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『本物の道具』信仰から自由になったら、音楽がもっと楽しくなった話


結論から言うと、私は今日も元気にDJコントローラーを使っています。
罪悪感ゼロです。


新年なので、いつもと違うことを書いてみる

今日は2026年元旦。

新年なので違うことをやってみます。

あなたにDJになる方法を教える記事ではありません。
昔の自慢話でもありません。

私は人生の半分をDJに使いました。
DJ界隈に漂う "あの空気"は何?  すべての創作する人に語りかけます。

まずはフロアを温める、一曲目の記事です。



SNSの何気ない一言で、人はここまで病む


「DJコントローラー使ってるの?ダサくね?」
はい出ました。SNS名物・一撃でHPを削ってくるコメント

当時の私は、この一文を見た瞬間、心の中の小さなDJがスクラッチ音と共に崩れ落ちました。(キュイイイ...キュルルル...ガシャ...)


なぜなら私は、

  • ターンテーブルを前にすると手がぎこちない

  • レコードを持つと急に挙動不審になる

  • 「針圧」という単語だけで汗をかく

そんなアナログ弱者DJだったからです。




発動する「本物の道具信仰」

DJ界隈・DTM界隈には、なぜか存在します。
謎の身分制度。

  • ターンテーブルを操る人 → 一流

  • コントローラー勢 → 二流(※本人は一流だと思っている)

  • DAW打ち込み → 三流(もはや人権なし)

誰が決めたのか。
誰の許可を取ったのか。
それでも、この空気は確実に存在します。


謎の身分制度


レコード針もしかりです。SHURE M44はHIPHOP。ORTOFON Concordeはテクノ。深い謎の森。これは機材沼なのか。

私も例に漏れず、「これができなきゃ本物じゃない」という修行僧マインドに突入しました。



ターンテーブル修行編(だいたい三日で心が折れる)

レコード重い
指が思った通り動かない
ピッチフェーダー、言うこと聞かない
ビデオに撮ってみると、思っている以上に「運動神経悪い芸人」
一ヶ月触らないだけで、感覚はきれいさっぱり初期化。

「あれ?昨日までできてたはずでは?」
→ できてません。幻想です。

音楽を楽しむはずの時間が、己の不器用さを確認する儀式に変わっていきました。




DTMでも発生する「チュートリアルの森林」


Ableton Liveを開く。

「...あの設定、どこだっけ?」
YouTubeを開く。気づけば深夜3時。

ブラウザには、

  • 初心者向け解説

  • 超基礎講座

  • なぜか上級者向け神動画

私は音楽を作りたかったはずなのに、操作の考古学者になっていました。



ここで突然、プロゴルファーが乱入します


話は急に飛びますが、プロゴルファーのブライソン・デシャンボー
この人、ゴルフ界の異端児です。

  • 伝統?知らんし

  • クラブの常識?知らん

「簡単に飛ぶクラブ?いいじゃないですか。勝てるなら。」

この姿勢を見て、私は悟りました。
あ、これでいいんだ。いや、これだ!

簡単に飛ぶクラブ?いいじゃないですか!


道具に自分を合わせる人生、もうやめない?

DJコントローラー。

「ズルじゃない?」
いいえ、人類の叡智フル活用です。
手順(How)を機械に任せて、意図(What)に集中する。
これ、めちゃくちゃ健全です。



「三流」という呪いを、笑って処分する

昔の私:

  • コントローラーは恥

  • AIは邪道

  • 楽するのは罪

今の私:

  • 楽しいが正義

  • 作品が出るのが正義

  • 続くのが最強

ゴルフでパーを取るために、わざわざ難しいクラブを使う必要はありません。音楽も同じです。



アナログを捨てたわけじゃない

ここで一つ、誤解されそうなので書いておきます。
私は、ターンテーブルとレコードを毎週クラブに持って行っていた側の人間です。12インチレコードは、UDGのDJ用バッグで決まりだし。

あの重さも、針を落とす緊張も、正直、いまでも嫌いじゃありません。
でも、CDJが出たとき、私はわりと普通に触りました。
「新しいCDってやつ?じゃあ使ってみよう」
それだけです。

ただ、新しい道具が出たら、使わない理由も特になかった。
AIが出てきたとき、あの頃と同じ感覚を思い出しました。

これでいいのだ

表現の決定権、取り戻しました

私は今日も、

  • DJコントローラーを使い

  • AIドラムを鳴らし

音楽を楽しんでいます。それでいい。
ターンテーブルはもう家にありませんが、私はDJです。
「三流」という呪いは、だいたい他人が勝手に貼ったラベルでした。
笑って剥がして、今日も再生ボタンを押しましょう。

はい。ここまで、フロアを温める曲として、一発目の記事を書きました。
この記事の続編、ピークタイムの一発も書きます。



『クリエイティブ・マインドセット』トム・ケリー、デイヴィッド・ケリー

IDEOの創業者が書いた、「創造性は才能じゃなくて習慣」という本。

「正しい道具を使わなきゃいけない」という思い込みを外すのに、かなり効きます。プロトタイプを作りまくる姿勢が、DJ機材選びにも通じます。


『RANGE(レンジ)知識の「幅」が最強の武器になる』デイビッド・エプスタイン

「早期専門化より、遠回りした方が強い」という研究を集めた一冊。

ターンテーブル修行で消耗するより、いろんな道具を触った方が表現の幅が広がる、この記事の裏テーマそのものです。



あなたの「三流認定」は、何でしたか?

イラスト、動画編集、スポーツ用具

どの世界にも、似たような「本物の道具信仰」が潜んでいます。
AIずるい。AI邪道。じゃあ、
オートマ自動車運転、電子ピアノ奏者は、下手くそなの?

こんな認定、変でしょう?

もし共感したら、コメントやSNSで教えてください。

旧年中はお世話になりました。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。


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