Andante 歩く速さで➁
☆今回は長編です(1,992文字)
今日も良い天気
「散歩行くか?」
「うん」
「今日はどっちに行く?」
という訳で
昨日は北だったから
今日は南へ歩く

早速 見つけたのは
薬膳で知られるクコの実
その若芽がコレ
柔らかい内に摘んで来たら
母が茹でて
あく抜きした後に
炒め煮にして食べさせてくれた
野草を摘んで食べるのを
当たり前にして育ったせいか
これくらいの
柔らかいのが有れば
主婦としての目は
「天ぷらにしても良いかも?」
なんて品定めしている
でも 土手のは取らない
某かの汚染が気になるから
…と 早速置いていかれる
男二人の足の速さよ

20年住んでいても
数える程しか来ていない
灯台もと暗し
静かな日には
川面が水鏡になって
空の青が水に溶けて
雲も浮かんでいる
少しずつ先に進んでいくと
「カメが居る!あれは鯉かな?」
というので
杖を突きながら追い付く

カメが呼吸しに上がるのを待つ

右が正面に🐽
水面から出して呼吸している

向こうに泳ぐのは鯉ではなさそう
手前はカメだけど種類は不明
捨てられたミシシッピアカミミガメ
(俗にミドリガメ)の可能性があるかも?

その手前からヌーッと迫るお魚



竹と常緑樹が混ざっている

遠い昔の記憶を呼び覚ます
軒先の矢車菊
子どもの頃には
どこのお宅でも咲かせていた
流行り花でもあったと思い出す
畑の端っこ
道端にひょろりと咲いていた
これにムシトリバナの赤紫色
が有ると田舎の畑の彩り
また少し歩くと
木製の小さな橋が現れる
塗装面が剥がれて
歩くと揺れるし
ちょっとフカフカする
…のに 渡る
橋の上から見る景色が好き
ただそれだけの理由


全部クレソン

わぁ~ クレソンだぁ~
上流の山中の沢に生えているなら
摘んで来たかったが
生活排水が流れる場では
食用には出来ない
残念だ~
つい主婦の目が発動してしまった
そしてまた…
置いていくんか~い😅
工事中の橋が見たいって
そうですか
お先にどうぞ
さっきから
私の視界でチョロチョロ
動くものが気になる

解像度の低いスマホなので
何度も撮った中のマシな1枚
ツグミは チョンチョンチョンと
跳ねるように移動の後で
頭をムクッと起こして
ストップモーションするので
老眼で追っても
多分そうだろうなと判断がつく
やっと撮れたけど
デジカメで撮りたかったな
もうじき渡りの季節が来ると
居なくなってしまう
まだ居てくれて良かった



ニジュウヤホシテントウ
食べていたのはクコの葉

モンキチョウのメス(白い)
オスは黄色い

ポチっとある紋が特徴
モンキチョウのメスが
足元に飛んで来ていて
そのうちに
オスもやって来て
二頭で追いかけっこの蝶の舞
春は恋の季節

メダカの学校
用水路を覗くと
水生生物も見られる
ちゃんとしたメダカが
生息する小川も少ない
カダヤシやヒメダカを
放たれてしまうと
生態系が壊れてしまう


ホタルの幼虫の
エサとしても知られる

生きている個体を探すのが大変でも
まだちゃんと生息しているようだ
魚取り網を水際の草に差し込んで
ワサワサと揺すって引き揚げると
スジエビやハヤが
獲れることもある
アメリカザリガニも居る
この水路は
小学生の理科の学びの場でもあり
息子を連れて
泥鰌(ドジョウ)を掬いに来た
思い出もある
今 いずこ

田んぼの畔近くに植えられていた
白藤が初夏を先取りしていた

何やら狙って固まるダイサギ


田んぼの中に辛うじてまとまって
咲いているレンゲソウを見つけた
しかし
沿道の草むらにひっそりと
咲いているレンゲソウを見つけて
ガマンガマン


シロツメクサ(クローバー)

途中の自販機で喉を潤して
うっすらと汗をかき
杖を突きながら
少し無理に早足で
動いたせいか
痛みMAXだったが
家に帰りつくなり
タッチダウンするように
へたり込んでも
気分は快晴だった
息子も写真を取りながら
子どもの顔に戻っていた
夫はその後
予約の病院へGO
長編となった今回の散歩
久し振りの川の生きもの調査にも
なっていた
昼寝は確定
今 キジが一声鳴いて
キジバトのバックコーラスが
終わったところだ
