メインコンテンツへスキップ
 

マガジン一覧

かなしきデブ猫ちゃん

2022年4月から神戸新聞で「兵庫編」の連載がスタートした創作童話「かなしきデブ猫ちゃん」の関連話題をお届けします。24年4月22日には兵庫編第2シリーズ「マルの真夏のプレゼント」の絵本が発売されます。

「デブ猫」新章、猫好き落語家、猫助けの酒…最近の猫ニュースから

こんにちは、ぶらっくまです。この「うっとこ兵庫」で先日、神戸新聞で連載した創作童話「かなしきデブ猫ちゃん」の新作絵本の発売をお知らせしたところですが… その「かなしきデブ猫ちゃん」の新シリーズのスタートが決定しました!連載開始は5月11日。第1、第2シリーズと続いてきた兵庫県内各地を巡るマルの旅も、いよいよラストシーズンとなります。 「デブ猫ちゃん」をご存じない方は、特集サイトもぜひご覧ください。 なんだか猫派のイメージの神戸新聞ですが(そういうわけでもないのですが…)

22

デブ猫「マル」今春、兵庫上陸

 愛媛県の地方紙・愛媛新聞で2018年から計3シリーズにわたって掲載されてきた創作童話「かなしきデブ猫ちゃん」が2022年1月1日、最終回を迎えました。  「もっと広い世界を見てみたい」。主人公のデブ猫「マル」はこう胸を張り、愛媛から船に乗り兵庫を目指しました。兵庫には五つの国(摂津、播磨、但馬、丹波、淡路)があります。愛媛を飛び出したがマルが、兵庫五国を巡る大冒険が今年4月から神戸新聞でスタートします。  こんにちはド・ローカルです。今回は4月から神戸新聞で始まる新連載「

134

マル旋風 兵庫が熱い

 昨春、愛媛から1匹の3歳雄猫が兵庫に上陸しました。名前は「マル」。ハチワレです。身長55㌢。胸囲55㌢。ウエスト55㌢。足の大きさは5・5㌢。「5」づくしですが、体重だけは10㌔です。その体格からデブ猫ちゃんと呼ばれています。  こんにちはド・ローカルです。マルを誰よりも愛する兵庫県民です。昨年4~12月の8カ月間、兵庫五国を旅した全36話の物語「マルのはじまりの鐘」は読んでいただきましたか? 見逃し配信はこちらから。  4月14日にはこの兵庫編の絵本が発売され、4月下旬か

49

2巡目の兵庫 マルの新作絵本発売へ

 こんちにはド・ローカルです。  みなさんは神戸新聞の毎週土曜日朝刊に連載していた創作童話「かなしきデブ猫ちゃん」はご存じでしょうか? 私がこのプロジェクトのチームリーダーを務めさせてもらっています。  愛媛県から兵庫県に上陸したマルの旅は、2022年4月に始まりました。1巡目(2022年4月~23年1月)をつづった「マルのはじまり鐘」の絵本は昨年4月に発売され、累計発行部数は約1万冊、販売総数は7千冊を突破しました。そして今回、2巡目の兵庫の旅(2023年4月~24年1月)

28
もっとみる

ディープ神戸

神戸について掘り下げた投稿をまとめています。あなたの知らないKOBEが見つかるかも

放送中の連ドラでも存在感 神戸が誇る「廃虚の女王」

こんにちは、ぶらっくまです。突然ですが、皆さんは地上波テレビの連ドラ(連続ドラマ)を見ていますか。今秋のクールで、神戸が舞台のドラマが放送されているのをご存じでしょうか。ABCテレビ系/テレビ朝日系の「たとえあなたを忘れても」(10月22日スタート、日曜午後10時)です。 見慣れた光景が画面に映ると、何だかうれしくなりますよね。ドラマはまだ第3話が放送されたところなのですが、印象的なシーンで何度か使われている、一風変わった場所があります。神戸の街と海を見下ろす摩耶山の中腹に

46

ここは異国⁉ 神戸を歩いて巡る世界の宗教施設

神戸といえば「港町」とともに「異国情緒」というイメージで語られることがよくあります。 その始まりは19世紀半ば、横浜、長崎、函館、新潟と並び、神戸が日本で最初の開港地に選ばれたことにあります。以来、異国から多くの人々が移り住みました。ただ、神戸が他の開港地と違った点として、広大な「雑居地」の存在が挙げられます。 区画を整然と分けた外国人専用の「居留地」の整備が神戸では遅れ、外国人と日本人が隣り合わせで暮らす「雑居地」が周辺に設けられました。異人館で知られる北野エリアや、中

35

ブレイク間近? 湊川隧道

 隧道(ずいどう)。簡単に言えば「トンネル」です。私ことド・ローカルが住む神戸で誇れるレガシーの1つに、日本最古の河川トンネル「湊川隧道」があります。新聞の取材では何度も取り上げたことはあるのですが、この素晴らしさをnoteのフォロワーさんにも伝えたいと思い、今回のテーマにしました。  映画上映やコンサート、純米酒の貯蔵場所としても利用されているほか、昨今ではカレーやTシャツ、手ぬぐい、ノートなども登場。ブレイク間近の様相なんです。その活動を支えるのが地元住民らでつくる「湊川

62

記者を魅了する二つのメロンパン

定期的に紙面に登場する話題があります。メロンパンです。ふっくらとしてサクサク、表面には網目が入って…ではないメロンパンが神戸にはあります。神戸市外出身の記者が必ずといっていいほど引かれます。そんな二つのメロンパンについて播州人3号が紹介します。 「メロンパン」であって「メロンパン」ではないところが話を複雑にしています。 街中の疑問に記者が挑む「まちある調査団」というコーナーで取り上げられていました。 メロンパンは〝通称〟神戸では… サンライズ 由緒正しき名 考案の老舗 

32
もっとみる

中井久夫さんが教えてくれたこと

「心のケア」が広がるきっかけとなった1人の医師の足跡を、数回に分けてご紹介します(※神戸新聞で2023年1月に掲載した連載記事を一部再構成し、再録しています)。

連載「中井久夫さんが教えてくれたこと」⑴⑵

重苦しい年明けとなりました。能登半島地震の被災地は、発生1週間を過ぎても被害の全容が見えず、道路の寸断や悪天候で救助が難航しています。食事や物資は不足し、避難所の衛生環境も悪化しています。 お亡くなりになった方々のご冥福をお祈りし、ご遺族に心からお悔やみを申し上げます。被災された方々の安全と一刻も早い復旧を願うばかりです。 今回と同じ1月に起きた阪神・淡路大震災では、避難先などでの「災害関連死」が921人に上りました。「阪神・淡路大震災の反省、教訓は生かせているか」。1月

39

連載「中井久夫さんが教えてくれたこと」⑶⑷

※神戸新聞で2023年1月に掲載した連載記事「中井久夫さんが教えてくれたこと」を一部再構成し、再録しています。 (3)地震発生支援者の存在に意味がある ▼一時は神戸を精神科医で飽和させるぐらいにしたいと思いました―「中井久夫集7 災害と日本人」(みすず書房) (4)こころのケアセンター被災者を置き去りにしない ▼この小さな研究所は、心的外傷を忘れようとする社会の自然的傾向に流されずに存続する―「中井久夫集9 日本社会における外傷

32

連載「中井久夫さんが教えてくれたこと」⑸⑹

※神戸新聞で2023年1月に掲載した連載記事「中井久夫さんが教えてくれたこと」を一部再構成し、再録しています。 (5)時代を超えて心の孤独に寄り添う社会へ ▼医師が治せる患者は少ない。しかし看護できない患者はいない―「看護のための精神医学」(医学書院) (6)エピローグ被災地に注いだ優しさと情熱

42

家裁調査官が行く

神戸新聞朝刊で2022年7月19日~8月1日、長期シリーズ「成人未満」の一部として掲載した全10回の連載「家裁調査官が行く」を、note用に再編集した記事(全4回)です。 シリーズ「成人未満」は、成人年齢が18歳に引き下げられた22年4月に改正施行された「少年法」を再考する意図で企画されました。

家裁調査官が行く❹

※神戸新聞朝刊で2022年7月19日~8月1日、長期シリーズ「成人未満」の一部として掲載した全10回の連載「家裁調査官が行く」を、note用に再編集した記事の最終回(4回目)です。 シリーズ「成人未満」は、成人年齢が18歳に引き下げられた22年4月に改正施行された「少年法」を再考する意図で企画されました。           神戸新聞記者 那谷享平 希望…「変わりたい」偽りない気持ち(「家裁調査官が行く❸」から続く)  父親の女性関係に振り回され、同居する母親やきょうだいが

11

家裁調査官が行く❸

※神戸新聞朝刊で2022年7月19日~8月1日、長期シリーズ「成人未満」の一部として掲載した全10回の連載「家裁調査官が行く」を、note用に再編集した記事の3回目です。 シリーズ「成人未満」は、成人年齢が18歳に引き下げられた22年4月に改正施行された「少年法」を再考する意図で企画されました。           神戸新聞記者 那谷享平 成長…初めて被害者のことを考えた 息抜きのつもりだった。働いて買った車。深夜のドライブは気分が良いはずだと思った。同乗する後輩の友達は年

9
¥100

家裁調査官が行く❷

※神戸新聞朝刊で2022年7月19日~8月1日、長期シリーズ「成人未満」の一部として掲載した全10回の連載「家裁調査官が行く」を、note用に再編集した記事の2回目です。 シリーズ「成人未満」は、成人年齢が18歳に引き下げられた22年4月に改正施行された「少年法」を再考する意図で企画されました。           神戸新聞記者 那谷享平 虐待…「つらい」と口に出さなくても 貧困、親のアルコール依存、いじめ、性的搾取…。今このときも、つらい日常にいる子どもたちがいる。  非

14
¥100

家裁調査官が行く❶

はじめに 今回紹介するのは、神戸新聞朝刊で2022年7月19日~8月1日、長期シリーズ「成人未満」の一部として掲載した全10回の連載「家裁調査官が行く」を、note用に再編集した記事の1回目です。 シリーズ「成人未満」は、成人年齢が18歳に引き下げられた22年4月に改正施行された「少年法」を再考する意図で企画されました。 そして22年10月、神戸新聞記者による同シリーズの取材過程で、1997年に起きた神戸連続児童殺傷事件の全記録が廃棄されていたことが判明しました。この事件

20
もっとみる

ジェンダーレンズでのぞいてみたら

コウノトリの野生復帰や温泉地で知られる兵庫県豊岡市。中山間地域のイメージそのままに、少子高齢化と向き合う人口約7万5千人の地方都市に近年、全国の自治体や議会からの視察が相次いでいる。 ペースは、実に5日に1回。お目当ては、豊岡市役所が2021年に設置した「ジェンダーギャップ対策室」だ。性別による格差解消への取り組みは市が先導して18年から始まり、今では内閣府の女性活躍フォーラムなどさまざまな場で先進事例として取り上げられる。目に見える成果は、まだ出ていないのに、だ。 ジェンダー(性差)平等の視点を持ちながら物事を見ることを「ジェンダーレンズ」という。地域全体を巻き込んだこの取り組みで、市民は何が見え始めているのか。ジェンダーレンズでのぞいてみた。

ジェンダーレンズでのぞいてみたら④~インタビュー+番外~

※神戸新聞で2023年3月8~17日に掲載された連載(全8回)を加筆・再編集し、4回に分けてお届けする記事の4回目です。                       神戸新聞記者  石川 翠 豊岡市・地域啓発推進アドバイザー 国立女性教育会館理事長 萩原なつ子氏に聞く ジェンダーギャップ(男女格差)の解消に向け、2018年から取り組みを始めた兵庫県豊岡市。地域コミュニティーや家庭にも賛同の輪を広げようとしている。同市の「地域啓発推進アドバイザー」を務める独立行政法人・国立

18

ジェンダーレンズでのぞいてみたら③

※神戸新聞で2023年3月8~17日に掲載された連載(全8回)を加筆・再編集し、4回に分けてお届けする記事の3回目です。                       神戸新聞記者  石川 翠 〈役所㊤〉女性職員は窓口中心? 男女で偏らない人事配置へ 出来上がった二つの円グラフに、兵庫県豊岡市の職員、古橋智子さん(47)は驚いた。2分割と7分割にされたグラフが、入庁からの職務歴を示していたからだ。  2019年に市役所内で5回にわたって開かれた「中堅女性リーダーシップ研修」

16
¥100

ジェンダーレンズでのぞいてみたら②

※神戸新聞で2023年3月8~17日に掲載された連載(全8回)を加筆・再編集し、4回に分けてお届けする記事の2回目です。                       神戸新聞記者  石川 翠 〈地方企業㊤〉女性はサポート業務? 人事評価制度見直し 「請確認(確認してください)」。細いワイヤを巻き上げる機械が並ぶ作業場で、陳小明さん(46)の声が響く。ばねを製造する東豊精工(兵庫県豊岡市)の中国・上海工場で、品質検査やクレーム対応などを担う課長級の「主幹」だ。  広東省の深

18
¥100

ジェンダーレンズでのぞいてみたら①

 コウノトリの野生復帰や温泉地で知られる兵庫県豊岡市。中山間地域のイメージそのままに、少子高齢化と向き合う人口約7万5千人の地方都市に近年、全国の自治体や議会からの視察が相次いでいる。  ペースは、実に5日に1回。お目当ては、豊岡市役所が2021年に設置した「ジェンダーギャップ対策室」だ。性別による格差解消への取り組みは市が先導して18年から始まり、今では内閣府の女性活躍フォーラムなどさまざまな場で先進事例として取り上げられる。目に見える成果は、まだ出ていないのに、だ。  

22
¥100
もっとみる

阪神探訪

おしゃれで住みやすいと言われ、地域特有の文化もある阪神エリアの話題を集めました

祝・新刊! 村上春樹を育んだ街とその不確かな足跡

いきなり、こじらせたタイトルですみません。ぶらっくまです。出ましたね!6年ぶりとなる村上春樹さんの長編「街とその不確かな壁」。既に読み終えた方も多いかと思います。 私も発売日に買ったのですが、時間があるときに一気に読破したいとの思いから、まだ読んでおりません。新聞各紙にはここ数日、村上さんのインタビューや関連記事も多く載っていますが、事前情報をあまり入れたくないので、新聞社にいながら極力読んでいません(偉そうに言えることではありません)。 私事はさておき、神戸新聞ではこれ

43

先人達の物語 阪神の近代化産業遺産群

 今から10数年前、神戸新聞阪神版で連載をしました。「阪神近代化ものがたり 産業遺産を訪ねる」。経済産業省が2009年に発表したリポート「近代化産業遺産33」を基にしたものです。  一口に産業遺産と言っても、洋館、橋梁(きょうりょう)、鉱山、ドック、機械など形状は多様で、その一つ一つに歴史的ドラマがあります。  1890年ごろ、農地だった尼崎臨海部に、尼崎紡績(現ユニチカ)などの紡績工場が次々と進出しました。やがて、旭硝子が日本で初めて板ガラスの量産化に成功、さらに日本リー

68

ウチナーンチュの記憶 兵庫のリトル沖縄「尼崎・戸ノ内地区」

 沖縄県が本土復帰してから5月15日で50年を迎えます。沖縄と兵庫のつながりをさかのぼれば、神戸市須磨区出身で、太平洋戦争末期の沖縄県官選知事・島田叡(あきら)が有名ですが、それ以前の昭和初期(1930年代)ごろから、沖縄の人たちは出稼ぎのために尼崎市や神戸市などに住むようになりました。沖縄県が本土復帰した1972年、沖縄と兵庫は「友愛協定」を締結しました。1975年には兵庫県民の募金で那覇市に「友愛スポーツセンター」(現在は閉鎖)が建設されるなど、長年交流が続けられています

100

70年続いた違法売春街が、たった1枚の紙で消えた理由

2021年11月1日、兵庫県尼崎市で「かんなみ新地」と呼ばれる売春街が突然、一斉閉店しました。いわゆる「ちょんの間」が並ぶ色街として、関西では大阪・西成の「飛田新地」などと共に知られていました。戦後間もなく生まれた非合法の街が、およそ70年も社会に黙認されながら、一日にして姿を消したのはなぜか。 私たち神戸新聞阪神総局の取材班が、働いていた女性や、警察、市などの関係者に聞きました。 緊急連載「色街が消える」を再編集してお伝えします。 ■消えたネオン◆直ちに中止せよ  

65
もっとみる

兵庫〝珍百景〟

「えっ!」と目を疑いたくなるような建物、場面、人…。町角で記者が出会ったユニークで、珍しい景色や風景を紹介します

新兵庫〝珍百景〟Ver.5

  こんにちはド・ローカルです。お馴染みとなった新兵庫〝珍百景〟。「次回シリーズはいつアップされるのですか?」など、多くの方から、いやもとい。まあまあ多くの方から声か寄せられましたので、期待に応え、第5弾いってみたいと思います。  今回は2019年に電子版「神戸新聞NEXT」でもかなり読まれた「妖怪ベンチ」=冒頭写真、「60度傾いた松」、「月イチしか出合えない跳ね橋」、「石畳にカメ」の4本を〝珍百景〟に認定しました。まずは透明人間が座る、妖怪ベンチからどうぞ! 雨ニモマケズ

48

たかが看板 されど看板

 平日の昼間からまちをぶらぶら。一見、さぼっているように思いますが、新聞記者にとって、まち歩きはとても重要な仕事なんです。神戸新聞には、こうした「まちぶら」を記事にするご長寿企画「まちをあるけば」というコーナーがあり、読者に愛されてきました。  こんにちはド・ローカルです。私もこのコーナーに何十本もの記事を投稿してきました。新聞上は、脇役的な存在ですが、まちの空気、生きる人の思いなどがにじみます。今回は看板に絞って、ご紹介していきます。 海外の17カ所 神戸から案内 南京町

43

新兵庫〝珍百景〟Ver.4

  いきなり猫か? と思わないでください。よ~く見てください。「お風呂場で水を飲んでる?」。間違いではありませんが、なんと腰部分に「♥(ハート)マーク」があるじゃないですか! 〝珍百景〟に認定です(笑)  こんにちはド・ローカルです。おなじみとなった新兵庫〝珍百景〟。第4弾は、度肝を抜かれる、珍しい光景をお楽しみください。 僕のハート模様、見ると恋がかなうかも一晩で伸びた? 宍粟市の公民館にカヤの巨木 浜に神秘の光景「海の瞳」正体は 新舞子海岸 その数100個以上 仕留め

49

新兵庫〝珍百景〟Ver.3

 「何だ!」。上記のような光景を目にすると無視して通り過ぎることができないのが新聞記者の性(さが)なのです。だれが、何のために、こんなものを作ったのか? 知りたくて、知りたくて、知りたくて…   お馴染みのコーナーとなった新兵庫〝珍百景〟の第3弾。今回はまちを歩いて見つけた奇妙な「オブジェ」「洋館」「駅」「展望台」を、ド・ローカルが一挙に紹介します。 一生懸メェ~見守ってます 小児科の〝ヒツジ〟街に溶け込む 奇妙な洋風窓 実は変電所阪急? 阪神? どっちやねん 西宮「国道駅

46
もっとみる

ユニーク記事・記者選

独創的な試みに挑戦した記事や記者を取り上げます

「おしゃらいさん」ってだれかのこと?集落で見かけた不思議な「棚」を支局長が調べてみると―

民俗学者、柳田国男(兵庫県福崎町出身)ゆかりの兵庫にはユニークな伝統行事や風習が残されています。8月中旬の帰省が多くなる時期に合わせ、播磨、摂津、但馬、丹波、淡路の旧五国の盆行事を取り上げようと、過去の紙面をくっていたらある記事に目がとまりました。謎に満ちた風習を追いかけた支局長の奮闘とともに播州人3号が紹介します。 「おしゃらいさん」と呼ぶそうです。 過去30年ほどで紙面に紹介されたのはたったの7回。 しかも最初の1本は4年前でした。 兵庫県最北端、日本海に面した香美町香

19

「で、それがどうした?」。思わず突っ込みたくなるプライベート全開な記者コラム!

新聞の「コラム」とは何ぞや? 現場の記者にそう問い掛けると、さまざまな反応が返ってきます。 まじめな人ならば、「話題になっているニュースに絡めて自分の考えや思いをつづるもの」だとか、「取材を通して感じたことや裏話なんかを書くもの」だとか、そういった類いの答えになります。 四季の変化、いわゆる季節感を出したり、有名な一節を引用したり、何気ない日常を織り込んだりすることを大切にする人もいます。 私見では、どれも正解です。 正解というか、模範解答に近いものです。 私は、さ

18

紙面にある3色の◇印、謎の指示「ヘソのみみ削れ」―。新聞のトリビアを紹介します

神戸新聞に「句読点」というコラムがあります。月1、2回、日曜の紙面に掲載され、各部のデスクが新聞製作に関する話題を取り上げます。レイアウトなどを担当する整理部(現・紙面編集部)デスクの書いた記事には、社内でもあまり知られていない、「へー」な内容もあり、そんなトリビア(雑学)を播州人3号が集めました。 まずは上の写真にある三つの◇です。 気づかなかったり、見たとしても気に留めることはないでしょうか。 印刷ミスでも、紙面の飾りでもありません。 けれど作り手にとっては重要な意味を

19

作家・塩田武士さんが描く芸人群像!! 記者時代に執筆した名物企画を紹介します

山田風太郎賞、吉川英治文学新人賞などを受けた新進気鋭の作家、塩田武士さんが、2002年から約10年間の神戸新聞記者時代に手掛けた企画の一つが、「笑いの新星 天下とります」でした。 2008年の3月から9月にかけて夕刊に掲載されたこの企画。「Mー1グランプリ」をきっかけに再燃したお笑いブームの中で、もがき、苦しみながらも、一途に笑いを追求し、名を上げようとギラつく若手芸人のリアルな姿を、軽妙なタッチで描いています。 ジャルジャルや鎌鼬(現かまいたち)、麒麟など、今では誰もが

18
¥200
もっとみる

うーん、難読

難読地名や難読名字…。「読みにくい」でまとめました

PCR、SDGs、NOx、RCEP…。読み方も分かります?! アルファベットの組み合わせ

新聞には略語が多く登場します。「道交法(道路交通法)」や「外為法(外国為替および外国貿易法)」などの短縮した形のほか、IT(情報技術、Information Technology)やAI(人工知能 Artificial Intelligence)などアルファベット略語があります。いずれも限られた紙面を有効に使い、見出しで簡潔に伝えるためです。紙面でよく見かけるアルファベットの組み合わせ略語を播州人3号が紹介します。 略語を紙面で使うときは、最初の登場時には「全表記(略語)」

18

「峯」「峰」「嶺」。「取り扱い注意」の姫路の地名

播州人3号です。難読地名を何度か取り上げてきましたが、われらが播州・姫路には、市民でもどっちやったっけ?と迷う地名や施設があります。世界遺産・国宝姫路城に近く、あの戦国武将ゆかりの地で使い分けられる「みね」の字について紹介します。 「難読」を紹介する投稿はこちら 駆ける馬に豊作願い 姫路・広峯神社で「祈穀祭」羽柴秀吉(後の豊臣秀吉)に仕えた戦国武将、黒田官兵衛ゆかりの神社で、NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」(2014年)では岡田准一さんが官兵衛役を演じました。 司馬遼太郎の

15

粒坐天照、自凝島、乎疑原…。まるで呪文のような神社の名前、皆さんは読めますか?

こんにちは、シャープです。 今回の投稿は、多くの方々にご好評いただいている「難読シリーズ」の続編です。 兵庫県内の難読地名、難読人名と取り上げてきて、「次は何がいいかなあ」と同僚と話し合ったところ、山、川、信号の標識、駅などさまざまなアイデアが浮かびました。そのうえで、神戸新聞の過去の紙面をいろいろと調べていたところ、たどり着いたのが、人気企画「社寺巡礼」(2007年~15年、全364回)です。 土地土地に鎮座するお社の中から、「これは読めへんやろ」という社名を取り上げ

18

宍粟、養父、倭文…。全部読めますか? 難読地名の数々

地元の人には当然なのでしょうが、なんでそう読むのか見当もつかない地名があります。「難読地名」と呼ばれ、赴任間もない記者たちのコラムの定番にもなっています。その読みにくさがきっかけで交流が生まれたり、まちのPRに生かしたり…。そんな記事4本を、播州人3号が紹介します。 栗花落、一番合戦、忍海辺、釈氏、泥… 紙面に掲載した「難読名字」の投稿はこちら 最初は兵庫県の西部にある「宍粟(しそう)市」の話題です。 宍粟市 官公庁も誤記 郵便物「穴栗」でも届くけど… 職員ら連呼、PR

60
もっとみる

人工呼吸器をつけ全国で初めて普通学校を卒業した歩さんの35年

人工呼吸器を装着しながら地域の小中高校に通い、大人になってからはヘルパーの介助を受けながら1人暮らしを実現させた女性が、2021年1月に35歳で旅立ちました。彼女の名前は平本歩さん。「寝たきりのパイオニア」と呼ばれていた歩さん。同じ年に生まれた記者が、歩さんが亡くなってから、母の美代子さんを中心に関わりのあった方々に半年間かけてインタビューしました。4回に分けて紹介します(一部有料です)

人工呼吸器をつけ 全国で初めて普通学校を卒業した歩さん 制度の壁こじ開けた35年(4)

■歩さんが遺したもの  人工呼吸器を付けて、当時前例がなかった在宅生活を4歳で始め、地域の普通学校を卒業した平本歩さん。大人になってからは1人暮らしを実現し、交通バリアフリー問題などにも積極的に提言してきました。  神戸新聞記者 久保田麻依子 ◆パーティー準備 通夜で在宅30周年祝おう  2017年5月3日、母の美代子さんや、兄2人の家族らと大阪・舞洲にバーベキューへ出掛けた。  「みんなおいしそうに食べていました」と日記につづる。2日後に迎える父・弘冨美さんの命日

6
¥100

人工呼吸器をつけ 全国で初めて普通学校を卒業した歩さん 制度の壁こじ開けた35年(3)

■自立に向かって 人工呼吸器を装着し、当時前例がなかった在宅生活を4歳で始めた平本歩さん。2011年初春、ついに1人暮らしを決意します。 神戸新聞記者 久保田麻依子 ◆1人暮らし 部屋の愛称は「とんちん館」  25歳になった歩さんは2011年春、1人暮らしへの決意を固める。人工呼吸器を付けた同年代の友人2人が、大阪・箕面市で共同生活に挑戦していることに刺激を受けた。そして何にも増して、亡くなった父の弘冨美さんがくれた「自立に向かって邁進せよ」との遺言に突き動かされ、ず

6
¥100

人工呼吸器をつけ 全国で初めて普通学校を卒業した歩さん 制度の壁こじ開けた35年(2)

■周囲の支え 全力で寄り添った父  人工呼吸器を装着しながら、当時前例のなかった在宅生活を4歳で始め、地域の小中高校に通った平本歩さん。その35年の生涯は、父の弘冨美さんの存在を抜きには語れません。                      神戸新聞記者 久保田麻依子  「制度の壁こじ開けた35年(1)」はこちら ◆人工呼吸器を付けた子の親の会 発足   生後3カ月から歩さんが入院していた淀川キリスト教病院(大阪市)で、人工呼吸器を付けた子の7家族が院内グループとし

12
¥100

人工呼吸器をつけ 全国で初めて普通学校を卒業した歩さん制度の壁こじ開けた35年(1)

■病院で一生を過ごす それって幸せ? 人工呼吸器を装着しながら地域の小中高校に通い、大人になってからはヘルパーの介助を受けながら1人暮らしを実現させた女性が、2021年1月に35歳で旅立ちました。 彼女の名前は、平本歩さん。 障害のあるなしにかかわらず普通学校で共に学ぶ「インクルーシブ教育」の草分け的存在として、兵庫県尼崎市を拠点に全国で講演活動をしてきました。 その存在は、亡くなってからも多くの人たちの背中を押し続けています。 「寝たきりのパイオニア」と呼ばれてい

31
もっとみる