あなたは何にフォーカスしていますか?
先日、福岡から戻るJALの機内でこんなことがありました。
ちょうど、昼ぐらいのフライトだったので、私はサンドイッチを買って乗り込みました。
離陸して安定飛行に入り、飲み物がサーブされます。
私はスープを頼みました。
サンドイッチを食べ終えて、食後はコーヒーでも飲もうかなと思っていたら、CAがゴミを取りに来てくれました。
そして、彼女はこう言ったのです。
「コーヒーお持ちしましょうか?」
「あ、はい、お願いします。」
私が「コーヒー…」と言おうと思った瞬間に相手から言われたので、ビックリしました。
そこで、コーヒーを持ってきたCAにそのことを尋ねました。
「さっき、コーヒーをお願いしようと思っていたんですが、よく、分かりましたね?」
すると、彼女はこう答えました。
「私も食後にコーヒーを飲みたい派なので、お客様も同じかもしれないと思っただけです。」
「素晴らしいですね。ありがとうございます。」
CAといえば、接客のプロです。
でも、そうでもないな~、と言う人も中にはいます。
しかし、彼女は違いました。
完全に相手にフォーカスしているのです。
「さすがは、JALだ」などと思いながら、いい気分で羽田に着きました。
そして、モノレールで会社へと向かいました。
レインボーブリッジを眺めながら、ふと、以前にプロミュージシャンに言われた言葉を思い出しました。
私が、プロミュージシャンとセッションした時に、こんな質問をしたことがあります。
「どうすれば、人前で緊張せずに演奏できますか?」
私はセミナーや講演ではほとんど緊張しないのですが、人前で歌ったり、特にギターを弾くと緊張してしまい、上手く弾けません。
練習の半分ぐらいしかパフォーマンスできないと悩んでいたので、そんな質問をしたのです。
こんな回答が返ってきました。
「緊張するっていうのは、音楽に集中していない証拠。よく見られたいと思っているから、緊張するんだよ。」
先程のCAと違って、自分にフォーカスしてしまっているのです。
緊張する自分を意識しすぎるあまり、もっと、緊張してしまう。
セミナーなどで講師をする機会がある人でも、人前で緊張してしまう人は多いものです。
緊張しなくなるには、場数を踏むのが一番です。
でも、初めてのセミナーではそうもいきません。
そんな時は、フォーカスを変えてください。
緊張している自分に意識を向けるのではなく、自分が伝えたい内容に意識を向けます。
コンテンツにフォーカスするのです。
もちろん、参加者にフォーカスするのも素晴らしいです。
ただ、そうすると、余計に緊張してしまう人もいます。
だから、伝えたい内容に集中する。
「今日、参加者に何を持って帰っていただきたいのか?」
「今日、私が一番伝えたいメッセージは何か?」
「セミナー終了時に、参加者にどうなってもらいたいのか?」
こんな質問を自分に投げかけてください。
緊張している自分からコンテンツにフォーカスが変わります。
徐々に緊張がほぐれていくはずです。
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