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ハーブ研究ログ③ なぜヘナ:インディゴ5:5では青にならずオレンジブラウンに収束するのか



このnoteでは

ヘナ・インディゴ・ハーブ染色の症例と発色条件を

現場観察ベースの「研究ログ」として記録しています。





はじめに


インディゴは青くなる。

ヘナはオレンジになる。


これはハーブ染色の基本認識ですが、

現場では


ヘナ:インディゴを5:5で配合すると

青にもオレンジにも振り切れず

オレンジブラウンに収束するケースが多く見られます。


今回はこの現象を

発色構造の視点から整理します。





観察傾向


配合


ヘナ:インディゴ=5:5


- 強い青みは出ない

- 純オレンジにもならない

- 暗ブラウンにも沈みにくい


→ 結果として

暖かみのあるオレンジブラウンに着地する





なぜ青化しないのか


① 色素の「発色競合」が起きている可能性


インディゴは

単体で使用すると


- 高明度部

- 白髪部


で急激に青発色することがあります。


しかしヘナを同量混ぜることで


- 染料吸着のスピードが緩和される

- 色相が暖色側に補正される


結果として

青の暴発が抑制される状態が生まれると考えられます。





② 視覚的混色ではなく“内部吸着バランス”


赤+青=茶色

という単純な混色ではなく


毛髪内部で


- どちらの色素が先に定着するか

- どの層にどれだけ残るか


このバランスで色が決まっている可能性があります。





オレンジブラウンの濃さを決める要因


白髪率


- 白髪率が高い → 淡いブラウン

- 白髪率が低い → 深いブラウン


これは

メラニン量による視覚コントラストの違いと考えられます。





明度差


- ブリーチやハイライトがある → 柔らかい発色

- 地毛が暗い → 色は締まって見える


ベースの明るさで同じ配合でも印象が変わる。





毛髪の強さ


- 軟毛 → 暖色寄りに出やすい

- 太毛 → ややくすみ寄りに出やすい


ここも現場でよく感じる発色差の一つです。





実務設計としての意味


ヘナ:インディゴ5:5は


- 青化が怖い方

- オレンジを出したくない方

- 初めてハーブ染色をする方


に対して


安全な着地点を作りやすい配合設計として使えます。


ハーブ染色は

「どれくらい置くか」より


どの条件で配合するかが仕上がりを左右する技術だと感じています。





まとめ


- ヘナ単体 → オレンジ方向

- インディゴ単体 → 青暴発リスク

- 5:5配合 → オレンジブラウン収束ゾーン


この傾向は


- 白髪率

- 明度差

- 毛髪強度


によってさらに変化します。


今後も症例を積み重ねながら

ハーブ染色の発色条件を整理していきます。





※ハーブ研究ログは継続して更新しています。

発色条件・配合・失敗例なども含めて記録していきます。





著者
愛媛県松山
ヘナ・白髪ぼかし・エイジング毛設計専門美容師

Nagi hair design(ナギヘア)

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