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七宝焼き  小さな絵を作る

ミニチュア作家のいわなり ちさとです。
紹介した作品は販売します。気軽にお問い合わせください。

今年になって、教室のお休みが多くて、昨日は久しぶりに集まりました。


去年まではブローチなど小物に色を載せて焼いてきました。
マーブル法や噴釉法、フリット(きれいで小さな色石)を載せて焼く方法、銀箔のかけらを載せて焼いてから色を付ける方法、最初から下絵がプレスしてある銅板に色を載せる方法などです。

今回は写真ほどの大きさの銅板を使い、下地は濃い色のべースにして焼いたものに銀箔を貼ってから焼き、色を載せていきます。


まず、自分で絵を描くという宿題が出ました。最初は刺繍の図案集などから抜き出したりしましたが、どうもしっくりこなくて庭に咲いている水仙を描いてみました。

初めて描いた絵

あまりに花などが細かいと指摘してもらって、花数を減らし、大き目に描き直しました。

2月の教室で黒く塗って焼いたベースの銅板に、前回3月の教室で、トレーシングペーパーに清書した絵をチャコペーパーを使って下絵を描きました。


銀箔に専用の和紙を貼り付け、小さなはさみで下絵を切っていきます。
銀箔と和紙が離れないように七宝専用ののり水に浸しながら、、、


少しだけ先生が見本に葉を一枚切って、貼って見せてくださって、あとはやってねと言われて、泣きそうになりました。最初は勘違いして一筆書きのように切っていくのかと思ってたので、できるわけもなかったんです。途中で当然時間切れとなり、4月、昨日の教室までに貼ってくるようにと言われました。


ゆっくりやったらできるからと言われましたが、私はせっかちできれいに切れなかったり、うまく貼れなかったりといっぱい失敗し、途中はごまかしてしまったところも多々。


どうにかつじつまを合わせて貼ったのがこの画像です。

葉脈の入れ方は教えてもらったので、どうにか入れましたが、花びらの筋のことは頭に浮かばず、、、

先生に切れ目の入れ方を教わり、一度貼った銀箔をはがして、筋を入れては貼り直しました。茎などもカクンと不自然に曲がって見えるところや、隙間があり過ぎるところなども修正しました。


銀箔は高いので、切った端きれもちゃんととっていきます。その端をできるだけ使って修正していきました。


切れ目を入れることで最初の図案とずれていくところがあって、うまく絵が収まらなかったり、のり水が多くて、貼ったつもりの銀箔がずれてしまったりと悪戦苦闘しました。


すべての修正はできなかったけれど、まぁまぁ合格となり、炉に入れて焼きました。

よく見ると花びらに筋が通ったり、葉の角度が自然なものになったりと修正ができて、花や葉に立体感が出てきました。

切れ目は細いので、写真に撮ったほうがよくわかります。その逆に失敗もよく見えます。参ったなぁ。面白いけれど、とても難しいです。

ここまでやってから、先生に実はいくつかステップを省略してやらせちゃったのよと言われて仰天でした。ミニチュアに慣れているからできるだろうという判断だったようです。


2月後半のお稽古で、宿題が出てからもひと月は向かう気力がわかずにほぉっておき、今月に入ってからやっと始めたのです。


やり始めると集中できましたが、そこまでが葛藤だらけ。
でも、頭の体操の時間だったなと振り返ると思います。

まだまだ切っていくうちにできるずれのために原画と違ってくることをどう修正し、つじつまを合わせるかがよくわかっていません。

貼ってしまったものをはがして修正するとはつゆ思わなかったので、うそでしょ?と内心思いながらやりましたが、やってよかったです。

花びらの筋も入れる方向を間違ったり、筋を入れてから貼ろうとすると銀箔がよれて変形してしまったりして何度もやり直しました。焼いた絵を見ても失敗している部分がたくさんです。


まぁ、それでも私の七宝の絵の第一作がここまでできました。
2時間のお稽古時間のうちに修正が終わり、焼くことができてホッとしました。先生が完璧にと言われなかったので、できたことです。


次からは色がきれいに載るように白い特殊な塗料を載せて焼き、その次に透明になる花や葉の色をつけていきます。

こうやって、記事にすることでやったことの整理がつきます。
ノートを作っているけれど、この日のことは記録す余裕がなかったので、この記事がノートの情報になっていきます。

先輩のみなさんは私の作った銅板やもっとサイズの違う銅板を組み合わせた大きな絵を作っています。私にしたら気が遠くなりそうな作業。


10年以上のキャリアを持ってる方たちなので、追いつけるわけもないけれど、まぁ、私なりのスピードで進んでいこうと思います。


奥が深くて面白い世界です。先輩方もいい方ばかり。
飛び込んでよかったです。

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