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「いいプロダクトをつくりたい」想いが成長につながる 〜新規事業を牽引するエンジニア師弟の物語〜

 企業が持続的に発展するためには、若手社員の成長が鍵となります。その成長を支えているのは、経験豊富なメンバーとの共創です。

こんにちは、オロnote編集部です。今回は、オロの新規事業開発グループを率いる二人のプロダクトエンジニアにお話を伺いました。開発の最前線で目覚ましい成長を遂げる川越さんと、彼を導く後藤さんの視点から、若手が成長する環境に不可欠な要素を探ります。

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“会社の新たな柱作り”に取り組む二人のプロダクトエンジニア


川越 敦(写真左)
社長室 新規事業開発グループ プロダクトエンジニア リーダー
2022年オロ入社。クラウドソリューション事業部(以下、CS事業部)にてクラウドERP「ZAC」の開発に従事。2024年から新規事業開発グループに異動し、SaaS管理ツール「dxeco」の開発に携わる。現在は、dxecoのプロダクトリーダーと開発リーダーの役割を担っている。


後藤 歩(写真右)
社長室 新規事業開発グループ 開発責任者 執行役員
2008年オロ入社。受託開発、プロダクト開発、新規事業開発に従事し、リードエンジニアとして多くのプロジェクトを牽引。2021年からは社長室で新規事業開発グループの責任者を務め、「dxeco」や「ハヤサブ」など複数のプロダクトを立ち上げる。2025年4月より執行役員に就任。


—— まずは、簡単にお二人の自己紹介をお願いします。

後藤さん: 社長室の新規事業開発グループで、開発責任者をやっている後藤です。
2008年に株式会社オロへアルバイトとして入社し、2009年に新卒入社。以降、一貫して開発業務に従事してきました。CS事業部にてZACの開発、マーケティングコミュニケーション事業部(以下、MC事業部)にて受託開発およびアプリ開発、新規プロダクトの開発などを経験し、2021年からは新規事業の立ち上げおよび推進に注力しています。

川越さん: 同じく新規事業開発グループで、dxecoの開発リーダー兼プロダクトマネージャーをしている川越です。2022年に新卒でZACのエンジニアとして入社し、2024年からdxecoチームに加わっています。

―― ありがとうございます。新規事業開発グループについて、この機会に簡単にご紹介していただけますか?

後藤さん: オロには現在、CS事業部とMC事業部という二つの大きな事業の柱がありますが、そこに続く第三の柱をつくっていくのが、新規事業開発グループの役割です。

新規事業開発グループのミッションは、「新規プロダクト作りを通じて、顧客の課題を解決する質の高い解決策を提供し、世の中に貢献する」ことです。その過程を通じて、メンバーひとりひとりが育ち、成長していけるような機会もつくっていきたいと考えています。

中でも、dxecoとハヤサブという新規プロダクトはすでに多くの顧客がおり、特にdxecoはユーザー企業様がかなり増えてきて、今年からはいよいよ市場へ本格参入していくフェーズに入ってきました。このフェーズに合わせて、社内異動や採用を通じてチームを拡大し、ミッションの実現を目指しています。

プロダクトに対する姿勢が異動のきっかけに

—— 川越さんはどのような経緯で、新規事業開発グループに異動したのですか?

後藤さん: 川越さんが新規事業開発グループにジョインしたのは、2024年1月です。
dxecoは2021年のリリース以降、少しずつお客様が増えてきていて、2024年はその年で十数社への導入を目標にしていましたが、当時の体制は、私と営業メンバーの渡邉さんの2人。

この人数では目標達成が難しく、私以外にもう一人エンジニアが必要だと感じていました。

ただ、どんなエンジニアでも良いわけではなく、ユーザーの課題を理解し、解決ができるエンジニアが必要でした。

新規事業開発グループでは、大きく分けてプロダクトエンジニアとフルスタックエンジニアの2種類のエンジニアを求めています。
中でもプロダクトエンジニアは、開発の幅広いスキルを持ちつつ、顧客の課題を高い解像度で捉える力や、顧客と正しいコミュニケーションを取る力など、よりユーザーの課題を理解する力が求められます。こういったエンジニアはなかなか少ないとは理解していましたが、そういう能力や素養がある人でなければ、dxecoをさらに成長させるのは難しいだろうとも思っていました。

2人目のエンジニアを探している中で、プロダクトエンジニアの素養がありそうなメンバー (川越さん) が社内にいると聞きました。川越さんが当時携わっていたZACの小規模改善という仕事への取り込み方や発言を聞いても、開発だけでなく組織やプロダクト全体に対する視点を持って取り組んでいる姿勢が見えてきて「もしかしたら、新規事業開発グループに必要な方かもしれない」と思うようになりました。

―― 当時、川越さんとしては異動のお話はどのように受け取ったのでしょう?

川越さん: 製品全体を見ながらディレクションしたり、自分で機能を提案・開発したい、できるようになりたい気持ちは、ずっと自分の中にありました。当時、開発マネージャー陣に対して、ZACを「こうしたい」という自分の思いや考えを伝えたことがあるのですが、そういった気持ちやキャリアの志向が、上長や後藤さんにちゃんと届いていたというのは、すごくうれしかったですね。

「本当の課題を引き出す」プロダクトマネジメントの難しさ

―― 新規事業部ではどのように学びや経験を得ていったのでしょうか?

川越さん: 最初は開発メンバーとしてチームに加わり、後藤さんのプロダクトマネジメントを間近で学ぶ機会を得ました。実際に商談に同席し、顧客からのフィードバックの受け止め・機能の提案・課題の深掘りといったコミュニケーションの取り方を学びました。

その後、徐々に自分も発言する機会が増えていき、プロダクトをどう成長させていくかを考えるうえで大事な「課題を吸い上げる力」が少しずつ身についてきた実感もありました。そのあたりから「自分がやりたかった仕事を、ちゃんと任せてもらえているんだな」と感じるようになりました。

顧客の課題を吸い上げた後、具体的な機能に落とし込んでいくところも、最初は後藤さんに決めてもらっていましたが、徐々に自分で手を伸ばすようになり、少しずつ引き継いでいきました。今では、基本的に自分が主導で何を作るかを決めています。

後藤さん:最初の半年間は、まだユーザーや課題を深く理解できていなかったり、ユーザーの本質的な悩みもつかめなくて、「課題が見えないから、それに対する提案もできない」という状態だったのかなと思います。

その後は、現場でユーザーに直接触れ、課題を間近に感じ続ける中で、徐々に“勘どころ”がつかめてきているように見えました。

さらに経験を積み、ユーザーの課題を解消できる機能を川越さん自身で考えられるようになってきて、そこからは自然と重要な役割や判断も引き継いでいけるようになりました。

―― どんどん自分で進められる業務の範囲が広がっていったんですね。とくに印象に残っているエピソードや出来事はありますか?

川越さん: 顧客から想定していなかった厳しいフィードバックをもらった時のことです。

ある機能の開発を担当した際、段階的に機能を実装し、顧客からフィードバックをもらって進めていました。最初にリリースしたα版には、自分では「このくらいの機能があれば次の段階に期待してもらえるだろう」と思っていたのですが、実際のフィードバックはかなり厳しいものでした。「全然使い物にならないじゃん、これ」といった反応もあり、自分の想定とのギャップにショックを受けました。

当時は、計画をどう修正すればいいのか、何が足りなかったのかを顧客からどう聞き出せばいいのか、まったく想像がつかなくて、かなり困ってしまいました。自分一人で試行錯誤するにも限界があり、チームとしてどう動くかもまだ手探りで、てんやわんやしてしまったのを覚えています。

そこで後藤さんに相談したんです。すると後藤さんは、まず具体的にどんな意見があったのかを丁寧に聞いてくれて、そのうえで「顧客から課題をどうやって引き出すべきか」といったお手本を実際に示してくれて、すごく助けられました。そのときに、ただ話を聞くだけじゃなくて、どこに課題の本質があるのかを見極めながら話すことの大切さを学びましたね。

後藤さんのサポートもあって、その機能は今では正式版として、複数の顧客に使っていただけるようになりました。最初のα版の頃とは違って、実際に使ってもらえて、機能の価値もしっかり感じてもらえるところまで持っていけた、そんな実感のある経験になりました。

―― 後藤さんのサポートもあり、無事正式版をリリースできたんですね。その経験を通じて、川越さんが意識するようになったことや、できるようになったことはありますか?

川越さん: やはり、顧客から本当の課題を抽出するというのは、今でもすごく難しいと感じています。多くの場合、顧客からは「こういう機能が欲しい」といった具体的なご要望としてフィードバックをいただくのですが、それがそのまま、私たちが機能を作るうえで本当に必要としている情報とは限らないことが多いです。

表面的なニーズを捉えるだけでなく、背景にある問題や欲求を深く理解するため、適切なコミュニケーションが非常に重要だと思っています。この「本当の課題を引き出す力」は、プロダクトの方向性を決めたり、実際に何を作るかを判断するうえで、最も大切な要素のひとつです。

顧客の課題を機能に落とし込むことは、プロダクトマネジメントの中でも、とくに難しいプロセスのひとつだと日々実感していて、そのプロセスを実際に乗り越えられたことは、自分にとって本当に貴重な経験でした。

川越さんが手がけたIT資産管理のマスタ画面

川越: ユーザーが望む形で情報を整理できるよう、データ連携の設計を工夫しました。

失敗を糧にすることが成長サイクルを生み出す

―― 新規事業開発グループに来てからの成長について、お二人はどのように感じられていますか?

川越さん: 自分が欲しいと思っていた能力が、着実に身についてきているという実感があります。

ZACのチームにいた頃から、顧客の課題を的確に捉え、自らの手で解決策として形にできるようになりたいという思いをずっと持っていました。

新規事業開発グループに移ってから、さまざまな業務を任せてもらい、目指していたスキルや役割に少しずつ手が届くようになってきたと実感しています。

後藤さん: 新規事業開発グループに入るメンバーはミッションの特性もあって成長の速度はみんな早いと思いますが、とくに川越さんは目覚ましい成長を遂げているように思います。

彼は開発リーダーとしてチームを牽引するだけでなく、プロダクト開発やチームマネジメントにも積極的に取り組んでくれています。

また、私が2021年から培ってきた考え方や思考を、最も理解してくれていると感じていて、dxecoの推進においては欠かせない存在です。

現在は、dxecoのことはほとんど川越さんに任せている状態です。

―― 川越さんのどういった姿勢が成長の好循環を生み出しているのでしょうか?

川越さんの成長を支えているのは、主に4つの点があると感じています。

1つ目は「チャレンジ力」。
自分の担当範囲にとどまらず、「やってみます」と自分から手を挙げて挑戦する姿勢があります。常に自分に矢印を向けて、チャレンジゾーンにいようと努力しているところは、頼もしいなと思います。

2つ目は「素直さ」。
フィードバックを受け止めて、起こったことをそのまま受け入れた上で、「じゃあどうすればいいか」を自分の頭で考えて、行動に移していける。否定的な態度や言動をまったく見せないのも彼の大きな特長で、これは性格や姿勢や志向によるところが大きく、希少な資質だと思っています。

そして3つ目は、「失敗できるところ」。
私は、失敗こそが最も成長につながると思っているのですが、川越さんは大きなことでも小さなことでも、チャレンジして失敗し、その結果を素直に受け止めて改善していく、というサイクルをしっかり回せているんです。
その失敗の“量”をこなしているからこそ、“質”につながっていて、成長ができているんだと思います。

最後は、「レジリエンス(回復力)」の高さです。
困難にぶつかっても、それをしっかり受け止めて、立ち直り、また前に進んでいく。そうした回復力の強さがあるからこそ、ここまで大きく成長してきたのだと感じています。やっぱり、自分が考えたりつくったものが、顧客に受け入れられなかったら怖いですよね。
でも彼には、そこで落ち込んだまま終わらずに、もう一度立ち上がって前に進める力がある。だからこそ、任せられるし、信頼できるんです。

―― 逆に川越さんからみて、後藤さんの仕事ぶりについてとくに印象的な点はありますか?

川越さん: 後藤さんは、リスクをしっかりコントロールするのが本当にうまいんです。一緒に仕事をしていて、「これはすごいな」と感じるポイントの一つですね。

うまくいかない可能性がある場面でも、うまくいかなかった場合のリカバリーまで見越して動いています。
「これは一度やってみてもいいな」と踏み出す判断もあれば、「これは失敗したらまずいから、一度立ち止まろう」と冷静にブレーキをかける判断もできる。
その見極めの感覚がとても的確で、学ぶことが多いです。

―― 新規事業開発グループとしても、川越さん個人のご成長としても、ますます今後が楽しみですね。

川越さん: 目標はユーザーにとっても、提供する側にとっても価値のあるプロダクトをつくっていくことです。

新規事業開発グループは、これからも新しいプロダクトを次々と立ち上げていくことになると思いますが、まずは必要最低限の機能だけを備えた試作品を完成させる段階、そこからユーザーに本当に愛されるような製品へと成長させていく段階、それぞれの段階でしっかり貢献していけるよう取り組んでいきたいです。

まだまだ力不足な部分もありますが、これからも成長し続けられるよう頑張っていきます。

採用候補者に向けてのメッセージ

―― 最後に、採用候補者に向けて、オロで働くこと、とくに新規事業開発グループで一緒に働くことへの期待やメッセージをお願いします。

後藤さん: 一緒に働く方にまず求めたいのは社内でよく言われる「オロらしさ」ですね。
人柄の良さや、正しいことを選び取れる人格、悪意のない素直さ、利他的な姿勢、そして目的に向かって前向きに議論できること。そうした価値観を大切にしている方と、一緒に働きたいと思っています。

そのうえで、プロダクトエンジニアやフルスタックエンジニアとして新規事業に関わりたいという志を持った方に加わっていただけたら、チームとしてもさらに成長できると考えています。
ある程度企業としての体力がある中で、「0→1」「1→10」「10→100」といったさまざまなフェーズを、小規模なチームで、エンジニアという役割で経験できるのは、スタートアップとはまた違った面白さや考え方があると思います。

また先ほどもお話ししたように、「いかに早く失敗を繰り返して学んでいけるか」が成長のポイントになると考えているので、そういった環境にチャレンジしたい方にとっては、きっと成長の場になると思います。

川越さん: 「いいプロダクトをつくりたい」と本気で思っている人と、一緒に働けるとうれしいです。
ユーザー目線での「いいプロダクト」を追求することが一番大事ですが、社会的に意義のあるものだったり、開発者としての手応えがあるものだったり、「いいプロダクト」にもいろんなかたちがあると思います。
そんな思いを持ってプロダクトづくりに向き合える方と、一緒に挑戦していきたいと考えています。
このチームでは、プロダクトマネジメントの視点でも、開発力という技術的な面でも、価値あるものを提供できる力を実践の中で伸ばしていけると感じています。

ぜひ、一緒に働ける日を楽しみにしています。

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あとがき
新規事業開発グループの後藤さんと川越さんの師弟のような関係性から、若手の成長を加速させる環境の本質に触れたように感じました。

「やってみたい」という個人の意志と前進する力、それを適切な裁量と手厚いフォローで後押しする周囲の存在 が組み合わさることで、個人/組織として成長し、プロダクトの価値が向上するサイクルが形成される ということに気づかれされました。


新規事業開発グループでは「チャレンジできる環境」を求めている仲間を募集しています。

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