たらずとも遠からずだが、想像とは全く違う切実で掌にある素晴らしい作品だった。打ちのめされて、しばらく朝井リョウのことしか考えられなくなり、インタビュー記事とか動画とかを漁ったりして書評を漁ったりして、それからようやく『イン・ザ・メガチャーチ』を落手した。で、読むかと思いきや、『BUTTER』を読み始めた。</p><p name="df1ba9a0-81d8-4ac1-9ca2-7c3fa4339eb5" id="df1ba9a0-81d8-4ac1-9ca2-7c3fa4339eb5">『BUTTER』は、『ドブへ INTO THE DITCH』の稽古の時に、たくさん話し合いをしたのだけど、役についての話をしている時に渡辺真起子さんがふと「『BUTTER』とかね」と口にしたのがずっと心に残っていて、文庫を購入した。どうして『BUTTER』のタイトルが出てきたのかはよく覚えてないんだけど、シスターフッドの文脈だったと思う。真起子さんは大変な読書家で、話がとても面白かった。もちろん映画の話も断片的にだけどタイトルをたくさん挙げて、見た、見てない、面白かった、あーだこーだと盛り上がった。そういう中のひとつに『BUTTER』があったのだ。</p><br/><a href='https://note.com/pomihei/n/n30e75d703367'>続きをみる</a>]]></description>
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      <note:creatorName>細川洋平（ほろびて）</note:creatorName>
      <pubDate>Mon, 19 Jan 2026 23:12:20 +0900</pubDate>
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      <title>漫画を読むほど教室</title>
      <description><![CDATA[<p name="24e5f521-79fe-4827-98e2-528b03fd3c46" id="24e5f521-79fe-4827-98e2-528b03fd3c46">2026年1月17日<br>『本なら売るほど』がいろんな漫画の賞を取っているようで、ためしに手にとって読んだ。</p><p name="6cc77b8c-4fa8-4a43-90f1-8db2fcf83743" id="6cc77b8c-4fa8-4a43-90f1-8db2fcf83743">古本屋を営んでいる青年が主人公の漫画で、1話は亡くなった方の蔵書を買い取るお話。戸建ての家にみっしりある蔵書。居間に山と積まれた本たち。本の保存状態や蔵書印（蔵書をする際に本に押す自分の名前が入った印）まであることを確認して、持ち主がどれだけ本を愛していたかが伝わってくる。生涯独身で亡くなった持ち主、その妹さんが遺品整理をするため、主人公に買取依頼がかかった。</p><br/><a href='https://note.com/pomihei/n/n052e9e5330df'>続きをみる</a>]]></description>
      <note:creatorImage>https://assets.st-note.com/production/uploads/images/109317032/profile_4742b4fcd7b021b58f9514435531a06e.jpg?fit=bounds&amp;format=jpeg&amp;quality=85&amp;width=330</note:creatorImage>
      <note:creatorName>細川洋平（ほろびて）</note:creatorName>
      <pubDate>Sun, 18 Jan 2026 04:11:16 +0900</pubDate>
      <link>https://note.com/pomihei/n/n052e9e5330df</link>
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    </item>
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      <title>2025年の戸じまりに</title>
      <description><![CDATA[<p name="308dc7b5-ea0a-43b4-a07f-7d6e94877f05" id="308dc7b5-ea0a-43b4-a07f-7d6e94877f05">日々介護福祉に携わってくださっている皆様、お疲れ様です。本当にありがとうございます。支えられています。無理なさらずに。</p><br/><a href='https://note.com/pomihei/n/nd5eb95164d72'>続きをみる</a>]]></description>
      <note:creatorImage>https://assets.st-note.com/production/uploads/images/109317032/profile_4742b4fcd7b021b58f9514435531a06e.jpg?fit=bounds&amp;format=jpeg&amp;quality=85&amp;width=330</note:creatorImage>
      <note:creatorName>細川洋平（ほろびて）</note:creatorName>
      <pubDate>Wed, 31 Dec 2025 23:15:56 +0900</pubDate>
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      <title>よんさん、２作品のこと</title>
      <description><![CDATA[<p name="185b74a9-326c-41d3-b782-4ee1251d7f9f" id="185b74a9-326c-41d3-b782-4ee1251d7f9f">2025年4月3日<br>　47歳になって2ヶ月が経とうとしている。社会に出た同級生たちはもう管理職やより高い場所へ向けた転職などをしているだろうか。家庭を持って、温かい家族を増やしているだろうか。そんなものと無縁で生きて、年を重ねればいつの間にかこんな年齢にまでなるものだ。</p><p name="c19651cc-dc88-4794-a65c-f7133368e877" id="c19651cc-dc88-4794-a65c-f7133368e877">　一昨年、去年、ガルバに関わり思った。こんなに素晴らしい先輩方が、まだ僕が出会ったことのない方々含めているんだ。年を取ることの素晴らしさはある。</p><br/><a href='https://note.com/pomihei/n/nd83d33b74082'>続きをみる</a>]]></description>
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      <note:creatorName>細川洋平（ほろびて）</note:creatorName>
      <pubDate>Thu, 03 Apr 2025 22:02:12 +0900</pubDate>
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      <title>読まれなくなった雑誌の束日記</title>
      <description><![CDATA[<p name="3cacbe26-e8ee-46d0-8bd9-149e1de61b1f" id="3cacbe26-e8ee-46d0-8bd9-149e1de61b1f">2025年3月4日<br>全然時間がないのに、引っ越しをした。先日。荷造りに３週間かかっておどろく。ひとごととしておどろくことで、作業の手を止めずにやれた。行ける日は深夜に車で荷物を運べるだけ運んだりした。夜の道を覚えてしまった。「この道すきだなあ」と思って、また走りたいなあと思ったけど、引っ越すからもう同じ道を走る必要はなくなるんだ、と気づいた時は、さびしかった。とにかく馬車馬のようなモチベーションで荷造りや運搬をしていたから、「やらなくては」という思いをこの道に抱いて走ることはもうないんだと気づいたからだった。</p><p name="6532cc1c-ce6b-4697-8d94-a0dbd5bbdc38" id="6532cc1c-ce6b-4697-8d94-a0dbd5bbdc38">誰かが捨てたものを、拾うような人生を送りたい。いじきたないと思われるかもしれないが、自分はそう思っている。</p><br/><a href='https://note.com/pomihei/n/nef31526b7130'>続きをみる</a>]]></description>
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      <note:creatorName>細川洋平（ほろびて）</note:creatorName>
      <pubDate>Tue, 04 Mar 2025 02:06:57 +0900</pubDate>
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      <title>おそく、ふりかえる日記</title>
      <description><![CDATA[<p name="5415475f-d02c-4216-90e2-c9130ecfcb8b" id="5415475f-d02c-4216-90e2-c9130ecfcb8b">2025年1月31日<br>　やるべきことを、夕方くらいに気づく。平日が終わる。電話をしても繋がらないところに連絡を取りたいけど、あとはもう土日が過ぎるのを待つしかない。全く。本当に、自分は。</p><p name="107696b8-68f7-49da-a2ae-52aae27cef99" id="107696b8-68f7-49da-a2ae-52aae27cef99">2024年12月22日<br>　父を散髪へ連れていき、散髪中に母とスタバへ。iPadで美空ひばり『川の流れのように』を流すと、母が「ひばりちゃん！」と驚いて、聞きながら泣いていた。歌が好きという母の、日々くちずさむ歌のほとんどを知らなかった。もっと聞いておけばよかった。父がほとんど坊主みたいな超さっぱりした髪型になっていた。</p><br/><a href='https://note.com/pomihei/n/n59364e502949'>続きをみる</a>]]></description>
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      <note:creatorName>細川洋平（ほろびて）</note:creatorName>
      <pubDate>Sat, 01 Feb 2025 21:36:11 +0900</pubDate>
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      <title>ふと、日記</title>
      <description><![CDATA[<p name="e3c28608-3725-45d5-9f09-553cea07fdbb" id="e3c28608-3725-45d5-9f09-553cea07fdbb">2024年11月26日<br>　笠木泉さんに連絡をしてスヌーヌーの稽古見学へ行く。どうやって作っているんだろうという興味と、この1年ほど、笠木さんの声や存在の近くにいたこともあり、またその空間にいたいなと思ったこともあり。<br>　稽古場には出演者の渡辺梓さん、鳥島明さん、橋本和加子さんと笠木さんの4人しかいなくて、だけど笠木さんの明るい声が響き、その声によって表情がパッと変化していく俳優たちがいて、なぜだか「そう、これこれ」と思ってしまった。笠木さんはいつでも笠木さんだ。<br>　稽古は序盤のシーンで、この先がどう広がっていくのだろうとワクワクした。あることも思ったのだが、それは本番を終えた頃に、気が向いたら書こう。<br>　おみやげに埼玉銘菓十万石まんじゅうを差し入れる。「うまいっ、うますぎるっ」で有名な……と思ったが、そのCMを誰も知らないとのことでションボリ。でもまんじゅうは人気だったようで安心した。まもなく本番だ。たのしみである。</p><p name="4f310dda-aa5d-4f11-8513-4f6a0add6432" id="4f310dda-aa5d-4f11-8513-4f6a0add6432">2024年11月27日<br>　とてもとてもお世話になっているアニメ評論家の藤津亮太さんとアニメ監督の板津匡覧さんのトークがあるとのことで、麻布区民センターへ『北極百貨店のコンシェルジュさん』を見にいく。上映期間に行けなかったのでいい機会だった。<br>　さまざまな事情を抱えた客に”善性”で接する百貨店の従業員たち。見ていて、とにかく泣いて泣いて。すばらしい作品だった。<br>　終映後のトークは、藤津さんの的確な質問から板津監督の明確な返答まで、満足度の高い時間だった。複雑でありながら淡い美術とキャラクター作画の組み合わせを現状で実現した監督の手腕もすばらしい。省略と描き込む箇所の塩梅も、経験の賜物というか。藤津さんも振っていた話題として、コンシェルジュさんの首元のスカーフが記号的に存在していることの重要さや、監督の「たまに揺れればそう（スカーフだと）見える」という返答など、認識論的にも納得度が高くて個人的に大変盛り上がる内容だった。</p><br/><a href='https://note.com/pomihei/n/n53c9ba1b21ad'>続きをみる</a>]]></description>
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      <note:creatorName>細川洋平（ほろびて）</note:creatorName>
      <pubDate>Mon, 09 Dec 2024 18:26:33 +0900</pubDate>
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      <title>掃除機のコードをつかってファミコンのACアダプタを抜く方法</title>
      <description><![CDATA[<p name="f1d290da-0199-4b84-97b1-92eca567748e" id="f1d290da-0199-4b84-97b1-92eca567748e">2024年10月3日<br>　一人芝居の題材をかんがえている。発表や情報解禁はいっそいいとして、年明けに一人芝居をすることにした。先月上演されていたガルバで仮チラシを折り込んでいたのだけど、誰からも「見た」と言われなかった。誰にも見られていないのだろう。仮チラシはＺＩＮＥを作るみたいで、『ミネムラさん』と重ね合わせながらのたのしい作業だった。とても時間がかかったけれども。</p><p name="59d21a9e-a42a-45ad-9436-250da58c4774" id="59d21a9e-a42a-45ad-9436-250da58c4774">　一人芝居、というか、そういうことを、このあたりでやっておくべきだと思っていた。演出家としても活動する身としても、誰かに伝えることの限界や精一杯とはべつに、「自分でやって見せい」とずーっと、心のなかで自分に言っていた。稽古場での誤配のもどかしさだって、関係性や人間性を知っていくうえでとても大事なことだけど、そのもどかしさのない稽古を経験してみることも必要だ。20代と40代では見える景色も感触もちがうだろうし、きっとできるタイミングはここだけだろうな、と思う。わちゃわちゃしそうだけど、家内制手工業的にやる、みたいなことをガルバの現場で森谷ふみさんに話したら「ニッポンの河川みたい、たのしみ！」と言ってくれた。そうだよ。ニッポンの河川。見たいな、また。やらないのかな。そういう気持ちも込めよう。ガルバの今回のキャスト陣はみんなキラキラしていた。演出の西本さんも、主宰のはじめさんもキラキラしていたのだから、そりゃそうだ。まぶしいぜ。←ここの「ぜ」は「ぜ↑」の音でイメージしてもらえたら。「？」より手前の感じで。</p><br/><a href='https://note.com/pomihei/n/n6ec74893683c'>続きをみる</a>]]></description>
      <note:creatorImage>https://assets.st-note.com/production/uploads/images/109317032/profile_4742b4fcd7b021b58f9514435531a06e.jpg?fit=bounds&amp;format=jpeg&amp;quality=85&amp;width=330</note:creatorImage>
      <note:creatorName>細川洋平（ほろびて）</note:creatorName>
      <pubDate>Fri, 04 Oct 2024 00:35:42 +0900</pubDate>
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